年収100万円のパート勤務でも車のローン購入できる?購入時のポイントを解説
車の購入や買い替えの際には、車のローンを利用することができます。しかし、パート勤務で年収100万円だとローン審査に通らないのではないかと不安に思っている人もいるのではないでしょうか。
パート勤務の人は、正社員に比べてローン審査の条件が厳しい傾向にあります。パート勤務で年収100万円の人がローン審査に通過するためには、クリアすべき条件や審査に通りやすい人の特徴を理解しておくことが大切です。
今回は、パート社員がローン審査に通過するための条件や注意点について解説します。
※目次※
1. 年収100万円のパート勤務でも車のローン購入はできるの?
2. 年収100万円のパートで車のローン審査に通りやすい人とは?
4. 年収100万円のパートで車のローンを組む時は借入先も選ぼう
5. 年収100万円のパートならローン不要な中古車も検討しよう
・パート社員も車のローン購入が可能!ただし正社員に比べると審査が通りにくいため対策を徹底しよう
・ローン審査に通らないNG項目は3つ!「虚偽記載」「複数社のローン審査」「転職や退職」に要注意
・中古車なら購入金額を抑えられる!パート社員はローン不要の中古車購入も検討しよう
年収100万円のパート勤務でも車のローン購入はできるの?
年収100万円のパート勤務でも、ローンを組んで車を購入できます。ただし、すべてのパート社員がローンを組めるわけではありません。パート社員のローン審査事情を知ることで、自分はローンを組めるのかどうかを判断する目安になります。
ここでは、パート社員が車をローン購入するために知っておくべきポイントを2つ解説します。
審査に通れば利用できる
年収100万円のパート勤務で車をローン購入するためには、審査を通過することが必須です。ローン審査では、下記のポイントをチェックされる傾向にあります。
・過去の信用情報
・他の借入状況
・収入額や勤続年数
パート社員がローン審査を受ける場合、収入面がネックとなりやすいことが特徴です。信用情報や他の借入状況にもよりますが、正社員に比べるとパート社員は審査に通りにくいといえます。
組める金額の上限は低い可能性がある
ローンを組める金額の上限目安となるのが、返済負担率(年収に対する返済額の割合)です。申し込む金額が返済負担率30%を超えている場合、ローン審査の通過が難しくなります。
「年収が低い」「他の借入がある」という人は、返済負担率が高くなり借入可能額は少なくなる仕組みです。年収100万円のパート社員の場合は、ローンを組めたとしても想定している借入金額より少なくなる可能性があることを理解しておきましょう。
年収100万円のパートで車のローン審査に通りやすい人とは?
正社員に比べると条件は厳しくなるものの、年収100万円のパート社員でも条件をクリアできればローンで車を購入することが可能です。
同じパート社員でも、ローン審査に通りやすい人と通りにくい人がいます。ローン審査に通りやすくするために、まずはローンに関する知識を深めておきましょう。
ここでは、パート社員が車のローンを組むために満たしておきたい7つの条件について解説します。
過去に支払いの遅れや自己破産をしていない人
自動車ローンを組むときには、金融機関が個人信用情報機関に照会した情報をもとに審査を行います。審査基準のなかで特に重視されるのが、過去に金融事故があったかどうかです。
ローンやキャッシングの延滞や自己破産歴があると、審査に通らないことがあります。これはパート社員だけでなく、正社員の場合にもいえることです。
パート歴が1年以上あり継続雇用が見込まれる人
属性審査として重視されるポイントは、ローンを支払っていける継続雇用と安定年収の見込みがあるかどうかです。
母子家庭やシングルマザーであっても、しっかりと雇用継続が望める場合には不利になりません。
パート社員の場合は、勤続年数が1年以上あれば審査に通りやすくなります。勤務実態を確認する目的で勤務先に連絡が入るため、正しい情報を入力しましょう。
頭金が十分にある人
パート社員の場合、自動車ローンの元金は年収の40%ほどが目安です。過去の支払い実績などで個人差はあるものの、年収200万円前後の方は100万円を上限と考えるのが基本とされています。
このため、車の価格が100万円を超えるかどうかがポイントとなってきます。購入価格から100万円を引いた頭金を用意することを基準に考えるとよいでしょう。
連帯保証人を立てられる人
自動車ローンは購入する車を担保にして組むローンのため、正社員の場合、基本的に連帯保証人は必要ありません。
ここは、パート社員と正社員で考え方が異なるポイントです。パート社員の場合は、自動車ローンを組むときに連帯保証人を求められることがあります。
パート社員は正社員に比べて継続雇用や安定収入について不安視されやすいため、連帯保証人を立てられるかどうかも審査基準のひとつです。
婚姻状態にあり配偶者の収入が十分にある人
パート社員の場合、自動車ローンは配偶者の収入も加味して審査を行います。婚姻状態にあり配偶者の収入が十分にある人は、勤続年数や収入といった属性審査で有利です。
パート収入がない主婦であっても、配偶者の収入次第では自動車ローンに通ることがあります。パート社員で収入に不安があっても、配偶者の収入が十分であれば問題ありません。
申し込み時に20歳以上で、完済年齢が70歳を超えない人
自動車ローンは、ローンを組める年齢の下限と完済年齢の上限が定められています。申し込み時に未成年であれば、単独でローンを組めないため連帯保証人が必要です。
ただし、申し込み時に未成年だとしても、婚姻状態にあり世帯主の場合は単独でローンを組むこともできます。
また、自動車ローンは70歳までに完済することが必要です。年齢上限に近い場合は、70歳までに完済できるように支払い回数を調整しましょう。
年収100万円のパートで車のローンを組む時の注意点
本来ならローン審査に通る人でも、NG項目に該当するとローンを組めなくなる可能性があります。年収100万円のパート社員が車のローンを組むにあたり注意すべき項目は、次の3つです。
・審査書類の虚偽記載
・複数社のローン審査
・転職や退職
ここでは、それぞれの項目について注意すべきポイントを解説します。
審査書類に虚偽の記載をしない
自動車ローンの審査では、金融機関が個人信用情報機関や勤務先に個人情報の照会を行います。もし審査書類に虚偽の記載をした場合、金融機関の信用を失い、非常に不利になります。
個人信用情報機関は、過去5年間の返済トラブルや他社の借り入れ情報も保存しています。勤務先にも電話連絡が入るため、嘘を通すことはできません。
これらの情報の取得は、個人の返済能力や信用度を確かめるために行います。信用が重要な自動車ローンでは、虚偽の申請は行わないようにしましょう。
やみくもに複数社のローン審査は行わない
個人信用情報機関は照会件数も保存しています。これは、ローンの申請を受けた金融機関が個人信用情報機関に信用情報の照会を行った回数のことです。
他社のローン審査であっても、その結果は記録として最長6か月ほど残っています。照会件数は、事故歴とともに自動車ローンの審査において重要なポイントです。
複数社のローン審査を受けるということは、「この人はお金に困っている」という判断にも繋がります。
過去6か月間にローンの審査に落ちたことがあれば、条件を整えつつ期間を空けてからチャレンジするほうがよいでしょう。
転職や退職などはタイミングを検討する
自動車ローンを組むタイミングで、収入面の待遇がよい仕事に転職を考えるかもしれません。
自動車ローンの審査では、現在の収入よりもローンを支払っていけるかどうか、雇用の継続性を重視します。
金融機関からすれば、新しい職場で安定収入を得られるかどうか判断できないため、収入のよい仕事への転職であっても信用情報にはあたりません。
また、ローン審査前に転職してしまうとローンが組めなくなることもあるため、転職や退職のタイミングには注意しましょう。
年収100万円のパートで車のローンを組む時は借入先も選ぼう
自動車ローンは、銀行系ローン・信販系ローン・ディーラーローンの3種類に大別できます。
自動車ローンの種類によって審査基準は異なり、審査がゆるいものほどパート社員でも通りやすくなります。
ただし、審査基準がゆるいローンほど金利が高くなる傾向があることも覚えておきましょう。ローンの種類別に、難易度と金利の関係をみていきます。
低金利の銀行系のローンは審査が厳しめ
銀行や信用金庫といった銀行系の自動車ローンは、低金利ですがローンの審査が厳しいのが特徴です。信用情報に自信がある人にはおすすめできます。
大半の銀行系自動車ローンでは、フルローンでありながら1.7%~6%という低金利が魅力です。年収や勤続年数のほかにも、他社との金融取引や貯蓄額も審査対象となります。
一般的には、パート社員では通りにくい自動車ローンですが、配偶者の収入が十分であったり、金融機関と過去に安定した取り引きがあったりした場合は通りやすくなります。
信販系のローンは比較的通りやすいが金利に注意
信販系の自動車ローンは銀行系に比べて金利は高いものの、審査基準がゆるいため審査に通りやすいことが特徴です。
銀行系では必要書類が多く、手続きが面倒という点もデメリットといえます。信販系では、自動車の購入時に必要書類に情報を記入するだけです。
年収100万円以下のアルバイトでも通る事例があり、パート社員でも通りやすい自動車ローンといえます。ただし金利は高く、実質金利は10%を超えるケースもある点はデメリットです。
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ディーラーのローンは信用度で変わる
ディーラーの自動車ローンは、銀行系に比べて金利は高いものの比較的審査に通りやすいことが特徴です。
ディーラーが仲介する信販系のローンであるため、個人だけでなくディーラーの信用度によって審査の通りやすさが変わります。
店舗によってローンの実績と信用度が異なるため、ローンに強いディーラーを窓口に選びましょう。
手続きは簡単で審査もやさしく、金利は銀行系より高く信販系よりは低い6%~9%程度が一般的です。
年収100万円のパートならローン不要な中古車も検討しよう
年収100万円のパート社員でも車をローン購入できます。しかし、年収や返済負担率がネックとなりローンに不安を感じる人も少なくありません。
ローンを組めない人やローン購入が難しい人は、ローン不要な中古車の購入を検討してみましょう。
ここでは、中古車購入のメリットを解説した上で、中古車を豊富に取り扱う「ネクステージ」のおすすめポイントを紹介します。
中古車なら現金一括も検討しやすい
同じ車種でも新車と中古車では購入価格が大きく変わることが特徴です。中古車の購入には、下記のメリットがあります。
・車の購入金額が下がるため現金一括で購入を検討できる
・価格帯が広く希望に合った車を探せる
また、現金一括購入なら車の所有者がすぐに自分自身となります。ローン返済の心配をせずに済むこともメリットです。
ネクステージなら選べる車種も豊富にある
ネクステージでは、中古車販売はもちろん中古車の買取も行っています。在庫が豊富で全国から取り寄せができるネクステージなら、希望する車を予算に合わせて選ぶことが可能です。
ネクステージの強みは、「探しやすい」「選びやすい」に力を入れた店舗展開にあります。軽自動車専門店・セダン&スポーツ専門店・SUV専門店などカテゴリー別の専門店を設けているため、車選びがスムーズです。
また、車検や板金修理、自動車保険加入にも対応しています。愛車のトータルサポートはネクステージにお任せください。
よくある質問
Q.車のローンを組むために必要な条件は?
A.車の購入費用をローンに組み込む際、金融機関はさまざまな情報をチェックします。申し込み時点での収入状況は、特に重要なポイントです。「現状のまま返済を続けられるか」が基準となるため、安定した収入は必要といえるでしょう。クレジットカードの支払い遅延など、信用情報に傷が付くと審査に落ちる可能性も高まります。
Q.フリーターはローン審査が厳しいって本当?
A.収入の安定した月給社員に比べると、時給社員やフリーターは難易度が高く感じるかもしれません。ただし、収入があるのであればローン審査の通過も期待できます。1年以上同じ場所で働いている方は、支払い能力も証明しやすくなるでしょう。不安な場合は、頭金を多めに用意して借入額を減らす対策も有効です。
Q.車のローンにはどんな種類がある?
A.ローンの契約先として挙げられるのは、ディーラー・銀行・信販会社の3パターンです。銀行は金利が低い傾向にありますが、3種類の中でも審査が厳しいといえます。対して、比較的低い収入でも契約しやすいディーラーローンは、金利が高い点に注意が必要です。時期によって変動することもあるため、契約先を決める際は金利・難易度のバランスを重視しましょう。
Q.ローン審査を複数受けない方が良いのはなぜ?
A.「一度に複数のローンを申し込まない方が良い」といわれるのは、審査そのものの実績が信用情報機関に保存されるためです。短期間で複数回審査に落ちた場合、金融会社は支払い能力に対して不安を覚えます。審査通過の可能性が低い状況でも、ひとつずつ確認しながら申し込んだ方が良いでしょう。
まとめ
ローンを組んで車を購入する場合、まとまったお金を準備する必要がなくなります。年収100万円のパート社員でも、条件をクリアできればローンで車を購入することが可能です。ただし、ローンを組める上限金額は下がる傾向にあります。
ローンを組まずに車の現金一括購入を目指したい人には、中古車の購入がおすすめです。低価格かつ高品質な車が豊富なネクステージなら、お気に入りの車を現金で一括購入することもできます。ネクステージでは、ローンの相談もお受けしているため、お気軽にお問い合わせください。