車のローン審査で借金はばれる?借入金があってもローンを活用する方法とは
自動車の購入は、人生の中でも大きな買い物です。現金一括購入を考えている人もいれば、ローンを活用しようとしている方も多いでしょう。「借金がばれるとローンにどう影響するの?」といった悩みもあるかもしれません。
ローンで車を購入する際のポイントや、審査内容について理解できていれば、車の購入の計画をスムーズに立てられるでしょう。今回の記事では、ローンの審査で借金がばれる理由や、借金をしながらローンを組むためのポイントなどを解説します。
※目次※
6.借金がある、車のローンを抑えたい場合は中古車もおすすめ!
・車のローンを組む際に重要なのは返済比率。返済比率を超えているとローンを活用できないので注意しよう!
・借金がばれても車のローンを活用するためには、「頭金を入れる」「信用情報をキレイにする」「連帯保証人を立てる」「別ローンの返済比率を減らすか完済させる」「嘘の申告をしないこと」が大事!
・車のローンの相談なら経験豊富なネクステージまで!
借金があっても車のローンを組む方法
車のローンは、一般的によほどの場合以外は審査が通りやすいと言われています。しかし、他に借金がある場合は本当にローンを組むことができるのか気になることでしょう。ローンが組めるかどうかは借金額だけで決められるのではなく、他の条件と照らし合わせて総合的に検討されますので一概に結論を言うことはできません。
借金があっても車のローンは組める?
ローンには幾つかの種類があり、ローン会社によっても審査基準が違いますので状況次第では借金があっても車のローンを組むことは可能です。まず自分の現時点での借金総額や借金の借入先・理由について把握しておきましょう。
収入の3分の1以上は借入ができないという総量規制がありますが、車のローンは住宅ローンと同じく対象外となっています。ですから、借金の残高や返済期間によってはローンを組むことができるかもしれません。ローンを組む際に頭金を支払うかどうかや保証人を付けるかといった条件によっても変わってきます。ローンを組んだ後にきちんと返済できるかどうかが一番のポイントです。
車のローンで他の借金はバレる?
車のローンにも審査がありますので、他の借金がバレるのではないかと不安になるかもしれません。借金の種類によってバレるものとバレないものがあります。ローンの審査時には、必ず信用情報機関への照合が行われますので、金融機関からの借金はほぼバレると思ってよいでしょう。
借金ではなく、公共料金や税金の滞納・未納等は審査には影響しません。しかし未納が続き強制執行になった場合は、せっかくローンを組めた車が差し押さえになってしまう可能性がありますので注意しましょう。
車のローンには、自動車販売店が独自で行っている自社ローンもあります。この場合は信用情報機関に加盟しておらず個人情報を知ることができないため、借金がバレる心配はありません。
個人情報の観点から申しますと、夫婦であっても内緒にしている借金がローンを組むことによってバレることはありません。ただし、車のローンの審査は甘くほとんどの人が通るという事実を知っている人が多いですので、審査に落ちた場合に問い詰められて借金がバレるという可能性があります。
隠していた借金がバレたらローンはどうなる?
車のローンに限らず、書類には必ず正確な情報を記入しましょう。虚偽の申告をした際にほとんどの場合は書類審査の調査時に判明しますが、まれにローンを組むことができるかもしれません。しかし何らかの理由で後から隠していた借金などの嘘がバレてしまったら、たとえ契約途中であっても一括返済を迫られる可能性があります。
借金がばれると車のローン審査にどう影響する?
「借金がばれると車のローン審査に悪影響があるのではないか」と考えている人も多いかもしれません。事実、借金の存在は、場合によっては審査に大きな影響を及ぼします。
特に理解しておきたい項目としては、「返済比率」と「過去5年の信用情報」です。ここでは、借金と車のローン審査の関係について、2つのトピックに分けて解説します。
返済比率を超えているとローンを活用できない
基本的には、返済比率を超えていると、ローンを活用できなくなるので注意しましょう。例えば住宅ローンとカーローンを併用する場合、基本的には併用可能ですが、「返済比率」という上限が設定されています。
返済比率は、年収に占める年間のローン返済額の割合を指します。一般的な金融機関の返済比率は、年収の25%から35%であり、多くての40%程度です。すでに他のローンを利用している場合は、現在の返済比率を確認するようにしましょう。
過去5年に信用情報に問題があると審査は不利になる
過去5年で、信用情報に問題がある場合、審査は不利になるので注意が必要です。ローン会社は、審査によって利用者が信頼に値するかどうかを見極め、お金を貸し出しています。そのため、利用者の信用に傷が付いている場合、審査に落ちることも珍しくありません。
過去にトラブルを起こしている場合、個人信用情報機関に情報が記載されるので注意しましょう。個人信用情報機関には、クレジットカードやカードローンを含むローン全般、奨学金などの情報が載せられます。
借金がばれるとしても車のローンを活用するポイント
借金がばれるとしても、車のローンを活用するためのポイントはいくつかあります。
- 頭金を入れる
- 信用情報をキレイにする
- 連帯保証人を立てる
- 別ローンの返済比率を減らすか完済させる
- 嘘の申告をしないこと
借金をしながらローンも組みたい人は要チェックの内容です。ここでは、それぞれのポイントについて、5つのトピックに分けて解説します。
頭金を入れる
まず試したいのは頭金を入れるという方法です。ある程度の貯金があり、一定の資金が確保できるのであれば、頭金を用意して借入れ総額を下げましょう。これによって、ローンの審査に通りやすくなる場合があります。
もちろん頭金を入れるのは、初期費用が高くなるデメリットがあります。特にまったく貯金がない人の場合は、頭金を用意するのが難しいでしょう。しかしある程度の資金を最初に用意すれば、借入れ総額が下がり、利息による負担も少なくなります。
信用情報をキレイにする
信用情報がキレイになった状態で審査に臨むのも重要です。先ほども少し触れたように、直近の信用情報に問題がある場合、審査に大きな影響を及ぼすことになります。
「過去に長期の延滞をしてしまった」など、自分の信用情報に傷がある場合は、情報がリセットされるまで待ちましょう。自分の信用情報を調べるためには、以下の機関に情報の開示を求める必要があります。
機関の名前 |
取り扱っている情報の分野 |
JICC(株式会社日本信用情報機構) |
消費者金融など |
JBA(一般社団法人全国銀行協会) |
銀行などの金融機関 |
CIC(株式会社シー・アイ・シー) |
クレジットカード、信販会社など |
連帯保証人を立てる
連帯保証人を立てる方法もあります。自動車ローンを組む場合、基本的には連帯保証人まで求められることはありません。しかし自分の信用や支払い能力に問題がある場合は、連帯保証人を要求されるケースがあるかもしれません。
連帯保証人とは、債務者に代わって返済する義務を負う人です。通常の保証人とは異なり、債務者の支払い能力に関係なく返済義務を負うため、とても責任の重い立場になります。保証人に負担をかけることにはなりますが、連帯保証人によってローンの活用が可能です。
別ローンの返済比率を減らすか完済させる
車のローンを組む際に、返済比率が問題になる可能性があります。別にローンを組んでいる場合は、それをすべて完済すれば、審査に通りやすくなるでしょう。
もちろん「別のローンをすべて完済する余裕がない」という方も多いでしょう。しかし無理に完済する必要はなく、ある程度の金額を繰り上げて支払う方法もあります。もちろんこれは一部の返済であり、完済しているわけではありません。しかしこれによって、返済比率を下げられます。
嘘の申告をしないこと
嘘の申告をしないことも重要です。ローンの借り入れは信用問題なので、どうしても「信用できる人」と思われたいあまり、嘘の申告をしてしまう人も少なくありません。
しかし嘘の申告をし、それが発覚してしまった場合、ローン自体が組めなくなる可能性があるので注意しましょう。ローンが組めなくなるだけでなく、虚偽申告をした記録が残り、信用問題に傷がつくこともあります。
自動車ローンの選び方や審査基準をチェック
車のローンは気軽に誰でも申し込むことができますが、借金の一種類であることに変わりありません。銀行やローン会社によって借入金額の上限や審査基準があります。車の購入を考える際には、ローンの種類や選び方・審査基準についても確認しておきましょう。
自分に合った車のローンを選ぶ
現在車を購入する際に組むことができるカーローンは主に3種類あります。それは、自動車ディーラーが実施しているディーラーローン・銀行や信用金庫などが行っている金融機関のローン・使い道が自由なフリーローンです。
ローンの種類を選ぶ際は自分に合っているかどうかを考える必要があります。金利・保証料の低さや含めることができる費用に加え、ローンを利用できるまでの時間が自分が必要としている期日に間に合うかどうかなどを検討することができるでしょう。ボーナス払いを併用するのであれば年間返済総額を確認しておくこともできます。
ディーラーのローン
自動車販売店が実施しているディーラーのローンは信販会社の場合が多く、金利は年5.8%~8.0%で金融機関のローンよりも高めに設定されていることが特徴です。ローンの対象用途は車両代金のみですので、諸経費など他の費用分は含まれません。
金利が高いというデメリットがあるもののディーラーローンの場合は自動車そのものを担保としていますので、金融機関より審査に通りやすいと言われています。ですから他に借金があって不安な場合は、ディーラーローンを検討することができるでしょう。
また、ローン完済までは車の所有権がディーラーですので手続きに手間がかかりません。販売店で手続きを行うことができますし、審査にかかる時間も1~2時間ほどであることもメリットです。時には、ディーラー独自のキャンペーンとして1%台の特別金利が設定される場合があります。そのタイミングを活用することにより、お得に購入することができるかもしれません。
金融機関のローン
銀行や信用金庫等の金融機関のローンの特徴は金利が低いことです。金融機関により多少の差はありますが、大抵の場合1.5%~4%の金利が設定されています。また、キャンペーンやその金融機関との取引状況に応じて優遇金利が適用される場合もあるので確認するとよいかもしれません。
もし、住宅ローンを組んでいる銀行で車のローンを申し込む場合は、借入先を1つに集約可能な場合もあります。都市銀行よりも地方銀行やネット銀行のほうが金利が安い場合も多いですので、きちんと確認してみましょう。
デメリットとしては審査が厳しいことです。安定した収入を得られていることを証明することが必要な場合が多いですので、審査期間も1週間から1ヵ月程かかる場合も珍しくありません。急いでいる場合には期日までに借入が間に合うかどうかを確認しましょう。
目的を選べるフリーローン
車両代金以外の諸経費やカスタムにかけたい費用も含めたいのであれば、使用用途が自由なフリーローンがおすすめです。使用用途が自由だというメリットがある代わりに、金利は4%~13%で条件によってはディーラーローンよりも高くなる場合があるかもしれません。
審査には大抵数日から1週間ほどかかります。フリーローンは銀行などの金融機関が用意していることが多いために、借金の金額により審査に通りにくい可能性があることを覚えておく必要があるでしょう。最近ではネット銀行のフリーローンで金利が安いものも出てきていますので、注意して探せば自分に合うものが見つかるかもしれません。
審査基準で大事な項目
どのローンを選んだとしても、審査基準で大事な項目はほとんどの場合同じです。大事な項目とは、個人の信用情報・利用者の年齢・収入・勤続年数や勤務先・他社からの借入額の5つだとされています。
個人の信用情報とは、他社での借入残高や金融事故歴などの情報です。希望すれば個人でも必要な料金を支払うことにより情報開示を求めることができますので、不安な場合は申請することができるでしょう。
車のローンの審査に通りにくい人は?
審査基準の一つである収入に関しては、年収に対して年間ローン返済比率のバランスが審査されます。勤務先や勤続年数は収入が安定しているかの目安になりますので、就業1年未満や自営業の場合などは審査に不利になりがちです。しかし一概に言えませんので仮審査を受けてみることができるでしょう。
過去に借金返済の遅延が何度もあるなど金融に関する異動情報が信用情報機関に載せられているのであれば、車のローンを組むのは難しいかもしれません。複数社からの借金がある場合も返済能力がないと判断されてしまう可能性が高いと言えます。
借金がある事で車の購入ができない!ローンが組めない時は
もしフリーローンなどの借入可能額が低いのであればその予算内での車種やグレードを選ぶことができるでしょう。しかし審査基準に関する重要な項目を考えると、現時点では車のローンを組むのが難しい環境にいる方もおられるかもしれません。その場合は購入以外の方法を検討してみましょう。
購入以外でも車は乗れる
ローンを組むことができない場合は購入以外の選択肢を検討することができます。選択肢とは主にカーシェアリング・カーリース・レンタカーの3種類です。一つずつ取り上げますので参考にしてください。
カーシェアリング
以前はあまりなじみがありませんでしたが最近よく耳にするようになった「カーシェアリング」というサービスは便利です。事前に免許証等必要な情報を登録しておくことにより、必要な時に予約して指定の駐車場で車を借りることができます。必要な時に短時間のみ気軽に利用できるというメリットがあり、ローンの問題以外の人たちにも人気があるサービスです。
便利なサービスですが、基本的に出発場所での返却や予約時に返却時間を設定する必要があるため急な用事に対応できない場合があるというデメリットもあります。予約状況に空きがない時は借りることができません。
カーリース
近年多く利用されている別のサービスとして「カーリース」もあります。これはあらかじめ定められた期間リース会社から月々の定額制で車を借りるサービスです。車種やオプションを自分好みで選択することもできますし、契約期間も自分の予算などに合わせて選択することができます。
月々の定額料金の中には税金や自賠責保険料等の諸費用が含まれていますし、車検やオイル交換などのメンテナンス費用が含まれているプランもありますので家計の管理は楽になるでしょう。
しかし、通常購入する代金よりも支払総額が割高になってしまう場合もあります。また、設定されている走行距離の上限を超えてしまったり、車に傷やへこみを付けてしまったりした場合は違約金が発生するというデメリットも覚えておきましょう。
レンタカー
昔からなじみのあるレンタカーは、事前に使用したい車種と日時を選択して予約し店舗に出向いて車を借りることができます。最近では1日単位だけでなく1時間単位でも借りられる会社が多くありますので自分の必要な時間分だけを予約することができるでしょう。レンタカー会社の保有車の中から車を選択しますので、選択肢が限られているというデメリットがあります。
借金がある、車のローンを抑えたい場合は中古車もおすすめ!
月々の借金返済を考えてローンの返済額を抑える事も必要かもしれません。そのためには好みの車種やグレードをダウンさせることもできますが、新車ではなく中古車の購入を検討することができます。中古車市場には、新車同様の新古車から走行距離が多いものまで色々な車が流通していることにお気づきでしょう。
中古車を購入する場合の一括購入とローンでの購入のメリット・デメリットをご紹介しますので参考にしてください。
中古車を一括で購入
中古車販売店は数多くあり、同じ車種やグレードでも全く同じ車はありません。ですから販売店ごとに価格が違いますので販売店によっては安く購入することができます。特に現金一括購入の場合は手続きがスムーズでローンで発生する金利手数料がなく、支払総額はローンでの購入とは大きく差が開く場合があるかもしれません。
当たり前のことですが現金での一括購入は手持ちの現金が一気になくなることになりますので、先々の必要経費の分はきちんと取り分けておく必要があるでしょう。
中古車をローンで購入
先々の支払うべき必要経費を考えるとローンでの購入は家計的には安心だと感じる方もおられるかもしれません。まとまった資金を用意する必要がないというのが一番のメリットでしょう。ローンの種類やキャンペーンなどにより金利が低い場合はお得に購入することができる場合もあります。
ただしローンの種類によっては車の所有者が銀行や販売店などになり、ローン完済までは自分のものになりません。申し込む際には収入などの個人情報を申告して審査を受ける必要があるために手続きに時間がかかることも覚えておきましょう。
ローンを含めた中古車の購入相談はネクステージにて!
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またネクステージは全国展開しているため、幅広い在庫から予算に合わせた車選びが可能です。ここでは、ネクステージのサービスについて、2つのトピックに分けて解説します。
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まとめ
車のローンを活用するためには、いくつかのポイントを意識する必要があります。「どうしても車のローンを活用したいから嘘の申告をしたい」と考える人もいるかもしれませんが、ローン自体が組めなくなるだけでなく、信用情報に傷がつく可能性もあるので注意しましょう。
ネクステージでは、車のローンに関する相談を無料で受け付けています。また全国の店舗に在庫が揃っているため、自分の予算に合わせた車選びが可能です。ぜひお近くの店舗にご来店ください。