軽自動車の維持費をシミュレーションしてみよう！安く利用するポイントも解説
マイカーが欲しいという人は多いでしょうが、そこで問題になってくるのが車の維持費です。とくに車を初めて所有する方は、「軽自動車の維持費は安いって聞くけど、どのくらいかかるの？」と、疑問に思われるでしょう。
今回の記事では、軽自動車の維持費をシミュレーションし、どのような利用方法が良いのかを解説します。維持費を抑えるためのポイントも合わせて解説いたしますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
※目次※
3.軽自動車の維持費のシミュレーションはローン金額でも変わる
4.維持費を抑えた車選びでシミュレーションしたい軽自動車3選
・軽自動車は税金や保険料などが普通自動車より安い
・ローンの組み方によって月々支払う金額も変わってくる
・任意保険や駐車場を見直して維持費を抑えよう
軽自動車の維持費は普通車よりも安いの？
「普通自動車よりも軽自動車の方が安」、というイメージを持っている方は多くいらっしゃるでしょう。しかし、なぜ安いのかを説明するのは難しいかもしれません。ここでは、軽自動車が安いと言われている理由を解説します。
税金が安い
軽自動車が安いと言われる理由のひとつに、自動車税と自動車重量税の違いが挙げられます。たとえば、2019年10月以降に新車で車を購入した場合、普通車の自動車税は排気量1000cc以下で25,000円、排気量1000cc超から1500cc以下の車は35,000円です。一方、軽自動車にかかる軽自動車税は一律で10,800円となっています。
自動車税の他に、車の重さに対してかかるのが自動車重量税です。エコカー減税の適用がない場合における、コンパクトカーなどの車重1.5トン以下の車は24,600円（2年分）、ミニバンなどの2トン以下の車は32,800円（2年分）かかります。一方、軽自動車軽自動車が支払う重量税は6,600円です。
保険料が安い
事故を起こしてしまった際、軽自動車は、重量などから相手側の損害が少ないと考えられており、普通車に比べ、やや保険料が安い傾向にあります。たとえば、2021年4月始期の自賠責保険料は24ヶ月で20,010円となっていますが、同じ条件で軽自動車の場合かかるのは19,730円です。
また、任意保険は契約する保険の種類などによって変動しますが、軽自動車の方が安く済む傾向があります。
メンテナンス費用が安い場合もある
車検にかかる費用も少ない傾向にあり、 業者や車の状態によりますが約1万円前後の差があります。また、軽自動車は普通自動車よりも小さいため、タイヤやワイパー、ウォッシャー液、エンジンオイルなどの消耗品の価格も安いのです。
車検は受ける場所によって大幅に金額を抑えることが可能ですが、購入から年数が経った軽自動車は交換部品が多くなるため注意が必要です。
軽自動車の維持費をシミュレーションしてみよう
普通自動車と同様、軽自動車にも維持費がかかります。税金や車検はもちろん、保険や駐車場、ガソリンなど燃料にもお金がかかるため、事前にどれくらいの予算が必要なのか計算し、計画を立てておくことをおすすめします。ここでは、軽自動車の維持費をシミュレーションするポイントについて解説します。
軽自動車にかかる税金の金額
年単位でかかるのは税金や車検・点検費用です。その他、税金には毎年支払う自動車税や、車検時にまとめて支払う自動車重量税などがあります。
車検時にかかる費用に含まれるのは、印紙代や自賠責保険の保険料、車検の基本費用、修理代金などが挙げられます。車検以外にも、実施が義務となっている1年点検があるため、車検費用や点検費用は事前に積み立てておくと安心です。
以下は、新車新規登録時の自動車税一覧です。
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税額 |
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平成27年3月31日までに新車登録をした車 |
7,200円 |
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平成27年4月1日以降に新車登録をした車 |
10,800円 |
以下は、継続審査時の自動車重量税の一覧です。
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13年未満 |
13年経過 |
18年経過 |
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6,600円 |
8,200円 |
8,800円 |
軽自動車の維持にかかる金額
軽自動車を維持するために月単位でかかるのは「任意保険代」や「駐車場代」です。これらは車をあまり使用しなくても支払う必要があります。自動車の任意保険は名前のとおり義務ではありませんが、車を運転するほとんどの方が加入しているでしょう。月払い以外に年払いも選べます。
駐車場代はエリアによって相場が異なりますので、軽自動車を買う前にチェックしておきましょう。自分の家の敷地内に駐車場があれば、駐車場代はかかりません。賃貸物件に住んでいる場合、まず管理会社に駐車スペースの空きがないかを確認できます。
軽自動車の乗車にかかる金額
軽自動車を所有しているだけでかかる固定費とは別に、稼働させる頻度や量に応じてかかる経費があります。それはガソリン代や交換修繕費です。
ガソリン代はガソリン料金と車の燃費、移動距離によって変わります。ガソリン代がいくらかかるかを知るには、毎日走行する距離数や車の燃費をもとに計算してみましょう。
車の燃費がガソリン1Lあたり15kmの場合、ガソリン1Lの料金で毎日15km走行すると、30日で4,200円かかります。1日の走行距離が10kmだけなら、30日で2,800円です。
交換修繕費は定期点検や故障時に発生します。オイル交換の相場費用は3,000円~5,000円です。エレメント交換の費用は、1,000円~3,000円と車種やお店によって変わります。ワイパーを交換する場合、1本あたり4,000円~6,000円かかり、工賃が別途必要です。
ブレーキパッドの交換費用は、14,000円程度が相場です。タイヤを交換する場合、タイヤ自体の値段は種類によって大きく異なります。工賃だけを取り上げると、タイヤ1本あたり1,000円から3,000円です。
軽自動車の維持費のシミュレーションはローン金額でも変わる
軽自動車の購入にカーローンを使用した場合、月々の返済額がいくらぐらいになるのかを徹底的に解説します。人気車種を月々どれくらいの金額を支払えば購入できるかも一覧にしてまとめました。
さらに、カーローンでおすすめの支払い期間やローン額の目安も紹介します。自分の状況に合わせて調整できますので、ローンを組む際の基準として参考にしましょう。
標準支払期間について
カーローンを利用する場合、支払い期間は最短で6か月、最長で10年です。その期間のなかで自由に支払い期間を選べます。しかし、一般的に多くの人が選ぶローンの支払期間は5年です。支払い期間を長くすると金利が多くなり、短くすると月々の支払いが負担になります。金利と月々の支払いのバランスを考えたとき、一つの目安としていいのが5年です。
平均金利の目安について
カーローンを利用する際にかかる利率の平均は、1%~10%です。ローンを組むときに固定金利制度と変動金利制度を選べます。変動金利制度の利率は、市場の金利に合わせて変動します。
カーローンの利率は、カーローンを提供する会社によっても変わります。一般的に銀行でローンを組むと平均3%、ディーラーだと平均7%です。軽自動車の購入時に一緒に申し込めるディーラーのカーローンのほうが便利でしょう。
無理なく支払いができるローンの目安について
ローンを組むときに大切なのは、無理なく支払いできる金額のローンを組むことです。いくら購入したい軽自動車が魅力的でも、多額のローンを組んでしまうと返済が負担になります。また、無理のあるローンを組んでしまうと、予想外の出費に対応できなかったり、ローンの返済ができずに遅延損害金を支払う必要が生じたりします。
そこで覚えておきたいのは、年収の半分ほどがローンの相場になっている点です。年収400万円の方であれば、ローンは200万円程度までにとどめておくのがよいでしょう。
維持費を抑えた車選びでシミュレーションしたい軽自動車3選
ここでは、軽自動車のなかでも特におすすめしたい車種を3つご紹介します。ホンダの「N-BOX」は、車内空間の広さが特徴的です。また、スムーズな乗り降りを実現したダイハツ「タント」にも魅力があります。
さらに、高い悪路走破性をもつスズキ「ジムニー」も目が離せません。自分の使用目的に合った車を選びましょう。
ホンダ「N-BOX」は広々とした車内空間が魅力的！
新設計のプラットフォームとパワートレインを採用した、ホンダの新世代軽自動車です。軽自動車でありながら、車内空間が広く快適に過ごせるのが人気の理由となっています。また、シートを動かせば、家族構成や生活スタイルに合わせたアレンジが可能です。
スロープ仕様を選べば、重たい荷物の積み込みや車いすの方でも乗車しやすくなるなど、幅広く生活をサポートできる点も魅力の一つです。
新車価格は144万8,700円~、ネクステージにおける中古車相場は50.9万円~193.9万円です。（2022年4月時点）
（参考：『ネクステージ：N-BOX（ホンダ）の中古車一覧』）
ダイハツ「タント」は乗り降り楽々で快適！
タントは、エンジンなどの駆動部品をフロントシートの下に配置するバンタイプではなく、前席よりも前に置くフロントエンジンタイプを採用した軽ミニバンのパイオニアともいえる車です。
スマートアシスト搭載車は「ステレオカメラ」で周囲の状況を認識し、ドライバーの運転をサポートします。また、子どもや年配の方と一緒でも、大開口のミラクルオープンドアやパワースライドドアの予約機能、シートなどによってスムーズな乗り降り・開け閉めが可能です。
最もベーシックなグレードの「L」は新車価格が124万3,000円、ネクステージにおける中古車相場は24.9万円~190.9万円です。
オフロード走行もお任せ！スズキ「ジムニー」
ジムニーは世界に名だたるオフロード4WDにも劣らない、悪路走破性をもつ軽自動車です。走りやすさと耐久性を追求したR06A型ターボエンジンや、ブレーキLSDトラクションコントロールにより高い脱出性能を持っています。
また、エンジンをフロントタイヤ前端より後方に配置したFRレイアウトや、頑強な構造をさらに進化させたジムニー伝統のラダーフレーム構造が、ドライバーの気持ちを高めます。
新車価格はエントリーモデル「XG」の場合148万5,000円、ネクステージにおける中古車相場は39.9万円~289.9万円です。
シミュレーションした軽自動車の維持費を抑えるコツ
軽自動車でも、維持費が必要です。ガソリンや保険料、車検などのメンテナンスだけでなく、駐車場の利用にお金がかかることもあります。どれも、軽自動車を安心安全に利用するための重要な役割をもっているため、維持費を0にすることはできません。ここでは、節約する方法を解説します。
車の選び方でできる節約
車を購入する時点で燃費のいい車を選べます。得られるメリットは、自動車税とガソリン代が安くなることです。自動車重量税に関しては、エコカー減税対象車は免税になったり減税になったりする制度があります。毎年の自動車税や車検時の自動車重量税が抑えられると、負担がだいぶ減るでしょう。
また、購入する車をいずれ売却する可能性があるなら、値下がりしにくい車を選ぶのがよいでしょう。高く売却できれば、車の実質的な購入費が安くなります。検討できるのは、人気のある車種やカラーを選ぶことです。定期的に車を買い替えたいと考える方は、売却時の車の価値も意識してみましょう。
日頃からできる節約術
ぜひおすすめしたいのがガソリン代の節約術です。急発進や急ブレーキは通常の走行より多くガソリンを消費したり無駄に使ったりします。
運転時の速度も重要です。スピードを出し過ぎるとガソリンを多く消費します。また、意外に思う方もいるかもしれませんが、低速で走り続けることもガソリンを多く消費する原因です。安全運転を心がけて気持ちに余裕のある運転をするのがよいでしょう。
ほかにも、タイヤの空気圧を適正な状態に保つことで、車の能力を落とさずに運転できます。重いものを運ぶとそれだけガソリンを使うので、不要な荷物を載せないことも大切です。
保険内容の見直しをする
維持費の中でも条件次第で変動するのが、保険です。たとえば、保険の契約期間は12ヵ月、13ヵ月、24ヵ月、36ヵ月などと設定されています。長い期間に設定するほど1ヵ月あたりの保険料は安くなる傾向にあります。また、保険の適応範囲を家族や夫婦・本人などに限定すると、保険料を抑えることが可能です。
ほかにも、見直しのタイミングを更新の時期に合わせた場合、1年間無事故なら等級が1等級アップして割引が適応されます。さらに、ゴールド免許による割引が適応されることもあるので、定期的に保険を見直すのは、維持費を抑えるために重要です。
メンテナンス費用や車検を抑える
車の整備は、安全な走行に欠かせません。しかし、検査を受ける場所次第で、ある程度費用を抑えることが可能です。ディーラーに依頼すれば丁寧かつ高品質なサービスを受けられますが、費用は高額になってしまう傾向があります。
また、民間整備工場や車検専門フランチャイズなどはスピーディーで安価に済むことが多いのが特徴ですが、必要最低限の点検整備しか行われないケースもあります。
安い駐車場を利用する
駐車場代は、さまざまな条件で変化します。たとえば、駅から近い場所にある駐車場は多くの人が利用するため料金は高くなることが多く、空きがないことも珍しくはありません。
また、コンクリート・機械式などの整備状況なども影響します。平面式よりも多くの台数駐車ができる機械式の駐車場や、入・出庫が少し不便な場所にある駐車場は月額料金が安くなる傾向にあるので、狙い目です。家の近くに良い駐車場がないか、気を配っておくと良いでしょう。
新車よりも中古の軽自動車の方が維持費を抑えやすい
軽自動車の維持費を考えたときに、中古車の購入も選択肢のひとつです。購入費が安くなることで、ローンの支払い額を抑えられます。利子を含めるとさらに効果を期待でき、月々の支払い額が安くなります。それでは、中古車を買う際に、費用面で気をつけるべきポイントは何でしょうか。それぞれのメリットとあわせてご紹介します。
維持費を抑えるなら中古車を検討する
軽自動車があれば通勤や通学、送り迎えに利用できますし、買いものやレジャーでも車は活躍します。そのように便利なアイテムである車ですが、ローンや維持費の支払いが負担になることもあります。
旅行やイベントごと、引越しや子供の進学などの出費も考慮し、購入する前にしっかりとシミュレーションしておくことは大切です。また、軽自動車を買う際の予算や求める性能に関して、車のプロに意見を聞くこともおすすめします。自分にぴったりの車を適正な価格で購入できるでしょう。
モデルチェンジ前や新し目の中古車をチョイスする
モデルチェンジが近づくと、車の価格は一般的に下がります。そのタイミングをねらって中古車を探すと、思っていた以上に安い車が見つかるかもしれません。
購入時の金額的にメリットは大きいものですが、売却時の値段が安くなる可能性がある点はデメリットです。モデルチェンジをするたびに旧モデルは古くなり、人気車種以外は特に値段が下がる可能性があります。
また、中古車を買う場合でも新し目の車を選ぶのは大切です。年式が若いほうが、故障のリスクが低くなります。新し目の車はそれだけトラブルを回避できるのがメリットです。しかし、年式が若いと値段が高くなる傾向があり、軽自動車を安く買いたい方にとってはデメリットになるでしょう。
新車に近い中古車もある
中古車の中には、ほとんど新車に近いものもあります。例えば「届け出済み未使用車」は、未使用の軽自動車を指します。つまり、ディーラーが新車をナンバー登録しただけで、個人のオーナーが付いていない車になっています。普通車の場合は、「登録済み未使用車」という名称が使われます。
新車と同様のクオリティであるのにもかかわらず、新車に比べて何十万円も安くなっており、初期費用を大幅に抑えることができます。業者によってはしっかりとメーカー保証が受けられ、一部の法定費用がお得になります。
PR登録済み・届出済み未使用車
シミュレーションを参考に維持費の安い軽自動車を選ぼう
ネクステージは、全国に店舗を展開しており、豊富な在庫を取り揃えています。他店舗から取り寄せることも可能なので、お客様の目当ての車に出会いやすい環境となっています。
また保証サービスも充実しており、購入後のトラブル対策も万全。無料サービスや有料サービスを活用して、車の維持費を節約してみましょう。
目当ての車に出会いやすい環境がある
新古車に興味がある場合は、ぜひネクステージにご相談ください。新古車の種類が豊富で、いい状態の車を安く買えるチャンスがあります。在庫が豊富なので、探していた車種の車が見つかるかもしれません。
また、一度探したり問い合わせたりした際に希望の新古車が見つからなくても、新古車は順次入ってきます。一度お店に足を運んでスタッフに相談してみてください。お客様の期待に応える車をご紹介します。ホームページで「未使用車」と検索すれば、現在どのような車があるかを確認できます。
保証サービスの活用で維持費の節約も検討できる
ネクステージでは、有料や無料の保証サービスが充実しており、購入後のトラブル対策も万全になっています。例えば保証付きメンテナンスパックである「サービスサポート」は、有料ではありますが、無料点検やオイル交換などのサービスを提供しています。
こうした補償サービスを活用していくことで、車の維持費の節約にも繋がります。他にも低年式自動車向けの「Nextageサポート」など、様々なサービスを提供しておりますので、ぜひご確認ください。
まとめ
軽自動車が安いと言われるのには、税金や保険、メンテナンスにかかる費用が普通自動車よりも少ないという理由があります。普通自動車と同様、車検や保険の支払いは発生しますが、計画的なローンを組み日頃から節約を心掛けていれば、普通自動車よりもお得に乗り続けていくことが可能です。
車の購入には高額な初期費用がかかります。そこで、新車ではなく中古車を購入することによって、維持費を下げることも可能です。中古車の購入に関して何かご不明な点がございましたら、経験豊富なネクステージへお気軽にご相談ください。
