マイカーローンの審査に落ちた理由とは?基準や再審査を受ける時の対策
マイカーローンを使えば、高額な買い物である車を分割して購入することが可能です。しかし、審査には一定の基準が存在します。事前に下調べをせずマイカーローン審査を申し込み、通らなかった方もいるのではないでしょうか。
この記事では、マイカーローンの審査基準や再審査を受けるときの対処法をご紹介します。
「マイカーローンに落ちた理由を知りたい」「再審査を受ける予定があり対処法を詳しく知りたい」といった方は、ぜひ参考にしてみてください。
※目次※
3.マイカーローン審査に落ちたら金融事故履歴を確認してみよう
・マイカーローンの審査は返済能力を判断されている。年収・勤務先・勤続年数や過去のローン履歴は重要な判断材料
・他のローンの事前返済、金融事故記録の抹消後には、審査が通る確率がアップ
・マイカーローンの審査の難易度は借入先で異なる。金利の低さを求めるなら金融機関ローン、迅速な契約手続きを求めるならディーラーローンがおすすめ
マイカーローンの審査に落ちる理由とは?
車の支払い金を分割で返済できるマイカーローンですが、誰でも利用できるというわけではありません。場合によってはローンの審査に落ちてしまうケースもあるでしょう。
マイカーローンの審査はどのような理由で落ちてしまうのでしょうか。ここでは、マイカーローンの審査基準や落ちる理由を見ていきます。
返済できるかを判断されている
マイカーローンは「返済能力があるのか」「返済する気があるのか」という信頼や収入状況を確認し判断されています。審査側にとって購入者の年収・勤務先・勤続年数や過去のローン履歴は重要な判断材料です。
そのためクレジットカードなど滞納履歴のある方や年収が少ない方は、審査に落ちやすい傾向があります。過去の取引履歴が保管されている「個人信用情報機関」をチェックしたり、勤務先の会社に照会や連絡が入ったりする場合もあるため、虚偽の情報は記載しないようにしましょう。
基準は店舗ごとに異なる
マイカーローンは一律で規定されているのではなく、店舗ごとに審査基準が異なります。自分が審査基準を満たしているのか、事前に確認したいという方もいるでしょうがが、実際に審査を受けてみないと分からないというのが現状です。
仮に1回ローンの審査に落ちたという方でも、別のローン会社へ申し込めば通る場合もあります。自分に合ったローンを選ぶことは重要なポイントです。また、審査に落ちた際のの審査基準を知っておくことで、ある程度の推測はできます。これらの詳細を次の項目で確認していきましょう。
落ちたケースのあるマイカーローンの審査基準
マイカーローンの審査が通らなった場合、なにが駄目だったのか気になってしまうでしょう。ローン会社に聞いても、正確な答えは返ってきません。
ここからは、マイカーローンに落ちた場合に考えられる審査基準の項目をいくつかご紹介します。自分の状況と照らし合わせながら確認してみてください。チェックポイントは以下のとおりです。
・年収と借入金額のバランス
・収入の安定
・勤続年数
・ローン状況
・金融事故
年収と借入金額のバランス
年収と借入金額のバランスはマイカーローンの審査に通る条件として重要な要素です。車は高価な買い物であるため、確実に返済できるかどうかを借りる方の年収を確認してから審査します。
しかし、必ずしも年収が低いからといって審査が通らないわけではありません。年収が低くても、それに比例した安価な車であれば審査に通る可能性も上がります。
ローンの種類や店舗によって基準が異なるため一概には言えませんが、目安として年収の30%~40%を借入上限額として見ておくといいでしょう。新車の購入が難しいようであれば、中古車を検討することも選択肢のひとつです。
収入の安定
収入が安定していることも審査に通りやすい条件のひとつです。これは先ほど説明した年収の高さとは少し内容が異なります。
つまり、「定期的な収入が約束されているか」ということが審査のポイントです。例えば、企業に属している会社員は報告した年収を翌年以降も得ることが予測できるため、審査に通る可能性が高まります。
しかし同じ年収でも自営業などを行う個人事業主やフリーターは、定期的な収入が確保されないと判断される場合があり、審査が通らない可能性も出てくるでしょう。
勤続年数
同じ企業にどれだけ長く務めているのかも、マイカーローンの審査に影響します。新卒で就職1年未満の人は信用を得られにくいため、審査に影響するかもしれません。
転職を繰り返し勤め先を転々としている人も、継続的に安定した収入を確保できないと判断され、審査に通らない可能性が高まります。今すぐ車が欲しいという状況でなければ、ある程度勤続してからローン審査を受けるとよいでしょう。
ローン状況
前途したとおり、個人のローン情報は個人信用情報に記録されています。これはローン会社で共有されており、マイカーローン審査の際に照会される情報です。複数のローンで借入を行っている方は、経済的に困っていると判断される場合があります。
そのため、住宅ローンなど他のローンを利用している方は審査に通りに難くなる可能性が高くなるでしょう。これらに該当する方は、借入先をひとつにまとめることで対策することが可能です。
金融事故
個人信用情報には、過去の金融事故の履歴が保管されています。そのため「クレジットカードや公共料金の支払いなどを延滞したことがある人」「自営業で破産したことがある人」は、返済能力がないと判断されてしまうでしょう。
金融事故は通称ブラックリストとも呼ばれていますが、クレジットカードの返済に数日遅れた程度であればブラックリストには入っていない可能性は高いと言えます。かりにブラックリストに載ってしまった場合は5年~10年は記録が残り、審査に影響を与えるので注意してください。
これらの経験がない人も審査までに自身の債務整理がおろそかになっていないか、一度確認しておくとよいでしょう。
マイカーローン審査に落ちたら金融事故履歴を確認してみよう
金融事故の履歴はどのように確認されるかご存じでしょうか。金融事故などの情報は個人信用情報機関に登録されています。そして主な個人情報機関は「CIC」「JICC」「KSC」の3つです。この項目では、それぞれが扱っている情報や特徴を確認していきます。
CICの場合
CIC(CREDIT INFORMATION CENTER)はCICに加盟するクレジット会社の情報を管理している機関です。これらの記録は永久に保存されることはなく、一定期間が経過すると抹消されます。情報の内容および抹消記録に関して以下の表を参考にしてください。
情報の種類 |
内容 |
抹消期間 |
クレジット情報 |
加盟会員と締結した契約内容や支払状況に関する情報 (契約日や入金額など) |
契約期間中および契約終了後5年以内 |
申込情報 |
利用者の支払能力を調査した情報 (照会日や契約予定額など) |
照会日より6ヶ月間 |
利用記録 |
利用途上における信用を確認した情報 (利用日や利用目的など) |
照会日より6ヶ月間 |
本人申告情報 |
本人がCICに申告した内容を表す情報 (情報登録日や申告したコメントなど) |
登録日より5年以内 ※本人の申告で期間内での削除も可能 |
協会依頼情報 |
日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターに貸付自粛依頼を申入れたことを表す情報 (登録日や依頼内容の種類など) |
登録日より5年以内 |
電話帳掲載情報 |
電話帳に掲載された情報 (電話番号や住所など) |
最終の記録年月より2.5年以内 |
JICCの場合
JICC(Japan Credit Information Reference)はJICCに加盟する金融業者の信用情報を管理している機関です。情報の内容と抹消期間をご確認ください。
情報の種類 |
内容 |
抹消期間 |
本人を特定するための情報 |
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、勤務先電話番号、運転免許証の記号番号等 |
契約内容に関する情報等が登録されている期間 |
契約内容に関する情報 |
登録会員名、契約の種類、契約日、貸付日、契約金額、貸付金額、保証額等 |
※契約日2019/9/30以前 契約継続中及び完済日から5年を超えない期間
※契約日2019/10/1以降 契約継続中及び契約終了後5年以内 |
返済状況に関する情報 |
入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞等 |
|
取引事実に関する情報 |
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡等 |
|
申込みに関する情報 |
氏名、生年月日、運転免許証の記号番号、申込日及び申込商品種別等 |
|
電話帳に記載された情報 |
電話帳に記載された氏名、電話番号等 |
電話帳に掲載されている期間 |
本人申告コメント情報 |
本人が申告した本人確認書類の紛失・盗難等の情報 |
登録日から5年以内 |
貸付自粛依頼情報 |
日本貸金業協会または全国銀行個人信用情報センターに貸付自粛依頼を申入れたことを表す情報 |
申請日から5年以内 |
KSCの場合
KSC(全国銀行個人信用情報センター)はKSCに加盟する銀行の信用情報を管理している機関です。同様に情報の内容と抹消期間をご確認ください。
情報の種類 |
内容 |
抹消期間 |
取引情報 |
ローンやクレジットカード等の契約内容とその返済状況 |
契約期間中および契約終了後5年以内 |
照会記録情報 |
会員がセンターを利用した日、ローンやクレジットカード等の申込み・契約の内容等 |
当該利用日から、本人開示の対象は1年以内、会員への提供は6か月以内 |
不渡情報 |
手形交換所の第1回目不渡、取引停止処分 |
第1回目不渡は当該発生日から6か月以内、取引停止処分は当該処分日から5年以内 |
官報情報 |
官報に公告された破産・民事再生手続開始決定等 |
当該決定日から10年以内 |
本人申告情報 |
本人が申告した確認資料の情報 |
登録日より5年以内 |
貸付自粛情報 |
自らを自粛対象者とする旨の本人からの申告内容 |
申告日から5年以内 |
(参考:『本人開示の手続き|一般社団法人 全国銀行協会 全国銀行個人信用情報センター』)
マイカーローンの審査は会社によって難易度も変わる
マイカーローンの審査は借入先となる会社によって難易度が代わります。主なローンの種類は「金融機関」「ディーラー」「その他」の3つです。それぞれの審査における傾向をこの項目で見ていきましょう。
金融機関の場合
銀行・JAバンク・信用金庫などの金融機関ローンは他に比べて金利が低いため、支払い面の負担が少ないことがメリットです。加えて、車が自分名義になる点も嬉しいポイント。購入する車が決まっていなくても申し込みできる金融機関もあります。金利の目安は1~4%未満とお考えください。
一方で難易度は非常に高い審査です。一般的な条件を満たしていても審査に落ちることがあるため、収入・勤続年数に加えて他のローンの状況も整理してから審査を申し込むとよいでしょう。
他にも審査に時間がかかるというデメリットもあります。営業していない土日を挟むと審査が完了するまでに数日~1週間かかる場合もあるため、すぐに借りたい方には適していないでしょう。
ディーラーの場合
車の購入先でローンを組むディーラーローンは、金融ローンに比べて審査の難易度は下がります。購入と同時に契約できる他、準備する書類も少なく最大でも当日中に審査を終えることが可能です。年収面や勤続先で不安のある方も手軽に申し込みできるでしょう。
ただし、審査難易度が低い一方で返済完了まで車の所有者はディーラー側です。そのため金融機関ローンと異なり、返済中に売却することが不可である他、乗り換えの際に名義変更の手間が発生します。また返済額が大きくなるという点もデメリットです。金利は4~10%と金融ローンよりも上がってしまいます。
その他の場合
その他にも「消費者金融系ローン」や、ディーラーローンの一形態である「残価設定型クレジットローン」が存在します。
これらは銀行のカーローンやディーラーローンに比べて、審査難易度が低いことが特徴です。返済中の所有者は自分自身ですが、金利は高く設定されています。審査条件に不安がある一方で、計画的に返済できる方におすすめです。
残価設定型クレジットローンは、一定期間後にディーラー、もしくは借入者が車を買い取ることを条件としています。金利がディーラーローンより低くなることに加え、買取予想額を差し引いて返済していくため返済額の安さが最大のメリットです。
ただし、車をレンタルする方法であるためカスタマイズが禁止されている他、走行距離や車の傷、汚れなどの制限も発生します。自由度は制限されますが、安く車を利用したい方におすすめです。
マイカーローンの審査に落ちた時の対処法
マイカーローンの審査に落ちた経験がある方もいるのではないでしょうか。理由が分からずに諦めてしまうかもしれませんが、次回の審査に通るためには事前に確認しておくポイントがあります。
この項目では、マイカーローンの審査に落ちた時の対処法を見ていきましょう。
信用度を高める
借入先からの信用度を高めることは重要な対処法のひとつです。前述で説明した通り、年収や勤続年数は審査に影響します。車を購入する時点までなるべく転職をしないように心掛けるとよいでしょう。
過去に金融事故がある方も一定期間でその記録は抹消されます。金融事故の履歴が消えるのを待ってから審査を受けることで、マイナス要素を排除することが可能です。
さらにローンにあたって保証人を用意することで、自身が条件を満たしていなくても審査に通る場合があります。家族や信頼のおける知人がいる方は、保証人をお願いするとよいでしょう。
総合的な借入金額を減らす
複数のローンを掛け持っている方は審査に落ちやすくなります。目的となる審査前に他ローンを返済したり、頭金を用意して総合的な借入金額を減らしたりこするとも対処法のひとつです。
また新車ではなく中古車を選択することで、借入金額自体を下げられます。車の状態がよい中古車も出回っているので、新車にこだわりがない方は中古車の購入を検討してみてはいかかでしょうか。
中古車をお探しならネクステージにお任せください!
マイカーローンの審査に落ちたときは中古車をおすすめします。借入額を減らせる他、場合によってはローンを組まずに買える車が見つかることもあるでしょう。
中古車を購入の際はぜひネクステージをご利用ください。ネクステージでは、全国で多くのお客様にご利用いただいている実績があります。ここからは、ネクステージの強みをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
低価格帯の取り扱い台数も豊富
ネクステージは全国に店舗を展開しています。もちろん全国で取り扱っている全ての在庫車は、お近くの店舗で購入いただくことが可能です。未使用車をはじめ低価格帯の車も豊富に揃えており、お好きな車をお選びいただけます。
徹底的な品質チェックを行っている
ネクステージでは、お客様のより良いカーライフが実現できるように務めています。ライセンス取得スタッフのチェックにより、修復歴車やメーター改ざん車、水害車などの粗悪な車は販売しておりません。
徹底的な品質管理に加え、第三者機関による品質鑑定も実施しています。購入後のリスクを徹底して減らしているため、安心してご利用できます。
まとめ
マイカーローンは高価な買い物でも分割して計画的に購入することが可能ですが、審査に落ちた時は別の購入手段を考えなくてはなりません。事前に他のローンや債務状況を整理しておくこと、そして中古車を利用することで手が届く車が見つかるでしょう。
中古車の購入を検討している方はぜひネクステージをご利用ください。グレード、年式の幅広さをはじめ、車の質にも自信を持って販売しています。ご相談から承っておりますので、お気軽にご連絡ください。