日産の新車購入時に使えるローンの種類とは?返済プランやシミュレーション
車を購入するときにローンの利用を検討される方もいるのではないでしょうか。ローンは、販売店が用意しているプランを利用したり、オーナーがローン会社や銀行から借りたりと、方法はさまざまだと思います。
日産のディーラーでは「残価設定型」「ニッサンオートクレジット」「おまとめプラン」「日産まいらいふクレジット」などの独自プランを用意していて、オーナーの用途によって選べます。ここでは、それぞれの特徴を紹介し、プランごとのメリットも解説します。
※目次※
4.日産のローンを利用して購入した場合の返済シミュレーション
・日産車を購入する時はディーラーや金融機関などで借入ができる
・返済プランをシュミレーションするために、欲しい車の金額とローンの組み方を検討しよう
・日産車を購入する際のローンの返済の負担を減らすなら中古車を検討しよう
日産車の購入時に使えるローンの種類とは?
日産車をディーラーなどで購入する場合は、同系列の日産フィナンシャルサービスが提供するカーローンを勧められることがあるでしょう。
これはディーラー系のローンと呼ばれ、自動車メーカーと同系列のローン会社という性質上、手続きもスムーズに行えるのが特徴です。まずは代表的な3種類の日産のディーラー系ローンを紹介していきます。
残価設定型クレジット
車の購入価格のうち、例えば車体価格の半分を据え置き、残り半分を決めた期日までローンで払い続けるのが残価設定型クレジットです。期日までに払う額は自分の予算に合わせて自由に設定できるのがメリットです。
期日が来たら、日産の場合は以下の3つの方法を選ぶことができます。
・新車に乗り換え
・車を返却
・車をユーザーが買取
実は残価設定は、期日に車を返却(販売店が買取)するというのが前提のプランと考えて良いです。所有ではなく「リース」という考え方になります。車の損傷や走行距離が著しい場合などには査定額が下がり、残価分との差額を支払う可能性が出てきます。また車をユーザーが買取する場合は、改めてローンの申請と金利が発生するので注意が必要です。
ニッサンオートクレジット
いわゆる一般的なローンで、日産の販売店が日産車向けに展開をしているものです。新車または中古車の購入費用に充てることができ、新車の場合は3回~72回まで、中古車の場合は3回~60回までのローンを組むことが可能です。
残価設定よりもシビアに予算や支払いプランを立てる必要がありますが、ローンが通れば車は自分のものとして自由に使用できます。
おまとめプラン
車には購入費用以外にも、メンテナンス代、車検費用、税金などさまざまな維持費がかかります。しかもその費用はときに気まぐれのように短期間内に一度にのしかかってくる場合があります。
日産のおまとめプランは、車を残価設定のようにリースしながら、それらの維持コストも毎月の定額に乗せられるプランです。一定期間後(3年・5年・7年)の車両返却もしくは買取が前提となりますが、ガソリン代以外の支払いは全て定額化できる便利なプランと言えます。
日産まいらいふクレジット
車の車検・整備修理費用に充てることができるローンです。日産の販売会社を利用することが条件ですが、部品の購入にようにも充当できます。分割回数は3回~36回です。
現在の車は信頼性が高いものの、故障は突然やってきます。そんなときの突発的な出費にも対応できるローンです。
日産などのディーラーと金融機関のローンの違いとは?
日産車の購入に使えるローンの選択肢も気になるところです。ディーラー系のローンの他にも、以下のようなローンが利用できます。特徴を比較しやすいように、ディーラー系のローンの特徴もご紹介します。
借入先の特徴や金利の違いを知った上で、自分に合ったローン選びを行いましょう。
ディーラーでの借入
ディーラー系のカーローンとは、自動車メーカー(販売子会社)と特約契約を結んでいる販売業者が提供するカーローンを指し、日産の場合「日産フィナンシャルサービス」が提供するローンがディーラーローンに相当します。
ディーラーでの車の購入とローンの手続きを並行して進められ、金融機関のローン審査と比較しても通りやすいのが特徴です。ディーラー系のローンは金利がやや高めではありますが、各種手続きに関連した手間も抑えられるのがメリットです。
金融機関での借入
銀行系のカーローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供するカーローンです。他のカーローンに比べると審査が厳しめですが、金利の低さや信頼性の点では魅力的です。
各ローンの詳細な申込条件に注意する他、「Webサイトからの申し込みに対応」「スマートフォンから借入返済可能」「自動融資が使える」などの利便性もチェックしておきましょう。
その他での借入
最後にその他の借入方法をまとめてご紹介します。上記で取りあげたローン以外に、各種クレジットカード会社や中古車販売店などが独自で行っているローンもあるので、条件によっては選択肢に入れてみましょう。
しかし、クレジットカード払いに対応しているディーラーや中古車販売店は限られ、歓迎されないことも少なくありません。クレジットカードの利用限度額が少ない方には向いておらず、クレジットカードのカードローンを利用する際も金利の負担が発生します。
日産車をローン購入するときは返済プランを立てよう
さまざまなローンを紹介してきましたが実際にローンを組む際、金利や返済プランはどのように組み立てれば良いか迷う方もいるでしょう。
ここからは、賢く返済プランを立てる考え方を解説していきます。より無理のない返済プラン作りのために順を追って確認してみてください。
購入金額を検討する
まずは購入を希望する車のおおよその購入金額(乗り出し価格の総額)を確認してください。購入金額を設定する際、車両本体価格の他に必要な諸費用(おおよそ車両本体価格の10%)がかかる点も忘れないようにしましょう。
カーローンは、おおよそでも購入金額が分からないままでは、必要になる頭金やローン選びの判断ができません。欲しい車を購入したいという思いも大切ですが、ローンを一定期間返済していく上で家計を圧迫しすぎないようなバランスを意識しましょう。
ローンの組み方を検討する
購入金額の概算が分かったら、具体的なローンの組み方を検討していきます。頭金の有無や支払年数、月々の支払い金額などに関して、将来的なライフイベントなども考慮し余裕を持ってローンを組みましょう。
ローンサービスは便利な反面、注意したい点も少なからずあります。ディーラーや金融機関のローン担当者、ファイナンシャルプランナー(FP)などとしっかり相談し、返済計画が曖昧なままローンを組んでしまわないように心掛けましょう。
シュミレーションする
さまざまなローンを組む際に共通しておすすめなのが、ローン会社やウェブ上にある返済シュミレーション機能です。返済シュミレーションを行うことで、返済金額や期間を整理して先々まで見通せます。
無計画に返済を行うよりも、情報を整理し返済計画が明確になれば、スムーズな返済が可能になり、人によっては精神的な負担も軽減できるでしょう。余裕を持ってローンと付き合うためにシュミレーションしてみることをおすすめします。
日産のローンを利用した場合の返済シミュレーション
日産はさまざまな購入方法を用意しています。車を手に入れる敷居は一昔前よりも下がっていることが言えるでしょう。それでは、具体的にどのような額を支払えば良いのでしょうか。日産の中でも人気の高い「ノート」を例に、「残価設定型」と「オートクレジット」を組んだ場合の額をシミュレーションしてみましょう。
残価設定型ローンを利用して購入した場合のシミュレーション
残価設定型ローンでノートの購入をシミュレーションしてみましょう。グレードは「X(WD)」で、車体価格は224万9,500円となります。これを5年払いで計算します。
頭金を44万9,500円用意し、残価設定に回す金額は180万円に設定します。すると、ボーナス併用(年2回5万3,000円)で5年間は月々1万6,000円の支払い額に設定できます。
5年後の残金は80万9,000円ですが、そこで販売店に返却もしくは別の車に乗り換えで免除となります。もちろんユーザーが改めて買取することも可能です。
ニッサンオートクレジットを利用した場合
残価設定と同じ車体で、オートクレジットのシミュレーションをしてみましょう。支払い回数は5年(60回)で、実質年利は6%、ボーナス併用(年2回5万円ずつ)の条件にすると、初回を除いて月々の支払いは3万1,700円となります。残価設定の倍額と考えて良いと思います。
残価設定は月々の支払いを抑えられるものの、5年後の買取価格を保つために気を使いながら車に乗らなければいけません。5年後に買取する場合は、改めてそこからローンを組み直し、金利も新たに発生します。オートローンは、支払い額は残価設定のほぼ倍となりますが、制限なく車を使用できます。
どちらが良いか、吟味が必要と言えるでしょう。
日産車のローンで金利や返済の負担を抑えるポイントとは?
ローンを利用する場合、数年にわたり毎月返済していくのが一般的です。車を所有する上では、ローン返済だけでなく車に関連した維持費の負担もあります。
さらに状況次第では、不測の出費や収入減少により返済が厳しくなることもあるかもしれません。ここではローンを返済していく上で、費用面で負担を少しでも軽減するポイントを解説します。
キャンペーンを活用する
各社カーローンを提供している所では、不定期で「金利負担実質0」「特別金利」だけでなく、一定条件を満たす場合は金利優遇特典が受けられます。普段からキャンペーン情報をチェックしておけば、通常よりも負担を軽減できるのはとても魅力的です。
各種キャンペーンに関して、細かな適応条件が定められていることも少なくありません。気になる方は日頃から情報をチェックすると良いでしょう。
中古車の購入を検討する
車の購入費用が高くなるほど、ローンの返済や金利が負担になりやすいのは事実です。例えば同じ車種であっても、新車ではなく中古車も視野に入れるのも手段のひとつです。
また、グレードを下げたりオプションを絞り込めば費用を抑えられます。ただし中古車の場合、安さを求めるあまり状態の悪い車を選ばないように意識すると良いでしょう。
安心して車を利用するために、購入契約前に車の状態をきちんと確かめ、信頼できる販売店から購入することが大切です。経済的に余裕が生まれれば、車を購入して良かったと思えるでしょう。
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車を購入する時、中古車であれば販売価格に注目しやすいですが、安心して車を利用する上で万が一の時に適切なサポートが受けられるように備えておきたいところです。
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国産車の場合、購入から3か月もしくは納車後3,000kmまでの走行距離期間に生じた不具合に伴う修理費用に関して、車両本体価格と同額の範囲内で保証が受けられます。
また、通常保証を付けることが難しい輸入車も購入から1か月(走行距離無制限)の保証が無料で付帯されるので安心です。この他、有償保証になりますがカーライフに安心の各種ロードサービスや無料点検、オイル交換が受けられる保証付きのメンテナンスパック(サービスサポート)もあります。
お客様の満足のために努めています
ネクステージのサービスの原点は、「すべてのお客様に満足していただきたい」という想いに基づきます。車の購入を検討しているユーザーであっても、一人ひとりが持っている細かなニーズは異なるため、あらゆるサービスの提供を行っているのです。
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まとめ
今回の記事は、日産の正規販売店でのローンを中心に紹介しました。残価設定、オートローンとさまざまな支払いがありますが、それぞれメリットと注意点も紹介しました。
新車の価格が高く手に入れづらいと思ったら、中古車も検討してみましょう。ネクステージであれば、高品質な中古車を全国ネットワークで多数取りそろえています。スタッフも車を熟知していますので、相談しながら好みの車を探せます。新車、中古車、それぞれのメリットを吟味して、より良いカーライフに繋げましょう。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。