車の維持費はどれくらいかかる?維持費の仕訳まとめ

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車の維持費はどれくらいかかる?維持費の仕訳まとめ

車を所有する際には、本体の購入費用だけではなく、その維持費についても念頭に入れなくてはいけません。維持費について計算をしないと、購入した車を利用しているうちに、思わぬトラブルに発展してしまうケースもありえます。しかし、具体的にはどのくらいの値段がかかるのか、なかなか把握しにくいですよね。

今回は、車の維持費やその仕訳について、詳しく解説していきます。初めて車を購入する予定の人はもちろん、車の買い替えを考えている人もぜひチェックしてみてください。

 

■POINT

 

 

・車は購入費用だけでなく維持費もかかることを理解しておくことが重要!

・中古車を購入することでランニングコストを抑えることが可能に!

・車検やメンテナンスではお得な業者を探そう!

 

 

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車は購入費用だけでなく維持費もかかる

車は本体の購入費用だけではなく、コンスタントに維持費も発生するものです。さまざまな項目で維持費が発生するため、合計するとかなりの金額になるパターンも珍しくありません。実際のところ、日本自動車工業会は2017年の「乗用車市場動向調査」において、「自動車を保有していない理由の上位は、維持費負担が大きいため」と発表しています。

近年深刻化しつつある「車離れ」ですが、維持費の存在は決して小さくないと言えるでしょう。

 

車の維持費等まとめ

それでは、実際にかかる車の維持費を具体的に紹介していきましょう。まずは維持費の内訳です。それぞれのシーンによって、具体的な項目に違いは出てきますが、おおむね以下の維持費が発生します。

  1. 税金(自動車税、自動車重量税など)

  2. 保険代(自賠責保険代、任意保険代など)

  3. 整備費、メンテナンス費(車検・点検費、タイヤ代、修理費、オイル代、エレメント代など)

  4. 運転費、利用費(ガソリン・軽油代、高速料金、駐車場料金など)

 

上記の費用は車種によって変わります。以下はそれぞれの車種ごとに、一年あたりに発生する維持費の平均を紹介しましょう。

 

軽乗用車

コンパクトカー

(1.5L)

Lクラスミニバン

(2.5L)

自動車税

10,800円

30,500円

43,500円

重量税

12,300円

16,400円

16,400円

自賠責保険

12,422円

12,806円

12,806円

任意保険

80,000円

85,000円

90,000円

点検費用

15,000円

18,000円

20,000円

車検費用

25,000円

30,000円

35,000円

駐車場料金

144,000円

144,000円

144,000円

ガソリン・軽油代

83,148円

103,836円

138,528円

概算年間維持費

382,670円

444,542円

501,734円

 

車の維持費①:税金

車を所有する以上、税金は支払わなければいけません。まず購入する際には、環境性能割と消費税が発生します。これは購入時に車体価格に合った金額を一度納めれば終了です。

 

そして、車を所有している以上払い続けなければならないのが、自動車税・軽自動車税と自動車重量税です。今回はこの2つの税金について、細かく解説していきます。

 

自動車税・軽自動車税

普通自動車を所有していれば「自動車税」、軽自動車を所有していれば「軽自動車所有税」を支払う必要があります。具体的な金額は、車の排気量で決められます。0.5リッター刻みで金額が設定され、普通自動車の場合は、30,000円から100,000万円程度、軽自動車の場合は10,800円です。

 

エコカーを所有している場合は、税金免税措置を受けることが可能です。グリーン化特例も適用されます。一方で、一定年数が経過した車は、税率が加算される仕組みです。支払い義務が発生するのは、毎年4月1日時点での車所有者です。年間ごとの支払いが必要であり、大体4月下旬ごろに納税通知書が届きます。納税期限は同年の5月末までです。

 

自動車税・軽自動車税は、車を所有していれば必ず支払わなくてはいけません。たとえ、一年間まったく車を運転していなくても、車体を所有していれば納税義務が発生します。

 

自動車重量税

「自動車重量税」は、車の重量に対して支払う税金です。支払いのタイミングは、車の新規登録時か車検時です。次回の車検時までの期間分まとめて納める仕組みになっているため、車検の年数によって2年分、あるいは3年分を一括で納税することになります。

 

この自動車重量税は、車の重さに対して、0.5トン刻みで金額が決定していきます。軽自動車で年間10,000円程度、大型自動車であれば20,000円から25,000円程度になります。

 

エコカー減税やグリーン化特例、本則税率の減税・免税措置があります。

 

車の維持費②:保険代

車の維持費の中でも、特に大きな割合を占めるのが保険代です。

自動車保険は大きくわけて2つの種類があります。ひとつが車に乗る人は全員加入しなければならない「自賠責保険(強制保険)」。もうひとつが、それぞれの裁量で加入する「任意保険」です。

どちらも保険の料金や範囲、補償内容が異なっています。車を利用していると、交通事故をはじめとした様々なトラブルが発生するため、慎重に検討していく必要がある維持費でもあります。

 

自賠責保険(強制保険)代

「自賠責保険」は「強制保険」と呼ばれることもあり、公道を走るすべての車が加入しなければならない保険です。車はもちろん、バイクの場合も強制加入です。無加入で公道を走ることは法律違反になります。自賠責保険の保険料は一律で設定されており、車検のタイミングで納税します。新車なら3年、以降は2年ごとにまとめて納めるということです。

 

●普通自動車の保険料

  • 24カ月:25,830円
  • 36カ月:35,950円
  •  

●軽自動車の保険料

  • 24カ月:25,070円
  • 36カ月:34,820円

 

この自賠責保険(強制保険)は、交通事故が発生した際の対人補償を確保してくれます。ただし、保険金や賠償金には上限が決められているため、大きな事故の際にはカバーしきれない可能性があります。そのため、後述する任意保険に加入し、より充実した補償を確保しておく人が多いのです。

 

任意保険料

「任意保険」は、その名前の通り加入は義務ではありません。それぞれが任意で加入する自動車保険です。しかし、現状は多くの車所有者が加入を推奨されています。前述した通り、自賠責保険ではカバーしきれない交通事故に発展した場合、保険金や賠償金の支払いを補償してくれるからです。また、対人事故だけではなく、対物や自分の車両補償もおこなえるという特徴もあります。

 

任意保険の補償内容と保険料は、保険会社や保険商品によって大きく異なるものです。

一般的には、補償内容が手厚いほど、保険料も高くなります。また、個人の審査結果によっても保険料は変わります。以下は、任意保険代が高くなりやすい条件の一例です。

  1. 過去に任意保険で補償を受けている
  2. 運転免許に事故や違反の履歴がついている
  3. 補償範囲が広い(保険対象のドライバーに初心者を含むなど)
  4. 事故の多い車種に乗っている(スポーツカー、人気車種、高級車種など)
  5. 走行距離が前年より増加している
  6. 補償オプションをつけている
  7. 補償金額が大きい
  8. 車の使用目的(業務>通勤・通学>レジャー)  など

 

車の維持費③:整備費、メンテナンス費用

安全な状態で車を走行させるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。車検はその代表的な例です。そしてこの「車検」には、毎回まとまった金額が必要になります。また、車検時以外にも車の各パーツを点検し、適宜整備をする必要があります。「修理代」「タイヤ代」「オイル・エレメント費用」は、車の維持費でも欠かせない存在です。

 

車検費用

「車検」の正式名称は「自動車検査登録制度」です。新車を購入したら3年後、以降は2年後に専門家の検査を受け、必要なメンテナンスを施さなければなりません。車検は法律で定められた義務であり、決して任意の安全検査ではありません。車検費用は、主に2つの項目に分類できます。

法定費用:自賠責保険料、自動車重量税、自動車検査料、印紙代など

変動費用:ブレーキパッド交換、オイル交換、バッテリー交換、ワイパーゴム交換など

 

車検全体で発生する費用は、車種や排気量、その時の車のコンディションによって変わってきます。また、車検を受ける業者によっても金額に差がでます。以下は、主な車検先です。

  • ディーラー
  • 車検専門業者
  • ガソリンスタンド
  • 民間整備工場・修理工場
  • カー用品店
  •  

タイヤ代

車を走行させていれば、タイヤは必ず劣化していきます。タイヤがすり減ったまま走っていると、スリップ事故などの危険もあるため、定期的な交換が必要です。消耗品費用だと捉えてください。車の利用頻度やタイヤの質にもよりますが、日常使いをしている人で5年に一回はタイヤ交換をするべきでしょう。

 

タイヤの具体的な料金は、種類や購入先によって違うと言えます。ディーラー販売の純正タイヤは、金額が高い分、車との相性が良く長持ちもしやすいです。ガソリンスタンドやカー用品店のタイヤは、安価で手に取りやすい分、あなたの車に特化したものではないため、チューリング力の低さや耐久年数などの弱点があります。

 

修理費用

日々車を走らせていれば、何かしらの故障が発生してもおかしくありません。車の維持費において、修理費用は時に大きな割合を占めることになります。交通事故を起こしていなくても、バックミラーやエアコン、パワーウィンドウなどは日常的に動かすため、修理の頻度も上がりやすいです。

修理費用はパーツと程度によって大きく変わるでしょう。

 

オイル・エレメント費用

車をスムーズ走らせるためのオイルと、オイル汚れをろ過するエレメント(オイルフィルター)も、適宜交換が必要です。一年サイクルでの交換か、10,000km走行での交換が目安とされていますが、車検やメンテナンス時にまとめて交換する人も多くなっています。

 

オイル費用やエレメント費用自体は、車の維持費全体でみるとあまり大きな割合ではありません。数千円で済むケースがほとんどです。ただし、オイルの種類や銘柄によっては、価格が上がることもあります。

 

車の維持費④:運転費用、利用費用

実際に車を走らせるためには、様々な費用が必要です。どこに行くにしても「ガソリン代」が発生しますし、遠出をする際は「高速料金」を払うこともあるでしょう。また、車を所有するのであれば、当然駐車しておくスペースが必要です。自宅に駐車スペースがなければ、駐車場を別途確保するための「駐車場料金」がかかります。具体的な運転費用や利用費用の仕訳を紹介しましょう。

 

ガソリン代

業務、通学・通勤、レジャーに至るまで、どのようなシーンでも必要なのがガソリン代です。日常的に発生する費用なので、維持費の中でも割合が高くなりやすいです。

ガソリン代の具体的な金額は、車種や走行距離、その時々のガソリン代相場によって変わるものです。特に、ガソリン産出国や円高・円安の状況による変動は大きいでしょう。

 

高速料金

旅行やレジャーの際はもちろん、長距離通勤をする人は日常的に高速料金を支払うこともあるでしょう。スピーディな走行が可能な一方で、通常道路にはない費用がかさみます。

高速道路だけではなく、各種有料道路(東京湾アクアラインや京葉道路など)を使用しても、維持費が上がります。

 

高速料金は、以下のいずれかの方法で決定されます。

  • 均一料金制:利用距離に関わらず一定の料金で利用可能
  • 対距離料金制:走行距離と車種によって金額が変動する

 

駐車場料金

所有している車を停めておくスペースを確保するために、駐車場料金が必要です。車一台あたりの駐車場料金は、全国平均で月8,000円程度です。ただし、土地代が高いエリアほど、駐車場料金はかさみやすい傾向にあります。大型車両になるほど、料金は更に高くなりやすいと言えます。

 

まとめ

今回の記事では、車の維持費について項目別に詳しく紹介しました。車は本体料金だけではなく、維持し続けるために様々な費用が必要になります。支払いは義務のものから任意のものまで幅広いため、自分の求める車生活に合わせて、適切な選択をしましょう。ただし、安全な走行を実現するためにも、維持費を削減することばかりを考えることはあまりおすすめはできません。ただし出費を抑えたいのであれば、以下のような工夫もおすすめです。

  1. 新車ではなく中古車を購入する(車体料金の節約)
  2. 車検やメンテナンスの安い業者を探す
  3. ムダのない保険選びをする

 

実際に車を購入する前には、維持費について正しく把握しておきましょう。

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