軽自動車で車の維持費を安くしよう！維持費の傾向や節約のポイントをご紹介
車を購入するうえで気になるのが維持費です。「車は維持費が高い」「かかってくる税金の種類が多い」などのイメージを抱えている方もいるかもしれません。
車にはさまざまなボディタイプがありますが、軽自動車であれば、普通車に比べて購入費用や維持費を安く抑えられます。そこで今回の記事では、軽自動車の維持費について解説します。維持費の安い車種など、役立つ情報も合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・軽自動車の維持費は普通車に比べて安い傾向にある。ただし新車と中古車の維持費に大きな違いはない！
・車の維持費は車種やサイズによって変わる。維持費を安く抑えたい場合はガソリン代やメンテナンス費用を見直してみよう！
・維持費の安い軽自動車をお得に手に入れたい場合は中古車の購入がおすすめ。ネクステージなら豊富な在庫からお気に入りの1台が選べる！
軽自動車の維持費は安いって本当なの？
「軽自動車は普通車よりも維持費を安く抑えられる」という話を聞いたことがある人も多いでしょう。実際、軽自動車は、さまざまな理由で維持費を安く抑えられます。
また、「新車と中古車に維持費の違いはあるのか？」と疑問に思っている方もいるかもしれません。ここでは軽自動車の維持費について簡単に解説します。
普通車に比べて安い傾向にある
軽自動車は普通車に比べて維持費が安い傾向にあります。そもそも軽自動車は、基本的に普通車より車両価格が安い車です。車を所持していると税金やガソリン代などがかかってくるものの、軽自動車はいずれも普通車より安く済ませられます。
軽自動車の維持費が安い理由としては、「排気量660cc以下のコンパクトな規格」が挙げられます。また自動車税や自動車重量税の料率一覧を見ても分かる通り、軽自動車は税金を安く抑えられる車でもあり、リーズナブルな利用が可能です。
新車と中古車の維持費に大きな違いはない
車の維持費は大きく「税金」「メンテナンス費」「諸費用」に分けられますが、この内訳は、新車か中古車かという点で大きな違いはありません。金額については一部異なる点があるものの、基本は同じと言えます。
中古車と新車で異なるお金は、購入時と購入後です。これが後に維持費にも関係してきます。また、維持費の中には節約できるものとそうでないものがあり、これも新車・中古車同様です。
軽自動車の新車と中古車の維持費の違いとは？
軽自動車を購入する際、購入費用を安く抑えてもその後の維持費がかかってきます。中古車にすると維持費が高くなると思われがちですが、実のところさほど差異はありません。
そのため、新車と中古車で悩んでいる方はどちらが維持費が安くなるのか悩む方もいるでしょう。この項目では、中古車と新車の注意すべきポイントなどをご紹介しますので参考にしてください。
新車の維持費の特徴
新車の大きなメリットは、メーカーオプションを装着できることです。しかし、カスタマイズを加えた分だけ車体価格が高くなり、同時に消費税も上がります。
また、新車は購入時に3年分の重量税をまとめて支払わなければなりません。年単位の金額は変わらないものの、初期費用は中古車に比べ高額となります。
しかし、新車は中古車に比べエコカー減税の対象車が多く、燃費性能が高いことから中古車よりカットできる維持費が多いことも事実です。また、保証期間が長いことからメンテナンス費用を抑えられ、ローン利用時の金利が安いなどの利点もあります。
中古車の維持費の特徴
中古車は購入時の価格を新車より抑えることができ、車検の残存期間によって維持費をカットすることができます。しかし、新車に比べ割高になってしまうものがある点には注意しましょう。
まずは燃費です。燃費の良し悪しは年式・モデルにより異なり、多くの場合新車の方高性能です。そのため、選ぶものによってはガソリン代が割高になるということを覚えておきましょう。
中古車であることから、経過年数や前オーナーの扱い方にも左右されます。修理・交換の頻度が高くなる可能性は、中古車の方が大きいと言えるでしょう。
なぜ車の維持費は変わるの？
車の維持費は、車種やサイズによって変わってきます。この記事を読んでいる人の中には、「車の維持費をなるべく安く抑えたい」と考えている人がほとんどでしょう。
ここではどのような要素で車の維持費が変わるのか、また節約できる維持費・節約できない維持費について細かく解説します。
車種やサイズで変わる
軽自動車の維持費の違いは、新車か中古車かということよりもサイズや車種による影響が大きくなります。軽自動車にはさまざまなボディタイプがありますが、中でも維持費に影響が出やすいものは「スーパーハイトワゴン」や「トールワゴン」です。
高さから生まれる車内の開放感が特徴である反面、その高さゆえ風の影響を受けやすく、低高の軽自動車に比べ燃費性能が劣ります。また、高さが1,600mを超えるものであれば立体駐車場へのリスクもあるでしょう。マンション併設駐車場を利用する場合は注意が必要です。
ほかにも、軽自動車にはターボ搭載車が多くあり、パワーがある反面エコカー減税や燃費面では不利となります。ターボ非搭載車に比べメンテナンス管理も求められるため、場合によってはメンテナンス費がかさむことも考えられるでしょう。
節約できる維持費できない維持費がある
車の維持費の中には、節約できるものとできないものがあります。両者をまとめると、以下の通りです。
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節約できる維持費 |
ガソリン代、パーツ交換・メンテナンス代、任意保険料 |
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節約できない維持費 |
税金、保険料、車検基本料、免許更新費用 |
上記のように、法律によって定められている金額は、「節約できない維持費」に該当します。維持費の節約を考えている場合は、上記のガソリン代やメンテナンス代、任意保険料などに注目してみましょう。
軽自動車と普通車の維持費の大きな違いはこの2つ！
車の維持費は新車・中古車で大きな違いはありませんが、軽自動車と普通自動車では維持費は大きく異なります。全体的に見れば軽自動車の方が割安となりますが、どの程度金額に差があるのでしょうか。
この項目では、軽自動車と普通自動車の維持費の違いをご紹介します。
自動車税と自動車重量税の違い
自動車税に関しては、ふたつの違いがあります。ひとつ目は、普通車では排気量により税金が決まることに対し、軽自動車は一律であることです。
ふたつ目の違いは税額変更のタイミングです。軽自動車は2015年4月を境に改正されていますが、普通自動車は2019年10月が境となっています。中古車の自動車税は初年度登録に基づき課税されるため、登録年数も考慮しましょう。
次に重量税ですが、普通自動車の重量税は0.5トン刻みの重さで税額が変わります。一方、軽自動車はです。
重量税は車検のタイミングで支払うため、重量税が高い普通自動車の方が必然的に高額となります。
車検費用の違い
車検費用の内訳は、軽自動車も普通自動車も変わりません。しかし、軽自動車と普通車では大幅に費用が異なります。
まずは、先ほどご紹介した重量税です。一律の軽自動車に対し、普通自動車は重さで変化します。また、2年分をまとめて支払うため、車の重さが多いほど差が膨らむでしょう。
次に車検の基本料金です。基本料金は依頼先によって異なりますが、普通自動車の基本量は車のサイズによって変動します。軽自動車を含め、小型であるほど基本料は安い傾向です。
部品交換代などは車の種別よりも経過年数や使用頻度に依存するため、一概には言えません。交換・修理箇所が多いほど高くなるでしょう。
車検費用のおおまかな目安は、普通車で10万円から、軽自動車は7万円からとなります。
軽自動車の維持費の目安とは？
中古車であっても、車を所持するには月ごと、年ごとの定期的な維持費が発生します。
維持費にはどのような費用が必要なのか、どの程度かかってくるのかなど知りたい方も多くいるでしょう。この項目では、月単位でかかる費用と年単位でかかる費用をご紹介しますので参考にしてください。
月単位でかかかる維持費一覧
月単位でかかる費用は、ガソリン代、駐車場代、洗車代、月々のローンが必要です。ガソリン代は燃費により異なることから、ガソリン価格145円、燃費23.5km/Lと仮定し計算しています。
また、ローンの支払いは車体価格200万円を7年で組んだ場合の計算です。おおよその目安として参考にしてください。
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ガソリン代 |
約6万2,500円 |
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駐車場代 |
約5,000円~約5万円 |
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洗車代 |
約300円~約5,000円 |
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月々のローン支払い |
約2万4,000円 |
（2022年2月時点での情報です）
年単位でかかかる維持費一覧
年単位でかかる維持費は、自動車税、任意保険、メンテナンス費用です。メンテナンス費用の中には、自賠責保険1万2,550円、重量税3,300円、車検基本料、印紙代などの車検に必要な費用が合算されています。
また、メンテナンス時に部品の交換や修理を行う際には金額が高くなるため注意しておきましょう。任意保険は加入者の年齢や車種、保険会社により異なります。年単位の維持費の目安は、以下の表の通りです。
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軽自動車税 |
一律1万800円 |
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車検費用 |
約5万円~約8万5,000円 |
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任意保険 |
約1万円~ |
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『軽自動車の税金等｜軽自動車検査協会』）
（参考：『自賠責保険ポータルサイト｜国土交通省』）
軽自動車の維持費を節約するポイント【月単位】
月単位の維持費は、年単位の維持費に比べ節約しやすいと言えます。毎月のことであるため、長期的に考えても節約して損はありません。
この項目では、月単位でかかる費用の節約ポイントをいくつかピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ガソリン代は車の使用頻度次第
ガソリン代は車に乗る頻度や道路状況、エアコンの使用状況によって異なります。そのため、運転による節約は難易度が高いと言えるでしょう。しかし、ガソリン代を節約する方法はほかにもあります。
ガソリンは地域・店舗で異なるため、単価の安いスタンドを利用することで節約が可能です。ポイントカードを採用しているスタンドであれば、貯めたポイントを使ってガソリンを入れることもできます。
また、近所に買い物にいく場合などは自転車や歩きにするといった工夫をすることで、物理的な節約も可能です。
駐車場は場所の見直しで安くなる
自宅に駐車場がない場合は、駐車場を借りなくてはなりません。街中の駐車場となると高くなる傾向があることから、場所を見直すことで費用を抑えることができます。
安い駐車場を探すには、住宅地から離れている、大きさの制限があるなどがポイントです。これらの駐車場は借り手が少ない傾向にあり、比較的安くなっています。また、区画が小さいタイプや軽自動車専用の駐車場など、割安で借りることができ駐車場もおすすめです。
しかし、自宅から半径2km以内であること、車全体が駐車場に収まることなどの条件があるため注意しましょう。
洗車費用はセルフで節約可能
洗車費用を抑えるには、ガソリンスタンドの洗車機を使用するといいでしょう。スタンドスタッフによる手洗い洗車は、軽自動車でも1回につき約1,500円~3,000円かかります。
洗車機利用は1回の金額が約300円で済み、待ち時間も少なく手軽に綺麗にすることが可能です。洗車の日を設けているガソリンスタンドでは200円で洗車が行える場合もあります。
また、手間はかかりますが自分で洗車を行なうことも費用を抑えることができるのでおすすめです。
ローンは車両価格と支払い回数で負担が変わる
車を購入する際に、ローンを組む方は多くいるでしょう。車体価格やローンを組んだ際の金利・支払い回数により、毎月の支払い額が異なります。支払い回数を増やすことで毎月の負担額を減らすことが可能です。
また、決まった金額を支払う固定金利にすることで必要経費が明確になるため、毎月の生活費とのバランスが取りやすくなります。
頭金を支払わないフルローンを選択した場合、支払い年数によっては毎月の返済額が高額になるため月々の負担は大きくなるでしょう。
軽自動車の維持費を節約するポイント【年単位】
年単位でかかってくる維持費は、税金が主となります。税金の節約はできないため、任意保険料の見直しやメンテナンス費用を抑えることがポイントです。
この項目では、軽自動車の税金、保険料、メンテナンス費用の節約ポイントをご紹介しますので参考にしてください。
軽自動車税は自家用の場合は一律
軽自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者が支払わなくてはならない税金です。軽自動車は税額が一律となっています。
しかし、車両番号を登録した月により金額が異なるため、以下の表からご確認ください。中古車の場合、13年を超えていないかを確認しておくといいでしょう。
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2015年3月31日以前 |
7,200円 |
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2015年4月1日以後 |
1万800円 |
|
上記のうち登録月から13年を超えた車 |
1万2,900円 |
（2022年2月時点での情報です）
（参考：『平成28年度から軽自動車税の税率が変わります｜総務省』）
任意保険は見直しで大きく変わる
任意保険を節約するには、保険の内容を見直すことが大切です。年齢条件により金額が大きく異なります。契約時に運転する人の年齢に合わせて条件を設定しているため、若い時から見直しをしていない場合、現在の年齢条件に変えるだけでも節約は可能です。
また、車に乗る頻度が多いほど事故などに遭う危険性が高まるため、保険料が高くなる傾向があります。使用目的が変わっているのであれば、変更をしておくといいでしょう。
契約内容、補償内容を見直すことで保険料が大きく変わることも考えられるため、大きな節約ポイントになります。
車検メンテナンス費用は業者を見直す
車検費用の中には、法定費用と車検基本料があります。法定費用は車種により定められているため削ることはできませんが、基本料は抑えることが可能です。
車検を依頼する業者によって金額が異なるため、費用を抑えるたいのであれば安い業者を探すということがおすすめです。車検を行っている業者とおおよその金額を表にしているので参考にしてください。
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車検専門店 |
2万5,000円~8万円 |
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ディーラー |
4万円~10万円 |
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ガソリンスタンド |
1万円~3万円 |
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整備工場 |
3万5,000円~5万円 |
（2022年2月時点での情報です）
車検費用は法定費用や基本料に加え、部品などの諸費用が必要です。そのため、車検時によって費用が変動します。
維持費が安い軽自動車のおすすめ3選！
中古車は本体価格が安いことが魅力です。その中でも軽自動車を購入した場合、税金などの維持費を抑えることが可能になります。
この項目では、維持費が安い軽自動車のおすすめをご紹介しますので参考にしてください。
ダイハツ ミライース
ミライースは、ガソリン車の中でも低価格で低燃費であることから人気があります。車体部品の数を減らして樹脂パーツを採用し軽量化されていることや、衝突安全性能も高くボディ剛性を強化している「Dモノコック」が採用されていることが特徴です。
安全性能も高く、最新の運転支援機能であるスマートアシストIIIが搭載されています。ネクステージでは、ミライースの中古車を22万9,000円~99万9,000円で取り揃えています（2022年2月時点）。
（参考：『ミライース（ダイハツ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
スズキ アルト
アルトは新開発のプラットフォームを採用していることで、前タイヤと後ろタイヤとの間が長くなっています。
そのため、車内空間が広く足元にゆとりがあり、大人4人が乗っても窮屈さがありません。また、リヤシートを簡単に倒すことができるため、大きな荷物も楽に乗せられます。
最小回転半径が4.2mであることから取り回しも良く、狭い道でも安心です。ネクステージでは、アルトの中古車を9万9,000円~89万7,000円で取り揃えています（2022年2月時点）。
（参考：『アルト（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ N-BOX
N-BOXは安全運転支援システムのHondaSENSINGを搭載しており、2019年には予防安全性能で最高クラスの『ASV+++』を獲得しています。
ホンダの特許である「センタータンクレイアウト」を採用していることが大きな特徴です。燃料タンクを前座席下に搭載することで床が低くなり、自転車などの大きな荷物でも楽に積みこむことができます。
車内空間が広いため普段の通勤や買い物、子供の送り迎え、アウトドア目的としても使用することが可能です。ネクステージでは、N-BOXの中古車を44万9,000円~196万7,000円で取り揃えています（2022年2月時点）。
（参考：『N-BOX（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)
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まとめ
軽自動車の維持費は、普通車に比べて安い傾向にあります。また維持費の中でも、ガソリン代やメンテナンス費用は節約しやすい項目なので、今一度費用の見直しをしてみると良いでしょう。
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