新古車を買うなら要チェック!お得に購入する方法は?
通常よりもお得に車を買いたいけれど、新車は高くて予算に合わないと悩む人は多いようです。また、もう少し値段が下がると新車にも手が届きそうと考える人もいるのではないでしょうか。
上記のような悩みを持つ人は新古車が最適で年式が最近のものを格安で買うことができます。また、納車までの期間も短いため、乗車までの時間に制限がある人にはぴったりです。ただし、新古車には弱点も持ち合わせていますので、総合的に判断することが大切でしょう。
そこで、今回は新古車を買う前に知っておきたい利点や弱点について紹介していきます。
※目次※
・新古車の利点と欠点を理解して、自分に合っているかを正しく判断しよう!
・新古車が購入できる場所を把握して、より多くの店舗へ行き自分の欲しい車種を見つけよう!
・よりお得に新古車を買える時期や方法を理解して、失敗せずに購入できる方法を実践しよう!
新古車を購入するメリット
『新古車』とは、中古車の中でも年式が最近のものや、走行距離が比較短い車を指します。また、新古車の中でも、きわめて走行距離の少ないものは登録済み未使用車、届け出済み未使用車、などと呼ばれます。これら新古車を選ぶ際に注目して欲しいポイントが「値段」「税金対策」「スピード」の3つで、独自の強みを持っていることが魅力です。
ここでは、新古車のメリットを詳しく紹介していきます。
新車よりも安く購入できる
新古車は、通常よりも数十万円ほど総支払額を下げて手に入れることが可能です。新車では手が出なかった人でも、同じ車を買える確率は上がります。
自動車取扱店が新古車を安価に売れるのは、値段を下げたとしても利益を十分に取れる仕組みを確立しているからです。自動車取扱店の中には、新車に対して大幅な値引きをしない代わりに、新古車にして利益を取っている取扱店もあります。
車を買った人の中には、高くて予算が合わなかった車を安く買えたケースもあるため、新車よりも安価であることは強みでしょう。
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※価格は支払総額
納車が早い
新古車は、手続きさえ完了すればすぐに乗ることが可能です。新車は、取り寄せる期間が発生するため、実際に乗車するまで長い期間待つことが多く、とくに人気車だと数カ月以上待つケースも少なくありません。
一方、新古車ならば、工場から取り寄せる期間を短縮できるため、納車期間は短いといえます。
オプションや装備が搭載されているケースも
新古車には、高速道路で便利なETCやカーナビなど、人気の装備を既に搭載して販売している場合があります。
もちろん、すべての車に上記の装備が搭載されてあるわけではありませんが、オプション付の新古車はある程度整った状態で売られるため、出費を抑える面では嬉しいサービスだといえます。
購入時、一部の税金を支払わなくて良い
新車を買う際は、自動車税や重量税などの支払いも一緒に行わなければなりませんが、新古車だと、既に自動車取扱店側が車の登録を済ませているため、重量税の支払いをする必要がありません。
車にかかる税金額は数万円程度の負担となるため、税金対策を簡単に行えるのはとても魅力的といえるでしょう。
新古車を購入するデメリット
新古車を選ぶ際は、欠点についても知っておかなければなりません。上記のような「カーナビやETCなどの搭載」や「税金」については大きな強みですが、装備が制限されたり車検の有効期間が短くなったりする可能性も考えられます。
新古車選びで失敗しなくて済むように、弱点についての知識も深めておきましょう。
販売台数が限られている
自動車取扱店は売上台数の実績を上げることを目的に新古車とするため、在庫台数が少ない特徴があります。とくに、人気の車はすぐに売り切れてしまうことも多いようで、希少性は高い傾向にあるでしょう。
新古車は、自分の欲しい車が残っていない場合やそもそも市場に出ていないケースもあるため、『絶対に買えるという保証はない』点は弱みだといえます。
装備を好きなように選べない
新車では、車の内装や外装、タイヤなど好みのカスタマイズをすることが可能ですが、新古車では内装や外装などが決まっているため、その中からでしか選ぶことはできません。また、好みの内装や外装のどこかを妥協しなければ、買える車に巡り合えない可能性もあります。
新古車は、内装があらかじめ整っていることで値段を下げられる強みがある反面、在庫の中からでしか選べない制限が弱点でしょう。
新車よりも車検の有効期限が短い
新古車の中には、登録から数年経っている車も存在するため、事前にチェックしておかなければなりません。多くの自家用自動車では、新車の登録から3年で車検となりますが、車を買う時期によっては車検の有効期間が短いケースも考えられます。
例えば、車の年式が2年6カ月の車を買った場合、6カ月後までには車検を受けなければなりません。同じ中古車でも車検の有効期間によっては車検代が別途かかってしまうこともあるのです。
税金が優遇される点は新古車を買う強みでもありますが、車検の有効期間はしっかりと把握して検討しましょう。
書類上ではワンオーナー車ではない
将来的に車を売却する人には、新古車を選ぶと査定額に影響が出る可能性があります。新古車は、系列の自動車取扱店などが一旦車を買い取るため、書類上はワンオーナー車ではありません。
ただし最近では最初のオーナーが自動車販売会社である場合、オーナー数としてカウントしない、というのが慣習となっており、車の買取においても、実質のワンオーナー車ではなくても新古車の査定額に悪影響を与えるということは少なくなっています。
新古車を買うなら売るときのことも考える!
将来的に車の売却する人は、人気車種などリセールバリューを意識した選び方が重要です。リセールバリューが高い車種は、グレードやカラーが大体決まっているケースが多く、売却時に査定額が優遇されやすくなります。
車を買うときは売るときのことも考えて、車の種類だけでなく需要の高いカラーやグレードも抑えておくことが大切です。しかし、リセールバリューはモデルチェンジなどでも価値が大きく変わることがあるため、参考程度に覚えておくと良いでしょう。
新古車を売るときに得をしたいけれど、リセールバリューについてよくわからないという人もいるでしょう。リセールバリューについての情報は、車取扱店のスタッフに相談すると教えてくれます。
新古車を購入できる場所は?
車取扱店は全国に数多く存在しており、店舗によって新古車の数やサービスの質は違ってきます。そのため、店舗ごとの特性をよく理解した上で、新古車をどこで買うのかを選ぶことが大切です。
車種によっては、売り出されている期間が短いものもあるため、事前に取り扱っている店舗を把握しておきましょう。
ディーラー
メーカーから直接仕入れが行える『ディーラー』では、売上目標を達成する過程で新車を一旦購入し、新古車にして売り出す措置をとることがあります。しかし、新古車を自社で売り出すよりも、系列の車取扱店や新古車専門店に卸すパターンが多く、ディーラー側に在庫が残っている確率は低いでしょう。
ディーラーでは展示車や試乗車も新古車に変えて売り出すパターンもあるため、モデルチェンジなどの際には在庫が増えるケースもあります。もし、店舗で展示車や試乗車が入れ替わっていれば、スタッフに相談してみましょう。
中古車販売店
『中古車取扱店』では、各店舗から新車を買い取るなどの方法を利用して、新古車の在庫を多く持っているケースもあります。主に、軽自動車よりも普通車を多く取り扱っている店舗が多いようです。
他にも、新車をメインに取り扱っている店舗だと周りの目が気になって気が引けてしまう人もいますが、中古車取扱店では新古車を選んでも不自然さがない特徴があります。他の店舗での購入に抵抗がある人は、堂々と新古車を選べる中古車取扱店が最適です。
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※価格は支払総額
新古車専門店
『新古車専門店』は新古車のみを取り扱っている店舗で、とくに軽自動車を多く取り扱っていることが特徴です。
新古車を取り扱っている店舗は他にも存在しますが、新古車専門店だと車種やカラーなどさまざまなタイプが用意されているため、好みの1台を探しやすい魅力があります。
なかなか自分に合う新古車が見つからない人は、新古車専門店で探してみるとぴったりの車と出会えるかもしれません。
新古車をお得に買う方法は?買うならいつ?
お得に新古車を手に入れるには、新車との価格がどれだけ違うのかを把握することが重要です。フィーリングやスタッフの声だけで値段を判断してしまうと価格差が少ないケースもあります。
また、新古車には特別な保証を受けられる利点や値段が下がる期間を絞ることも可能ですので、しっかりと見ていきましょう。
新車の見積もり額と比較する
新古車の値段がどのくらいお得なのを知るためには、新車と見積り額を比べることが一番早いでしょう。まず、車取扱店で売り出されている新古車のグレードやカラーなどの詳細をスタッフに確認します。
続いて、全く同じ車の見積もりを車取扱店で入手しましょう。このとき、見比べる2台の情報が近ければ近いほど精度の高い比較が可能です。また、目星が付いている車の情報をメモして車取扱店へ持って行けば見積作成もスムーズでしょう。
車取扱店から新車の見積もりを受け取ったら、新古車の総額と見比べてどのくらい値段に差があるのかを確認します。上記の手順で相見積もりを取れば一目で値段の違いを確認できるためおすすめです。
新車保証の残存期間を確認する
新古車では「新車保証の継承」を受けることが可能で、内容は以下の通りです。
・『一般保証』新車登録から3~5年が対象
・『特別保証』新車登録から5年又は走行距離10万km未満が対象
上記のように、新車保証の継承は2種類の補償を受けられるだけでなく、補償期間も長いことが魅力ですが、加入する場合は約1~2万円の料金を支払うことが多いため、料金と残り期間を見比べてから行いましょう。
新古車の在庫が増える4月の購入を狙う
多くの車取扱店では、決算月の3月までに目標売上台数を達成しようと必死です。しかし、売上台数が目標に達成しなかった店舗では、足りない売上分を新古車にするため、他の月よりも新古車台数が多くなることがあります。
つまり、決算月の翌月である4月が1年で最も新古車の在庫を抱える時期というわけです。他の月よりも在庫処分の車が多く出回ると安い金額でもたくさん売る必要が出てくるため、新古車は4月がお買い得ということになります。
さらに、車取扱店によっては店頭に並ぶ車種も多くなることで、欲しかった車を格安で購入できる確率も高まるでしょう。
もし、4月に自動車取扱店の在庫が少なかった場合は、半月決算である9月の翌10月が2番目に在庫が集まる時期ですのでおすすめです。魅力的な車が見つかるという保証はないのですが、他の月よりもお得ですので4月と10月に店舗へ行ってみると良いでしょう。
よくある質問
Q.新古車はどこで買える?
A.新古車は、主に中古車販売店で購入できます。現在では新古車とは呼ばず、「登録(届出)済未使用車」として販売されているので注意しましょう。未使用車でなくても、高年式で新車に近い状態良好な中古車は数多く出回っています。
Q.新古車を購入するメリットは?
A.登録(届出)済未使用車は、新車と同等のコンディションで安く購入できるのが最大のメリットです。人気のオプションが装備されているケースも多くあります。すでに登録済みなので、購入時の新規検査費用がかからず、納車が早いのも魅力です。
Q.新古車はメーカー保証を継承できる?
A.未使用車や高年式の車は、メーカー保証の継承が可能です。一般的に新車一般保証は3年以内または走行距離6万kmまで、特別保証は5年以内または10万kmまでとなっています。中古車販売店は独自の手厚い保証も提供しているので、比較検討してみましょう。
Q.新古車は売れ残りの不人気車が多いの?
A.未使用車は、ディーラーが売上達成のために自社登録するのが一般的です。そのため決して売れ残りではなく、中古車市場でも売れやすい人気のある車が多く出回る傾向にあります。幅広い層に安定した需要のある売れ筋の軽自動車は、特に見つけやすいでしょう。
まとめ
新古車を選ぶ際は、利点や弱点をしっかりと把握しておくことが大切です。確かに新車よりも値段は優遇されますが、グレードやカラーなど諦めなければならないポイントが出てくる人もいるでしょう。
車の購入した後で、「やっぱりあのオプションはあった方が良かった」と後悔しないように、要点を絞っておくと失敗せずに済みます。
また、新古車を購入する人は、お得になる時期や特徴を理解しておくと、他の時期よりも安い値段で手に入るかもしれません。上記で紹介した内容を元に、車取扱店で新古車の購入を検討してみましょう。
ネクステージでは中古車だけでなく、車種によっては新古車のお取り扱いもございます。車を買いたいと考えている方は、ぜひご相談ください。