中古車を買うときに押さえたい選び方のポイント
新車よりも価格が安く、思わぬ掘り出し物が見つかることもあるのが中古車の魅力です。しかし、年式や走行距離など、何を基準に選べばいいかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、中古車を買うときに押さえたい選び方のポイントを紹介します。
中古車は一つとして同じ状態のものはありません。だからこそ、自分にピッタリの車が見つかったときの喜びは格別です。買って良かったといえる車が見つかるよう、ぜひ本記事を参考にしてください。
※目次※
・選び方のポイントをしっかり抑えることでお買い得な中古車を手に入れよう
・中古車の状態をチェックするのは難しくない。コツを覚えて後悔のない車選びをしよう
・お客様とのコミュニケーションを第一に考えている、信頼できる販売業者を選ぼう!
中古車を買う際の選び方のポイント
中古車を選ぶときは、複数の要素から総合的に判断することが大切です。「走行距離は〇〇km以内であればOK」といったように一つの要素だけで判断してしまうと、思わぬ失敗を招くことがあります。
では、どのようなことを抑えておけば失敗せず、なおかつお得な中古車を選ぶことができるのでしょうか。選び方のポイントについて8つ紹介します。
走行距離はキリの良い数字を少し超えた車が狙い目
走行距離は長いほど販売価格が安くなる傾向にあります。価格を重視するのであれば長い車を選ぶべきですが、その際にもちょっとしたポイントがあります。それは「キリの良い数字を少し超えた車」を選ぶということです。
例えば、走行距離39,000kmの車と41,000kmの車があれば41,000kmの車を選ぶようにします。両車は2,000kmの差しかありませんが、41,000kmの車の方が長く走っているように感じやすい傾向にあります。あくまでも心理的なものですが、実際中古車市場ではこちらの方が安くなることが多いのです。
PR走行4万km台の中古車
※価格は支払総額
年式は3・5・7年落ちの車を優先して選ぶ
走行距離と同じように、年式についてもお買い得になるタイミングがあります。それは、3・5・7年落ちの車です。3年目というのは、新車で買った車の最初の車検がある年です。そして、5年目、7年目はそれ以降の車検のタイミングと重なります。
車は車検前に手放されることが多いため、3・5・7年落ちの車は在庫数が多くなります。在庫数が多いということは、その分価格も下がりやすくなり、お得に手に入る可能性が高くなるということです。
年式と走行距離のバランスを見る
たまに数千kmしか走っていないのに、年式が古いため安い価格で売られている車があります。一見お買い得に見えますが、こうした車にも注意をしておきましょう。なぜなら、年式が古いのに走行距離が短いということは、長らく放置されていた場合があるからです。
車は走っていなくても劣化が進みます。放置されていた場合、メンテナンスもされていない確率も高くなる傾向にあります。そのため、走行距離と年式とのバランスを見ることが大切なのです。ちなみに目安としては1年で10,000km程度であれば良いとされています。
車のグレードや装備を考慮する
新車は受注生産が基本となるため、自分のニーズに合わせたグレードや装備を手に入れることができます。しかし、中古車はすでにある在庫から選ぶため、必要のない機能が備わっていることもあります。
大きなこだわりがなく価格を重視するのであれば、余計なオプションが付いていない標準装備の車を選ぶことをおすすめします。反対に、サンルーフやパワースライドドアといった装備にこだわる方は、後からつけることができないので、事前にきちんと確認するようにしましょう。
車のコンディションを確認する
中古車は、前のオーナーがその車を大切に扱ってきたかどうかで状態が左右されます。一度もオイル交換がされていない、定期点検もされていないような車は、走行にも問題がある危険性があります。
コンディションの良し悪しは、実際に車を確認したり試乗したりして自分の目や体でチェックすることをおすすめします。また、購入後に後悔しないよう、走行具合だけでなく内装の汚れや傷などにも注意を払うようにしましょう。
車検の有無を確認する
中古車には車検が残っている車と車検が切れている車があります。車検切れの車を購入した場合は、別途業者に整備や代行を依頼しなければなりません。また、車検がある場合でも数か月しか残っていないということがあります。
そのため、こうした車を購入する際は、車を購入する費用だけでなく車検代も予算に含めて考える必要があります。
修復歴車(事故車)は避ける
事故車とは、ルーフパネルやピラーなど車の骨格部分が損傷を受けて修復した車を指します。正確には修復歴車といい、販売時に修復歴があることを表示する義務があります。骨格は車の重要な部分なので、いくら修復をしたといっても不具合が出る確率が高くなりがちです。したがって修復歴車は避けた方が無難と言えるでしょう。
ちなみに骨格以外に損傷を受けた場合は、修復歴車として扱われないため表示義務がありません。修理をした車かどうかが気になる方は、きちんと業者に確認するようにしましょう。
保証が付けられるかを確認する
日本車は国外から見ても壊れにくい車として有名です。しかし、いくら壊れにくくても、一度人の手に渡った中古車に対して不安を覚える方もいるのではないでしょうか。
そんなときに安心なのが車の保証です。中古車は販売業者が独自の保証を提供していることがあるため、保証が付けられるかどうかは必ず確認するようにしましょう。
保証内容が長期で内容も充実している場合は、その車に自信がある表れです。反対に内容が薄い、短期の保証しかない、あるいは保証そのものを付けてくれない場合は注意が必要です。
中古車選びでチェックすべき項目
最近の中古車選びは、ネットなどで気になる車をピックアップした上で、実物を販売店に見に行くということが多いのではないでしょうか。
せっかく見に行くのであれば、購入すべきではない中古車ではないかをチェックするようにしましょう。専門家でないと判断が難しいと思われがちですが、コツさえつかめばチェックできるようになるでしょう。
外装
外装からは、その車に修復歴があるかどうかといったことが判断できます。骨格に損傷があると、どんなに上手く直しても歪みが生じます。フェンダーとボンネットなどの隙間が均一でない場合は要注意です。
ボンネットに大きな傷やへこみがあるなど、目に見える不具合はもちろん、ドアがうまく閉まらない、ガタつきがあるといった車も避けた方良いでしょう。塗装の色ムラや剥がれ、小さな傷については購入者が妥協できるかどうかで判断するようにしてください。
内装
内装からは、タバコやペットの臭いが残っているかどうかだけでなく、水没してしまった車かどうかといったこともわかります。例えば、シートベルトを最大まで引っ張ってみると染みがある、空調を止めると雑巾のような臭いがするといった場合、水没車であることがあります。
他にも、実際シートに座ってみて「ヘタレ」や「ヨレ」があるかを確認します。シートは車を運転するときに一番長く座る場所です。クッションが硬くなっていると腰を悪くして運転にも支障をきたすことになりますので、ここもチェックしておきましょう。
エンジン・バッテリー
エンジンやバッテリーの状態は素人目ではわからないことも多くあります。しかし、だからといって何もチェックしないのは良くありません。例えば、エンジンをかけてみて、異音がしないかどうか、過度な振動がないかどうかといったことは確認しやすいです。
また、ボンネットの中のことはよくわからなくても、ボンネットを開けるときに違和感がないかどうかということや、全体を見渡してみて汚れが酷くないかといったことだけでもチェックするようにしましょう。
電装品
電装品とは、エアコンやカーナビ、パワーウィンドウなど、電気で動く装備品のことです。電装品は意外と見落としがちで、購入してから故障していることに気づいたということも少なくありません。
特にエアコンやパワーウィンドウの故障は、修理費が数万円から10万円前後と高くついてしまうことが多いため、必ずチェックするようにしましょう。パワーウィンドウの場合、動いたとしても動きが遅い、ガタつきがある、といった違和感を覚えることもあります。少しでもおかしいと思ったらすぐにスタッフに確認するようにしましょう。
ブレーキ
ブレーキは車を停止させる重要な機能です。車が止まりにくい、ブレーキが効かないなどといった不具合が生じると事故に繋がる危険性が高いため、必ずチェックするようにしましょう。具体的なチェック方法はブレーキパッドの残量を測定することです。3mm以下になっていた場合は必ず交換してもらいましょう。
続いてブレーキオイルです。通常は長くても2年に1回は交換するものなので、残量が減っているかどうかをリザーバータンクで確認します。また、色も透明や黄色に近ければ良いですが、茶色や黒色の場合はすぐに交換してもらいましょう。
お得に中古車を購入するコツ
ここまで、お得な中古車の選び方やチェックポイントを紹介しましたが、最後にどのような販売店から車を購入するべきかを説明します。元々価格の安い中古車ですが、さらにお得に買うことができれば何よりです。信頼できる販売店の特徴を見ていきましょう。
信頼できる販売店で購入する
車は一度買ったらおしまいというわけでなく、メンテナンスを始めとして購入後も販売店との付き合いが続いていきます。後になって嫌な思いをしないためにも、信頼できる販売店で購入することが大切です。信頼できる販売店の一例として、しっかりと顧客の立場になって考えてくれる販売店が挙げられます。
ネクステージは「お客様ファースト宣言」を掲げており、車に関するあらゆる場面での悩みや不安に親切丁寧にお応えしています。困ったことがあればまずはネクステージへご相談ください。
車の情報について細かく質問する
車の知識について自信がなかったり、相手がプロであることを意識し過ぎてしまったりして、聞きたいことが聞けなかったという経験はないでしょうか。気になることをそのままにしてしまうと、購入後に後悔することになりかねません。そのため、どんなに些細なことでも質問するようにしましょう。
販売店は顧客の質問に丁寧に回答することも仕事の一つです。
価格交渉をする
中古車の値引き表示は自動車公正取引協議会により禁止されています。中古車は年数の経過や部品の劣化などによって新車のときから価値が下がっていく商品です。値引きすると状態が同一でない商品を比較することになってしまうため禁止されているのです。
車本体の価格交渉は難しいですが、今の車を下取りた買取に出す場合は、査定額をプラスにするといった実質的な割引をしてくれる販売店も存在します。また、名義変更などの代行費用を安くしてくれることもあるため、ダメ元で価格交渉はしてみるべきでしょう。
まとめ
中古車選びはさまざまなポイントがあるため、少し難しく感じた方もいるかもしれません。しかし、今回紹介したポイントをしっかり押さえておけば、より自分に合う中古車選びをすることができるようになります。
もし、一人で色々と判断することが難しいということであれば、ぜひネクステージにご相談ください。本記事で紹介したポイントの他にも、ユーザーのニーズに合う車選びの方法について、親身になってサポートいたします。