車購入時の見積書における見方やポイントは?チェック項目や内容を解説!
車の購入をする際、重要となる項目のひとつに「値段」があります。中古車購入であれば一般的に表示金額は「車両本体価格」と「支払総額」ですが、新車の場合は基本的に「車両本体価格」であり、最終的な支払い総額とはなりません。そのため多くの方が事前に見積書を依頼することでしょう。
この見積書には総額の内訳が記されていますが、その内容やチェック項目が分からないという方も多いのではないでしょうか。本記事では、見積書の内容やチェック項目について紹介しますので、車を購入する際はぜひ参考にしてください。
※目次※
・見積書は必要のないオプションや使途不明な項目がないかチェックする必要がある。疑問がある場合はスタッフに確認しよう。
・見積書以外にスタッフの対応も見極めよう。購入後のサービスも考えると、親切で丁寧なスタッフがいる店舗を選ぼう。
・中古車の購入はネクステージがおすすめ。独自の販売ルートと知識が豊富なスタッフが在籍。
車購入時の見積書における見方やポイント
見積書には車両本体だけでなく、オプションなど後付けする装備やサービスの金額も記されています。どのようなものが加わり最終的な金額になったのか、その内容を把握することは非常に大切です。
例えば以前ディーラーで車を購入した際に、メンテナンスパックに入った方がお得だという話がありました。しかし状況によっては必要がないこともあるため契約時にはきちんと検討が必要な項目のひとつです。
このように車を購入する際には気をつけなければならないポイントがいくつかありますので、以下から確認していきましょう。
必要のないオプションが付いていないか
購入時にメンテナンスパックやガラスコーティングなどのオプションを勧められることがあります。メンテナンスパックは、必要な点検や車検、消耗品などの交換代金がパッケージとして売り出されていることが多い傾向です。
自分自身でメンテナンスが可能である方は加入する必要が無い場合もありますが、手間をかけたくない方にはおすすめです。
ただしディーラーによって、メンテナンスパックの内容が異なるため一概には言えません。利用頻度によっては高くつくことも考えられるため、オプションの内容について必要性を見定める必要があるでしょう。
下取査定額と車購入額が妥当な金額か
下取りを考えている場合はその金額の確認も必要です。下取りは新しい車を購入する前提で行いますので、買取店よりも査定額が低い場合があります。また査定料や手数料などの費用が発生することもあるようですが、買取店では一般的に無料査定を行っている業者が多い傾向があります。
さらに購入する車の値引きを多く見せるために下取査定額を安くしている場合や、下取査定額を高くして調整しているケースもあります。
そのため、下取査定額と車の購入金額はそれぞれ妥当な金額なのか確認することが必須です。また両方の金額を提示せず、合算した金額を見せてきた場合も注意しましょう。
ローン金利が高くないか
ローンで車の購入を検討している場合は、ローン金利についてもきちんと確認する必要があります。もちろんキャンペーンで金利が低くなっていることもありますが、ローンを利用する際は金利を含めた総額で検討することが大切です。
金利は高ければ高いほど総支払額が増えるため家計へ負担も大きくなります。ローンで支払いを考えている場合は、自身に適用される金利を複数社において比較検討することもおすすめです。購入前にあらかじめ調べておくことも方法のひとつでしょう。
使途が不明確な項目はないか
見積書の中には、使い道がよく分からない項目が記載されていることもあります。項目を見て理解ができるものであれば問題ないのですが、見慣れない項目などがある場合は、スタッフに確認するようにしましょう。
代行手数料なども明細が不明確なものは、何を代行するのかについてもきちんと確認しておくことで安心して依頼することが可能です。車を直接持ち込んで引き渡しをするのに、引取り費用が含まれているなど、疑問に思うことがあれば納得ができるまで確認しておきましょう。
二重で記載されている項目がないか
見積書の費用によっては、同じ意味を持つものが項目を変えて二重で記載されているケースもあります。メーカーや販売店の信頼を失う行為ですが、このようなことがないとは限りません。
少しでも疑問に思う項目がある場合は、詳しく質問するなど対策を取ることが大切です。単なる販売店側のミスであれば検討の余地はありますが、悪質な場合は他のお店で購入することも選択肢にいれるほうが望ましいでしょう。
総支払額だけでなく全項目を確認する
車の購入をローンで支払うことを検討している場合は金利を含めて総支払額を確認する必要があります。しかし、車両価格・オプション・手数料などを含めると予算以上の金額が提示されていることもあります。
そのため支払総額とあわせて全ての項目と金額をひとつずつ照らし合わせていくことも必要です。見積もりではオプションが必要だと伝えたものの、予算オーバーによって考えが変わることもあります。同時に下取査定額が妥当なのかを考え直す方もいるでしょう。
このように、総支払額を見た時に適正価格か自分が納得して購入できる金額なのかは、慎重に考える必要があることを念頭に入れておくことをおすすめします。
車購入時の見積書のチェック項目と内容
ここまで見積書における見方や注意すべきポイントについてお話ししましたが、実際の見積書にはどのようなチェック項目があるのでしょうか。
ここでは車を購入する際の見積書のチェック項目と内容について、大まかな流れを解説します。
車両本体価格
「車両本体価格」は車両本体のみの価格を記載したものになります。カーアクセサリであるフロアマットやドアバイザーの費用については基本的に含まれていません。
展示車にはこのようなパーツが付属されているため勘違いしやすい項目ではありますが、必要な場合は別途購入が必要です。ディーラーやメーカー以外の販売店などで購入することもできます。
なお、車の登録手数料などの諸経費は車両本体価格に含まれておりません。車両本体価格以外にも別途かかることを念頭におきましょう。
ナビやホイールなどのオプション価格
「オプション価格」とは、純正ナビやホイール、エアロパーツなど自分の好みに合わせてメーカー純正の商品を取り付けた場合にかかる費用です。
オプションは大きく分けて2つあり、ディーラーなど販売店の工場で取り付ける「ディーラーオプション」と、メーカーの工場で製造時に取り付ける「メーカーオプション」があります。
メーカーオプションは一度注文をして契約書にサインをした場合、キャンセルができない場合が多いでしょう。その分の費用も支払う必要があるため、オプションを希望する場合は注意が必要です。
ディーラーオプションであれば、装着部品や時期によっては変更やキャンセルの相談ができる場合もあります。既に部品を取り寄せしてしまっている場合などは、対応できないこともあるのできちんと確認を行ったうえで契約をするようにしましょう。
自動車保険料
自動車保険には、強制加入であり被害者の補償を目的とした「自賠責保険」と、自賠責ではカバーしきれない部分を補償する「任意保険」があります。自賠責保険は車を購入時に販売店側が代理で手続きを行うことが一般的です。
任意保険はディーラーと提携している保険会社の利用か、自身で元々契約している保険へ手続きの変更を依頼するなどのパターンが考えられます。
任意保険は「相手への補償」「自分や搭乗者への補償」「自分の車への補償」と様々な補償が用意されているため、自分に合った補償を選ぶことが大切です。
購入時に必要な税金
車を購入する際には消費税の他、自動車税などの費用がかかります。しかし、どのような項目に税金がかかるのか疑問に持つ方もいるのではないでしょうか。
消費税は車両本体価格のほか、オプション価格、諸費用にはかかりますが、税金や自賠責保険にはかかりません。
自動車税は通常4月~翌年3月までの納付となりますが、新規登録の場合は月割り制度があるため登録を行った翌月から3月分までの支払いとなります。中古車購入の場合は、旧所有者が既に1年分納めているので、これから利用する期間分の月割り税額を負担して分担することが一般的です。
環境性能割とは燃費性能に応じて課税され、登録車の場合は0~3%、軽自動車は0~2%です。適用される場合はこの項目に記載されるので覚えておきましょう。
なお環境性能割は新車、中古車どちらでも適用となり、燃費の良い車は税が軽減されるので、購入時のポイントとして押さえておいてください。
販売に関する諸経費
車を購入する際にかかる諸経費に関しては、明確な基準はありません。そのため、提示された金額が適正であるか判断する必要があります。主なものとしては「登録手数料」「車庫証明取得代行手数料」「納車費用」です。
登録手数料はディーラーや販売店側が代行で、車のナンバーを取得する際にかかる費用となります。業者が管轄の運輸支局や軽自動車検査協会へ出向き、手続きを進めるものです。
この登録手数料の相場は1万5,000円~4万円となっていますが、希望のナンバープレートにしたい場合は割高となります。
「車庫証明取得代行手数料」は駐車場を管轄する警察署で申請を行いますが、その車庫証明書を取得するため必要となる費用です。
自宅などに納車を依頼した場合にかかる費用が「納車費用」となります。距離や輸送方法によって金額が変動しますので、納車を検討している方は別途かかる費用として検討してください。
整備費用
その他として中古車を購入する場合は、整備費用がかかることも覚えておきましょう。中古車を見てみると「車検整備付き」の表記がついていることがあります。これは車検にかかる整備費用が車両本体価格に含まれているため、別途支払う必要がないという意味です。
「法定点検整備別」と記載されているものもあり、12ヶ月点検、24ヶ月点検とも呼ばれている点検もあります。車を安全に走行するために実施される点検のことを言い、別途料金がかかる場合が多いので事前に確認しておくことがおすすめです。
値引きされた金額
車を購入する際は値引き額に注目する方も多いのではないでしょうか。この値引き額は販売店側によっても異なる項目です。交渉の上合意した金額がそのまま見積書に反映されているのか、きちんと確かめるようにしてください。
下取りと同時に新車の購入を行う場合は、それぞれの価格が適正であるかも合わせてチェックするようにしましょう。
すべてが含まれている総額
ここまでの項目の確認が済んだら、全てが含まれている総額を見ます。最終チェックの意味合いもあるため、自分の予算と照らし合わせて問題ない場合は契約を結びましょう。
ただし、必要のないオプションやパッケージプランが含まれている場合は、確認をした上で外すよう依頼してください。
それと同時に見積書に対して疑問がある場合は、販売店側に質問し内容に納得できるかどうかも大切です。購入者は後々後悔をしないためにも、価格やスタッフの対応など総合的に判断して購入することをおすすめします。
車の見積書を取る際のポイント
販売店側との話し合いなど車の見積書を取るまで時間がかかるため、1箇所で終わらせたいと考える方もいるのではないでしょうか。
ここでは車の見積書を取るポイントとして3つ紹介します。車を購入する上で大切なポイントですので、購入前の参考にしてください。
複数社から見積もりを取る
複数の販売店で見積もりを取ることにより手数料やオプション価格など今まで基準が分からなかった金額が明確になり、査定額も比較することができます。さらにローンで購入を検討しているのであれば、金利に注目することも大切です。
車は高い買い物となるため、少しでもお得に購入したいと考えるものです。そのため、適正価格で提示している販売店を見分けるためにも気になる販売店を比較することをおすすめします。
また販売店は購入後のメンテナンスや修理などを実施し、長い付き合いとなるため自身も妥協せずに店舗を選ぶことが重要です。
あらかじめ価格相場をリサーチ
特に中古車の場合は、店舗をはじめインターネットでも価格相場をリサーチすることが簡単にできます。そのため見積書と中古車市場の相場価格が適正かどうか、確認してみるのもひとつの方法です。
それと同時に価格と合わせて自身が必要なオプションが付いているかどうか、整備費用など別途かかる料金があるのかも見極めておきましょう。総額に対してのズレがなくなるため、このような点に注目してみることもおすすめです。
気軽に相談できる店舗を選ぶ
気持ちよく車を購入するためにも、スタッフが親切・丁寧であるかも重要なポイントとなるでしょう。オプションを強引に売りつけてくるお店や査定額が適正でない場合は、他店の利用を検討してみるのもひとつの方法です。
車の見積書は質問をしないと分からない項目も多くあります。そのため疑問や不明点に対してきちんと答えてくれるスタッフがいる店舗での購入が望ましいでしょう。
分からない項目はすぐに確認し、疑問を解決することができる知識のある親切なスタッフが常駐する店舗は信頼できます。
品質が高い中古車をお探しならネクステージへ!
ネクステージは全国に店舗があり、独自の販売ルートを確保しているため適正価格で中古車を購入することが可能です。またお客様ファーストの理念から、お客様が安心と納得ができるよう知識あるスタッフが丁寧な対応を行っています。
そして、購入後のアフターサービスに関してもお客様のニーズに合わせてプランを用意しておりますので、保証等の心配がある方でもご安心いただけます。
見積書に関するご質問へもしっかりとお答えしますので、中古車をご検討の際は見積もりをご依頼ください。
まとめ
見積書はこの金額で購入できるかどうかを判断する大切な書類ですが、販売店によって必要のないオプションが含まれていたり、査定額が適正でなかったりする場合があります。そのため、車を購入する際には複数の販売店で見積書を比較し検討することが大切です。
ネクステージは適正価格で販売額を提示しているほか、車の売却などに関しても経験豊富なスタッフが揃っておりますので、購入・売却をお考えの際はネクステージまでお問い合わせください。