中古車購入までの流れと必要書類は?車選びのコツや購入後のポイントまとめ
中古車を買う時に、どのような手順で購入をすすめればいいか迷ったことはないでしょうか。インターネットの発達により、昔よりも多岐に渡る方法で車が買えるようになりました。ネットでできることが増えるほど、便利である反面本当に得なのか決めかねてしまうこともあるでしょう。
特に初めて車を買う人は難しく感じてしまうかも知れません。中古車購入の流れと注意事項を確認し、スマートに中古車を買えるためのポイントをご紹介します。
※目次※
・予算に車種決め、駐車場の確保、どの業者を使うかなど訪問する前に自分1人で行うことも多くある。
・業者とのやり取りは見積もり、支払い、納車など決まったチャートに沿って進むため心配は不要。必要書類は確実に準備する。
・在庫がない状況や価格と折り合いが付かないこともあるため、複数車種を候補に考えておく。
中古車を購入する前までの流れ
中古車の購入は段階を踏んでいく必要があります。車種を絞り込む作業や必要書類の準備、納車までの期間など時間を要することもあるでしょう。中古車購入の流れを大まかでも掴んでおくことが大切です。
中古車購入の流れの中でも最初の段階を確認してみましょう。最も自分の選択に委ねられる部分であるため慎重な判断が求められます。
中古車購入に使える予算を決める
納得のいく車購入のために最初に予算を決めましょう。車種やグレード、オプションなどの車に関わる決断もまずは予算が決まらなければ始まりません。
合計でどのくらいの金額を中古車購入のために使えるか、マイカーローンの借入額や収入、頭金となる貯金も含めて慎重に検討しましょう。車の購入で考えるべきことがあるのは前半の方だけで、後半は手続きは主となります。
ここでの舵取りを誤ってしまうと後々にまで影響を及ぼしてしまいかねません。中古車の価格は上から下まで様々で、数十万で買えるものもあれば100万円出しても買えない車種も存在します。
中古車使用の目的を考えて車種を決める
新しく買う車をどんなシーンで使うことになるか、事前にシミュレーションしておきましょう。買い物のための街乗りがメインなのか、家族全員でレジャーのために遠出する車が欲しいのかで選択肢は変わってきます。
将来的な乗車人数も考慮した上で車種を決定しましょう。子供が生まれる、両親と同居するなど数年以内に状況が変わるかも知れません。大きな車が必要になったり、逆に小さな車しか必要ないケースも出てきます。
納車後の駐車場所を確保する
車を購入した後は決められた納車日に車が届くことになります。どのタイミングで納車されるにせよ、事前に駐車場を確保しておくことが必要です。自分の欲しい車種が問題なく駐車できる充分なスペースがあるか確認しておきましょう。
自宅に駐車場が既にある方は問題ありませんが、そうではない場合駐車場の契約に時間がかかってしまうかも知れません。余裕を持って車の購入前に駐車場契約を済ませておけるよう心掛けましょう。
中古車を購入する時の流れ
中古車の購入に適正な予算や欲しい車種が決まった後は、契約終了までの手続きに移ります。同じ車種の中でもどの中古車を選ぶのか、どこの業者を使うのかなどここでも選択をすることになるでしょう。
中でも良い業者を見付けることは大切です。車の質や見積もりの価格、アフターサービスなど多くの面で関わってくることになります。
どの中古車を買うのか選ぶ
どの中古車を買うか車種やグレード、ボディカラーにオプションなども含めて総合的に判断しましょう。年式や走行距離、車種にグレードはもちろんですが、期間限定仕様車や人気のカラーによっても価格が変わります。
オプションの中でも先進安全装置などのメーカーオプションは後付けすることができません。中古車に後付けすることができないオプションがどのくらい自分にとって重要か、後で困ることのないように事前に考えておきましょう。
どこで買うのか業者を選んで訪問
現車を見るために実際に業者を訪れます。ネットで調べるより早く車を確認したいと考える方はいくつかの業者に直接訪問することもおすすめです。そのタイミングに安い車を紹介してもらえるだけでなく、業者おすすめの車種も知ることができるでしょう。
複数の業者を訪れる、または直接店舗に出向く時間があまりないという方は、ネットや電話などで下調べをした上でピンポイントに車をチェックしに行くことも可能です。自分に合った方法で業者を見つけましょう。
車を決めたら見積もりを取る
目星を付けておいた車を実際に確認し、気に入ったら見積もりを取る段階に進みます。本体価格だけ見ても最終的に必要となる金額を知ることは難しいため、必ず見積もりを取って予算と照らし合わせましょう。
複数の車が気になる場合は、いくつかピックアップした車全ての見積もりを取ることもおすすめです。同じ車種が違う業者でも扱われている場合、特に相見積もりを取ることで車の性能差や価格差に気付きやすくなるでしょう。
実際に契約を結んで支払いを行う
見積もりを確認した上で納得ができたら契約を結びましょう。相見積もりや長く時間をかけて価格をチェックすることも大切ですが、見積もりの段階では車をキープできているわけではありません。
見積もりを取っても他者が先に契約を決定した場合、購入できなくなってしまう点に注意しましょう。一括払いやローンの利用、頭金の額や金利などで同じ車の購入でも支払総額は変わってきます。支払方法は銀行振込やカードなど複数の方法から選べる店舗が大多数です。
購入した車の納車
支払いが済んだ後、中古車は点検やクリーニングなど納車に必要な行程をこなして行きます。そのため支払いが終わった後は納車まで何もすることはありません。
必要なメンテナンスは全て行われるため、購入時に多少汚れが付いていたとしても期日には仕上がった状態で納車されます。中古車の購入手順は納車で晴れて終了です。
購入の流れから分かる中古車のメリットは?
購入の流れを確認していただくと、以前よりもクリアに購入時のフローチャートを理解できたのではないでしょうか。ここで中古車購入の流れから分かる中古車のメリットをいくつか考えてみましょう。
中古車は年式や走行距離、車種によって価格が決まります。新車よりも細分化されており、より自分の好みにフィットした1台を見付けられるでしょう。安さにこだわる方や新車同様の車が欲しいと考える方にも需要を満たす車が存在します。
中古車の購入の流れに合わせて必要な書類を揃えよう
希望の中古車が決まったら、書類を準備します。初めての場合は聞き慣れない専門用語も用いられるため、中古車販売店によく相談しましょう。
中古車販売店は親切であること、適切な準備が得られることが大切です。直に接することで中古車販売店の顧客への姿勢がみて取れます。まずは必要な書類は何か、またどこで入手すれば良いかを見てみましょう。
軽自動車と普通自動車では違いがある
軽自動車も普通自動車も同じ自動車なのですが、申請書類に一部相違があります。購入時に中古車販売店にて確認するのが最良です。個人で全てを行うことは、慣れないと時間がかかります。
下表を参考にしていただければ一目瞭然ですが、印鑑にご注目ください。普通自動車は資産として国に登録されるので、実印と印鑑証明書が必要です。
軽自動車購入に必要な書類と準備方法
中古軽自動車を購入する場合の必要書類は下表をご参照ください。住民票は住民登録をしている市区町村の役所の窓口で申請・入手します。
注意が必要なのは印鑑です。認印で良いのですが、シャチハタはほぼ受け付けてもらえません。朱肉を使用しましょう。
自動車検査証は通常中古車販売店が準備します。また自賠責保険も同様に販売店に手続きを依頼するのが賢明でしょう。
必要書類 |
必要枚数 |
入手方法 |
住民票 |
1枚 |
市区町村の役所(有料) |
印鑑(認印で可) |
1本 |
- |
自動車検査証(車検証) |
1枚 |
販売店 |
自賠責保険証 |
1枚 |
販売店 |
委任状 |
1枚 |
販売店 |
車庫証明 |
1枚 |
警察署または販売店 |
普通自動車購入に必要な書類と準備方法
普通自動車を購入する場合の必要書類は下表をご参照ください。軽自動車と違う点は認印ではなく、実印が必要となる点です。それに伴い印鑑証明書も必要となります。各市区町村の役所で申請を行ってください。
実印は印鑑を用意し、住民登録している役所であらかじめ登録しておく必要があります。登録には身分証明できるものが必要です。その他の書類は軽自動車の場合と同様、販売店が準備します。
必要書類 |
必要枚数 |
入手方法 |
印鑑証明書 |
1枚 |
市区町村の役所(有料) |
実印 |
1本 |
- |
自動車検査証(車検証) |
1枚 |
販売店 |
自賠責保険証 |
1枚 |
販売店 |
委任状 |
1枚 |
販売店 |
車庫証明 |
1枚 |
警察署または販売店 |
(参考:『自動車検査・登録ガイド|国土交通省』)
中古車を購入する流れで車を選ぶ際のポイントは?
中古車購入の流れの中でも車種選びは重要な項目です。予算や車の性能、将来の用途なども総合的に含めると、一番の悩みどころとなるかも知れません。
車の選考が難航しないためには、以下の注意点を抑えておくことがおすすめです。予想外の展開が起きても困らないように、事前に起こり得るトラブルを予想しておきましょう。
欲しい車種は複数候補を考えておく
目を付けていた車の在庫がない、もしくは目前で売れてしまったという場合でも困ることがないように、欲しい車種は複数の候補を考えておくことをおすすめします。
最初から1つに絞らず、複数車種同時に探す方が車探し自体もスムーズに運ぶでしょう。どれか1つがダメになったとしても、他の候補にすぐ切り替えることが可能です。
そのためには希望車種をボディタイプからある程度絞り込むことがおすすめです。SUVが欲しいのかミニバンが欲しいのか、自分の用途から合致するボディタイプを考えてみましょう。同じボディタイプの中から複数車種を見つけ出すことができます。
車種によって買い時が変わる
新車と同じく中古車も車種によって買い時が異なります。需要がある時期が車種によって異なることから、同じ車種でも時期によって金額が変わってきます。自分の欲しい車種の安い時期を販売店で尋ねてみることがおすすめです。
また、時期だけでなく中古車の流通量も価格を左右します。新しいモデルが発売され、新モデルに乗り換える方が多くなると旧モデルは中古車市場に多く出回ることになるでしょう。
旧モデルとなったことで同じ年式、性能を持った他の車種よりも安い値段で販売される可能性もあります。欲しい車種が安くなるタイミングが分かればよりお得な買い物ができるでしょう。
人気車種や候補車種の相場は事前に確認しておく
自分の欲しい車種と人気の車種の相場を事前に確認しておくことで、後々得をすることもあるでしょう。人気車種は中古車でも多く出回っていることから、お買い得な金額で販売されていることも多くあります。
同時に年式や走行距離など車の状態も確認しておきましょう。同じ人気車種でもどれくらい型落ちしているかで中古価格は大きく変わってきます。
3年落ちであれば価格は高いものの状態のよい中古車が多く、7年落ちになると古さは見られるものの価格面で大きなメリットがあるでしょう。
走行距離は1年で1万kmが目安と言われています。年式と比較して走行距離が短いものは状態がよい可能性が高いでしょう。
中古車の購入で失敗しないための注意ポイント
中古車の購入の流れについては分かっていただけたことでしょう。予算や車種を決め、見積もりを取るなど必要なことはどこの業者で購入するときも変わりません。
中古車の購入時に失敗しないために、いくつかの注意点をご紹介します。現車を見に行く際に気を付けておくと購入後も長く安心して乗れるでしょう。
試乗をして乗り心地や見えない不具合を回避しよう
車の状態は外から見るだけでは分からないものです。可能な限り試乗をすることをおすすめします。乗ってみることで思った以上にエンジンの調子が良くないことに気が付く、乗り心地の悪さに評価を改めるかも知れません。
「中古車だから悪い」ということは決してありませんが、新車と同じく中古車も実際の感覚を大切に車選びを行いましょう。反対に乗る前はいまひとつの評価をしていた車に「乗ってみたらよかった」と異なる感想を抱くことも考えられます。
納車後にも新たな傷やへこみがないか確認しよう
無事に購入が済んだ後は納車を待つのみです。納車の日は全ての手続きが完了したことについ手放しで喜んでしまうかもしれませんが、注意を払っておきたい日でもあります。
納車したらすぐに、納車前にはなかった傷や凹みがないか確認しましょう。購入前は販売店のスタッフと一緒に確認することも考えられますが、契約後にトラブルが起こっている可能性もあります。
そのため、納車の時点で車に問題がないかどうか、当日に確かめておくことが大切です。もし納車直後に傷や凹みなどが見つかった場合、業者が対応する可能性も大いにあります。
短すぎる保証期間には要注意しよう
中古車の購入時に車の性能や価格は重要です。同時にアフターケアにおいても万全のサービスが行き届いているか確認しましょう。
保証内容や保証期間には特に注意が必要です。納得のいくアフターケアでないと判断した場合、多少価格面で優れた部分があっても考え直した方がよいでしょう。購入後に保証期間が短いことに気が付いても何もできることはありません。
短すぎることに気付いた場合はスタッフに相談することをおすすめします。輸入車の場合は国産車よりも保証期間が短い傾向があるため、併せて留意しておきましょう。
良質な中古車はネクステージにおまかせ!
中古車購入の流れを理解しても、どこかのポイントが抜けてしまうこともあるでしょう。特に初めて車を購入する方は初めての経験だらけで右往左往してしまうかもしれません。購入に対してアドバイスが欲しくなることも考えられます。
中古車の購入は中古車のプロにお任せください。ネクステージは全国にある多数の店舗で試乗することができます。スタッフも中古車購入に対して経験豊富なため、お客様の質問に誠実かつ的確な解答を出すことが可能です。
まとめ
中古車購入はまず予算を含めた車種の検討、駐車場の確保から始まり業者を訪れて車種を絞り、見積もりに移行していきます。見積もりが終わった段階で購入の判断をし、買う場合は支払い後に納車です。
中古車を買うにあたり予算や車種、業者など多数の選択を行う必要があります。真摯に相談に乗ってくれる、安心できるスタッフと進めていくことが最も大切です。中古車購入を検討している方はぜひお客様ファーストでの対応を心掛けているネクステージまでご相談ください。