車の購入は年収の割合をもとに車種を選ぼう!目安額を超える車を買う方法も
車選びの際に重要になってくるのは、購入金額と年収の割合を考えることです。特に社会人になりたての人は、年収が300万円程度であることも多く、「予算が確保できない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、車の購入を考えている人に向けて、購入額の目安や予算ごとのおすすめの車種を解説します。なるべく費用を抑えて車を購入する方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.年収の割合をもとに車の購入予算を決めるなら維持費も考慮しよう
・車の購入費用は半分以下が目安ではあるものの、ケースバイケースのため支払い方法も加味する必要がある
・年収の割合よりも高い車種が欲しい場合は中古車を購入しよう
・中古車の購入なら品揃えが豊富なネクステージがおすすめ!
車を買うなら年収と購入費用の割合はどのくらいが良いの?
車を購入するなら、憧れていた車や気に入った車を手に入れたいものです。だからといって、無理をして購入すると、ローンが滞ったり維持費を支払えなくなったりしてしまいます。ローンや維持費が払えないと、せっかく手に入れた車を手放さなくてはならない可能性も。そこで、まずは年収と購入額の理想の割合について確認しておきましょう。
車の購入額は年収の半分以下が目安
無理のない返済計画の目安としては、年収の半分以下だと言われています。新卒の場合は平均年収が200万円~250万円程度になるため、100万円~150万円程度の購入が望ましいと言えるでしょう。
すでに多額の貯金がある人であれば問題はありません。新卒として入社した会社の給与をベースに返済をするなら、余裕をもって120万円程度の車をおすすめします。業種や職種にもよりますが、年収が数年で急激に増加することはなかなかありません。現在の年収を目安に返済計画を立てましょう。
購入後の維持費にも注意しよう
車を購入するとき、車体の価格や取得費用の契約時に支払う費用に目が行きがちです。しかし車は購入後にも、税金をはじめ毎月の保険や燃料費、駐車場代などたくさんの維持費がかかります。予算を決める際は、購入後の維持費も考慮しなければなりません。
維持費はその人の状況や車の使用頻度で大きく変わります。たとえば、東京都心に住む人は駐車場代が数万円かかりますが、自宅の敷地内に駐車できる人は駐車場代がかかりません。
車購入費用が年収の割合を大きく占める場合はローンも便利
車の購入額の目安は年収の半分以下ですが、年収が低い場合は購入方法もしっかり考えておく必要があります。年収が低い方が、金利手数料の発生するローンを利用すると、金額によっては生活に影響を及ぼしてしまう可能性があるからです。ここからは、新卒の平均年収や購入方法の違いで生じる金利の差を確認してみましょう。
新卒者は年収300万円を下回る場合もある
車を購入する際にローンを組む人は多いでしょう。ローンを組む際には月々の支払いが発生するため、自分の月給を把握し無理なく返済できる計画を立てる必要があります。
また、金利を安く抑えるにはボーナス払いなども利用し、早期の返済計画を立てるとよいでしょう。ボーナス払いまで考慮する際は、月給だけではなく賞与などの手当てを含めた年収を目安に返済計画を立てることが重要です。下記に新卒の平均年収をまとめました。
全業種の平均年収 |
200万円〜250万円 |
医師 |
435万円 |
新卒の平均年収は、男性女性共に300万円を切っています。医師など特別な資格や技術がいる場合は年収が高くなる場合もありますが、一般的には年収300万円以下で返済計画を立てることが多くなるでしょう。
ローンの利用はよく考えよう
車の購入方法は、大きく分けて「現金一括払い」と「ローン支払い」の2つです。どちらを選んでもメリット・デメリットがあります。支払い方法は、それぞれのライフスタイルや考え方で選ぶのが大切です。
一括払いであれば一時的な負担はかかるものの、金利が発生しないためローン支払いよりもトータル金額は安くなります。分割払いなら、一時的な負担がかかりません。その分、金利が発生するため最終的な支払い金額は高くなります。長期のローン返済になると支払う金額が増えるので、ローンを組む際は「無理のない返済計画」を立てましょう。
ローンを組むうえで欠かせない要素となってくるのが金利手数料です。マイカーローンの金利は、どの機関から借りるかによって変わります。各機関の金利の相場は以下の通りです。
・銀行系:年2%~4%
・信販系:年1.9%~9.9%
・ディーラー系:年5%~8%
このように、ローンを利用する機関によって金利が最大で6%程度も違ってきます。ローンの利用額によっては総支払総額で30万円~50万円の差が出るかもしれません。どの機関で借りるのがよいのか比較検討することが大切です。
年収の割合をもとに車の購入予算を決めるなら維持費も考慮しよう
車にかかる費用は車体購入価格だけではありません。車を持ち続けることで発生する維持費も多岐にわたって存在します。持っている車の車種や使い方によっても費用が変わってくるため、車を購入する際は維持費のことも念頭において判断しましょう。
特にローンを組む場合は、維持費とローンの返済が必要です。維持費を計算に入れていないと、返済計画が崩れてしまう可能性もあります。
どんな維持費がかかる?
車にかかる維持費を以下にまとめました。維持費には全員に必要な費用だけではなく、特定の人が支払う費用もあります。例えば駐車場代は、土地を持っている人には必要はありません。しかし、土地がない人は賃貸駐車場を利用する必要があり毎月の出費が発生します。
車の所有者全員に必要な維持費 |
特定の人に必要な維持費 |
・自動車税 ・重量税 |
・自動車任意保険 |
自動車任意保険については任意なので入らなくても違法ではありません。しかし、事故などを起こしてしまった際に高額な費用を請求される危険性があるため加入をおすすめします。
軽自動車の維持費目安
軽自動車は重量が軽く排気量も少ないため、かかる税金も他の車種より低く設定されています。さらに、燃費もいい傾向にあるため、ガソリン代を抑えられるメリットがあるでしょう。
上記以外にも故障した際には修理費用が別途必要となる可能性もあるため、かかる維持費は多めに見積もると安心です。軽自動車を購入した際にかかる平均的な維持費が以下にまとめました。
|
軽自動車 |
自動車税 |
1万800円/年間 |
自動車重量税 |
3,300円/年間 |
自賠責保険料 |
1万2,550円/年間 |
任意保険料 |
8万円/年間 |
駐車場代 |
12万円/年間 |
ガソリン代 |
8万円/年間 |
車検代 |
2万5,000円/年間 |
維持費合計 |
33万1,635円/年間 |
(2021年1月現在)
コンパクトカーの維持費目安
コンパクトカーも名前の通り、重量が小さく抑えられた車です。しかし、軽自動車より車体が大きいため自動車税や重量税などが高くなります。
年間の維持費としては軽自動車より6万円ほど高くなるため、購入費用が同じでも負担は大きくなるでしょう。コンパクトカーを購入した際にかかる平均的な維持費を以下にまとめました。
|
コンパクトカー |
自動車税 |
3万500円/年間 |
自動車重量税 |
1万2,300円/年間 |
自賠責保険料 |
1万2,700円/年間 |
任意保険料 |
8万5,000円/年間 |
駐車場代 |
12万円/年間 |
ガソリン代 |
10万円/年間 |
車検代 |
3万円/年間 |
維持費合計 |
39万715円/年間 |
(2021年1月現在)
ミニバンの維持費目安
ミニバンは比較的大きな車のため、税金をはじめ全ての費用で高額になる傾向にあります。駐車場に関しても高さ制限に引っかかる可能性も出てくるため、選択肢が少なくなり費用が高額になる可能性もあるでしょう。
車検代については毎年かかるものではありませんが、積み立てをしておくと安心です。ミニバンを購入した際にかかる平均的な維持費を以下にまとめました。
|
ミニバン |
自動車税 |
4万3,500円/年間 |
自動車重量税 |
2万500円/年間 |
自賠責保険料 |
1万2,700円/年間 |
任意保険料 |
9万円/年間 |
駐車場代 |
12万円/年間 |
ガソリン代 |
13万円/年間 |
車検代 |
3万5,000円/年間 |
維持費合計 |
45万1,915円/年間 |
(2021年1月現在)
年車の購入で年収の割合をもとに車種を選ぶコツ
国税庁の調査によると、平成29年度の平均年収は432万円(男性531万円、女性287万円)となっています。車の予算は買いたい車の価格を参考にするのではなく、自分の年収を元に組んでいきましょう。
予算内であっても一括購入する場合は、預貯金も考慮した上で考えなければなりません。年収から考える車の購入予算の目安についてご紹介します。
年収300万円未満の場合
年収300万円未満となると、正社員だけではなく、非正規雇用のパートタイマーや派遣社員なども含まれてきます。仮に年収300万円だとすれば、ボーナスなしの月収で15~18万円程度です。そのため、車の所有は負担になる可能性があります。
都市部など公共交通機関が充実しているエリアに住んでいる場合は、車の購入は控えたほうがよいかもしれません。
一般的な考え方であれば、車の購入額は年収の半分にあたる100万円が限度額です。しかし、収入の大部分を車の購入費に使ってしまうと維持費で苦労する可能性があります。一括購入であれば、50万円程度の予算にとどめるのが妥当です。
購入費用を抑える場合は、軽自動車やコンパクトカーが候補となります。軽自動車の中でも購入しやすいのはスズキ「アルト」、ダイハツ「ミライース」などです。コンパクトカーならダイハツ「トール」が選択肢に入るでしょう。
年収400万円未満の場合
日本の企業に勤めるサラリーマンの平均年収は432万円ですが、年収が400万円未満の人は少なくありません。月々の手取りの給与額は22万円~23万円程度と考えられます。
ボーナス払いを併用すれば、ローンを組んで車を購入することも可能です。年収の半分である200万円程度の予算が基本ですが、購入後の維持費を考慮すると150万円程度が妥当なラインといえます。
年収400万円程度であれば、年収300万円未満の場合と比べて、選択肢も広がります。軽自動車ならホンダ「N-BOX」、コンパクトカーならフォルクスワーゲン「up!」などが良いでしょう。また、トヨタのセダン「カローラアクシオ」なども手の届く範囲です。
年収600万円未満の場合
平均600万円未満となれば、日本の平均年収よりもやや高い水準です。月々の手取り給与額も35~36万円程度で、車にもお金をかけられるようになります。
この場合、予算設定としては年収の半分である300万円程度が基本です。車の維持費を考慮し、さらに進学を控えている子供がいるなど家族構成によっては240万円程度にとどめておくと安心でしょう。中古車を視野に入れると、かなりの選択肢が出てきます。
年収600万円程度であれば、ホンダの人気クロスオーバーSUV「ヴェゼル」や、トヨタ「カローラクロス」なども購入できます。ここまで来ると車のボディタイプにこだわる必要もないため、多様な選択肢から選べるでしょう。
年収800万円未満の場合
年収800万円は日本の平均年収の倍近くです。サラリーマンであれば月々の手取り給与額も47~48万円前後で、車に使える費用も増え選択肢が一気に広がります。
また、このクラスになると経営者やフリーランスになる人が多くいるでしょう。仕事との兼用で使える車を探している人もいます。この場合の予算設定としては、年収の半分にあたる400万円程度が上限です。
軽自動車やコンパクトカーだけでなく、人気のSUVやセダン、ミニバンといった選択肢が増えます。高級外車やハイクラスなミニバンなども、中古車で購入できるでしょう。
年収800万円程度であれば、トヨタ「プリウス」やマツダ「アテンザ」、フォルクスワーゲン「ポロ」、トヨタ「ノア/ヴォクシー」などがおすすめです。国産の人気車種であれば、ほとんどが予算の範囲内に収まるでしょう。
年収の割合目安を超えた車を購入する方法は?
「子どもの頃から理想としていた車があった」「ハイクラスな車種が欲しい」など、少しでも自分の希望を叶えるために背伸びしてしまうことがあるかもしれません。年収より予算が上回ってしまっても車を購入することはできますが、あくまでも「手が届く範囲の無理」に留めておきましょう。その上で、実際に使えるテクニックをご紹介します。
一括購入のための貯金をする
欲しい車のために頑張って貯金できるということであれば、一括購入で考えてみるのも良いかもしれません。たとえば、年収400万円で600万円の貯金は難しいかもしれませんが、500万円程度なら大丈夫などの上限を設定してみましょう。
ただし生活をしていくなかであらゆるものを我慢しすぎて、体調を崩してしまっては元も子もありません。一括購入をするのであれば、あくまでも「無理のない範囲」で貯金をしていくことが大切です。外食を減らして自炊をするなどの工夫をしてみてください。
一括購入のメリットは、ローンによる利息が発生しないため、全体的な費用を安く抑えられる点です。またローンの場合、月々の返済が発生するため、精神的に大きな負担になります。一括購入であれば、最初に大きな費用をかければ支払いが終わるため、月々の支払いに悩まされることなくカーライフを満喫できるでしょう。
低金利のローンを探す
どうしても貯金が難しいということであれば、ローンを組むことを考えてみましょう。一口にローンと言っても発生する金利は、どの機関から借りるかによって変わってきます。利用額によっては総支払総額で30万円~50万円の差が出ることもあります。
少しでも負担を軽減させるには「ローンの金利を低くする」ことを徹底するこが重要になってきます。金融機関によっては超低金利キャンペーンなどを行っているところもあるため、定期的にチェックしてみみましょう。
ローンを組むメリットは、手元にまとまった資金がなくても車を購入できる点です。一括購入のように一度に大きな金額を支払う必要がないため、生活レベルを維持しつつ、欲しい車を手に入れることができます。もちろん月々の支払いが発生してしまいますが、低金利のローンが組めれば、そのデメリットも最小限に抑えられるでしょう。
中古車も探してみる
理想をいってしまえば、前オーナーが存在しない新車に限定して探したいと考えている人もいるかもしれません。しかし新車ともなれば購入価格は高くなり、自分の年収と照らし合わせた結果、選択肢が限られてしまうことも。
そこで中古車まで範囲を広げると、設定した予算内で希望の車が見つかることもあります。また不具合などのリスクが不安という人は、信頼のおける販売店で購入すれば安心につながります。購入後のアフターサービスまで充実している大手の中古車販売店などを検討してみてください。
よくある質問
Q.車の購入額の目安は年収の半分って本当?
A.年収の半分というのはひとつの目安にはなりますが、実際にはケースバイケースといえます。購入は現金一括かローンか、ほかに借り入れはないか、といった要素も加味する必要がありますし、一家で複数台持つ場合は、世帯年収で考えなければなりません。
Q.車のローンはいくらまで組める?
A.車のローンの借り入れ上限額は、年収の30%~40%程度といわれています。購入額がこの範囲に収まらない場合は、頭金を増やしたり、保証人をつけたり、リーズナブルな中古車を検討したりといった方法が考えられるでしょう。
Q.車のローン返済額の目安はどれくらい?
A.ローンの年間返済額の目安は、年収の30%前後といわれています。これは、すべての借り入れの返済額を含めた数字です。金融機関によっても変わりますが、この水準を上回ると、審査に通らないこともあります。車は無理のない範囲で購入しましょう。
Q.車の年間維持費の目安は?
A.車の維持費は、年間30万~50万円ほどが目安です。使用状況や車種によって大きく変わります。税金やガソリン代、駐車場代はもちろん、点検整備費用・車検費用の占める割合も大きいため、中古車を買う際は、保証やサポートの充実度をチェックしましょう。
Q.車をなるべく安く買うためにはどうすればよい?
A.なるべく購入費用を抑えたい場合は、中古車を選択しましょう。故障が心配なら、適切な整備体制や保証サポートが用意されていれば安心です。コンディションにこだわる人は、未使用車がおすすめです。新車より数十万安く、新車と同等の車が手に入ります。
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まとめ
車はとても大きな買い物なので、購入費用と年収の割合を考えるのが重要です。トータルの費用で考えれば一括購入がおすすめですが、購入時にまとまった金額を用意できない場合は、ローンを組んで購入するのも良いでしょう。
お得に車を手に入れたい場合は、中古車を検討してみるのも重要です。ネクステージでは、事前に修復歴車や水没車を排除するなど、徹底的な品質管理を行っています。中古車の購入を考えている方は、ぜひお気軽にご利用ください。