マークXは大学生でも乗りやすい車?特徴・車両価格・ランニングコストを解説
車の免許を取得すると、自分で車を購入して運転を楽しみたいと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、はじめて車の購入を検討している学生の方は、「どのような車を買えば良い?」「購入してからどのくらい維持費がかかる?」と分からないことが多いかもしれません。
ここでは学生でも購入しやすいマークXの中古車価格や、年間でかかる維持費の内訳や具体的な金額を紹介します。マークXの購入を検討している方や、維持費が分からないという方はぜひご覧ください。
※目次※
1.マークXは2004年~2019年に販売されていたスポーツセダン
3.大学生がマークXを買うなら知っておきたい維持費を安く抑える方法
・マークXはFRのスポーツセダン。お買い得だけど販売終了から時間が経っているため在庫数が少ない
・車の燃費は維持費に影響する。任意保険の加入内容もよく検討しよう
・大学生が車を選ぶ際は、安全性と車にかかる費用を考慮して購入しよう
マークXは2004年~2019年に販売されていたスポーツセダン
マークXはトヨタから発売されていた4ドアのスポーツセダンで、スポーティーながらも実用性も兼ね備えていることから幅広い年代で人気を誇りました。
そんなマークXは2004年から2019年まで販売されていましたが、その中で一度だけモデルチェンジが行われ、初代モデルと二代目モデルが存在します。ここではそれぞれのモデルの特徴について解説します。
【2004年~2009年】初代マークXの特徴
2004年に生産が終了したスポーツセダンの代表格だった「マークⅡ」の後継者として同年に誕生したのがマークXです。後継なだけに見た目もマークⅡにかなり似たデザインとなっています。
そんな初代マークXのベースグレードである250Gのスペックをみてみましょう。
ボディサイズ |
4,730×1,775×1,435mm |
---|---|
総排気量 |
2,499cc |
最大出力 |
215ps(158kW)/6,400rpm |
最大トルク |
26.5kg・m(260N・m)/3,800rpm |
駆動方式は一部グレードでは4WDも選択できましたが、基本的に後輪駆動のFRです。排気量もゆとりがあり、駆動がFRなことから気軽にスポーティな走行ができるということで発売当初から高い人気がありました。
【2009年~2019年】2代目マークXの特徴
発売から5年経った2009年にフルモデルチェンジしたのが2代目のマークXです。搭載エンジンが3.5LのV型6気筒も選べるようになったことが大きな変更点です。パワーアップしたことで、よりスポーツセダンらしい余裕のある走りが実現されました。
2019年10月発売の250Gのスペックはこちらです。
ボディサイズ |
4,770×1,795×1,435mm |
総排気量 |
2,499cc |
最大出力 |
203ps(149kW)/6,400rpm |
最大トルク |
24.8kg・m(243N・m)/4,800rpm |
初代モデルと比較して全長が50mmほど、全幅が20mmほど大きくなりますがサイズにあまり変更はありません。しかし同様のベーシックグレードの250Gを比較してもパワーが格段に上がっていることが分かります。パワー重視の方は2代目モデルの購入がおすすめです。
マークXの中古車価格を紹介|大学生でも購入できる?
新車販売が終了してしまっているため、現在マークXを購入するには中古車を選択する必要があります。ここで初代モデルと2代目モデルの中古車価格をまとめます。
初代マークXの中古車価格
ネクステージで販売している初代マークXは2023年3月現在、1台のみで49万9,000円です。初代モデルの販売は2009年で終了しており、販売終了から15年も経過していることから価格はお手頃ですが台数がとても少なくなっています。
そのため初代モデルを手に入れたい場合は、購入したい一台が現れるまで中古市場をこまめにチェックすることをおすすめします。
2代目マークXの中古車価格
2代目のマークXは、2023年3月現在ネクステージで販売中の車両価格が49万7,000円から269万9,000円となっています。初代モデルよりは在庫数が多いですが、2023年3月現在の在庫数は20台と決して豊富なわけではありません。やはり販売終了から5年経過していることと、ミニバン等のファミリーカーより新車販売台数が少ないことが理由として考えられます。
年式や走行距離によっては100万円を切る車体も少なくないため、選択肢によってはリーズナブルな価格で手に入れられます。
(参考:『マークX(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
大学生がマークXを購入した場合にかかるランニングコストを試算
車の購入は車両価格だけでなく、ランニングコストが必要なことも忘れてはいけません。維持費は車を所有する以上必ずかかりますので、事前に見積もっておくと安心です。ここではマークXを購入した後にかかる推定の年間ランニングコストの一例を記載します。
ガソリン代 |
12万円 |
自動車税 |
4万5,000円 |
車検 |
9万5,000円 |
任意保険 |
6万6,000円 |
合計 |
32万6,000円 |
※ガソリン代は年に8000km走行と仮定
※車検実施年と仮定
※任意保険は20等級、車両保険なし、運転者制限なし
任意保険は加入状況によって大きく変化し、仮に任意保険の加入が20歳で等級を譲り受けることなく6等級からスタートした状態の場合、免許がゴールドで同様の条件であっても年間23万4,140円ほどの保険料がかかります。
その他に、月極駐車場や高速道路を利用するようであればさらに費用が必要になります。上記の表はあくまで一例ですので車の使用方法によって、さらに増えてしまう場合や節約できる場合もあります。
大学生がマークXを買うなら知っておきたい維持費を安く抑える方法
大学生の多くは収入を増やしにくいため「車は購入できたが維持費が苦しい」と感じることもあるでしょう。税金のような法律上の出費は変えられませんが、任意保険や車選びのコツを知ると節約にも効果的です。車以外の遊びも存分に楽しめるよう、慎重に計画を立てましょう。維持費を抑える方法を4点ご紹介します。
任意保険をしっかり精査する
任意保険の料金を抑えるには、加入する会社やプラン内容を見極めることが大切です。適切な保険が分からない場合は、家族や専門知識を持つ方に相談しましょう。ただし、加入者が未成年の場合は単独で加入できない可能性があります。親の同意が必要なケースや、親が加入しなければならないケースもある点に注意が必要です。
保険料が高額であると感じたときは、不要な項目をプランから外しても良いでしょう。親がすでに任意保険に加入している場合は、等級を引き継ぐことで節約が期待できます。安さだけに注目せず、安心して運転できる保険を選びましょう。
自分でできることは自分でする
点検や修理をすべて業者に任せると、部品代に工賃が加わるため費用も高額になります。部品によっては自分で交換できるものもあるため、車に関する知識を深めておきましょう。自分で対応できるようになると、工賃の節約につながります。
インターネットや本で調べる方法もありますが、車に詳しい方が周囲にいるのであれば直接アドバイスを受けられると安心です。大学で車関係の同好会がある場合は、より深い知識を得られるでしょう。
燃費の良い車を選ぶ
ドライブが好きな方は、燃費性能を重視して車を選ぶのがおすすめです。燃料消費量が少ない車であれば、ガソリン代が節約できます。
また、国が定めた燃費基準をクリアした車は税金の節約にも効果的です。2020年度燃費基準を40%以上達成した車は「自動車税が75%減税」「自動車重量税は免税」が適用されます。ただし、対象となる購入期間に決まりがある点に注意が必要です。一定の条件はあるものの、維持費の節約にはうれしい効果が期待できる方法といえるでしょう。
支払額をきちんと把握してから購入する
ほしい車が明確な場合は、購入金額にいくら必要か計算しておくことが大切です。ローン支払いでは金利も考慮しなければなりません。以下は、金利5%で3年(36か月)ローンを組んだときのシミュレーションです。
車両本体代 |
月額 |
総支払額 |
100万円 |
2万9,971万円 |
107万8,956円 |
70万円 |
2万980円 |
75万5,280円 |
50万円 |
1万4,986円 |
53万9,496円 |
30万円 |
8,992円 |
32万3,712円 |
ローンを組むと100万円だった車両本体代金が「107万8,956円」になり、8万円近く増額してしまいます。収入が少ない学生のうちは、金利による増額分も計算して金銭管理を行いましょう。
大学生がマークXを買うなら注目しておきたいポイント
車を選ぶ際には、家族や友人など周囲からのアドバイスを受け入れるよう心がけましょう。ボディデザインにも注目したいものですが、まずは安全性を重視しなければなりません。運転しやすい車を見極めたうえで、維持費を節約しながら満足に乗り続けられる車を選びましょう。大学生が車を買うときに満たすべき条件を2点ご紹介します。
安全性
新車・中古車を問わず、安全性は重要な要素です。機能面を確認することも大切ですが「ハンドル操作がしやすいか」「アクセルペダルにしっかりと足が届くか」といった点は、事前にチェックしましょう。
中古車を選ぶ際には、ワンオーナーから選ぶのがおすすめです。新車にこだわりたい方は、新古車や代車落ちの車を探しましょう。安さだけで購入すると、購入直後に故障する可能性もあります。「運転のしやすさ」と「コンディションのよさ」が両立する車を選べるよう意識しましょう。
本体価格と維持費
安全な車に絞ったあとは、車両本体の価格と維持費を計算します。収入状況に合わせて、無理なく払い続けられる車を選ぶことが大切です。一括支払いで購入する予定の方も、月々にかかる維持費を算出しておきましょう。
アルバイトから得る収入を想定すると、車のために費やせる金額は月5万円前後といえます。ここから税金やガソリン代を差し引いた数字が、本体代金として支払える金額です。月々の収入と維持費をおさえておくと、適切な本体代金を予測できます。
大学生でマークXの購入が難しい場合は他の車も検討しよう
中古市場の在庫が少なくお目当ての一台がなかなか見つからない場合や、諸費用などが予算オーバーの場合は他の車を検討してみましょう。
維持費を抑えたい場合は、燃費の良い車種や税金が安い軽自動車を選ぶと年間のコストを抑えることができるのでおすすめです。お目当ての車がない場合は、改めて自分が欲しいと思える車種選びをしてみるのも手です。もう一度車種選びをすることで、知らなかったお気に入りの車種に出会えるかもしれません。
大学生におすすめのマークX以外の車種5選
ここからは、70万円以下の価格帯でおすすめの車を5車種ご紹介します。リーズナブルな価格に加え、安全性の条件も満たす人気車種です。運転に自信がない方でも乗りやすい車もあるため、車選びに悩んでいる方は参考にしてみましょう。燃費の良い車を選ぶと、維持費の節約にも効果が期待できます。
女性にもうれしい可愛いコンパクトカー「日産 マーチ S」
可愛らしいデザインの車がほしい方には、日産のマーチ Sがおすすめです。グレードによって70万円を上回る場合もありますが、安価なものでは50万円以下の中古車も出回っています。
2WDの中古車相場 |
15万9,000円~89万9,000円 |
4WDの中古車相場 |
59万9,000円 |
(2023年3月時点)
(参考:『マーチ(日産)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
スタイリッシュなコンパクトカー「三菱 ミラージュ M」
「小さくてもかっこいいデザインが良い」という方は、三菱のミラージュがおすすめです。Mは中間グレードにあたるモデルですが、安価なものでは50万円台の中古車も手に入れられます。
2WDの中古車相場 |
16万9,000円~81万9,000円 |
4WDの中古車相場 |
- |
(2023年3月時点)
(参考:『ミラージュ(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
軽量ボディで小回りが利く「トヨタ パッソ X」
トヨタのパッソは、存在感のあるフロントデザインが特徴的なコンパクトカーです。コックピットにセンターコンソールを設けていないため、助手席と運転席に隔たりがなく広々とした空間を実現しています。
2WDの中古車相場 |
24万9,000円~119万9,000円 |
4WDの中古車相場 |
34万9,000円~142万9,000円 |
(2023年3月時点)
(参考:『パッソ(トヨタ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
PR70万円以下のコンパクトカー
※価格は支払総額
とにかく燃費にこだわった「スズキ アルト L」
燃費性能を重視したい方には、スズキのアルト Lがおすすめです。1Lあたり30kmを優に超える燃費性能を発揮しています。軽自動車で車検代の節約にも効果が期待できるため、安さを重視したい方に適した車といえるでしょう。
2WDの中古車相場 |
17万9,000円~129万9,000円 |
4WDの中古車相場 |
19万9,000円~119万9,000円 |
(2023年3月時点)
(参考:『アルト(スズキ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
静粛性やインテリアが魅力の「三菱 eKワゴン」
おしゃれな内装にこだわりたい方には、三菱のeKワゴンがおすすめです。シートは1色または2色のカラーパターンでデザインされているため、視覚的にも楽しめるでしょう。2018年式の中古車でも、60万円以下の価格帯から手に入れられます。
2WDの中古車相場 |
15万9,000円~93万9,000円 |
4WDの中古車相場 |
24万9,000円~99万9,000円 |
(2023年3月時点)
(参考:『eKワゴン(三菱)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
マークXの中古車をお探しの方はネクステージへ
マークXの中古車をお探しの方はぜひネクステージにご相談ください。ネクステージではコストパフォーマンスの良い価格設定で、品質にこだわった車両を数多く取り揃えております。
また販売だけでなく保証サービスもあるため、車の購入がはじめての方も不安の少ないカーライフをスタートできるしくみが揃っています。
品質の高い車両を厳選してラインアップ
ネクステージではできる限りコンディションの良い車両を取り扱うよう心がけています。その取り組みとして修復歴のある車、水没車、メーター改ざん車はいっさい取り扱っていません。
買取査定の資格を有したスタッフも多数在籍し、隅々までチェックしているので安心してお選びください。お車をお選びいただく際に分からないことがあれば熟練のバイヤーとご相談もいただけます。
購入後の保証が充実
ネクステージが販売する車には無料保証が付帯しており、無料保証は国産車であれば3か月もしくは3,000kmの範囲で安全性能に関わる故障の修理をカバーできます。エンジンをはじめブレーキやステアリングに関わる部品はもちろん保証範囲内ですし、消耗品であるベルト類も一部保証があるので心強いでしょう。
さらに走行距離や期限の長い有料保証の用意もあるため、目的に合ったカーライフのサポートが受けられます。
まとめ
マークXの本体価格やランニングコストについて詳しく紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。年式が古いため在庫数が少なくなってしまっていますが、状態の良い車体も存在しますので安全面を優先的に選ぶことがおすすめです。
費用に心配がある方は工夫して費用を抑え、時には車種を変更することも大切ですので、自分の予算に対して決して無理のない範囲で車を購入しましょう。お気に入りの一台が見つかったら詳細ページよりお問い合わせいただくとスムーズです。
・ライタープロフィール
兵頭 倫果(ひょうどう りんか)
大学時代は工学部で電気の分野を専攻し、電気自動車やソーラーカーの製作に励む。大会への出場あり。大学卒業後は国産自動車メーカーに技術者として入社。後に退職し、現在はフリーランスで、「若者にも響かせる」をモットーにYouTubeやライティング活動を行っている。1998年生まれの24歳。