カーリースと車の購入ならどっちを選ぶ?特徴を比較してみよう
車に乗る方法は、現金一括やローンでの購入以外にカーリースもあります。「購入とカーリースのどちらがお得か」「メリットが大きい方法はどちらか」など、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。カーリースと購入のどちらにすべきか迷っている方は、まずカーリースの仕組みやメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。
そこでこの記事では、カーリースと購入の違いについて解説します。カーリース契約の前に確認すべきポイントにも触れるため、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・カーリースはサブスクリプション方式で所有する方法。少ない手間で車を所有できるが所有権はリース会社にある
・一括購入やローン購入に比べて支払総額は高くなる可能性がある。毎月の費用負担を抑えたい人にはカーリースより車の購入が向いている
・車両価格をできるだけ抑えたい人には中古車購入がおすすめ。ネクステージで車両検索をしてみましょう
カーリースと車の購入ならどっちを選ぶ?
カーリースと購入には、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらが自分に合っているか見極めるために、まずは仕組みや特徴を理解しておきましょう。自分にぴったりの方法を選ぶには、「どのように車を利用したいか」「所有権をどうしたいか」など、理想のカーライフをある程度イメージしておくことがポイントです。
ここでは、カーリースと購入、それぞれの仕組みについて解説します。
カーリースとは
カーリースとは、長期定額制のいわゆる「サブスクリプションサービス」です。レンタカーとの違いは、月々支払いをすることで、長期的に借りて乗ることができるというところにあります。支払いでは、ローンで新車購入したときの月々の支払いよりも金額は少なくなるのが一般的です。これは、「残価設定」というシステムが採用されていることに由来します。
また、カーリースを利用しようとする際は、カーリース会社で審査が行われることがほとんどです。さらに、カーリース会社によっては申し込み時の条件が定められています。代表的なものとしては、20歳以上75歳以下といった年齢制限、無職や学生は連帯保証人が必要といったものが挙げられます。
車の購入とは
車の購入とは、車が自分の所有物になるということです。カーリースはリース会社に所有権がありますが、購入すると所有権は自分自身となります。
また、車を購入する場合、新車または中古車から好みに合う一台を選ぶことが可能です。新車なら、自分の好みを反映させやすく満足感もあります。ただし、受注生産なので納車までに時間がかかる点がデメリットです。
中古車は、購入価格を抑えられることや納車までのスピードが早いことがメリットと言えます。しかし、車の状態によっては新車に比べてメンテナンス費用がかかる場合もあるでしょう。
カーリースと車の購入の違いを比較してみよう
カーリースと車の購入の大きな違いは、「初期費用」と「維持費」の内容です。どちらの方法を選択しても初期費用や維持費はかかりますが、カーリースのほうが初期費用を抑えられる可能性があります。カーライフを充実させるために、それぞれの違いを比較しておきましょう。
ここでは、カーリースと車の購入それぞれにかかる初期費用と維持費の違いについて解説します。
リースと購入の初期費用の違い
カーリースと車の購入にかかる初期費用は、下記の通りです。
カーリース |
・頭金 ・登録費用 |
車の購入 |
・車の本体費用 ・各種税金、リサイクル料などの各種費用 ・登録代行費用 |
リース会社によっては、必要な頭金と登録費用がかからない場合があります。リース会社のプランを確認しましょう。
カーリースのほうが購入よりも初期費用がかからないケースが多いです。頭金も登録費用も不要なプランで契約できれば、0円で車を所有することができるのは大きなメリットでしょう。
リースと購入の維持費の違い
カーリースと車の購入にかかる維持費は、下記の通りです。
カーリース |
・車体リース費用 ・登録費用の分割分 ・各種税金の分割分 ・車検の分割分 ・メンテナンス費用 ・ガソリン代 ・駐車場代 |
車の購入 |
・車両の分割払い分(ローンで購入した場合) ・各種税金 ・車検費用 ・メンテナンス費用 ・ガソリン代 ・駐車場代 |
カーリースでは、税金や車検費用も分割して月々の支払に組み込まれるため、一定額の支払いとなります。購入だと、税金や車検は一括で支払うことになるため、まとまった金額が必要になる月が出てきます。
車をローン購入する場合は、完済まで車両の分割払いも必要です。メンテナンス費用は、カーリースと車の購入どちらの場合にも必要なタイミングで発生します。
カーリースを利用するメリット
新車をローンで購入するよりも月々の支払いの負担が少ないというメリットをご紹介しましたが、ほかにも知っておきたい利点があります。ここからは、カーリースを利用するメリットを3つご紹介します。手間や面倒が少なかったり節税効果があったりと、車の使い方によっては最適な選択肢になるかもしれません。
まとまった金額負担がなくなる
大きなメリットのひとつが、金額面でのお得感です。マイカーを入手するには、まとまった金額を一度に支払う機会がたびたび出てきます。そこをカーリースにすれば、初期費用など高額出費の負担を軽くできます。
ディーラーで新車を購入すれば、最初に数十万円の支払いが必要です。しかし、リースでは頭金の用意は不要です。手元にまとまった資金がなくても、すぐに車を手に入れられます。
また、月々の料金が決まっているのも、うれしいポイントです。契約時に決められた料金を毎月用意しておけば、好きに車に乗ることができます。税金や車検代なども定額料金に含まれているので、大きな出費に悩むこともないでしょう。
手間や面倒が少ない
新しく車を買うとなれば、手続きや整備が面倒だと感じる方もいるかもしれません。リースであれば、面倒な手続きや整備工場とのやり取りも代わりにしてくれるので安心です。気になることが起きた場合も、気軽に相談できるでしょう。
次のような手続きは、ほとんどの場合リース会社に一任できます。
・税金の支払い
・保険の手続き
・査定の手続き
車のメンテナンスが必要な時期になると、教えてくれるプランもあります。うっかり忘れてしまうことがないので安心できるでしょう。
車を乗り換える際も、簡単です。購入した車であれば自分で査定に出す、新たに売買契約を結ぶ、など時間も労力も多くかかります。カーリースは「契約満了で返却」「契約を延長して乗り続ける」「新しい車に乗り換える」「残価を支払って自分の車にする」など都合に合わせてプランを選ぶことができます。
法人&個人事業主の節税対策におすすめ
カーリースは、法人や個人事業主にとっては節税効果もあります。車のような高額な買い物は、経費として適用される額に上限があるためです。そのため業務に必要な車を買って経費にしたい場合は、一括で必要経費として計上できません。いったん減却資産として会計処理をし、普通自動車の新車であれば6年かけて減価償却することになります。
一方、カーリースであれば月々の使用料をそのまますべて経費として落とせます。節税面でとても有利な仕組みです。
好きな車種やデザインを選べる
カーリースのメリットの1つとして、好きな車種やデザインを選べることが挙げられます。人気の軽自動車からハイブリッド車、商用車までカーリースで選べる車種は多く、購入では手が出なくてもカーリースなら……ということも少なくありません。
小回りの利く軽自動車が良い・家族全員が乗れるミニバンが良い・環境に配慮したハイブリッド車が良いなど、個々のライフスタイルや好みによって、自由に選択することができるのはカーリースの特徴といえるでしょう。
カーリースを利用するデメリット
カーリースにはメリットが多い一方で、デメリットがないわけではありません。車を購入した場合と異なる注意点があるので、事前にチェックしておくことが大切です。ここでは、カーリースを利用する上で知っておきたい4つのデメリットをご紹介します。気を付けるべきポイントも把握して、自分に合ったサービスかどうか判断しましょう。
コストは目安、後々精算の可能性がある
カーリースの場合、月々の支払額は契約満了時の下取り価格から決まることを説明しました。しかし、この下取り価格はあくまで予測です。状況によっては、契約満了後に予想どおりの価格で車が売れないケースも考えられます。
その場合は、不足分を現金で払う必要が出てくるので注意しましょう。残価はあくまで目安であることを、理解しておくことが大切です。また、カーリースは契約時と同じ状態で原返却するのが原則です。リース中についた傷の修理費用は、ほとんどの場合で使用者の負担になります。
カスタマイズしにくい
契約中の車の所有者は、あくまでリース会社です。そのため、自由に乗ることができてもカスタマイズやドレスアップなどの自由度は低いという不便さがあります。リースしている車は、契約期間の後は返却することを想定しています。原状回復した状態での返却が求められるので、できるだけ元の状態から手を加えないようにしましょう。
走行距離制限に注意
自分で購入して手に入れた車であれば、どれだけに酷使しても問題ありません。しかし、カーリースはほとんどのプランで走行距離に制限があるので注意が必要です。契約時に、1か月あたりの走行距離の上限が定められるので、しっかりとチェックしておきましょう。
リース会社やプランによって、走れる距離の設定に差があります。ドライブをよくするのであれば、月間の距離が多めに設定されているプランを選んでみてはいかがでしょうか。
契約期間途中の解約はできない
カーリースでは、契約期間途中の解約は原則できません。知らずに契約をしてしまい、損をしてしまう方もいるので注意が必要です。また、契約内容の変更もできません。契約期間中の解約には、損害金が発生する可能性があります。
これから契約をする方は「契約満了まで費用が払えるか」「契約内容に不満はないか」など細かな点まで確認しておくようにしましょう。
カーリースの契約前に確認したい3つのポイント
カーリースにはメリット・デメリット双方がありますが、契約をするときに注意すべきポイントがあります。最終的な支払金額に関することや契約の内容など、きちんと知っておかないと後々損をすることになってしまいます。ここではカーリースの契約時に注意したいポイントを4つご紹介しましょう。
契約する制度は何か
カーリースの契約には、オープンエンド契約とクローズドエンド契約の2種類があります。自分の利用するカーリース契約がどちらの制度を採用しているのかをきちんと確認しましょう。
オープンエンド契約 |
・返却する際に車両の価値の市場価格を加味する ・追加料金が発生する可能性がある ・残価は高めに設定できる ・月々の支払額は少ない |
クローズドエンド契約 |
・返却時の市場価格は加味しない ・追加料金は発生しない ・残価は低めに設定される ・月々の支払額が多い |
それぞれメリット・デメリットがありますので、どちらの契約を選択するのかを見極めることが大切です。
金利がかかる範囲が広い
カーリースの金利は、車両価格だけではなくメンテナンス料金や税金に対してもかかってきます。以下の項目の合計に金利がかかるケースが一般的です。
・新車の価格
・諸経費
・車検代(契約期間の車検全て)
・メンテナンス代
・自動車税(契約期間にかかる税金の全て)
契約期間にかかる全ての費用を分割して払うというシステムであるため、新車を購入する場合と比べると、金利のかかる元本が高くなるのが特徴です。リース期間終了後に買い取る場合には、さらに新しく組むローンに金利がかかります。
ボーナス支払いの有無
カーリースの支払方法には、ボーナス払いを併用する方法としない方法があります。ボーナス払いがある場合は、月々の支払額は抑えることができますが、年2回はまとまった金額を払わなければいけません。ボーナス払いをしない場合は、年間を通して毎月同じ金額を支払いますが、ボーナス払いをするケースよりも月々の支払金額が高くなります。
カーリースといってもローンと同じ感覚で考え、どちらの支払方法なら継続できるのか、これからのライフイベントなども踏まえた上で、検討する必要があります。
カーリースと車の購入を選ぶ時は目的を確認しよう
カーリースは、カーローンと同じように捉える方も少なくありません。しかし、異なる点も多いため、それぞれのメリット・デメリットをきちんと把握した上で利用する必要があります。カーリースと車の購入のどちらにすべき悩んでいる場合は、車を手に入れる目的や理想のライフスタイルを明確にすることがおすすめです。
ここからは、「カーリースに向いている人」「車の購入に向いている人」の特徴を紹介します。
カーリースに向いている人
カーリースでは、契約期間が満了を迎えると、一旦車両を返却して乗り換えることが可能となります。いろいろな車に乗ってみたいと考える方にとっては、費用を抑えて乗り換えられるので向いているでしょう。
また、車は所有すると各種税金の支払いや車検などで、さまざまな手続きに追われることがあります。その点も、カーリースなら自分で行う必要がなく、カーリース会社に一任することができます。面倒事をなるべく避けて乗りたい方にも向いている制度です。
車の購入に向いている人
車を自分好みにカスタマイズして乗りたいという人には購入&ローンがおすすめです。カーリースだと、返却時に借りたときの状態で返さなければならないため、カスタマイズすることが難しくなります。
また、カーリースでは毎月や毎年の距離制限があるため、平日休日問わず気の向くまま走行したいという方は購入&ローンがよいでしょう。
そして、もし初心者の方がカーリースで車に乗りたいのであれば要注意です。なぜなら、万が一事故をして修理すると、車の残存価値が下がったと判断され、契約満了時に差額金の支払いが発生することがあるからです。とくに、初心者の方は購入して乗るほうが向いているでしょう。
車を購入するなら中古車を検討しよう!
「月々の支払いを抑えたい」「条件に縛られず気にせず自由に乗りたい」という方は、中古車の購入を検討してみましょう。支払総額を考えると、中古車は新車購入やカーリースよりお得になります。
好みに合う車をお得に手に入れるなら、販売実績が豊富な「ネクステージ」がおすすめです。ここでは、中古車を持つことのメリットとネクステージの魅力を紹介します。
中古車なら車両の購入価格が抑えられる
月々の経済的負担を軽くするなら、車両の購入価格を抑えられる中古車がおすすめです。ほとんどの中古車は新車より価格が安く、ローンを組む場合も月々の返済負担を軽減できます。
また、中古車であれば生産終了車の購入も可能です。豊富な選択肢からお気に入りの一台を選べるのは、大きなメリットと言えます。故障やメンテナンス費用の負担が気になる場合は、整備記録が確認できる車や保証サービスが充実している販売店を選びましょう。
ネクステージのWeb検索を試してみよう
ネクステージでは、全国の販売拠点にある在庫車から目的に合った車の検索が可能です。多店舗からの取り寄せもできるため、実際に自分の目で見て状態を確認しながら車を選べます。公式サイトでは、条件を入力すれば自分に合った車をすぐに検索できます。気になる車がある場合は、公式サイトで車両検索をしてみましょう。
ネクステージは、ベストプライスで中古車の販売を行っています。さらに、車購入後の保証サービスにも力を入れているなど、サポート体制も万全です。
まとめ
カーリースには、月々の支払い負担を抑えて車に乗れるメリットがあります。一方で、走行距離やカスタマイズに制限があるなど、完全に自分の自由にはならないというデメリットがあることを理解しておきましょう。
カーリースが目的や用途に合わない方には、中古車購入という選択肢もあります。ネクステージには、お手頃価格の在庫車が豊富です。ネクステージのWeb検索からニーズに合う車が見つかったら、車両の詳細ページからお気軽にお問い合わせください。