車の4WDとはどんな意味で人気の車種は?燃費が悪いって本当?

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車の4WDとはどんな意味で人気の車種は?燃費が悪いって本当?

駆動方式のひとつである「4WD」は、走行性能の観点から魅力を感じられるシステムです。近年では4WDを採用したモデルが多数販売されていますが、「本来の定義やデメリットを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、4WDの根本的な仕組みやメリット・デメリットなどを詳しく解説します。細分化されるシステムの違いを知ると、車を選ぶ際の判断材料にもできるでしょう。後半では、新車・中古車ともに購入可能な人気モデルをご紹介します。

 

※目次※

1.車の4WDとはいったい何?

2.4WDの車は燃費が悪い?

3.4WDと2WDの車のメリット・デメリット

4.4WDの車の種類

5.おすすめ&人気の4WD車TOP3

6.2WDの車は4WD化できる?

7.4WD車を中古で購入する場合

8.まとめ

 

■POINT

 

・4WDは、4つのタイヤ全てに駆動力を分配するシステム。2WDよりも悪路走行に適した構造が特徴

・燃費の悪さが懸念されるものの、近年では2WDモデルと同等の性能を発揮する車もある。4WDの具体的な仕組みの違いも理解しておこう

・適切な順序で進めると、2WDから4WDへの改造は可能。価格が高額になる可能性が高いため、4WDを搭載した中古車の購入がおすすめ!

 

 

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車の4WDとはいったい何?

車に備わった4つのタイヤを動かすため、それぞれに駆動力を伝えるシステムが「4WD」です。日本では複数種類の言葉が飛び交っているため、同義語と異義語の違いも明確にしておきましょう。魅力的な要素を知るためには、2WDの仕組みに関する理解も重要です。4WDの定義をはじめ、切り替え可能なシステムや確認方法について解説します。

 

車における4WDの意味とは

車を稼働させるための駆動方式において、特に複雑な仕組みを持つといわれるのが4WDです。Four Wheel Driveを略した言葉ですが、日本では「4輪駆動」「四駆」といった単語でも知られています。

 

同様の意味を持つ言葉として、「AWD(All Wheel Drive・全輪駆動)」も把握しておきましょう。一般的に4輪以上の車が多い海外で用いられます。車のスペックなどでAWDと記載されていた場合、4WDと同じシステムを備えていると考えて良いでしょう。

 

4WDと2WDの違い

4WDよりも古い歴史を持つ駆動方式が「2WD(2輪駆動)」です。前輪または後輪のいずれかを駆動させる仕組みで、エンジンの位置によって以下のような種類に分けられます。

駆動方式

エンジンの位置

駆動するタイヤ

FF(フロントエンジン・フロントドライブ)

前部

前輪

FR(フロントエンジン・リアドライブ)

前部

後輪

MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)

車室と後輪車軸の間

後輪

RR(リアエンジン・リアドライブ)

後部

後輪

大きな違いは、独立して動くタイヤの数です。4輪が動く4WDに対し、2WDは前後どちらかの稼働力に依存しています。エンジンや駆動タイヤの位置を調整することにより、バランス・走行性能を変えやすい点が特徴です。

 

2WDから4WDに切り替えできる車もある

ひとつの駆動方式に限定せず、2パターンを備えた車の運転も可能です。「パートタイム式4WD」のシステムを採用したモデルであれば、2WDと4WDを切り替えられます。常時4輪が駆動するものは「フルタイム式4WD」と呼ばれているため、違いを明確にしておきましょう。

 

モデルによっては、ドライバーの操作がなくとも自動的に切り替えられるシステムがあります。2WDで問題なく走れる路面で切り替え、燃費性能の向上につなげる仕組みです。

 

車が4WDかどうかの調べ方

一部のモデルには、エンブレムやボディに2WDと異なるデザインを採用したものがあります。4WDのロゴが刻印された車も見られるでしょう。外観から認識できない場合は、車体の下を覗いてチェックするのがおすすめです。

 

4WDは、前輪と後輪の車軸をつなぐかたちで設計されています。前後車軸から垂直に伸びるパイプのようなパーツがある場合は、4WDを備えた車です。判断できない方は、車種やグレード、型式から調べると良いでしょう。

 

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4WDの車は燃費が悪い?

駆動方式の違いで懸念されることが多いのが、燃費効率に関する性能です。2WDと4WDを比較した場合、4WDのほうが燃費効率を低下させる傾向にあります。駆動するパーツが多くなる特性上、構造が複雑で車両重量も増えやすいためです。

 

ただし、近年の技術発展により低燃費な4WDモデルが多数登場しています。燃費を理由に購入を諦めている方は、適切な車選びによって解決できるかもしれません。モーターと組み合わせた車であれば、燃費性能の向上も実感しやすくなるでしょう。

 

燃費を左右するのは、車の性能だけではなく路面状況などの環境も要因のひとつです。スペック上は大きく変わらないモデルも、ドライブシーンによっては4WDのほうが低燃費になる可能性があります。

 

4WDと2WDの車のメリット・デメリット

走行性能や乗り心地に影響する駆動方式ですが、「どちらが良い」と断言できるものではありません。それぞれに魅力的な要素があるため、メリットを活かせる使い方を知っておきましょう。

 

車の用途や走行する環境によっては、2WDのほうがメリットを感じられるケースもあります。機能性の良さだけではなく、「自分に合っているかどうか」を基準に選ぶことが大切です。

 

4WDと2WDの車のメリット

「大まかな仕組みのみ理解している」という方は、魅力的な要素もチェックしておきましょう。2WDをさらに2つのパターンに細分化すると、それぞれ以下のようなメリットがあります。

4WD

・凹凸の激しい道路や凍結路で空転しにくい

・高速での運転時に軸がぶれにくい(安定性が高い)

・高出力なエンジンを搭載できる

2WD(FF)

・車内に広い空間を確保しやすい

・前輪が操作軸となるため、直進性に優れている

・パーツ数が少ないため安価な車が多い

2WD(FR)

・前後のバランスを適切に保ちやすい

・走行性能を高めやすい

安定性能や操作性能に違いが出るのは、軸となるタイヤとエンジンの位置が異なるためです。悪路走行に適した4WDに対し、FRはスポーツカーモデルに多く採用されています。

 

4WDと2WDの車のデメリット

デメリットの要因として挙げられるのは、カーブでのハンドリングや空転といったポイントです。4WDの走行性能は高いモデルが多いといえますが、車両重量・燃費といった観点で懸念される要素を理解しておきましょう。

4WD

・2WDに比べて車両重量が重たくなりやすい

・燃費が悪くなる可能性がある

2WD(FF)

・前部が重たくなるため、カーブの操作感覚がつかみにくい

・小回りが利きにくい(外側にふくらむ)

2WD(FR)

・FFに比べて車内空間を狭めやすい

・後部座席が窮屈になる可能性がある

・道路状況によっては後輪が空転しやすくなる

バランスを崩すような道路での運転が少なく、軽さや維持費の安さを求める方には2WDが適するケースもあります。

 

4WDの車がおすすめな人とは

2WDとの差別化につながるのは、走行中のバランスが良く路面に影響されにくい点です。メリットを踏まえると、以下のようなユーザーにおすすめできます。

  • ・山道を走る機会が多い
  • ・普段運転するエリアが冬期中に凍結する
  • ・直進やカーブなど状況を問わず安定性能を維持したい
  • ・ハンドル操作がしやすい車に乗りたい

 

カーブの多い道を長時間運転したり、雪の多いエリアでドライブしたりする場合は魅力的といえるでしょう。アンダーステアなどで操作に不安を感じる場合は、4WDの仕組みによって解決できるかもしれません。スポーツカータイプにも4WDを採用するモデルが増えているため、俊敏な走りと安定性能を両立したい方にも向いています。

 

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4WDの車の種類

4WDの仕組みを細分化した場合、種類として挙げられるのは6つのパターンです。フルタイム式4WDのように広く知られているものから、耳にする機会の少ないシステムまで展開されています。適した用途や魅力的な部分も異なるため、基本的な概要を理解しておきましょう。6種類のシステムを項目に分けて解説します。

 

フルタイム式

常に全てのタイヤへ駆動力を分配するシステムが「フルタイム式(センターデフ式)4WD」です。2WDへ切り替えたり機能を変更したりといった段階を踏まないため、長時間の高速運転にも適しています。

 

雨や凍結など、道路状況の変化に対応しやすい点も魅力的です。2WDの機能を必要とせず、駆動力にこだわりたい方に適したシステムといえるでしょう。

 

パートタイム式

基本的な構造には2WDを採用し、任意で選択可能な機能を追加したかたちが「パートタイム式(セレクティブ式)4WD」と呼ばれるシステムです。フルタイム式に比べて装備しやすいため、国内でもパートタイム式を備えたモデルは多く見られます。

 

ドライバーの操作で切り替えるケースがほとんどで、駆動方式の自由度を高めたい方に適したシステムといえるでしょう。

 

フルタイム・パートタイム複合式

センサーデフを搭載したフルタイム式と、パートタイム式の仕組みを兼ね備えた駆動方式もあります。2種類のメリットをうまく組み合わせたシステムです。複合という特性上、他の方法に比べて重量が重くなりやすい傾向にあります。本格的なSUVを乗りたい方や、大柄な車の運転を希望する方におすすめです。

 

オン・デマンド式

任意で切り替えるパートタイム式とは異なり、自動的な切り替え機能を搭載したシステムは「オン・デマンド式(スタンバイ式)4WD」といわれています。あらかじめ組み込まれた機能が路面状況を把握し、必要に応じて駆動方式を調整する仕組みです。

 

ドライバーによる操作が必要なく、ハンドル操作に集中しやすいメリットがあります。運転に慣れていない方や、切り替えのタイミングが分からない方も気軽にドライブできるでしょう。

 

トルク・スプリット式

オン・デマンド式よりも高度な機能性を重視し、複雑な仕組みで構成されるのが「トルク・スプリット式4WD」です。路面状況の他、走行スピードやタイヤの回転数を基準に駆動力を調整します。

 

制御に関する機能性を高めているため、安全なドライブを重視したい方にも適したシステムといえるでしょう。モデルによっては、複数のモードを備えたものもあります。

 

トルクベクタリング式

カーブの際に不本意な道を走らないよう、タイヤの制御機能に配慮されたシステムが「トルクベクタリング式4WD」です。アンダーステアやオーバーステアを防ぐため、タイヤにかかる駆動力を適切に保ちます。山道のように複雑な道路を走行する場合は、特に制御機能のメリットを体感できるでしょう。

 

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おすすめ&人気の4WD車TOP3

2020年6月現在、国内では4WDモデルが豊富に販売されています。駆動システムの違いだけではなく、メーカーのこだわりや特徴的なメリットを知ることが大切です。人気車種として代表的な3モデルをピックアップするため、価格やスペックから魅力を探っていきましょう。中古車市場で確認できる全体的な価格帯も含めてご紹介します。

 

1位:トヨタ RAV4

複数のグレードを展開し、多くのユーザーから人気を集めるSUVが「RAV4」です。ハイブリッドモデルも展開し、国外でも話題を集めました。トヨタらしさを感じさせるフロントデザインと、迫力のある大柄なサイズが特徴的です。基本的な情報を以下からチェックしておきましょう。

RAV4 Gのスペック

新車価格

326万1,500円

全体の中古車価格(2020年6月22日時点)

45万円~360万円

ボディサイズ

全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,685mm

車両重量

1,590kg

燃費(WLTCモード)

15.2km/L

エンジン

直列4気筒

最高出力

126Kw(171PS)/6,600rpm

ミドルサイズのSUVということもあり、車内での過ごしやすさやラゲッジスペースの空間にも魅力があります。制御機能を備えた駆動システムで、雪道の走行も存分に楽しめるでしょう。

 

燃費性能のテストでは、15km/Lを上回る結果を出しました。大柄ながら、4WDで懸念される燃費のデメリットも軽減しやすいスペックといえます。

 

2位:スバル インプレッサ

販売開始以降2020年現在まで高い人気を誇るモデルが「インプレッサ」です。現行モデルは「インプレッサスポーツ」と「インプレッサG4」の車種名で展開しています。中古車市場では2014年以前のモデルが多数出回っているため、駆動方式も確認しながら好みのモデルを探してみましょう。

インプレッサ WRX STI Aライン(2014年式)のスペック

新車価格

324万円(発売当時)

全体の中古車価格(2020年6月22日時点)

40万円~275万円

ボディサイズ

全長4,580mm×全幅1,795mm×全高1,470mm

車両重量

1,490kg

燃費(JC08モード)

9.0km/L

エンジン

水平対向4気筒

最高出力

221Kw(300PS)/6,200rpm

他のメーカーには少ない、水平対向エンジンを搭載したパワーユニットが魅力的です。直列やV型と比較すると、上下の振動が少なく乗り心地を向上しやすいメリットがあります。安全性を高めるシステムにも配慮されているため、複数の観点からこだわりを感じられるでしょう。

 

3位:スバル フォレスター

4WDを採用したクロスオーバーSUVとして、1997年から発売される人気モデルが「フォレスター」です。「森の人」を意味する車種名の通り、悪路における走行性能の高さやパワートレインの充実化に配慮されています。中古車では100万円前後のモデルも出回っていますが、年式が幅広いため詳細まで確認できると安心です。

フォレスター プレミアムのスペック

新車価格

308万円

全体の中古車価格(2020年6月22日時点)

50万円~320万円

ボディサイズ

全長4,625mm×全幅1,815mm×全高1,715mm

車両重量

1,530kg

燃費(JC08モード)

14.6km/L

燃費(WLTCモード)

13.2km/L

エンジン

水平対向4気筒

最高出力

136Kw(184PS)/5,800rpm

AWDを採用し、クロスオーバーの本格的な機能性を具現化しました。日常的なドライブでは満足感を得られない方も、フォレスターであれば安全かつ快適な時間を過ごせるでしょう。

 

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2WDの車は4WD化できる?

すでに2WDの車を所有している場合、必要なパーツと資金があれば4WD化も可能です。ただし、場合によっては「構造変更」の手続きを求められるケースもあります。簡易的なカスタムではなく、サスペンションなど重要なパーツを取り替えるためです。構造変更の手続きをすれば、違法にはならないでしょう。

 

パーツ代や交換の工賃を考慮すると、出費に負担を感じやすいといえます。中古車1台分の金額を上回るケースもあるため、特別なこだわりがないのであれば買い替えたほうが賢明です。

 

4WD車を中古で購入する場合

走行性能の高さに注目される機会も多い昨今、国内外多数の車メーカーが4WDモデルを販売しています。流通数が増えると中古車の選択肢も拡大できるため、予算と条件を踏まえて車選びを始めましょう。以下のチェックポイントを参考に、適切な販売店・中古車を選べると安心です。

  • ・販売店は信頼できるか
  • ・欲しい中古車に修復歴がないか
  • ・気になる傷やへこみがないか
  • ・気分を害するにおいがないか
  • ・価格相応のコンディションといえるか

 

自分に合った中古車を手に入れるためには、販売店の選び方が重要な要素といえます。現在購入先を検討している方は、ネクステージがご提供する販売サービスへお任せください。国内外を問わず、アフターフォローとして保証の適用が可能です。選択肢を広げるだけではなく、安心感を高めるためにも役立つでしょう。

 

まとめ

駆動方式を大まかな仕組みで分類すると、4WDと2WDの2パターンが挙げられます。走行中の直進・カーブの安定性を高め、悪路でも走りやすくなるのが4WDの魅力です。近年では低燃費なモデルも多数登場しているため、燃費性能のデメリットは解消に向かっているといえるでしょう。

 

車選びに悩んでいる方は、ネクステージに在籍するスタッフまでご相談ください。希望通りの1台を見つけられるよう、豊富な在庫を取り扱っています。中古車の購入以外にも、愛車の買取や買い替えのお問い合わせも可能です。

 

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