新古車購入のメリット・デメリットや買い方は？オークションでも買える？
新古車という名前を見たり、聞いたりすることがあっても、具体的にはどんな車で、どうすれば買えるのかわからないという方は多いのではないでしょうか。
新古車には、新車同然のコンディションでありながら、新車よりも割安で購入できるというメリットがあります。そこでこの記事では、新古車を購入するデメリットや買い方、そしてオークションでも買えるかなど、新古車に関することを詳しくご紹介します。
※目次※
・新古車とは、登録だけを済ませて実際には使用されていない車を指す言葉で、新車よりも安い価格で購入できる
・新古車は本体価格が安いだけでなく、新車保証が附帯することや、自動車税などを節約できることもメリット
・新古車をお探しなら、日本全国で20,000台の中古車をそろえ、適正価格で新古車を販売するネクステージのご利用がおすすめ
新古車とは
新古車とは、ナンバー登録が行われたものの、実際には使われなかった未使用車のことです。「古」という漢字があてがわれてこそいますが、新古車は原則として公道を走ったことはありません。条件だけを見れば新車とほぼ変わらないのです。
新古車にはタバコなどのニオイがついていませんし、エンジンもほとんど稼働していませんので、内面にまったくといっていいほど劣化が見られません。外見も新品同様にきれいですから、中古市場で人気が高く、とくに軽自動車は多く出回っています。
新古車が出回る理由
新古車について理解すると、なぜ新車で売れるはずの車が新古車に成り下がってしまうのか、という疑問が浮かびます。新古車が流通する理由はいくつかありますが、とくに多いのが、ディーラーが抱えている「販売ノルマ」の影響です。
ディーラーはメーカーからノルマを達成するよう求められますが、いつもノルマを達成できるとは限りません。そこでディーラーはナンバー登録を行い、ノルマを達成できたことにして、新古車をオークションや中古業者に流しているのです。
新古車を購入するメリット
ユーザーにとって新古車を購入するメリットはどこにあるのでしょうか。
主なメリットとして紹介できるのは以下の３点です。経済的な面での魅力を感じられることが新古車のメリットですので、少しでも節約したいという場合には要注目です。
新車並みのきれいさながら中古車価格で買える
一般的な中古車とは違い、公道を走っていないので、新車とほとんど変わらない未使用の状態が新古車の特徴になります。業者間の移動などでしか走行しないことが普通ですので、内装も傷みませんし、エンジンなどの機能にもダメージがおよびません。
それでいて扱いは「新車」ではなくなるため、中古車として格安で購入できます。事実上の新車でありながら、中古車と同然の価格帯で買えることが一番のメリットで、新車では手が届かない予算の車を購入できる可能性も出てきます。
自動車税や自賠責保険が安くなる
新古車は登録済みの車なので、一時的とはいえオーナーがついています。オーナーには自動車税をはじめとする税金や自賠責保険料を支払う義務が生まれるので、新古車は購入した段階ですでに税金や保険料が支払われていることになります。
新車で購入する場合は、登録を済ませた段階から税金と保険料を支払わなければなりませんが、新古車の場合は無駄な維持費がかかりません。本体価格のみならず、保険料などを節約できることもメリットです。
新車保証がついてくる
新古車は新車と中古車のちょうど中間という扱いを受ける車ですが、保証面では新車と同じサービスを受けられることがほとんどです。購入時に新車保証がついてくることが多いので、万一の際はメーカーからの無償保証が受けられます。
たとえば「一般保証」では、一定の走行距離に到達するまでの期間に発生した電装部品などの故障を無償で行ってくれます。これは中古車では受けられない保証ですから、メーカーによるサポートにこだわりたいという方におすすめです。
新古車を購入するデメリット
新車同然の車を安く購入できることが新古車のメリットですが、その裏にはいくつかのデメリットも含まれています。メリットと合わせて確認し、許容できるものか考えましょう。
デメリットとはいっても、車の安全性にかかわるものではありません。
オプションがつけられない
新古車は、メーカーやディーラーサイドから見ればすでに販売済みで、出荷が完了した車です。新車の場合は納車前にメーカーオプションをつけられますが、新古車はすでに「完成品」と見なされる車ですので、オプションをつけられません。
ディーラーオプションをつけることも不可能ですので、電動スライドやLEDヘッドライトの搭載など、仕様を変更することも不可能です。オプションをつけてカスタマイズしたいという方にとっては、この点がデメリットになります。
在庫が限られている
ディーラーとしては、できる限り新車として車を販売したいというのが本音で、キャンペーンなどを繰り返して新車のまま捌くことを第一に考えます。新古車として出回る車は、ディーラーから見ればやむを得ず放出したものですから、在庫は多いわけではありません。
そのため、新古車に限定して車を探そうとしても、簡単に見つけることはできません。タイミングによっては一台も新古車が市場に出回っていない場合もありますし、在庫があったとしても、希望する車種とは違う車になってしまうことがほとんどです。
すぐに売り切れる
ただでさえ在庫が少ない新古車ですが、リーズナブルな商品であることから、中古車市場では過剰ともいえる人気になっています。車種にこだわらず、とにかくいい車を安く購入したいという人も新古車に目をつけるため、新古車はすぐに売り切れてしまいます。
新古車が見つかり、しかもそれが希望する車種だったという場合は、迷わずに即決で購入する決断力が求められます。数日悩んでいる間に売れてしまうことも珍しくないです。
新古車を購入するときのポイント
新古車にはデメリットが少ないため、低価格でコンディションのいい車を手に入れたいという方にとって魅力的です。ここまでの内容を見て新古車を買いたいと思うようになった方も多いのではないでしょうか。
この項目では、新古車を購入する際に何を見るべきなのか、注目すべきポイントをお伝えします。車選びの際にはぜひ参考にしてみてください。
新車価格と比較する
新古車は絶対に格安なのかというと、必ずしもそうとは言い切れません。新車価格よりも大幅に安く売り出されることもあれば、新車とほとんど変わらない価格で市場に出ることもありますので、本当に割安なのかどうかを確認しましょう。
新車価格はメーカーのホームページなどでも公開されていますので、簡単に価格差を把握できます。場合によってはディーラーで購入したほうがお得に感じられることもありますので、納得できる金額かどうかをチェックすることが大切です。
オプションやカラーを確認する
先ほどお伝えしたように、新古車にはメーカーオプションやディーラーオプションをつけられません。ただし、希望するオプションがついた状態で売られている新古車もあります。車の条件を確認して、オプションの内容を確認しておきましょう。
オプションと同じように確認すべきなのはカラーです。こちらも、購入後にカラー変更を無償で依頼することはできません。ボディカラーは写真だけでも判断できますが、シートをはじめとする内装のカラーが好みに合うかどうかも確認することが大事です。
車検の残り期間を確認する
新古車は、登録から中古市場に流れるまでの期間が短いとは限らず、タイムラグが発生することがあります。新古車だからといって必ずしも車検の残り期間が長いとは限りませんので、思い込みをせずに車検の残り期間をチェックしましょう。
車種そのものの人気がない場合や不人気なボディカラー、オプションが一切ついていないなどの悪条件がそろうと、新古車でも長く売れ残ることもあります。年式が古い車を選ぶ場合はとくに注意すべきポイントです。
キズなどを確認する
新古車はほかの中古車のように長く運転されてはいないので、キズがつくことは珍しいのですが、稀にキズのある新古車が出回ることがあります。運搬中にどこかにぶつかったりしたことが原因で、目立たない箇所にキズがついている可能性があるのです。
販売店としても新古車という条件から、細かなキズを見逃している場合があります。購入前には必ずさまざまな角度から車の状態をチェックし、キズの有無を確認しましょう。キズがある場合は、業者に対応を依頼することが基本です。
新古車を購入できる場所
新古車に魅力を感じたら、車を取り扱っているお店に見学や購入の申し込みをしに行きましょう。新古車は珍しいのですが、さまざまな販売店で取り扱われています。
新古車を購入する際はどこに行けばいいのか、これから詳しく解説します。４つの選択肢があるので、最もお得で安全に感じられるタイプのお店を選んで購入しましょう。
ディーラー
ディーラーとしては、できる限り利益を大きくして売り切りたいと考えているため、カーディーラーに出掛けますと新古車が大々的に売りに出されていることがあります。
ただし、新古車の販売状況はネットやチラシなどには掲載されないことが普通です。ディーラーで新古車を探す場合は、直接ディーラーに足を運んで入荷状況を確認するか、馴染みの店員がいる場合は問い合わせを行うことがおすすめです。
サイトオークション
手数料を抑えて新古車を売り切るために、ディーラーの多くがサイトオークションを経由して新古車を販売しています。オークションであればネット上で簡単に情報を入手できますし、簡単な手続きだけで入札できることもメリットです。
ただし、目の前で実車を確認して購入できないという欠点があります。キズの有無などを完璧に把握することは難しいため、一定のリスクを背負って入札しなければならないことは承知しておきましょう。
新古車専門店
中古車販売業者の中には、新古車に特化して販売を行っている業者もいます。実はこういった業者は日本全国に多数存在しているのです。希望する車種が必ず見つかるとは限りませんが、たくさんの選択肢の中から新古車を探せます。
とくに軽自動車の新古車販売店が多く、軽自動車の購入を希望している方にとっては魅力的な存在です。お住まいの近くに新古車を取り扱っている販売店があるかどうかを確認し、お店に足を運んでみましょう。
中古車販売店
新古車を購入する際、とくに頼りになるのが中古車販売店です。大手販売店なら、通常の中古車と同時に新古車を販売するケースが多く、「未使用車」という名前で店頭に並ぶことがあります。中古車販売店なら、ネット上から在庫状況を確認することも可能です。
中古車販売店を利用するメリットは、目利きの専門家によって仕入れが行われていることです。高い価値のある車種の中から、キズなどの問題がない車だけが扱われていることが多く、適正価格で購入できることもメリットになります。
まとめ
新古車とは、登録のみ行われて中古市場に回った車を指す言葉です。新車同様のコンディションの車を安価で購入できることがメリットであり、自動車税や自賠責保険料を節約でき、新車保証がついてくることが多い点も魅力といえます。
新古車をお探しなら、全国で20,000台の中古車をそろえるネクステージをご利用ください。価値のある車を適正価格で提供することをモットーにしております。専門の整備スタッフが点検を行うため、キズや汚れのない新古車をお求めいただけます。
