20万円以下の中古車は本当に安全?粗悪品の見分け方やお店の選び方を紹介
中古車販売店の店先や中古車情報サイトでは、ときどき20万円を切った車が並んでいます。「そんなに安くて、安心して乗れるのだろうか」と不安に感じる方もいるでしょう。
車は購入後長い付き合いになるため、大きな決断が伴います。できることなら安い自動車でも、失敗を避けて購入したいものです。
そこでこの記事では、20万円以下の格安自動車の中から優良品を見分けるポイントや、安心できる中古車販売店の選び方を解説していきます。これからなるべく安く車を買い替えたい方は、ぜひご覧ください。
※目次※
1.【20万円以下】格安中古車は本当に大丈夫?買うべきではない車の3つの見分け方
・20万円以下の格安中古車では修復歴や水害の経験について確認しよう
・粗悪な中古車をつかまされないためにも、現車をよく確認することや試乗は大切
・ネクステージのような保証もしっかりした販売店を選ぼう
【20万円以下】格安中古車は本当に大丈夫?買うべきではない車の3つの見分け方
低価格で中古車を買えたら嬉しいものの、あまり安すぎる中古車は「本当に大丈夫だろうか」と不安に思ってしまうことでしょう。後から後悔する買い物にならないためにも、中古車を見分けるためのポイントをご紹介します。
1.修復歴がある
2.水没車・水害車である
3.不具合がある
【買うべきではない20万以下の中古車1】修復歴がある
修復歴がある車には、注意が必要です。修復歴のある車とは、車の骨格部分への欠陥や、それを修理した経歴のある車のことを指します。
もちろん修復歴があるからといって、必ずしも不具合があるわけではありません。しかし、安全に乗りたいなら避けるに越したことはないでしょう。
大きな事故によって修復歴が残った車は、次の衝撃に耐えられる保証がないからです。以前修理した場所に衝撃を受けてしまうと、最初の時ほどの強度を発揮できません。その結果、潰れたり、歪んだりしてしまうのです。
中古車を購入する際は修復歴の有無を調べ、どのような原因でどの程度の修理をしたのか確かめるようにしましょう。
【買うべきではない20万以下の中古車2】水没車・水害車である
大雨などにより水没や水害にあったことのある車も、おすすめはできません。このような車も、年式や走行距離に見合わない安さで売られていることが多いです。
水没車・水害車とは、車の床上にまで水に浸かったことのある車のことです。多くの場合はゲリラ豪雨や台風といった自然災害が理由で起こります。水害車はなぜ買わない方がいいのか、その理由は2つあります。
- 1.故障のリスクが高いから
- 2.衛生的に良くないから
1度水に浸かってしまった車は、通常よりも故障のリスクが上がります。エンジン系統や機械関係は水に弱いからです。また、壊れてしまうと、水に浸かった部品は修理代も高額になります。さらに水害車はカビ、害虫、悪臭の原因にもなり、衛生的にも良くありません。
これらの理由から、格安で売られている車が水害車ではないか見極めたうえで購入しましょう。
【買うべきではない20万以下の中古車3】不具合がある
不具合のある中古車も購入を控えましょう。水害車と同じように故障のリスクが高く、買って早々に修理が必要になることもあるからです。
販売店で試乗する際には次のことを確認したり、販売員に聞いたりしておきましょう。
- 1.傷やヘコみ
- 2.エンジンの調子
- 3.ギアの効き
- 4.煙の様子
- 5.パーツのサビ
- 6.シートの汚れ
- 7.タイヤのスレ具合
- 8.ガラスの傷
- 9.タバコ汚れ
購入時点で車のコンディションが悪いと、後々の修理代が高くなったり、次の車検に影響したりします。
インターネットを通じて通販や個人間取引が行われています。画面越しではありのままが伝わらず、粗悪な車をつかまされる可能性も少なくありません。現車を見て購入できる場合は、必ず不具合を確認してください。
20万円以下の中古車で見るべき7つのポイント
こちらでは、20万を切るような格安中古車を買う際に確認して欲しい7つのポイントについてお伝えします。購入前の問い合わせや書類の確認についてご紹介いたします。
- 1.走行距離
- 2.年式
- 3.外装と内装
- 4.車内装備の動作
- 5.タイヤの状況
- 6.車検の状況
- 7.法定点検の記録
【20万円以下の中古車で見るべきポイント1】走行距離
走行距離は中古車の値段にも大きく影響します。一般的に、走行距離が短い車は品質が良く値段も高価なものが多いです。反対に、走行距離が長いほど安く売りに出されるのです。
走行距離の目安は「1年間で平均1万km」とされています。これよりも長く走っている車はたとえ値段が安くても、すぐに調子を崩してしまうリスクがあります。ただし、走行距離があまりに少なすぎるのも考えものです。走行距離が短い分、傷みが少なく状態が良い場合もありますが、ほとんど使わずに部品が劣化している車も混ざっている可能性も十分にあります。
長い目で見てメンテナンスの手間を取らせないためには、走行距離と年式のバランスがいい車を狙いましょう。逆にとにかく安ければかまわないという方は、走行距離の多い車がおすすめです。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント2】年式
走行距離と同じように価格に影響を及ぼすのが年式です。年式とは、国内で車を登録した年を基準に考えます。古い車を「低年式」、新しい車を「高年式」と表します。ただし輸入車の場合には製造年ベースで年式を数えることもあるので、数え方が多少ずれる場合があるます。
製造から間もない、高年式の車ほど品質が良いのはもちろんですが、その分価格も高くなりがちです。しかし車の税金や保険の金額を決めるときに、この年式を参考にすることがあります。また、車を手放す際の買取価格も、高年式の方が高くなります。
その場の購入価格を抑えるために低年式の車を探すのか、後々の維持費を考えて高年式の車を探すのか、自分の中で優先順位を決めておくと良いでしょう。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント3】外装と内装
外装と内装にも目を通しましょう。中古車を購入する場合、致命的な傷や故障は直しても、少しのほころびなら直さないまま売りに出すこともあります。
特に以下のような項目は前の持ち主の状態のままになっていることが珍しくありません。
- 1.傷・ヘコみ
- 2.臭い
- 3.シミ・変色
- 4.シートの穴・コゲ
例えば見た目で明らかに劣化している車は、価格が下がります。インターネット販売では目に入らないこともあるので、なるべく現車を確認してください。試乗のタイミングで気が付いた場合、修理を依頼することも間に合います。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント4】車内装備の動作
20万円以下の中古車を見る際に、見落としてしまうのが車内整備の動作です。
- 1.ワイパー
- 2.ウィンカー
- 3.車内灯
- 4.ランプ類
- 5.エアコン
- 6.カーナビ
- 7.オーディオ
上記の項目にひととおり目を通しましょう。試乗する機会がある場合でも、天気によってはワイパーやエアコンの動作確認を忘れてしまいがちです。販売店の示す整備状況と照らし合わせながら、不具合がないかチェックしましょう。
試乗で気がつければ、販売店に整備をお願いすることも可能です。のちに別料金が発生するなんてことがないよう、事前に調べておきましょう。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント5】タイヤの状況
試乗の機会にタイヤの状況も確認しておきましょう。中古車の多くは、新品のタイヤが装着されることがありません。車の前の持ち主が使っていたタイヤを付けたままにして販売しているのです。よってタイヤにも目を通しておきましょう。
- 1.タイヤの溝が浅すぎないか
- 2.ヒビや亀裂がないか
この2点を基準にチェックしましょう。タイヤの溝は、タイヤの側面にある三角のスリップサインと呼ばれる目安でおおよそ測ることができます。
購入時点でタイヤの状態が良くないと、車検に響いたり、購入後すぐにメンテナンスが必要になったりします。その度に手間や費用がかからないよう、購入時点でタイヤの品質の良い中古車を選びましょう。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント6】車検の状況
車検状況を購入時にきちんと把握するのもポイントです。中古車の購入時には、車検をする義務があります。車検のために必要な法定点検にかかるお金を整備費と合わせて、車検整備費用と呼びます。
販売店によって、この車検整備費用が車の価格に含まれているかどうかがまちまちです。車検なしと表示されている車は、中古車購入のための車検費用が別途追加になるので価格に注意が必要です。車検整備費用も込みの価格の中古車の方が、追加料金を抑えられます。
一方で車検の残り期間が少ない中古車は、購入後すぐに車検でまとまった出費が生まれます。一般的に車検には、5~10万円程度必要です。なるべく車検に余裕のある車を選んだ方が、大きな出費を後回しにできます。
【20万円以下の中古車で見るべきポイント7】法定点検の記録
法定点検をしっかり受けている中古車を選びましょう。法定点検とは、法律で定められた車の定期検診のことで、車検とは異なる制度です。
中古車を探していると、次の2つのキーワードを目にすることがあります。
- 1.法定点検あり
- 2.法定点検なし
法定点検を受けていない中古車に乗っていても、罰則を受けるわけではありません。しかし、購入後の安心のためには法定点検ありの中古車を選んでおいた方が無難です。。
例えば、法定点検で1度チェックした場所の故障なら保証の範囲内で修理ができます。法定点検の不備のために起きた事故は、持ち主の法的責任が軽くなる可能性もあるのです。
単なる安全確認としての役割だけでなく、購入後の負担や責任を軽減するためにも、法定点検の済んだ中古車をおすすめします。
PR20万円以下の中古車
※価格は支払総額
安心できる中古車販売店の選び方
ここからは安心できる中古車販売店の選び方について説明します。
- 1.在庫が豊富にある
- 2.状態をしっかり説明・公開
- 3.価格が分かりやすい
- 4.保証が充実している
【中古車販売店の選び方1】在庫が豊富にある
中古車の在庫が豊富にある販売店を選びましょう。たくさんの選択肢があった方が、自分にあった1台に出会える確率が高くなります。
ネクステージでは全国130以上の店舗から取り寄せもできるので、さらに候補が広がります。きっと希望の条件に合う車が見つかることでしょう。
【中古車販売店の選び方2】状態をしっかり説明・公開
車の状態をしっかり説明してくれたり、ホームページ上で公開したりしている販売店を選びましょう。中には、前述の修復歴を公開しなかったり、目に見えない不具合を説明しなかったりする中古車販売店もあります。
そのような店舗を見抜くためにも、来店時には積極的な質問や、現車チェックを行ってください。
【中古車販売店の選び方3】価格が分かりやすい
価格表示が親切で分かりやすい中古車販売店がおすすめです。中古車は一台ずつ品質が異なり、適正価格が素人には分かりにくい面もあります。そのような特性から、不必要なオプションや、あえて難解な価格表示をする販売店もまれにあります。
もし中古車選びに慣れていなくて価格への理解が薄ければ、販売員に尋ねてみてください。優良な販売店なら濁すことなく、明確な価格の仕組みをていねいに教えてくれるでしょう。
【中古車販売店の選び方4】保証が充実している
中古車販売店を選ぶときは、保証が充実していることも大切です。過去に別の持ち主を乗せてきた中古車は、新品よりも経年劣化が進みます。そのため、購入したばかりは気にならなくて、時間とともに調子が変わってくるものです。たとえ大きな故障をしてしまっても、保証に加入しておけば費用や手間が減らせます。
ネクステージの保証では、最長で3年間、300項目以上という業界でも最高水準の基準でいざという事態に備えられます。加入のために多少お金は追加になっても、将来の安心を買っておくつもりで保証も確認しましょう。
まとめ
中古車は1台1台で状態が違うため、価格にバラつきがあるものです。20万円以下の格安中古車でも丁寧に手入れしながら乗れば長持ちし、高い金額で買った車でも整備を怠れば寿命が縮みます。
ある程度安くても、親切な販売店から購入して大切に扱えば、きっと長年のパートナーになるでしょう。中古車を選ぶときは価格だけでなく、販売店の信頼感を元に判断するのがおすすめです。手厚い保証を基準に販売店を決めるなら、ぜひネクステージにお問い合わせください。