車購入時にカーナビは必要?選ぶ際のポイントやおすすめの機能も解説!
カーナビは、今や多くのユーザーが利用しているシステムです。しかし、このカーナビはあくまでオプションであって標準装備されているものではありません。では、このカーナビは購入時に付けるべきでしょうか。
この記事では、カーナビのメリットやデメリットについて解説します。この他にも、カーナビを選ぶポイントやカーナビのおすすめ機能などについても解説しますので、購入する車にカーナビが付いているほうが良いのか知りたい方はぜひご覧ください。
※目次※
・カーナビには車購入時に付けられる純正オプションと後付けできる市販品があり、コストやメリットはそれぞれ異なる
・カーナビは様々な種類があり、機能性によって使い心地や価格が異なる
・コストを抑えてカーナビを手に入れるなら、カーナビ付きの中古車がおすすめ
車にナビがあるだけで快適に過ごせる!
車にカーナビを付けることにはメリットが多くあります。走り慣れた道はもちろん、初めて通る道などではその恩恵を強く受けるでしょう。今や当たり前の装備となったカーナビですが、基本的にはオプションでの装備となります。
まずは、カーナビのメリット、装着にかかる費用、取り付けの方法をみていきましょう。
カーナビのメリット
カーナビの正式名称は「カーナビゲーションシステム」です。カーナビにはGPSというシステムが採用されています。
GPSは、地球上の位置情報や時刻情報を取得できる衛星測位システムです。カーナビではこのGPSを活用することで自車の現在地を正確に把握したり、地図情報と掛け合わせて目的地への経路を確認したりすることもできます。
さらに、オーディオ機能やTV機能などを導入した利便性に富むカーナビも登場しているため、ドライバーが安心して運転を行うだけでなくドライブを楽しむ機能としても重宝されている点が魅力です。
装備車との値段の違い
カーナビは、車両に標準装備されているものではありません。新車購入時はメーカーオプションとして選択できるよう設定されています。このカーナビにかかる費用は、車両価格の10%前後です。
その一例として、日産「セレナ e-POWER ハイウェイスター(2WD)」を挙げてみましょう。日産「セレナ e-POWER ハイウェイスター(2WD)」のナビ日搭載の車両価格は329万3,400円です。
そこにカーナビをメーカーオプションとして付け加える場合は、料金が32万3,000円上乗せされます。このように、カーナビは決して安い買い物ではない点が特徴です。
また、純正品のカーナビは安全を考慮して走行中のテレビ閲覧やカーナビ操作ができないよう制限されています。この制限の解除は有料です。この点も購入前に考慮する必要があるでしょう。
(2021年9月時点での情報です)
車のナビを取り付ける方法
車のナビを取り付ける方法には次のような方法があります。
・純正ナビ標準装備のグレード車種購入
・市販のカーナビの後付け
・ナビゲーションアプリ
純正のカーナビはメーカーオプションであるため、メーカーオプションでカーナビを選択できるグレード車種の選択が必要です。純正でなく市販のカーナビを希望する場合は、車を購入後にカーナビを購入する必要があります。
パナソニックやケンウッドなど、複数社が5万~20万円ほどでカーナビを販売しているため、お好みのものを選びましょう。
この他にも「Apple CarPlay」 や「Android Auto」など、スマートフォンのアプリを車のナビゲーションアイテムとして活用することもできます。
後付け装備するメリット
市販のカーナビを後付けするメリットには次のような点が挙がります。
・バックモニター接続ができる
・画面が見やすい
・ナビゲーションの精度が高い
・道路交通情報を取得できる
・初期費用が抑えられる
市販のカーナビを購入する場合は大きい画面の品を選ぶこともできるため、視覚的な負担を減らすことも可能です。
また、ジャイロセンサーを搭載している品もあるため、交差点やトンネルといったより精度の高さが求められるシーンで重宝されます。さらに、VICS搭載タイプのカーナビであれば、事故や渋滞、駐車場の使用状況などの情報取得も可能です。
市販品はリーズナブルなものから高価格なものもあるため、初期費用の調節もできます。ただし、最新の地図情報がカーナビに搭載されているかどうかは確認が必要です。必ずしもデータを更新する必要はありませんが、この更新には費用が発生する可能性があります。
車のナビを選ぶ際のポイント
カーナビは設置タイプや機能面から選ぶことが大切です。ここでは設置タイプにどのようなものがあるのか、どのような機能があるのかを解説します。前述したVICS搭載タイプ以外にもどのような機能があるのか気になる方はぜひご覧ください。
車のナビのタイプ
車のナビには、埋め込み型のインダッシュ式と、吸盤などで取り付けるオンダッシュ式の2種類があります。
インダッシュ式は基本的にオーディオと一体化されており、専用スペースに収まりやすい点が特徴です。操作性の高いメモリーナビや安価なHDDナビなど、品数も豊富であるため選びやすさもあります。
オンダッシュ式は、画面が見やすいだけでなく、ポータブル機器として持ち歩きができるタイプもある点が特徴です。どちらにも利点があるため、使い心地を見比べて判断する必要があります。
液晶画面のサイズ
カーナビはあくまで運転の補助的立ち位置にあるアイテムです。運転の邪魔にならないようサイズを確認する必要があります。
目安として20.32cmの8インチや、22.86cmの9インチがおすすめです。7インチは17.78cmで、国産車の多くはこのサイズに対応しています。大きいほど見やすくなりますが、その分価格も上がるため予算の検討が必要です。
また、規格の目安としてはDINというドイツの工業規格があります。1DINは縦0.5cm横17,8cm、2DINは縦10cm横17,8cmです。横幅20cmのワイドタイプも存在します。
記録媒体
2021年にカーナビの記憶媒体として扱われている媒体は主に次の通りです。
・メモリーナビ
・DVDナビ
・HDDナビ
メモリーナビはSDカードやSSDカード、SDHCカード、SDXCカードなど、種類が豊富に存在します。DVDナビはCDよりも容量が多い点が特徴です。以前のカーナビにおいて主流の媒体でした。
HDDナビも過去に主流として用いられていた媒体です。パソコンでも利用されている媒体で、データをたくさん保存できる点が魅力とされています。費用面を優先するのであればSDナビ、保存したデータを車内で楽しみたい方はHDDナビがおすすめです。
車のナビを選ぶ際におすすめの機能
カーナビは車の案内サポートを行うだけではありません。他にもテレビを見る機能や音楽を聞く機能、通話機能など複数の機能が備えられています。
ここではこれら機能の詳細を解説しますので、カーナビにどのような機能があるか知りたい方はぜひご覧ください。
テレビチューナー機能
車のカーナビでおすすめする機能のひとつに、テレビチューナー機能があります。
特にお子様のいる家庭では重宝する機能と言えるでしょう。
2012年にテレビは地上デジタル化の移行を完了したため、カーナビにおいても地デジに対応したチューナーの取り付けが必要となりました。これはアナログ放送と地デジで受信する際に必要なアンテナが異なる点が理由です。
テレビを視聴する際使用するシステムには、フルセグやワンセグというシステムがあります。ワンセグとは、地上デジタル放送を放映している周波数を13に分けたうちのひとつを受信しているシステムで、フルセグは残りの周波数を受信しているシステムです。
フルセグのほうがデータ量が多く途切れる可能性が減るため、現在ではフルセグが注目されています。
DVDやBlu-rayが観れる「オーディオ再生機能」
オーディオ再生機能が付いたカーナビでは、CD・DVD・Blu-rayを再生することができます。
テレビチューナー機能と同様で、小さいお子様がいらっしゃるご家庭には重宝する機能と言えるでしょう。
特に映像が鮮明なBlu-ray再生機能が付いたカーナビであれば、車内でより映像を楽しむことができます。また、リアモニターをHDMI端子で接続し、後部座席の方向けに設置できるタイプも存在するため、活用の幅が広がる点も魅力のひとつです。
スマホ連携に便利「Bluetooth機能」
Bluetoothとは、近距離での機器連携を目的とした無線通信技術のことです。ケーブルの接続が不要であるため、利便性にも富んでいます。スマートフォン内に保存した音楽データを流すことも可能です。
他にも、スマホで目的地の検索を行ってカーナビとリンク・ルート検索することもできます。
接続の流れは、スマートフォンのBluetooth機能をオンにしてカーナビに接続、その後カーナビでBluetoothの機器登録を行い、カーナビのAVメニューからBluetooth機能を選択するという、比較的簡単な操作です。
VICS WIDE機能
VICSとは、リアルタイムで交通情報をチェックできる機能を指します。VICS WIDE機能とは、VICSを改良させたシステムです。より正確に渋滞情報を得られるため、快適なルートを選択して運転を行いたい方におすすめの機能と言えます。
気象情報や津波情報、噴火情報なども表示される点も特長のひとつです。大雨など災害情報をチェックしたい方にも重宝されています。
中古車はナビつきの車両がおすすめ!
中古車を購入する場合は、カーナビが付いている車がおすすめです。あらかじめカーナビが付いていれば、車にかかるコストを上げずに済みます。
では、純正カーナビと後付けのカーナビどちらを選べば良いでしょうか。ここでは純正カーナビのメリットと後付けのカーナビのメリットなど、双方のメリットについて解説します。
純正ナビつき中古車のメリット
純正カーナビが付いている中古車は、次のような方におすすめです。
・純正品が欲しい方
・カメラやオーディオ機能など、車と連動する機能を活用したい方
・一体感のあるデザインを望む方
基本的にカーナビはメーカーオプションであるため、後付けすることができません。そのため、純正品のカーナビが欲しい方にとっては重宝されます。また、車と機能を連動させたい方にも純正品はおすすめです。
その一例としては、トヨタのT-connectなどが挙がります。トヨタスマートセンターとスマートフォン、Wi-Fi通信機など通話する機能も用意されているため、このようなメーカーサービスを受けたい場合はおすすめと言えるでしょう。
後付けナビつき中古車のメリット
後付けナビが付いている中古車は、定期的に新しいナビに入れ替えたい方におすすめと言えます。これは、純正カーナビの中に交換できないタイプのカーナビがあるためです。
後付けナビは価格や形など種類が豊富に存在します。付随している機能も自身の要望に沿った商品を選択できるため、自由度が高い点も魅力のひとつです。
純正カーナビからの交換は事前確認が必須となります。さまざまなタイプのカーナビを使ってみたいと考えている場合には、後付けナビが付いた中古車を選びましょう。
ナビ付き中古車が豊富なネクステージをチェック!
ネクステージでは、2万台以上の在庫をご用意しています。Webサイトでは、条件を指定してお探しいただけます。カーナビ付きの車両の場合は、フリーワード検索にて「カーナビ」と入力してください。
フリーワードでの検索以外にも、その他15種類の条件を複数同時指定も可能です。「こだわりの装備で絞り込む」から、様々な条件で理想の車を探せます。
■「こだわりの装備で絞り込む」…必要な装備にチェックを入れて検索が可能です
また、ネクステージでは購入後に役立つ保証を有償と無償のどちらもご用意しているため、お客様に合わせた保証プランの選択も可能です。希望の条件のお車探しや保証サービスについてなど、ご質問などございましたらお気軽にお問い合わせください。
PRカーナビ付きの中古車をチェック
まとめ
カーナビは自車の現在地を確認したり目的地への経路案内をさせたりなど、運転には欠かせない機能が備わっています。道路の渋滞状況などを確認したい場合は、VICS WIDE機能が搭載されているものもおすすめです。
新車の場合は車両費の10%ほど費用がかさんでしまいます。中古車であれば、ナビが付いたものも多く販売されているだけでなく、車両費もご自身の予算に合わせたお車を選ぶことも可能です。
購入時の保証など、何かご不明な点などございましたらぜひスタッフまでお声がけください。スタッフ一同お待ちしております。