トヨタの残価設定ローンで買った車は途中で乗り換えられる?解約方法や流れも
トヨタの残価設定ローンを申し込んだものの、途中で乗り換えたいと思う場合もあるでしょう。実は、所定の手続きを踏むことで、トヨタの残価設定ローンを途中解約することが可能です。ただし、解約のタイミングによってはお得にならないケースもあるので注意しましょう。
この記事では、トヨタの残価設定ローンの乗り換えやローンを途中解約する方法、注意点などについて解説します。乗り換えを検討する際の判断ポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
1.トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えられる?
4.トヨタだけじゃない!残価設定ローン途中解約する際の注意点
6.トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えるかの判断ポイント
・残クレの途中解約はできるが、完済することが条件になる
・残クレの途中解約にかかる費用は、高価買取で相殺できる場合がある
・残クレの途中解約を行うなら、高価買取が目指せるネクステージを活用しよう
トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えられる?
トヨタの残価設定ローンを利用して車を買ったものの、支払い途中で車を乗り換えたくなるなど、さまざまな理由で途中解約したくなるケースもあるでしょう。そのような場合、ローンの途中解約ができるかどうか気になる方は多いかもしれません。
そこでここでは、トヨタの残価設定ローンの概要や途中解約の不可について解説します。
残価設定ローン(残価設定型プラン)とは
残クレは、契約時に設定した数年後(およそ3~5年)の下取り価格を「残価」とし、残り金額を契約期間に分割して支払うローンを指します。イメージとしては、特定の期間車を使用する権利を購入するような仕組みです。
残クレの主な特徴
・通常のディーラーのローンに比べて金利(実質年率)が低く、審査も緩めに設定
・頭金不要で月々の支払額を抑えられる
・期間満了時に「乗り換え」「乗り続ける」「返却する」の3つが選べる
・毎月の走行距離制限やカスタマイズは難しい
・支払期間満了後の残価保証には適応条件がある
一括返済すれば途中解約も可能
トヨタのディーラーで車を残価設定ローンで購入した場合でも、所定の手続きを踏めば途中解約が可能です。ただし、解約手続きにはローンの残債と残価分を一括返済(完済)する必要があります。返済後の金利手数料を負担する必要はなくなるものの、一時的に経済的な負担が大きくなってしまうのが難点です。
さらに、返済期間における解約のタイミング次第では、あまりお得ではないこともあります。そのため、途中解約を検討する際は「このまま返済を続けた場合」と「途中解約した場合」のシミュレーションをきちんと行い、検討してください。
トヨタの残価設定ローンを途中解約するメリット
「思いのほか車の維持費の負担が大きい」「支払総額が大きく後悔した」など、さまざまな理由で残クレの途中解約を検討する方は少なくありません。
途中解約を行えば、月々の返済負担がなくなります。まずは残クレを途中解約するメリットを紹介します。
金利手数料などの支払いから解放される
途中解約の大きなメリットは、解約後に金利手数料の支払いから解放されるということです。車が必要ない方であれば、解約に伴い、車をディーラーへ早期返却するか、中古車買取業者へ買取に出して車を手放すことになります。
ディーラーへ早期返却するよりも、中古車買取業者に買取に出した場合の査定額の方が高いこともあるのを覚えておくと良いでしょう。
車への自由度が高まる
残クレの途中解約は、先述したように金銭面での負担がなくなるメリットだけではありません。途中解約を機に、車との付き合い方を再検討するきっかけにもなります。
残クレは、車を好みにカスタマイズできないことや月間走行距離制限など、車への自由度が低いのも特徴です。車の所有に伴い発生する維持費、車の使用頻度次第では必ずしも車が必要ではないケースもあります。
車を「購入して所有する」ことだけがすべてではありませんので、本当に車を使うかどうかを考えるちょうどいい機会になるでしょう。
トヨタの残価設定ローンを途中解約する方法
販売店によってパターンは異なりますが、トヨタの残価設定ローンを途中解約する方法は主に3つあります。まずは車に乗り続けるのか、車を手放すのかを決め、自分のライフスタイルに合った方法を選択しましょう。一括返済の場合はまとまった資金を用意しておく必要があります。
ここでは、トヨタの残価設定ローンを途中解約する方法3つについて詳しく解説します。
トヨタの残価設定ローンを途中解約する3つの方法
トヨタの残価設定ローンを途中解約する方法は主に3つあります。1つ目は「ローン残債を一括返済して乗り続ける」、2つ目は「車を売却する」、3つ目は「車を返却する」方法です。新しい車に乗り換えたい場合は、車の売却・もしくは返却を行います。
ただし、販売店によって取り扱いが異なるため、事前に確認しておくと安心です。なかには一括返済と売却しかできないところもあるので注意しましょう。
ローン残債を一括返済する流れ
トヨタでは、残価設定ローンを一括返済することを「早期完済」と呼びます。早期完済までの流れは以下のとおりです。
1.ローン会社に早期完済したい旨を伝え、金額を確認する
2.支払日を確認し、銀行引き落とし、または銀行振込のどちらかを選択する
3.指定日までに銀行口座へ入金するか、もしくは指定の口座へ振込をする
早期完済額の照会や申し込みは、Webもしくは電話で行えます。Webの照会サービスを利用した場合、振込希望日を選ぶことが可能です。ただし、希望日によって完済額が変動する点には注意しましょう。
残価設定ローンで購入した車を売却する流れ
車を乗り換えるか手放すかによって売却方法は異なります。乗り換える場合は、乗り換え先のディーラーで下取り査定、もしくは中古車買取店で査定をしてもらい、買取額が高いほうに売却しましょう。乗り換え先ディーラーの下取りであれば、次に購入する車のオプションなどを交渉できるケースもあります。
一方、車を手放す場合は、複数の中古車買取店で査定してもらい、買取額が高いところに売却して残債を相殺するのがおすすめです。もし相殺できなかった場合は、支払いを分割にしてくれる業者もあるので相談してみましょう。
残価設定ローンで購入した車を返却する流れ
残価設定ローンを途中解約して車を返却する場合は、ディーラーで車の査定を行い、査定額と車両残価との精算を行います。ただし、下取り額でローン残債を精算しきれなかった場合は、残ったローンの支払いが続きます。
車を下取りで返却したからといって、相殺できなければローンの支払いは残るので注意しましょう。また、残価の保証には事故修復歴や損傷がないこと、店舗ごとに決められた走行距離を超えていないことなどの条件があります。
トヨタだけじゃない!残価設定ローン途中解約する際の注意点
残価設定ローンを途中解約する場合、当初予定していた期間のうち未経過分の返済にかかる金利を負担することはなくなります。しかし、精算時に追加の支払いが生じたり、他メーカーの車に乗り換えにくかったりなどの注意点を理解しておくことは大切です。
ここでは、残価設定ローンを途中解約する際の注意点について解説します。
一括返済はできるが一部繰上返済は難しいことも
当初の契約期間を繰り上げて返済を行う方法は、「一括返済(早期完済)」と「一部繰上返済」の2つです。契約条件次第ですが、一部繰上返済を行えばローンの返済額を契約当初よりも抑えられます。
一部繰上返済は契約によって条件が変わるため、確認が必要です。いずれにしても、手続きを進める前に、他の選択肢も含めて慎重に判断するようにしましょう。
清算時に追加の支払いが生じることも
残クレでは、契約時に「残価を保証」という点をメリットとして伝えられることも少なくありません。しかし、実際に残価を保証してもらうには高いハードルがあります。
残価を保証してもらうには、車の内外装の傷やへこみ、走行距離、カスタマイズなど、ディーラーが定めたチェック要件を満たす必要があるからです。車の走行には、傷やへこみのリスクが常に伴います。
自分がどれほど慎重に取り扱ったとしても、指摘される箇所があれば保証額通りの価格にはなりません。さらに契約条件次第では、途中解約時に違約金が発生するケースもあるのを覚えておくとよいでしょう。
他メーカーの車に乗り換えにくいことも
残価設定ローンを途中解約して車を乗り換える場合は、残債や残価を次の車に上乗せすることになるため、同じメーカーの車に乗り換える必要があります。ただし、ローンを完済すれば、別メーカーの車に乗り換えることも可能です。
ただし、基本的に残価設定ローンでは、車を購入した販売店に返却することを条件としているケースがほとんどです。そのため、残価設定ローンを契約する前に、仕組みや条件などをしっかりと確認しておきましょう。
トヨタのトリプルアシストを利用している場合
トヨタの「トリプルアシスト」は、車の購入と自動車保険の手続きが一緒に契約できるクレジット一体型保険です。トリプルアシストを利用している場合は、残価設定ローンを解約する際にディーラーで残債の確認が必要になるので注意しましょう。
一括返済をする場合、ローン契約期間分の残りの保険料を一括で支払うことになります。もしくは、ローンを解約し、追加保険料を支払うケースもあります。
残価設定ローンの一体型保険は、保険料がずっと定額という点がメリットです。年々安くなる保険料の平均値を出すことで、初めから保険料が安く設定されています。しかし、一括返済する際には、その差額分を追加保険料として支払わなければならないため注意が必要です。
途中解約もできる残価設定ローンはこんな人におすすめ
車の購入時に利用できるローンはいくつか種類はありますが、どのローンにも向き不向きがあり、ローン選びは慎重に行うことをおすすめします。
ここでは残クレを利用するのに向いている人の特徴を紹介しますので、残クレを利用するかどうかの指針にしましょう。
残クレが向いている人
仕組みを理解して賢く残クレを利用すれば、十分にメリットを得られます。以下は残クレが向いている人の一例です。
残クレが向いている人の特徴
・車が必要だが、まとまった現金を用意できない人
・月々の支払いをなるべく抑えないと車の維持が厳しい人
・月々の支払いを抑えつつグレードの高い車に乗りたい人
・一定年数で新車を乗り継ぎたい人
・他のカーローン審査が不安な人
残クレが向いていない人
続いて残クレの利用に向いていない人の一例を紹介します。以下に該当する方は、残クレの利用を慎重に検討してください。
残クレが向いていない人の特徴
・走行距離が年間1万kmを超える人
・自分以外にもその車を使うことが見込まれる人
・他のローンを組んでいる人
・車をカスタマイズしたい人
・残クレの仕組みを理解するのが難しいと感じている人
トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えるかの判断ポイント
残クレを途中解約するかどうか判断するポイントがあります。ここでは判断するポイントを紹介します。途中解約となれば、残債を清算する上でまとまった手持ち資金があると無理がないでしょう。
解約に伴うメリットやデメリットを把握し、タイミングを逃さないうちに慎重に判断するようにしてください。
完済するために資金のゆとりがあるか
残クレの途中解約を行う際は、車を売却しても残価の支払いが一部残ってしまうことも少なくありません。そのため、手持ちの資金がギリギリの状態では解約時に金銭面で大きな負担となることもあるでしょう。
途中解約に伴い、ローンの残債分と残価精算分の支払いが必要です。金銭面で過度に負担を生じさせないためにも、解約手続きを進める前に残価分の負担がどの程度に発生するかシュミレーションすることをおすすめします。
高い価格で売れるか
同じ状態の車であっても、買取業者によって査定額は異なります。知っていればより高額査定を狙えるコツがありますので、可能な範囲で実践してみましょう。
高額査定を狙うコツ
・あらかじめ買取相場を調べておく
・査定額アップにつながる付属品も揃えておく
・査定前に車を掃除や換気をしておく
・高値が付きやすい時期やタイミングを見極める
・中古車一括査定サービスを利用し、複数の買取業者の査定額を比較する
トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えるなら
トヨタの残価設定ローンで買った車を途中で乗り換えるなら、中古車買取店での売却や乗り換え先のディーラーでの下取りなどが選択肢となります。残価設定ローンを途中解約する際には、残債を残さず、なるべく高く売却することがポイントです。
ここでは、高価買取が可能なネクステージの中古車買取や査定について解説します。
ネクステージなら高価買取が可能!
ネクステージには高値買取を「目指す」だけでなく、高値買取を「実現」できるのには以下のような理由があります。
ネクステージの買取の特徴
・買取した車を全国のネクステージ店舗で直接販売するため中間マージンが差し引かれない
・2023年4月現在、全国に250店舗以上展開しており、車の価値が下がる前に再販できる販売力がある
また、ネクステージのスタッフは対応が丁寧という点も周知されています。車の買取に限らず乗り換え、車検などカーライフ全般に関して相談できるのも特徴です。
ネクステージなら簡単3ステップで査定が可能!
ネクステージへの買取査定は、シンプルな3ステップです。買取査定は以下の流れで行います。査定申込は30秒ほどで行えますので、気になった方はぜひ利用してみてください。
1.ホームページから査定を申し込む
2.オペレーターから概算査定金額の電話が来る
3.査定担当者が実際に車の査定を行い、正確な買取金額を提示してもらう
よくある質問
Q. 残価設定ローンを途中解約すると手数料は発生しますか?
A. 残価設定ローンを途中で解約することで違約金や解約金がかかることはほとんどありませんが、契約条件によっては費用が発生するケースがあります。また、残債を繰り上げて完済したとしても、車両の価値が残価設定の保証金額に見合わなければ差額を支払わなければなりません。
Q. 残クレで新車に乗り換えできる期間は何年ですか?
A. 残クレの買い替えタイミングは3年、または5年が一般的です。契約期間を伸ばせば、月々の返済額を抑えることはできますが、総額としては利息が膨らみます。
一方、短い契約期間を選択した場合、残価で設定した以上の高い市場価値が手放す時にあったとしても返済金額は変わりません。契約条件や市場価値に合わせて最適なタイミングを判断しましょう。
Q. 5年残クレとはどういう仕組みですか?
A. 5年残クレとは、5年後に車の下取りを前提にした支払い方法の1つです。5年後の車の価値を買取保証とし、購入時の金額から買取保証金額を差し引いて5年で返済します。
例えば、5年後の下取り想定価格が100万円で、新車購入価格が400万円であった場合は、300万円+利息が5年ローンで支払う金額になります。
まとめ
月々の支払い額を抑えられる残価設定ローンですが、一括返済をすれば途中解約も可能です。ただし、精算時に追加の支払いが生じたり、他メーカーの車に乗り換えにくかったりすることは注意すべき点です。また、なるべく残債を残さないためにも、高価買取が狙える買取業者へ売却しましょう。
ネクステージは買取した車を直接販売するため、中間マージンが発生せず、買取価格へ還元できる仕組みがあります。全国に店舗を展開しているため、圧倒的な販売力を誇る点も強みです。まずはお気軽に、Webサイトから査定依頼をお申し込みください。