ジュニアシートは何歳から使う?製品の選び方や使用をやめる基準も紹介
子どもを車に乗せるときには、チャイルドシートやジュニアシートを使用しなければなりません。法令によって使用が義務付けられている年齢が存在するため、すでに利用している方も多いのではないでしょうか。
しかし、子ども用のシートには複数の種類があるため、どれを利用すればよいのか迷ってしまいがちです。そこでこの記事では、チャイルドシートやジュニアシートを何歳から使えばよいのか、どのような製品を選べばよいのかを紹介します。
それぞれの製品を正しく利用することで、子供とのドライブの安全性をより高められるでしょう。
※目次※
1.ジュニアシートは何歳から使う?年少者用補助乗車装置の区分
3.何歳からジュニアシートを使うか迷ったら?具体的な製品の選び方
7.ジュニアシートが使いやすい中古車を購入するならネクステージへ
・ジュニアシートは子どもの安全を確保するために欠かせない乗車装置
・ジュニアシートの対象年齢は4歳~10歳が目安とされているが、子どもの体格に合わせて柔軟に選ぶことが大切
・子どもを乗せてドライブする機会が多いなら、ジュニアシートを固定しても空間に余裕がある車がおすすめ
ジュニアシートは何歳から使う?年少者用補助乗車装置の区分
子ども用の座席に使用するシート類は、法令上「年少者用補助乗車装置」と呼ばれており、6歳以下の子どもは使用義務があります。年少者用補助乗車装置は、対象となる子どもに応じて以下の3つに分けられているため、適切なものを選ぶことが大切です。
・ベビーシート
・チャイルドシート
・ジュニアシート
6歳に達して使用義務がなくなった後も、安全性を高めるためにはシートベルトを正しい位置で着用できるようになるまでは使用するのがおすすめです。
[0歳~1歳] ベビーシート
ベビーシートは、新生児から1歳くらいまでの子どもを対象にした製品です。座席に対して後ろ向きに取りつけ、子どもを寝かすように乗せて使用します。
製品によって詳しい取り付け方が異なるため、マニュアルを確認して確実に取り付けることが大切です。子どもを乗せるときにハーネスの位置が間違っていると危険性が高まります。こちらもよく確認し、メーカー指定の位置にハーネスが来るように調整しましょう。
[1歳~4歳] チャイルドシート
チャイルドシートは、1歳~4歳くらいの子どもを対象にしています。首が据わり、自分で座席に座れるようになったらベビーシートからチャイルドシートに切り替えるとよいでしょう。
チャイルドシートは、ベビーシートとは違って前向きに取り付けるのが基本です。こちらも正しく取り付けていないと安全性が低下するため、メーカーのマニュアルに従って適切に取り付けを行います。
[4歳~10歳] ジュニアシート
4歳~10歳の子どもを対象にした製品がジュニアシートです。ジュニアシートは着座位置を高め、車に装備されているシートベルトを適切な位置で装着できるように補助してくれます。
ジュニアシートは、単純に着座位置を高めるだけの機能を持った座布団型のものや、バック部分があるシート型のものの2種類です。
バックがあるタイプの製品は安定性が高く、きちんと子どもの体をホールドできるというメリットがあります。一方で座布団タイプの製品は、収納時のスペースが少ないため子どもを乗せる機会が少ない方や車内スペースが狭い車に乗っている方におすすめです。
何歳からジュニアシートへ切り替えるのが良い?
子どもが成長するに伴って、「そろそろジュニアシートに切り替えたほうがよいのだろうか」と悩むことがあるのではないでしょうか。ここでは、チャイルドシートからジュニアシートに切り替える目安について解説します。
チャイルドシートとジュニアシートを兼用しているモデルも存在しており、買い替え負担を軽減したい方はそのような製品を選ぶとよいでしょう。
目安は3歳~4歳から
ジュニアシートは3歳~10歳くらいの子どもを対象にした製品です。製品ごとに使用する子どもの目安が記載されていますが、3歳~4歳くらいになるとその目安に達するでしょう。
適切なシートを使用することで子どもの安全を確保できるため、条件を満たしたらきちんとジュニアシートに切り替えることが大切です。買い替え負担を軽減しようとして条件にマッチしない製品を使用し続けていると、万が一のときの危険性が高まります。
身長75~100cm/体重15kgが切り替えの目安
ジュニアシートは3歳~4歳以降の子どもが使用するものといわれていますが、年齢で推奨範囲が決められているわけではありません。基本的には子どもの体格に合わせて決められており、製品によって多少の差があるものの主な基準は以下の通りです。
身長 |
75cm~100cm以上140cm未満 |
体重 |
15kg~36kg |
子どもの身長が75cm、体重が15kgを超えたら、チャイルドシートではなくジュニアシートを使いましょう。小学校高学年になるとジュニアシートの上限を超えますが、その場合は大人と同様にシートベルトを正しい位置で着用できます。
兼用モデルなら長く使用できる
ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートと買い替えると、費用負担が大きくなるのがデメリットです。子どもの安全を確保するには欠かせないアイテムですが、チャイルドシートとジュニアシートを兼用できる製品もあるため、そのような製品を選ぶとコストを削減できます。
チャイルドシート・ジュニアシート兼用モデルを購入すれば、1歳~10歳前後と長期間利用可能です。安全性を確保しつつ経済面の負担を抑えたいなら、そのような製品を検討するとよいでしょう。
何歳からジュニアシートを使うか迷ったら?具体的な製品の選び方
ジュニアシートとして多種多様な製品が販売されており、どれを購入すればよいのか迷いがちです。そこで、ここからはジュニアシートを選ぶときのチェックポイントを5つ紹介します。
いずれも製品選びにおいて重要なポイントであるため、一通りチェックしておきましょう。
認証を受けた製品を選ぶ
チャイルドシートとして求められている安全基準を満たしている製品には、「Eマーク」と呼ばれるマークが記載されています。安価な製品を中心にして認証を受けていない製品が販売されているため、購入時はEマークが存在することを忘れずに確認しましょう。
Eマークには、対象ユーザーの体重範囲やチャイルドシートの種類、認可した国の番号などが併せて記載されています。購入したい製品にEマークがあることを確認したら、対象範囲をチェックして子どもがその範囲に収まっているかを確認しましょう。
固定方法で選ぶ
ジュニアシートの固定方法には、ISOFIXとシートベルト固定の2パターン存在します。固定方法ごとの特徴は以下の通りです。
ISOFIX |
自動車のシート側に装備されているISOFIXアンカーと、ジュニアシートの金具を連結して固定する |
シートベルト固定 |
自動車のシートにジュニアシートを設置し、子どもを着座させてから車に装備されているシートベルトでまとめて固定する |
ISOFIXのほうが固定が簡単かつ強度が高いというメリットがあります。自動車にISOFIXアンカーが存在するならこちらを選ぶのがおすすめです。
シートのタイプで選ぶ
ジュニアシートとして販売されている製品には、大きく「ブースター」「ハイバック」「フルサイズハイバック」の3種類が存在します。それぞれの特徴は以下の通りです。
タイプ |
特徴 |
メリット |
ブースター |
座面のみで座布団に近い形状 |
コンパクトかつ安価で持ち運びしやすい |
ハイバック |
背もたれが付いている |
ブースタータイプよりホールド性が高い |
フルサイズハイバック |
ハイバックタイプにプラスしてヘッドレストが付いている |
基本はハイバックと同等であるが、頭部のホールド性がさらに高まっている |
レンタカーなどで車を乗り換える機会が多いならブースタータイプを、マイカーで安全性を最重視したいならハイバックやフルサイズハイバックを選ぶとよいでしょう。
子どもに適しているかで選ぶ
メーカーは、製品ごとに対象となる子どもの条件を明示しています。同じジュニアシートとして販売されている製品でも、対象となる子どもの身長や体重の範囲に差があるため、購入前に確認することが大切です。
購入したい製品が決まったらメーカー側が明示している条件を忘れずに確認しましょう。できるだけ長く利用したいと考えているのであれば、範囲が広いものやチャイルドシートとジュニアシートを兼用できる製品を選ぶのがおすすめです。
使いやすさで選ぶ
ジュニアシートは長期間利用するため、使いやすさは製品選びにおいて重要なポイントです。製品選びで悩んだときは、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。
・簡単な作業でサイズを調整できるか
・サイズ調整の範囲は細かいか
・製品を丸洗いできるか
・通気性がよいか
・クッション性、快適性に問題ないか
妥協しすぎると購入してから使いにくいことに気付き、買い替えなければいけなくなるケースもあります。無駄な出費を避けるためにも、購入前に細かく確認しておくのがおすすめです。
ジュニアシートを使うときに覚えておきたいポイント
ジュニアシートは、正しく使用してこそ本来の効果を発揮する製品です。また、同じ車内でもどの座席に設置するかによって安全性に差があります。
ジュニアシートは安全性を確保する目的で使用する製品なので、メーカーが推奨している正しい使い方を学ぶことが大切です。ここでは、特に重要な2つのポイントを解説します。
基本的に後部座席に設置する
ジュニアシートは前部座席・後部座席のいずれにも設置できる製品がほとんどです。しかし、より安全性を高めるには後部座席に設置したほうがよいでしょう。
前部座席に設置すると、事故が発生してエアバッグが作動したときに大きな衝撃を受ける可能性があるためです。
製品によっては、前部座席にエアバッグが装備されている場合は使用しないように明記していることもあります。ジュニアシートは、基本的に後部座席に設置して使うものと覚えておきましょう。
正しい方法で固定する
正しい方法でジュニアシートを固定していないと、使用中に外れてけがを負うリスクがあります。ジュニアシートや車のマニュアルには取り付け方法が記載されているため、作業時には忘れずにチェックして確実に装着しましょう。
アンカーなどにジュニアシートを固定した後は、確実に装着されていて接続部分が緩んでいないかを目視で確認します。作業手順は随時チェックし、ひとつずつ正確に進めましょう。
何歳からジュニアシートは不要?取り外すときの見極め方
子どもが成長すると、「そろそろジュニアシートを取り外してもよいのだろうか」と考えるのではないでしょうか。しかし、ジュニアシートは特定の年齢になったら取り外すものではありません。
迷ったときは、「ジュニアシートを取り外した状態で車のシートベルトを正しい位置で着用できるか」で判断しましょう。おおむね子どもの身長が140cmを超えたらシートベルトを使用できるため、取り外しても問題ありません。
また、着用義務がある年齢であっても自動車の構造上ジュニアシートを固定できない場合や、健康上の理由で適切に使用できない場合などは、着用義務が免除されます。他にも免除される条件にはさまざまなものがあるため、一度チェックしておくとよいでしょう。
ジュニアシートを利用しやすいファミリーカーは?
子どもを乗せる機会が多い方は、ジュニアシートを利用しやすい車を選ぶのがおすすめです。ファミリーカーを選ぶときは忘れずにチェックしておくと、購入してから後悔することを防げるでしょう。
基本的に、後部座席の空間が広い車ならジュニアシートを取りつけても余裕があり、子どもの世話が必要になったときでもストレスがかかりにくい設計です。
ここからは、ファミリーカーとしておすすめの車をボディタイプ別に紹介します。車選びで悩んでいる方は、ぜひご参考ください。
ミニバン
ミニバンはファミリーカーとして人気があります。ミニバンは2BOXタイプの乗用車で、キャビンが箱形になっている車です。乗車定員が多く車内空間が広いことが多いため、特定の座席にジュニアシートを固定したままにしても空間にゆとりがあります。
積載性にも優れており、大量の荷物を運ぶ機会が多い方や旅行などで車を使用する方にもおすすめです。家族でどこかに出かけるときにも役立ち、ファミリーカーに向いているボディタイプといえるでしょう。
(参考:『ミニバン・バンの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
SUV
街乗りからオフロード走行までさまざまな路面状況に対応できるなど、走行性能が高いのがSUVの魅力です。SUVはミニバンほどではありませんが車内空間が広く、ジュニアシートを設置しやすい車といえるでしょう。
積載性も十分で、日常利用から休日のキャンプまで幅広いシーンで活躍してくれます。SUVは人気が高いボディタイプの車です。各カーメーカーが多種多様な車をラインアップしており、選択肢が広く自分好みの1台を探しやすいでしょう。
(参考:『SUV/クロカンの中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
軽自動車
軽自動車の中にも車内空間が広く、ファミリーカーに向いている車が存在します。空間の広さや居住性の高さ、ジュニアシートの設置しやすさを重視するなら、ハイトワゴンタイプの軽自動車を選ぶとよいでしょう。
軽自動車はサイズが小さく小回りが利き、運転しやすい車が多いのが特徴です。狭い道が多いエリアで運転する機会が多い方は、ぜひ軽自動車を検討してみてはいかがでしょうか。
(参考:『軽自動車の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ジュニアシートが使いやすい中古車を購入するならネクステージへ
ジュニアシートを設置しやすい車やファミリーカーとして使いやすい車など、車選びにこだわりたい方には選択肢が豊富な中古車を検討するのがおすすめです。中古車なら現行車種以外も選択肢に入り、新車に限るより自分好みの車を探しやすいでしょう。
しかし、中古車は品質が玉石混交なので、信頼できる中古車販売店で注意深く選ぶことが大切です。どこの中古車販売店を選ぶとよいかでお悩みの方は、ぜひネクステージをご利用ください。
多種多様な車種を豊富にラインアップ
ネクステージでは、軽自動車やSUV、ミニバン、セダンなど多種多様な車種を豊富にラインアップしています。
リーズナブルな価格で購入できる中古車や、新車同等のコンディションなのに安価に購入できる登録済未使用車など、選択肢はさまざまです。車種によっては現行モデルから旧モデルまで幅広くラインアップしており、こだわりを持って車を探したい方にも向いています。
多くの車から自分好みの1台を探したいとお考えの方は、ぜひネクステージの利用をご検討ください。公式サイトの検索サービスを利用することで、在庫車を網羅的に検索できます。
修復歴車の販売はゼロ
中古車の中には、事故などでフレームにダメージを受けた経験がある「修復歴車」が存在します。修復歴車の全てに問題があるわけではありませんが、受けた損傷の内容によっては走行に影響が出る可能性があるため、避けたいと思う方も多いでしょう。
ネクステージでは、購入後のリスクが高い修復歴車や水没車を一切販売していません。中古車選びにおいて修復歴車を避けたいと考えている方は、ぜひネクステージをご利用ください。
まとめ
シートベルトを適切に装着できない子どもを車に乗せるときには、安全を確保するためにジュニアシートを使用することが大切です。似たような製品には、ベビーシートやチャイルドシートも存在します。子どもの状況に併せて適切な製品を使用しましょう。
子どもを乗せる機会が多いなら、ジュニアシートを装着しても空間が広く、長距離ドライブでも快適な車を選ぶのがおすすめです。ネクステージでは多種多様な車を販売しており、ファミリーカー向けの車も多数ラインアップしています。
全国各地の在庫をまとめてチェックできる検索サービスも提供していますので、車をお探しの方は、ぜひ一度ネクステージをご利用ください。