軽自動車の高速料金は普通車より安いの？割引の方法や利用時の注意点も解説！
近年では軽自動車の性能が向上し、さまざまなシーンで快適に走れるようになりました。これから軽自動車で高速道路を利用しようと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで気になるのが、高速料金です。
この記事では、軽自動車の高速料金について紹介します。高速道路をお得に利用する方法や走行時の注意点が分かり、より快適に高速道路を利用できるでしょう。
※目次※
4.料金以外も注目！軽自動車で高速道路を利用するときの注意点
・軽自動車は高速道路を走行しても問題ない
・軽自動車の高速料金は普通車よりも2割程度安く設定されている
・軽自動車は高速道路上での追い越しに不向きで、横風に煽られやすい
軽自動車なら高速料金が安い！
軽自動車は普通車よりもパワーが低いため、高速道路を走行することに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。そもそも軽自動車は高速道路を走行してよいのか、料金などの扱いはどうなるのか、気になることはたくさんあります。まずは、軽自動車と高速道路の基礎的な知識を見ていきましょう。
軽自動車は高速道路を走行可能
高速道路は全ての車両が通行できるわけではなく、原付バイクや原付二種などは走行できません。軽自動車は問題なく高速道路を使用できます。
以前は軽自動車での高速走行は性能的に難しいと言われていたこともありましたが、最近の軽自動車の走行性能は昔よりも飛躍的にアップしており、ターボ車も多く見られるようになりました。高速道路を走行する性能を有している車種がほとんどです。
軽自動車は普通自動車よりも高速料金が安い
軽自動車で高速道路を利用する最大のメリットは、高速料金が安いことです。軽自動車は普通車よりも利用料金が割安に設定されており、2割ほど安い料金で利用できます。
短い距離を走る際はあまり差を実感できないかもしれませんが、長距離になるほど差は大きくなります。
高速料金の例
・東京(東京都)から吹田(大阪府)までの通常高速料金 普通車：1万840円 軽自動車：8,810円
・東京(東京都)から仙台南(宮城県)までの通常高速料金 普通車：8,490円 軽自動車：6,850円
軽自動車の高速料金はなぜ安い？
軽自動車は比較的安い料金で高速道路を利用できますが、なぜ安い料金設定なのか疑問に思った方もいるでしょう。また、軽自動車で高速道路を走るとき、デメリットはないのか気になるかもしれません。ここでは、料金設定が安い理由とデメリットについて解説します。
軽自動車の高速料金が安い理由
高速料金が割引される主な理由として、車体の小ささが挙げられます。軽自動車のボディタイプはさまざまですが、車体のサイズは規格で制限されており、普通車よりもひと回り小型で軽量です。ボディが小さいことから道路を占有する割合が少なく、軽量ゆえに走行時で道路に与えるダメージが少ないことから料金が安くなっています。
軽自動車は普通車よりも高速道路を利用するメリットが少ないことも理由のひとつです。スピードが出にくく、使用しても短縮できる時間が短いことも理由とされています。
軽自動車での走行にはデメリットもある
料金では有利な軽自動車ですが、機能的な面ではデメリットもあります。排気量に制限があることからパワーは普通車に劣るため、合流などの場面でパワー不足が気になるケースもあるでしょう。
また、軽自動車のシートはロングドライブ向けではないため、疲れを感じやすい傾向があります。速度を出して走ることに向いていないので、車や搭乗者の負担が大きいのがデメリットです。
高速料金を安くするなら軽自動車以外の割引も確認しよう
軽自動車でよりお得に高速道路を利用したい方は、ETC割引を活用しましょう。ETC割引は、高速道路を利用する際に決められた条件下でETC決算すると受けら、さまざまな種類が用意されています。割引の種類や内容を把握して、お得に利用しましょう。
平日朝夕割引
平日の朝6時~9時、夕がた17時~20時のあいだにETCを利用すると受けられる割引です。利用回数によって還元率が異なり、回数によって支払った通行料金の最大30％~50％がマイレージポイントに加算されます。
対象となるのはNEXCO3社が管理する道路で、還元を受けるには事前にETCマイレージサービスに登録が必要です。東京や大阪近郊に一部対象外の道路があるので、この近辺を通る際はチェックしておきましょう。
休日割引
土曜・日曜・祝日は地方部の高速料金が3割減となる割引です。レジャーや買いもの目的で週末や休日に車を運転することが多い方には、特に恩恵が大きいサービスとなるでしょう。
ただ、すべての土曜・日曜・祝日でこの割引が適用されるわけではないので注意が必要です。2022年度以降はゴールデンウイークやお盆などの大型連休や、年末年始などの繁忙期は割引の対象外となりました。詳しい休日割引適用除外日を知りたいときは、NEXCOのホームページでチェックしましょう。
(参考：『NEXCO東日本 ゴールデンウイーク・お盆・年末年始は休日割引が適用されません』)
深夜割引
毎日午前0時～4時の間、3割引で高速道路を利用できるのが深夜割引です。曜日や時期を問わずに利用でき、車種についての条件がないため、多くの方が安定して割引を受けられます。一部の有料道路でも有効です。
休日割引や平日朝夕割引とは重複せず、これらの条件を同時に満たす場合は高速料金3割減のみが適用されるので注意してください。
外環道迂利用回割引
首都高速道路を利用する際に都心環状線内の出入り口を通り、東京外環道を1ジャンクション間迂回して利用した場合でも、迂回せずに直行したときと同じ料金になるように割引される制度です。
これまでは外環道を経由するよりも首都高を経由したほうが料金は安い、といったケースがあり、一部の区間の混雑要因になっていました。この制度により迂回がしやすくなり、より利便性が向上しています。
料金以外も注目！軽自動車で高速道路を利用するときの注意点
軽自動車で高速道路を利用するとき、料金以外にも注意したいポイントがあります。高速走行するときにまず意識したいのは、安全運転することと、違反行為をしないことでしょう。ここでは、軽自動車で高速道路を利用するときの注意点を解説します。
追い越し車線は避けて走る
もっとも右側の車線は追い越し車線とされており、他の車を追い越す際に走行する道路と決められています。軽自動車でも追い越しは可能ですが、加速性が高くないため追い越しに時間がかかることがあります。追い越し車線を走る後続車により注意しなければならないため、必要に迫られていなければ、追い越し車線を走るのは避けたほうが無難です。
また軽自動車であるかは関係なく、追い越し車線を走り続けることは通行帯違反に該当します。追い越しが終わったら速やかに元の車線に戻りましょう。
強風にあおられやすい
軽自動車は車体が軽いため、強風の影響を受けやすいのも特徴です。強い横風を受けるとハンドルを取られて進行方向がずれてしまい、事故を起こす原因になります。横風注意の標識があるところでは、しっかりとハンドルを握って車を制御しましょう。
近年では背が高いトールタイプや、ボディ側面の面積が広いワゴンタイプの軽自動車も多く見られるようになりましたが、これらのタイプは横風の影響を受けやすいので、より気を付けなければなりません。
速度の出しすぎに注意
昔は、軽自動車のパワー不足を理由に高速道路での最高速度は80km/hまでと決められていましたが、現在は普通車と同様に100km/hまで出せるようになりました。しかし普通車と比較するとパワーが劣る点は変わらないため、無理にスピードを出さないようにしましょう。
左側の車線で周囲の車に合わせて走行すれば、無理なく安全に走れます。高速走行時は普段よりも多く車間距離を取って、落ち着いて運転しましょう。
ネクステージは高速料金がお得な軽自動車の在庫も豊富
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まとめ
軽自動車は普通車よりも高速料金が安く設定されており、割安で高速道路を利用できます。各種割引を併用すれば、さらにお得に走行可能です。ただ、軽自動車で高速走行する際、強い横風に注意し、無理な追い越しをしないよう意識しましょう。
ネクステージでは、中古の軽自動車の在庫を多数ご用意しています。安心して乗れる中古車をお探しの際は、ぜひネクステージの在庫をチェックしてみてください。
