車の運転中にサングラスは使える?決まりや選ぶポイントをご紹介
運転中、まぶしいからとサングラスを着用する方も多いのではないでしょうか。普段何気なく掛けているサングラスも、JIS規格で昼と夜間で条件が定められています。JIS規格外のサングラスを使用して運転した場合、違反となってしまう場合もあるため注意が必要です。
この記事では、運転中に着用するサングラスの正しい選び方やタイプ、レンズについてご紹介します。併せて、まぶしさや紫外線を意識した車選びもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・車を運転中にサングラスを掛ける場合は、JIS規格に適合したものでなくてはならない。昼間と夜間でも異なるため知っておこう。
・サングラスには、まぶしさ対策と紫外線対策それぞれ異なるレンズがある。自分にあったサングラスを選ぶには、レンズの特徴を知っておくことがポイント。
・中古車を検討中の方は豊富な中古車の中からお気に入りの車が見つけやすく、保証内容も充実したものを取りそろえているネクステージへ。
車の運転中もサングラスが使えるの?
車を運転する際、サングラスを着用する方も多いのではないでしょうか。眩しさの軽減のためにと普段から使用しているサングラスでも、JIS規格(日本産業規格)に適合したものなら使用できます。この項目では、どのようなシーンでサングラスを使用するかやJIS規格についてご紹介しますので参考にしてください。
サングラスで運転中のまぶしさを軽減したい
サングラスは、その名の通り太陽のまぶしさを軽減させるアイテムです。夏の強い日差しや冬場の西日は非常にまぶしく、前がよく見えないということがあります。また交通量の多い夜間の道路では、対向車や後続車のヘッドライトもまぶしさの原因となるでしょう。
サンバイザーを下ろすことで光を遮ることはできますが、視界が狭くなることがデメリットです。このような理由から、運転中にサングラスを掛ける人が増えています。
サングラスはまぶしさを軽減させるだけではありません。紫外線による目の疲れを軽減させることにも一役買ってくれます。
JIS規格に適合したサングラスなら使える
運転中に使用できるサングラスは、JIS規格(日本産業規格)に適合したものでなくてはなりません。JIS規格で定められたサングラスのレンズは、昼間と夜間でサングラスの視感透過率が異なります。
昼間の運転時では視感透過率8%以下のレンズは使用禁止され、夜間または薄暮の運転時では視感透過率75%以下のレンズが使用できません。
それぞれの規格をクリアしたサングラスのみ使用可能です。2018年から規格が改正され、運転者だけではなく路上歩行使用者も対象になりました。運転者・歩行者問わず、規格をクリアしたものを着用しましょう。
車の運転中に使うサングラス選びのポイント
運転中に使用するサングラス選びは、視感透過率やレンズカラー、UVカット、着け心地が主なポイントです。昼と夜にサングラスを使い分けると、快適に運転できます。また、まぶしさ軽減と紫外線予防は異なるため、これらを加味したサングラス選びをするとよいでしょう。この項目では、選び方のポイントを詳しく解説します。
視感透過率の基準を満たしたレンズを選ぶ
JIS規格で定められている「視感透過率」とは、目に見える光をどれだけレンズが通すかという割合を示したものです。数値が0%だと光を通さず、100%に近づくほど光を通す量が増えます。視感透過率の基準は以下です。
視感透過率の基準 |
使用可能な時間帯 |
80%超えるもの |
夜間 |
43~80%以下のもの |
昼間・夜間(ただし75%以上) |
18~43%以下のもの |
昼間 |
8~18%以下のもの |
|
3~8%以下のもの |
使用不可 |
(2022年11月現在の情報です)
夜間は視感透過率が75%以下のものは使用できませんが、レンズカラーによって、夜間の運転でも使用できるものもあります。
状況にあったカラーを選ぶ
サングラスはレンズカラーにより、特徴が異なります。
レンズカラー |
特徴 |
昼間(可視光線透過率20~30%) |
|
グレー系 |
・まぶしさ防止効果が高い ・色調の変化が少なく、自然な景色を見ることが可能 |
ブラウン系 |
・まぶしさ防止効果 ・ヘイズカット効果があり、遠くの景色が見やすい ・人が明るく感じる光領域を通すためコントラストを高める効果がある |
グリーン系 |
・光の波長が平均的に抑えられる ・自然でソフトな見え方 |
夜間や悪天候(可視透過率:15%まで) |
|
イエロー系 |
・対向車のライトや悪天候の路面のぎらつきをカットする ・明るさを感じる領域を大きく透過させる |
一般的なサングラスは可視光線透過率が30~50%のものが多く、昼間や夜間問わず使用できます。昼間と夜間の違いで見え方も異なるため、使い分けをすることがおすすめです。
UVカットレンズを選ぶ
紫外線は、肌や髪だけなく目にもダメージを与えます。そのため、UVカットが施されたレンズを選ぶようにしましょう。
色の濃いレンズほど紫外線をカットしてくれそうな印象がありますが、紫外線の通りやすさとサングラスのレンズの濃さは関係がありません。薄い色のレンズでも、UV加工がされていれば紫外線カットしてくれます。
UV加工されているサングラスには「紫外線透過率」が表記されており、数字が低いほど性能が優れている証です。例えば、紫外線透過率1.0%以下と記載されていれば、紫外線を99%以上カットすることができます。
なお「紫外線カット率」と記載されていることもあり、この場合は数値が高いほうが性能がよいレンズです。
使いやすい形状を選ぶ
長時間の運転でサングラスを掛ける場合、疲れを軽減させるため着け心地の良いものを選ぶことがポイントです。目の負担や視認性、フィット感を確認してから購入しましょう。本体が重いと負担がかかり疲れの原因になります。
購入前に本体の軽さや、耳にかかるテンプル部分、鼻に当たるノーズパットなどの素材や設計を確認し、実際に掛けてみて自分に合うのか確かめましょう。また長期間使うことを想定し、掛け心地以外にも好みやイメージに合うデザインを選ぶこともポイントです。
車の運転に使用するサングラスのタイプ
運転中に使用するサングラスはJIS規格のものやUVカットのものなどさまざまあります。普段メガネをかける方は、サングラスタイプにするかメガネの上から付けられるタイプにするか悩むでしょう。この項目では、それぞれの特徴をご紹介します。
度付きのサングラス
サングラスにも、眼鏡と同じように度付きのものがあります。普段眼鏡を使用している方の場合、サングラス選びに困るのではないでしょうか。度付きサングラスであれば視力に合ったものが作れるため、ドライブ以外のシーンでも活躍するでしょう。
コンタクトレンズの方も、レンズが入れにくいというような日に使用できます。気分やファッションによって使い分けられることもメリットです。
注意点として、サングラスは車内で保管しないようにしましょう。特に、夏場など車内温度が高くなる時期は高熱に耐えられず、レンズのコーティングがひび割れるなどレンズが痛む原因となります。耐熱仕様のレンズもありますが、基本的には車内での保管は避けましょう。
眼鏡に付けるタイプ
度付きのサングラス以外にも、眼鏡ユーザー向けのサングラスがあります。代表的なのは、クリップで眼鏡のフレームに付ける「クリップオンサングラス」です。多くのものが跳ね上げ式になっているので、必要なときだけサングラスに変えられます。
この他にもマグネット式のサングラスがあり、クリップオンサングラス同様、サングラスと眼鏡の切り替えが可能です。
クリップ式やマグネット式以外にも、眼鏡の上に掛けるサングラス「オーバーグラス」もあります。クリップ式は眼鏡のサイズに合わないことがある、マグネット式は眼鏡そのものを買い替えなくてはならないというデメリットがありますが、オーバーサングラスは眼鏡の上からサングラスを掛けるため、これらの悩みがある場合におすすめです。
車の運転時に使うサングラスのレンズはどれが向いている?
サングラスのレンズは、まぶしさを抑えて視界をクリアにするものや紫外線対策ができるものがあります。レンズの種類を詳しく知ると、自分に合ったレンズ選びができるでしょう。この項目では「偏光レンズ」「調光レンズ」「可視光線レンズ」の特徴をご紹介します。
偏光レンズの特徴
偏光レンズとは、2枚のレンズの間に反射光をカットする「偏光膜」という特殊なフィルムが入っています。このフィルムで視界の上下や斜めからくる反射光をカットし、路面やフロントガラスの写り込みなどが軽減される仕組みです。
これにより目の疲れやストレスが軽減され、快適にドライブが楽しめます。なお、偏光レンズは熱に弱く、車内に置いたまま保管すると偏光フィルムの変形や破損の原因になるので注意しましょう。
調光レンズの特徴
調光レンズとは、紫外線を浴びることで色が変わるレンズです。紫外線を浴びやすい外ではレンズのカラー濃度が濃くなり、紫外線の届かない場所では薄くなります。
調光レンズは一本で眼鏡とサングラスを切り替えられますが、運転時に使用する場合は注意が必要です。近年、UVカットフロントガラスを装備している車が増えました。フロントガラスにUVカットが施されていると、紫外線が遮断されレンズが反応しづらくなります。
紫外線の量で変化する調光レンズは、運転時のまぶしさを軽減させることには向いていません。
可視光線レンズの特徴
可視光線レンズは調光レンズの一種で、比較的新しいレンズです。紫外線だけでなく、可視光線にも反応します。可視光線は目に見える光、紫外線は目に見えない光(不可視光線)です。両方の光に反応する可視光線レンズは、紫外線タイプよりもレンズが反応する範囲が広くなります。
この他の違いとして、UVカットフロントガラスでもレンズカラーが変わることです。そのため運転時でも使用できますが、可視光線に反応するため室内でも色が変わってしまいます。
紫外線を受ける量は車種によっても変化する
まぶしさ対策と紫外線対策は異なるため、どちらもカバーしたいのであれば安全性能の高い運転支援や、UVカットガラスが搭載されている車種を選ぶとよいでしょう。また、紫外線を受ける量は車種により異なります。この項目では、どのような車種を選ぶとよいのかご紹介しますので参考にしてください。
まぶしさ対策での車なら運転支援
まぶしさ対策で車を選ぶのであれば、運転支援が充実した車種を選ぶことがおすすめです。まぶしさで前方や後方が見にくい場合、他の車はもちろんバイクや自転車、歩行者を見落としてしまうことも考えられます。
その際、アラウンドビューモニターやアクティブクルーズコントロール、前方・後方衝突警告機能などが搭載されている車種だと安心です。購入時の価格は高くなりますが、まぶしさによる視界不良には有効な対策になります。
紫外線対策ならUVカットガラス
紫外線対策には、UVカットガラスが採用されている車種を選びましょう。車種や採用されているガラスによって、スーパーUVカットや赤外線カット機能付きなど、性能が異なることがあります。
なお、フロントガラス、前座席ガラス、後部座席ガラス、リアガラスによっても紫外線カット率が異なることもあるため、事前に確認しておきましょう。UVカット率はメーカーがWebで公開しているため、気になる車種や年式で調べることが可能です。
中古車を購入するならネクステージへ!
中古車を検討中の方はネクステージをご利用ください。キーワード検索ができ、豊富な在庫の中からUVカットガラス搭載の車種を簡単に探すことができます。この項目では、ネクステージで中古車を購入するメリットをご紹介しますので参考にしてください。
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まとめ
運転中であっても、JIS規格に適合したサングラスであれば使用可能です。サングラスにもさまざまなタイプがあり、まぶしさ対策、紫外線対策によって異なります。自分に合ったサングラスを選ぶことがおすすめです。
また、車種によっても紫外線対策できる車があるため、中古車で乗り換えを検討中の方はネクステージをご利用ください。豊富な在庫の中からUVカットガラスが採用されている車種や運転支援機能が充実した車種まで多く取りそろえています。気になる車種があれば、お気軽にお問い合わせください。