個人間カーシェアサービスの概要とメリット・デメリットを解説!

個人間カーシェアサービスは、車を所有する「オーナー」と必要な時にだけ車を借りたい「ドライバー」の双方にメリットがあるサービスです。一方、トラブルのリスクもあるため基礎知識を備え、メリット・デメリットを十分に把握しておく必要があります。
本記事では、個人間カーシェアサービスの概要、オーナー側とドライバー側それぞれのメリット・デメリットをまとめました。よくあるトラブル例も解説しますので、利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
※目次※
2.個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリット【オーナー】
3.個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリット【ドライバー】
5.個人間カーシェアに不安があるドライバーは中古車購入も検討しよう!
・個人間カーシェアサービスは、車を所有する「オーナー」と必要な時にだけ車を借りたい「ドライバー」をつなぐサービスです。
・個人間カーシェアサービスは、オーナー側とドライバー側それぞれにメリット・デメリットが存在します。
・個人間カーシェアサービス利用の際は、トラブル例を参考に対処法を検討しましょう。
個人間カーシェアサービスの基礎知識

個人間カーシェアサービスを利用するなら、まずは基礎知識を備えておくことが大切です。
ここでは、サービスの概要や法律違反になるのかどうか、利用の流れについてまとめました。個人間カーシェアサービスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
個人間カーシェアサービスとは?
個人間カーシェアサービスは、車を所有する「オーナー」と必要な時にだけ車を借りたい「ドライバー」をつなぐサービスです。個人間カーシェアサービスを提供する会社を通じてマッチングした方が、自分たちで車の引き渡しから返却までを行います。
車のオーナーは自分が使用していない時に車という資産を活用して、収入を得ることができ、車を使用したい人は自分で所有するよりも費用をかけずに車を利用できる仕組みです。オーナーとドライバーの双方にメリットがあるサービスといえるでしょう。
個人間カーシェアリングサービスは合法?
カーシェアは、共同使用を意味する英単語「share」が由来です。個人間カーシェアリングサービスは、サービス提供会社を通して会員間で車を共同使用することを目的としたサービスであり、レンタカーサービスとは異なります。
個人間であっても、有償で車を貸し出す行為は「レンタカー業(自家用自動車有償貸渡業)」に該当するため、国土交通大臣の許可を受けなければなりません。
車の所有者(オーナー)と車を借りたい方(ドライバー)によって車を共同使用するという形態によって、国土交通大臣の許可がなくてもサービスを利用できる仕組みです。
個人間カーシェアサービスの利用の流れ
個人間カーシェアサービスによって違いはありますが、一般的に次のような利用の流れです。
オーナーは、サービスにシェアが可能な日時や車の使用条件を登録し、依頼があれば個人間でカーシェアを行います。車の返却後、サービス提供会社から使用料が支払われる仕組みです。
ドライバーは、サービスで希望条件に合う車を見つけたら、カーシェアの依頼を出します。オーナーから許可が出たら、サービス提供会社に対してサービス利用料を支払い、個人間で車の引き渡し・返却を行う流れです。
個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリット【オーナー】

個人間カーシェアサービスを利用するなら、どのようなメリットやデメリットがあるのか、十分に理解しておくことが大切です。
ここからは、個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリットをオーナーの立場から解説します。サービスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
車のオーナーが個人間カーシェアサービスを利用するメリット
車のオーナーは自分が使用していない時に車という資産を活用して、収入を得られるのが大きなメリットです。また、個人間でのカーシェアのやりとりを通して、人間関係が広がる可能性もあります。
このように、個人間カーシェアサービスには、経済面や交友面におけるメリットがあるといえるでしょう。
車のオーナーが個人間カーシェアサービスを利用するデメリット
他人に車を使ってもらうということは、メリットばかりではありません。利用上のルールを守らないドライバーがいる他、事故などのリスクもあります。
例えば、燃料はドライバーが使用した分だけ給油して返すのが一般的ですが、守ってもらえなければ燃料代を負担しなくてはならない可能性もあるでしょう。
個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリット【ドライバー】

個人間カーシェアサービスを利用するなら、どのようなメリットやデメリットがあるのか、十分に理解しておくことが大切です。
ここからは、個人間カーシェアサービスを利用するメリット・デメリットをドライバーの立場から解説します。サービスの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
ドライバーが個人間カーシェアサービスで車を借りるメリット
カーシェアサービスを通して個人から車を借りることは、ドライバーにとってもさまざまなメリットがあります。
一般的なカーシェアサービスよりも利用料が安かったり、選択肢が豊富であったり、10分程度の短時間だけ使用したい場合にも利用しやすいでしょう。予約は専用アプリやWebサイトを通してオンラインで済ませられるため、手間がかかりません。
このように、個人間カーシェアサービスには、経済性や利便性におけるメリットがあるといえるでしょう。
ドライバーが個人間カーシェアサービスで車を借りるデメリット
国土交通大臣の許可を受けて運営するレンタカーサービスではなく、個人間カーシェアサービスを通して個人から車を借りるということには制約もあります。
個人所有の車を借りる上で貸し出し時や返却時は、オーナーと事前に取り決めた場所で行う必要があり、都合の良い場所で乗り捨てることはできません。サービスに登録するオーナーは都市部に集中する傾向があり、地方では利用しにくいこともあるでしょう。
この他にも、さまざまなトラブルのリスクがあることにも注意が必要です。
個人間カーシェアサービスにおけるトラブル例

個人間カーシェアサービスでは、オーナー・ドライバー間でトラブルがあった場合、二者間で解決を求められるのが一般的です。サービス提供会社が定めたルールやガイドラインを確認しながら話し合いましょう。
解決が難しい場合はサービス提供会社にサポートを求めたり、国民生活センターなどに相談してみたりするのもひとつの方法です。
ここからは、個人間カーシェアサービスにおけるトラブル例を紹介します。
車両の損傷
個人間カーシェアサービスを利用するドライバーの中には、これまでに乗ったことがない車を運転してみたいという人も多く、乗り慣れない車で事故を起こしてしまうケースも少なくありません。
事故による大きな損傷ではなくても、軽いすり傷が付くリスクも高いといえるでしょう。愛車を傷つけられたくないというオーナーは注意が必要です。
修理に関する折り合いが付かない
車の返却後にオーナーが車両の損傷を発見し、ドライバーに対して修理を要求するケースがあります。ドライバーが付けた傷であれば、請求に応じることでトラブルにはならないでしょう。
一方、オーナーは「ドライバーが車に傷を付けた」ドライバーは「元々付いていた傷の修理を要求された」というように、認識に違いが生まれるケースも少なくありません。
車の損傷トラブルは、基本的に二者間で解決する必要があるため注意が必要です。
ドライバーによる交通違反
ドライバーによる交通違反はその場で違反切符を受けるケースもあれば、後からオーナーの元に交通違反通知が届くケースもあります。
ドライバー自身が違反切符を受けた場合、反則金の納付などの対処をしましょう。後日オーナーの元へ交通違反通知が届いた場合、ドライバーに連絡をして対応を要請する必要があります。
要請に応じてもらえないといった状況によっては、契約書などの証明物を持参して警察署でカーシェアの期間中に発生した違反であることを伝える必要があるかもしれません。
個人間カーシェアに不安があるドライバーは中古車購入も検討しよう!
個人間カーシェアを検討している場合、自分で所有するほど車の利用頻度が高くないという方も少なくないでしょう。
車を借りるための選択肢は複数ありますが、運転に慣れていないと事故を起こしたり、傷を付けてしまったりするリスクが高いといえます。傷を付けてしまうたびに修理費用を支払っていると、思わぬ出費になりかねません。
自分で所有する車であれば、多少の傷や凹みが付いても修理せずに乗るという選択肢が生まれます。中古車なら予算に合わせた車を選ベる他、多少の傷が付いても許容しやすいでしょう。自分で車を所有することも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ

個人間カーシェアサービスは、車を所有する「オーナー」と必要な時にだけ車を借りたい「ドライバー」をつなぐサービスです。一方、トラブルのリスクもあるため基礎知識を備え、メリット・デメリットを十分に把握しておく必要があります。
個人間カーシェアサービス利用の際は予防策を講じる他、対処法を検討しておくと安心です。運転に慣れていないと事故を起こしたり、傷を付けてしまったりするリスクがあるため、利用頻度が高くない場合でも自分で所有したほうが良いケースもあります。
中古車も選択肢に含め、自分で車を所有することを検討してみてはいかがでしょうか。
【この記事の執筆者】

松田 莉乃
過去の愛車は32GT-R、180SX、33Z。車の構造に興味を持ち「自分の車は自分で作りたい」という気持ちから自動車整備工場に勤務した経験を持つ。中古車買取査定員やタウン情報誌の編集部として仕事をした経験を活かし、主に車・タイヤ関係のメディアを対象に2020年からフリーランスのライター兼エディターとして活動中。
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