自動車のサイズと規格の関係は?横幅の広い車・狭い車も紹介
自動車にはさまざまな規格があります。しかし、漠然と「普通車」や「軽自動車」などの違いがあることを知っていても、これがどういった基準をもとに分類されているのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自動車の規格の分け方について解説し、横幅の広い車・狭い車をそれぞれ3車種ずつ紹介します。それぞれの規格の特徴を知ることによって、自分の生活に合う車を選びやすくなりますよ。
※目次※
・自動車の規格は排気量とサイズで分類され、軽自動車、小型車、普通車のいずれかのカテゴリーに分けられる
・横幅が広い車にはダイナミックで積載量を増やせるという特徴が、横幅が狭い車はコンパクトで扱いやすいという特徴がある
・ネクステージではさまざまな車種に触れられ、試乗もできるため、自分に合ったサイズの車種を見つけられる
自動車の規格は排気量とサイズで分類される
自動車の規格は、道路運送車両法によって明確に定められています。ここで分類するために用いられる指標は「排気量」と「サイズ」の2種類です。
サイズは、具体的には全長と全幅、全高という3部門に基準がそれぞれ設けられています。まずは一般的な車はどんな規格に分けられるのか、そして例外はあるのかについて確認しましょう。
軽自動車・小型車・普通車の3種類
一般的な自動車の規格は、軽自動車・小型車・普通車の3種類に分かれています。まずはそれぞれの基準をまとめておきましょう。
・軽自動車
全長3,400mm、全幅1,480mm、全高2,000mmという基準をすべて下回る車が軽自動車です。
・小型自動車
全長4,700mm、全幅1.700mm、全高2,000mmをいずれも下回り、総排気量2,000ccを下回る車が小型自動車です。
・普通自動車
全長4,700mm、全幅1,700mm、全高2,000mmをどれかひとつでも上回る車が普通自動車です。また、総排気量2,000ccを上回る場合も普通自動車になります。
ディーゼルには排気量の制限がない
ディーゼル式の自動車の場合は、排気量の制限を受けることがありません。そのため、自動車のサイズから自動車の規格を決めます。仮に総排気量が2,000ccを超えていたとしても、それが理由で規格が変動することはありません。
たとえば4,600×1,600×1,950mmで総排気量が2,100ccのガソリン車があるとします。この場合、寸法はすべて小型自動車の水準ですが、総排気量が基準を上回るため普通自動車として扱われます。しかしディーゼル車なら、同じスペックでも小型自動車として扱われます。
国産自動車は横幅が広くなる傾向
自動車の規格を決める要素のひとつが横幅です。横幅次第で軽自動車、小型自動車、普通自動車に分けられますが、国産自動車ほど横幅が広くなる傾向にあります。なぜ国産車は外車よりも横幅が広いことが多いのでしょうか。
モデルチェンジの度に大型化
国産車の場合、モデルチェンジを行う度に大型化する車種が目立ちます。近年話題の「スーパーハイト系」というジャンルも、こういった経緯を経て生まれました。車内の空間が大きくなると快適性が増し、安全性能などを搭載するスペースも増えるため、大型化が進んでいます。
大型化を繰り返す代表的な車種がプリウスです。初代プリウスは4,275×1,695×1,490mmでしたが、2代目で4,445×1,725×1,490mmに変更しています。2015年発売の4代目では、4,540×1,760×1,470mmに大型化しています。
理由は「税制改正」と「世界戦略」
国産車が大型化していく理由は税制改正にあります。税額の基準がサイズではなく排気量に移ったことによって、メーカーはサイズを気にせずに設計ができるようになりました。機能性を高めることを重視した結果、大型化が進むことになったのです。
さらに、ターゲットが国内から海外に移ったことも大型化の要因のひとつです。海外は日本人以上に体格が大きい人が多く、物理的な大きさを求められます。海外での日本車の人気は高いこともあり、海外の基準に合わせて大型化させるというパターンも目立ちます。
貫禄のエクステリア!横幅の広い自動車3選
ここからは、横幅の広い自動車を3車種取り上げて紹介します。いずれも人気車種であり、中古車市場においても流通数が多く、おすすめできる車種ばかりです。横幅の広い自転車の魅力は、ダイナミックで貫禄のあるエクステリアを楽しめることでしょう。豪快に走れる車を見つけたいと考えている方には、以下の3車種を特におすすめします。
トヨタ ランドクルーザー
トヨタが誇る最上級SUVがランドクルーザーです。力強さと先進性を併せもつ車種であることが特徴で、その存在感はほかの追随を許しません。モデルによっては、横幅が驚愕の2,000mm近くにまで達することもあるほどの豪快な車です。
走行性能も高く、4WDの性能を最大限に引き出す「マルチテレインセレクト」を搭載していることもポイントです。路面状況に合わせてモード変更を行うことにより、滑りやすいオフロードも快適に走れるように、自動で駆動力の配分を行います。
セカンドシートも収納できるユーティリティ性の高さも魅力といえます。この場合のラゲッジスペースは1,685×990×1,100mmにまで広がり、大きな荷物も余裕をもって収納できますし、大人2人の車中泊も余裕です。
レクサス LS
LSはレクサスのフラッグシップセダンにあたります。流れるようなエクステリアは非常に上質で、上品でありながらヤンチャさも漂わせるような独特な魅力を備えています。横幅は1,900mm、全長は5,235mmという大迫力のボディをもつセダンです。
その広さを生かした居住性の高さもポイントです。ゆとりをもったリヤシートには、リクライニング機構や温感リラクゼーション機能まで搭載しています。飛行機のファーストクラスを想起させるような高級感も売りのひとつです。
ダイナミックなモデルではありますが、静粛性に優れており、エンジン音に悩まされることはありません。コーナリングしやすいステアリング特性にも定評があり、豪快な見た目と繊細な運転性能を兼ね備えた、高級車にふさわしい仕上がりです。
三菱 パジェロ
1982年に初代が誕生し、長く大型乗用車をリードしてきたのがパジェロです。すでに二本国内での販売からは撤退していますが、海外専用車種として現在も販売は続けられています。ラリーで活躍した実績をもち、人気車種としての座を維持する車です。
華やかさという面では近代型の車種と比べると少し劣りますが、4WDとしての性能には目を見張るものがあります。雪山などのオフロードでも余裕をもって走行できる力をもっており、近年のSUVに勝るとも劣らない力強さがあることが特徴的です。
シンプルで武骨な印象のインテリアにも風格が漂います。最終盤のモデルは横幅1,875mm、全高1,900mmという大きなサイズで、これも厚く支持された理由のひとつです。日本国内に新車はほぼ流通しませんが、ネクステージでは中古車のパジェロをご購入いただけます。
駐車場や細い道もラクラク!横幅の狭い自動車3選
先ほど紹介した3つの車種とは正反対に、横幅の狭い自動車も3つに厳選して紹介します。売上台数が多い車種も含まれているので、人気車種を選びたいという方にも最適です。横幅の狭い自動車には、小回りが利きやすく細い道をラクに進めるというメリットがあります。駐車しやすいこともポイントで、運転が不慣れな方にとっても魅力的です。
トヨタ カローラフィールダー
ステーションワゴンというジャンルにおける代表的な存在がカローラフィールダーです。低重心を基調にしたデザインと、一直線に伸びるようなデザインが特徴であり、車体の細長さを生かした広いラゲージルームにも定評があります。
Toyota Safety Senseを標準搭載し、トヨタの最先進技術がドライバーと同乗者の安全をサポートします。JC08燃費は最上位グレードでは34.4km/Lという高水準でありながら、力強く小回りが利くドライブを可能にしていることも魅力といえるでしょう。
ネクステージでは、年代の新しいカローラフィールダーでも、100万円を下回る価格で販売中です。たとえば2017年式のカローラフィールダー 1,5Xの場合は、走行距離5.2万kmのブルー系色という条件で、本体価格は71.9万円です。
日産 ジューク
SUVやスポーツカーといった車のジャンルを飛び越えて、独自のカラーを放ち続ける車が日産 ジュークです。SUVとクーペを掛け合わせたようなデザインに、強力な1.6Lターボエンジンを積み込み、ドライバーの意思どおりに動く圧倒的な加速感を楽しめます。
安全性能にも抜かりがなく、インテリジェントエマージェンシーブレーキをはじめとする「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を搭載しています。上空からの俯瞰映像となるアラウンドビューモニターも採用され、駐車の際にも大いに役立つでしょう。
日産 ジュークのご購入はネクステージにお任せください。一例としてジューク 15RX Vセレクションの価格は109.9万円となっています。こちらは2017年式のレッド系色で、走行距離は3.1万kmという条件です。
スズキ ワゴンR
「小さなクルマ、大きな未来」というスズキが掲げるコンセプトを体現する車種こそがワゴンRです。モーターで低燃費をアシストするマイルドハイブリッドを採用することによって、25.2km/Lという軽ワゴンNo.1の低燃費を実現させています。
コンパクトで小回りが利きやすいことも特徴で、最小回転半径はわずか4.4mです。狭い駐車場に停車した際も隣のドアにぶつけにくい中間2段ストッパーを採用するなど、工夫が凝らされており、狭い場所での扱いやすさも抜群です。
ワゴンRの人気は非常に高く、ネクステージでは全国で300台以上の在庫を揃えています。たとえば2020年式のワゴンR ハイブリッドFXのグレー系色は、走行距離0.3万kmで93.9万円となっています。未使用車に近い状態のワゴンRを、100万円以下でお求めいただけます。
まとめ
車の規格はサイズと排気量によって決まります。税制改正や海外進出を強く意識するメーカーが国内には多く、プリウスのようにモデルチェンジの度にサイズを大きくする車種も増えてきました。
ネクステージでは、実車に触れて自分のスタイルに合ったサイズの車種を探せます。横幅が広くパワフルなタイプにも、横幅が狭くコンパクトなタイプにもそれぞれにメリットがあります。ネクステージで試乗も行いながら、最良の車種を探してみてはいかがでしょうか。