ハイエースの魅力に迫る!新車中古車相場や種類について徹底解説
ハイエースといえば、商用車のイメージが強い人もいるでしょう。しかし、近年ではハイエースを自家用車として所有するユーザーが増えています。特に、キャンプや釣りなどのアウトドアレジャーが好きな人からの人気が高く、中にはハイエースを車中泊できるようなキャンピングカー仕様にカスタムする人もいるようです。そこで今回は、ハイエースの魅力について徹底解剖していきます。
※目次※
4. ハイエースはガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意されている
・ハイエースはバン、ワゴン、コミューターの3種類展開されている
・アウトドア用や日常的に使いたいならバンタイプがおすすめ
・ハイエースは中古車でも比較的相場は高め
利便性が高い?ハイエースの魅力とは?
ハイエースといえば、商用でも個人でも人気の高い車種です。現行のハイエース200系は発売から10年以上経っているのにも関わらず人気が衰えることはありません。ボディはスタイリッシュで無駄がなく、内装は空間を多くとり、ゆとりがあるなど商用や趣味用でも使いやすさを追及した車として知られています。
キャンピングカーや車中泊仕様にカスタムされることが増えてきたハイエース
キャンピングカーの定義とは、8ナンバーの特殊用途車両であることです。シートがフラットであったり、乗車できる人数の3分の1が寝泊まりできたり、キッチン装備が整っている車をキャンピングカーと呼びます。
広い車内が特徴のハイエースは、キャンピングカーのベースとして採用されることが多い車種でした。かつては、キャンピングカー仕様にすることで、維持費が安くなるといったメリットがありましたが、現在はその制度がなくなり、8ナンバーのキャンピングカーとするのではなく、自分好みのオリジナルにカスタムするだけという人が増えてきています。
ハイエースは普通免許で運転できるということもメリットのひとつです。マイクロバスがベースのキャンピングカーや、トラックがベースのキャンピングカーは別に免許を取得する必要がありますが、ハイエースは、普通免許で運転できる最大サイズの一般車両なのです。
重たい荷物を積むのに向いているエンジン構造
ハイエースは、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2種類から選べます。中でも、ハイエースのディーゼルの最高出力は151馬力、最大トルクは30.6kgf・mとされており、重たい荷物を運ぶのに適した作りになっています。内装だけでなくエンジン構造もキャンピングカーに適しているということなのです。
しかし、ディーゼルエンジンは車体価格が高くなってしまいます。その差約60万円といわれていますが、ディーゼルエンジンは、燃費が良く、耐久性も高く、軽油なので燃料費も安上がりというメリットがあります。初期費用は高く感じますが、長い目で見ると60万円のもとは取れるのではないでしょうか。
また売却する際、走行距離や車体の状態が同じでも、ガソリンエンジンのハイエースよりディーゼルエンジンのハイエースの方が高く売れる傾向です。
(参考:『ハイエースバン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハイエースの種類についてご紹介
3エースはさまざまな用途で使用されることから、多くの種類が展開されています。外観は似ているものの、内装の作りや機能はバラバラです。ここでは、ハイエースから展開されている3つの種類についてご紹介していきます。
荷物をたくさん載せたい人におすすめバンタイプ
バンタイプは、荷物をたくさん載せたい人におすすめの車種です。バンはサイズ展開も豊富なため日常的に使え、アウトドアなどの趣味にも応用が利き、仕事でも使えるなど、さまざまな使い方ができます。
乗車定員はグレードにもよりますが、2人~9人です。バンのナンバー区分は、中型貨物の1ナンバーか、小型貨物の4ナンバー登録から選びます。しかし、1ナンバーと4ナンバーは1年ごとに車検を受けないといけないので、維持費が高くついてしまうというデメリットもあります。しかし、ハイエースは商用車優遇されるので、1ナンバー、4ナンバーの自動車税は1万6,000円と安いのも特徴です。
人をたくさん乗せたい人におすすめワゴンタイプ
ワゴンタイプは、バンタイプの荷室の部分も乗員スペースとして作られており、乗車定員が10人と、たくさん人を乗せるのに適している車種です。自動車学校や会社、幼稚園の送迎車として使われているのは、このワゴンタイプのハイエースがほとんどでしょう。
ワイドタイプの幅は一律1,880mmとなっており、全長と全高がグレードによってやや異なります。グランドキャビンというグレードになると全長5mを超えてきます。
ワゴンタイプのナンバー区分は普通乗用車の3ナンバーとなっています。車検は他の乗用車と同様2年に1回ですが、自動車税は5万1,000円とバンタイプより高いのが特徴です。
バス仕様のコミュータータイプ
コミュータータイプの乗車定員は14人です。乗車定員が10人を超える車種なので普通免許では運転できません。限定なしの中型免許か、大型免許が必要となります。コミュータータイプは個人で乗るというより、企業や事業者が使用することが多いでしょう。
コミュータータイプは、グレードによってガソリンエンジンまたはディーゼルエンジンを選ぶことができます。サイズはどのグレードも全長5,380×1,880×2,285(mm)と一律です。
コミュータータイプのナンバー区分は、乗合自動車である2ナンバーです。車検はバンタイプと同じ1年ごとで、自動車税は3万3,000円となっています。
ハイエースのおすすめタイプはバン一択!
ハイエースの3つの種類についてご紹介しましたが、おすすめはやはりバンタイプでしょう。しかし、バンタイプはサイズ展開が複雑なのが難点です。ここでは、バンタイプのグレードの違いについて説明していきます。
普段使いしやすいのはロングバン
ロングバンの中でも4つの種類があります。
|
種類 |
全長×全幅×全高 |
標準ボディ・標準ルーフ |
スーパーGL・DX |
4,695×1,695×1,980mm |
ワイドボディ・ミドルルーフ |
スーパーGL |
4,840×1,880×2,105mm |
標準ボディ・ハイルーフ |
DX |
4,695×1,695×2,240mm |
(2020年11月時点の情報です)
以上がロングバンの種類です。長さ、幅、高さと好みのサイズから選ぶことができます。
スーパーGLの乗車定員は2人~5人、DX・DX“GLパッケージ”は、3人~9人となっています。4人~5人家族であれば、このロングバンで十分でしょう。シートアレンジも多彩なため、用途の幅も広がります。
本格的にキャンピングカー仕様にしたいならスーパーロング!
ハイエースのバンの中で最も大きいのがスーパーロングバンです。
|
種類 |
全長×全幅×全高 |
ワイドボディ・ハイルーフ |
DX |
5,380×1,880×2,285mm |
(2020年11月時点の情報です)
スーパーロングバンは、全長は5mを超えます。長さ、幅、高さ全てがロングバンに比べてサイズアップするので、より本格的にキャンピングカー仕様にカスタムしたい人から人気となっています。
購入時、シートのレイアウトやボディサイズにこだわることで、荷室に重点を置くのか、乗車人数を最大にするのか、使用者によって多様に変化させることができます。
(参考:『ハイエースバン(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ハイエースはガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意されている
ハイエースはさまざまなサイズ展開がされているということをご紹介しましたが、選べる種類はサイズだけではありません。ハイエースのエンジンは、ガソリンとディーゼルの2種類から選ぶことができます。ここでは、ガソリンとディーゼル、それぞれエンジンの魅力についてご紹介していきます。
燃費+力量が欲しいならディーゼルエンジン
まず、ディーゼルエンジンのメリットとして挙げられるのは、軽油のため燃料が安いということです。また、ガソリンエンジンに比べて多少燃費が良いということもメリットとして挙げられます。燃料が安く燃費も良いため、長距離のドライブをする機会が多いほどお得になるでしょう。
さらに、ディーゼルエンジンは低速域なのでトルクが強いのが特徴です。トルクが強いということは加速が速いことを意味します。ハイエースにたくさん荷物を載せていても十分に加速や発進ができます。加速性能が高いので、重たい荷物を載せて高速道路や山道を走ってもストレスなく運転することができるでしょう。
しかし、ディーゼルはオイル交換の頻度がガソリンに比べてやや多めです。トヨタ公式では走行距離にもよりますが半年ごとの交換を推奨しています。この期間設定はガソリンに比べると倍となっています。
燃費+車体価格を考慮したいならガソリンエンジン
先ほど、燃費が良いのはディーゼルというご紹介をしましたが、実際は大幅な燃費の差はありません。トヨタ公式HPでは、JC08モードで、ディーゼルが最高12.4km/L、ガソリンが最高10.9km/Lと記載してあります。燃費は走り方によって左右されるということを覚えておきましょう。
ガソリンエンジンが搭載されているハイエースは、ディーゼルエンジンのハイエースより車体価格が安く設定されています。ハイエースをキャンピングカーにカスタムしようと考えている場合は、車体価格を少しでも抑えて車内で快適に過ごせるための資金に充てても良いかもしれません。
車体の力量は普通で良いという場合には、ガソリンエンジンのハイエースはピッタリでしょう。
PRハイエースバンの中古車
ハイエースの価格相場についてご紹介
魅力がいっぱい詰まったハイエースは、車体価格は比較的高額です。ここではハイエースの新車、中古車の価格相場についてご紹介していきます。たまにレンタルしたいという場合のレンタル相場もご紹介します。
ハイエース バンタイプの相場は?
ハイエース バンタイプの新車価格を見てみましょう。
グレード別 ハイエース バンタイプ 新車価格(税込) |
|
特別仕様車 スーパーGL“DARK PRIME Ⅱ”(2WD・2000ガソリン・標準ボディ) |
323万円 |
DX“GLパッケージ”(2WD・2000ガソリン・6A/T・5ドア) |
258万9,000円 |
DX(2000ガソリン・6A/T・標準ルーフ) |
254万1,000円 |
DX(2WD・2000ガソリン・6A/T) |
234万7,000円 |
スーパーGL(2WD・2800ディーゼル・標準ボディ・標準ルーフ) |
364万円 |
DX(2WD・2800ディーゼル) |
319万2,000円 |
DX(4WD・2800ディーゼル・6A/T)3/6/9人乗り |
345万6,000円 |
DX(4WD・2800ディーゼル・6A/T・5ドア) |
330万2,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
ハイエース ワゴンタイプの相場は?
次にハイエース ワゴンタイプの新車価格を一覧にしてみました。
グレード別 ハイエース ワゴンタイプ 新車価格(税込) |
|
グランドキャビン(2WD) |
368万4,000円 |
GL(2WD) |
311万6,000円 |
DX(2WD) |
288万6,000円 |
グランドキャビン(4WD) |
399万4,000円 |
GL(4WD) |
342万5,000円 |
DX(4WD) |
319万7,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
ハイエース コミュータータイプの相場は?
一般ユーザーにはあまり馴染みはないかもしれませんが新車のコミュータータイプの価格もまとめてみました。
グレード別 ハイエース コミュータータイプ 新車価格(税込) |
|
GL(2700ガソリン・2WD) |
327万1,000円 |
DX(2700ガソリン・2WD) |
322万1,000円 |
GL(2800ディーゼル・2WD) |
374万7,000円 |
DX(2800ディーゼル・2WD) |
369万6,000円 |
GL(2700ガソリン・4WD) |
358万5,000円 |
DX(2700ガソリン・4WD) |
353万5,000円 |
(2020年11月時点の情報です)
中古車のハイエースの相場は?
ネクステージでは、ハイエースの中古車も取り扱いしており、中古車相場は169万円~359万円となっています。(2020年11月時点の情報です)
中には、数十kmしか走っていない新古車もあります。新車同様のハイエースを安く購入できるチャンスです。
しかし、中古車価格も意外に高いと感じた人もいるのではないでしょうか。実はハイエースは中古車でも価格が下がりにくい車種のひとつなのです。
ハイエースは、もともと商用や重たい荷物を運ぶ目的で製造されているため、他の車種に比べると丈夫な作りになっています。通常中古車は走行距離が長いほど価格が下がりますが、ハイエースは古い年式で走行距離が長くても価格が下がりにくいのです。
また、海外でもハイエースは人気です。価格を下げなくても売れるため、ハイエースは日本だけでなく、世界から注目されている車種なのです。
ハイエースをレンタカーとして借りる場合の相場は?
アウトドアやレジャーに出かけるときのみレンタルするという方法もあります。ではハイエースのレンタカー相場はいくらくらいなのでしょうか。
3つのレンタカーサイトを調べて平均を出したところ
利用時間 |
料金の目安 |
~3時間 |
8,250円 |
~6時間 |
9,900円 |
~12時間 |
1万2,833円 |
~24時間 |
1万5,033円 |
以後1日ごと |
1万1,000円 |
以後1時間ごと |
2,200円 |
(2020年11月時点の情報です)
という相場が算出されました。※これらの金額は平均を算出したものです。季節や地域、店舗によって金額は異なりますので、詳しい情報は最寄りのレンタカーショップへお問い合わせください。
日常使いでハイエースに乗るのは現実的でないという人は、ハイエースをレンタルしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
ハイエースは、日本のみならず世界で注目されている車です。スタイリッシュで無駄のない外観、ボディのサイズいっぱいに作られた車内空間など、ハイエースは乗る人次第でさまざまな使い道に変化させることができます。ハイエースは丈夫に作られているため、中古でもしっかりと機能してくれます。ネクステージでは、中古車のハイエースを多数取り揃えています。ハイエースの購入を検討している方は、全国に店舗展開をしているネクステージに相談してみませんか。