軽自動車の7ナンバーとは?概要や狙い方、白色や図柄ナンバーについても解説
軽自動車のナンバープレートは「黄色地+黒文字」が基本であり、普通乗用車とはデザインが異なります。最近では図柄入りナンバーも登場し、プレートで個性を発揮できる場面が増えました。「軽自動車のナンバープレートの基礎知識を知りたい」という方も多いでしょう。
軽自動車のナンバープレートに関する情報を整理しておけば、車選びの際にも大きく役立てられるでしょう。今回の記事では、軽自動車のナンバープレートや、図柄入りナンバーについて解説します。
※目次※
・軽自動車のナンバープレートの塗色は、「自家用=黄色地+黒文字」「事業用=黒字+黄文字」が基本!
・従来は期間限定で白色ナンバープレートが交付されていた。現在も図柄ナンバーを申し込むことによって、白色ナンバーが入手可能!
・品質重視で軽自動車を探している場合はネクステージまで。修復歴車の取り扱いは一切ない!
軽自動車のナンバープレートの内容と見方
軽自動車のナンバープレートに記載されている内容は、道路運送車両法施行規則によって様式や表示方法式が決められています。表示内容はナンバープレートの中央に大きく記載される「一連指定番号」のほか、「地域名」「分類番号」「文字」です。ここでは、「地域名」「分類番号」「文字」の意味と読み方を解説します。
地域名について
ナンバープレートの上部左側には、使用の本拠を表す地域名が記載されています。この地域名は、使用の本拠位置を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所の所在地を表すものです。
軽自動車の場合はナンバープレートを交付するのは軽自動車検査協会ですが、基本的には運輸支局や自動車検査登録事務所と同じ区域を管轄しており、ナンバープレートに記載される地域名も統一されています。
運輸支局や自動車検査登録事務所がある市町村に軽自動車検査協会の支局がない場合もありますが、そのような場合、ナンバープレートに記載されるのは運輸支局や自動車検査登録事務所がある地域名です。
分類番号について
分類番号は車の大きさや用途の分類を示す数字で、地域名の隣に記載されています。7ナンバーもこの分類番号の一部です。
軽自動車の場合、5ナンバーと7ナンバーが乗用自動車、4ナンバーと6ナンバーが貨物自動車、8ナンバーが特殊用途自動車というように3つの用途に分けられます。
文字について
ナンバープレート下部の右側にはひらがなもしくはローマ字の一字が記載されており、普通車と軽自動車で分けられています。
軽自動車の場合、事業用で使用される車の文字は「り・れ」、レンタカーは「わ」、駐留軍の車は「A・B」です。それ以外のひらがなは、すべて自家用を表しています。
塗色について
軽自動車のナンバープレートの色は、道路運送車両法施行規則第45条によって定められています。具体的なパターンとしては、自家用と事業用の2つです。これらは塗色が異なるので注意しましょう。
自家用の軽自動車のナンバープレートは、黄色の背景に黒文字で書き込まれる形です。基本的にはこちらに馴染みがある方が多いのではないでしょうか。一方、事業用軽自動車のナンバープレートは、黒色の背景に黄文字となっています。
希望ナンバー制で変更できる番号とは?
軽自動車のナンバープレートには、希望ナンバー制が導入されています。希望ナンバー制は、文字通りプレートに書かれるナンバーを希望できるものであり、4桁の数字が選択可能です。例えば「品川×××お◯◯◯◯」といったナンバーの場合、「◯」の部分を希望できます。
ただし希望ナンバー制は、自家用の軽自動車に適用されるものであり、事業用の自動車は対象外になるので注意しましょう。レンタカーや駐留車のような車も対象ではありません。
軽自動車にも7ナンバーがある!
軽自動車のナンバープレートに記載されているナンバーは5が主流ですが、一部では7ナンバーも使用しています。なぜ7ナンバーの軽自動車があるのでしょうか。まずは、7ナンバーの意味と5ナンバーとの違いから確認しましょう。
そもそも7ナンバーとは?
5ナンバーや7ナンバーとは、ナンバープレート上部の地域名の隣に記載されている2桁~3桁の番号の頭文字を示しています。この2桁~3桁の数字は車の用途や大きさを数字で表した分類番号です。分類番号は、下記のような区分に分けられます。
区分 |
分類番号 |
貨物自動車 |
40~49、400~499、600~699、40A~49Z、60A~69Z、4A0~4Z9、6A0~6Z9、4AA~4ZZ、6AA~6ZZ |
乗用自動車 |
50~59、500~599、700~799、50A~59Z、70A~79Z、5A0~5Z9、7A0~7Z9、5AA~5ZZ、7AA~7ZZ |
特種用途自動車 |
80~89、800~899、80A~89Z、8A0~8Z9、8AA~8ZZ |
7ナンバーは小型自動車用の区分
7ナンバーは小型自動車の一部に割り振られている番号です。小型自動車とは、下記の条件を満たす車で、軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車以外のものを指します。
・全長:4.7m以下
・全幅:1.7m以下
・全高:2.0m以下
・排気量:2000cc以下
これらのうちひとつでも数値を超える車は普通自動車という分類です。普通自動車の分類番号の頭文字は1~3を使用します。なお、軽自動車は小型自動車より小さい車であり小型自動車の中には含まれないものの、分類番号の区分は小型自動車と同じです。
軽自動車の7ナンバーが増え始めた理由
7ナンバーを付けた軽自動車が増え始めたのは最近のことです。もともと7ナンバーは三輪自動車用の番号であり、軽自動車は5ナンバーのみでした。しかし、分類番号が2桁であった当時、5ナンバーの車は登録数が多く番号が不足するようになります。そこで、三輪自動車の生産終了に伴い7ナンバーが軽自動車にも割り振られるようになりました。
その後、分類番号は2桁から3桁となり500番から割り振られていきましたが、やはり5ナンバーが不足し始めたために現在では7ナンバーも使用されています。車の数は今も増え続けているため、7ナンバーは今後さらに増加していくでしょう。
軽自動車で7ナンバーを狙えるの?
軽自動車(乗用自動車)に付けるナンバープレートの分類番号は5ナンバーと7ナンバーの2種類がありますが、狙って7ナンバーを選ぶことはできるのか気になるところです。ナンバープレートの内容にこだわりを持つ方は、取得方法を知りたいのではないのでしょうか。
5ナンバーと7ナンバーの違い
5ナンバーと7ナンバーは、分類番号の頭文字が異なる以外の違いは特にないと言えます。分類番号の頭文字が違ってもその意味に違いはなく、車のサイズや排気量などでどちらかに振り分けられることはありません。5ナンバーと7ナンバーは自動車税も同じです。
7ナンバーを狙う方法
現在、7ナンバーは5ナンバーが不足しやすい都市部を中心に割り当てられる傾向がありますが、ある程度は狙って取得することもできます。その方法は、一連指定番号の希望ナンバー制度を利用するというものです。
一連指定番号は、通常の割り当ての他に希望ナンバー制度を使って好きな番号を取得できます。一連指定番号では、「2525」「3」「1122」など一部の数字が人気です。このような数字の場合、例えば分類番号「510」の「2525」、分類番号「511」の「2525」のように順番に割り振られていくため、分類番号が早く消費されていきます。
これを利用して、希望ナンバー制度で人気が高い一連指定番号を希望すれば、5ナンバーが残っていないため7ナンバーになる可能性が高くなるでしょう。
軽自動車の白色のナンバープレートについて
軽自動車は「黄色地+黒文字」が基本ではあるものの、白地のナンバープレートも存在します。最近では個性的なものとして、図柄ナンバープレートも登場しているため、内容が気になっている方も多いでしょう。
ここでは軽自動車の白色のナンバープレートについて、「期間限定で交付された大会仕様」と「図柄ナンバープレート」の2つを解説します。
白色ナンバープレートは期間限定で交付されていた
先ほども少し確認したように、自家用軽自動車のナンバープレートは「黄色地+黒文字」の構成です。しかし従来は、白色ナンバープレートが、期間限定で交付されていました。白色ナンバーは、「白地+緑文字」となっています。
交付されていたのは、「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」と「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」の2つです。それぞれ、大会開催の機運を盛り上げる観点から導入されました。
現在も白ナンバーにできるのか?
現在も白ナンバーにできるのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、先ほど紹介した大会仕様のナンバープレートは、公布期間が終わっているため入手できません。
個性的なナンバープレートを求めている場合は、図柄ナンバーを手に入れる方法があります。図柄ナンバーは、地域振興や観光振興を目的として導入されたナンバープレートです。白地のナンバープレートだけでなく、各地の特色が活かされたデザインが、大きな魅力となっています。
軽自動車の図柄ナンバープレートについて
先ほども少し触れたように、軽自動車には図柄ナンバープレートがあります。「図柄ナンバーはどうやって申し込めばよいの?」と疑問に思っている方も多いでしょう。
ここでは、図柄ナンバーの特徴について解説した後、その申し込み方法を紹介します。個性的なナンバープレートが欲しいと思っている人は、ぜひチェックしてください。
図柄ナンバーの特徴
図柄ナンバーには、「全国版図柄入りナンバープレート」と「地域版図柄入りナンバープレート」の2つがあります。全国版は、「日本全体で立ち上がろう」という思いが込められたナンバーで、花があしらわれた全国共通のデザインです。
一方、地域版は、それぞれの地域振興を目的として導入されています。全国各地にさまざまな地域版ナンバープレートが設定されており、それぞれ異なるデザインを持っているのが特徴です。
図柄ナンバーの申し込み方法等
全国版図柄入りナンバープレートの抱負期間は、令和4年4月18日〜令和9年4月30日です。なお、令和4年3月22日から事前申し込みができます。WEBまたは、住んでいる地域の予約センター窓口から申し込みが可能です。
地域版図柄入りナンバープレートは、「図柄ナンバー申し込みサービス」のWEBサイトから申し込みができます。近くのディーラーや整備工場、行政書士に相談する方法もありますので、状況に応じて方法を選択してください。
軽自動車をこだわりのナンバーで乗ろう!【おすすめ5選】
ナンバーの希望がある場合は、車の購入時に伝えるとスムーズになります。ナンバープレートにこだわりがある方は、付ける車にもこだわりたいのではないでしょうか。
ここでは、幅広い車種が展開されている軽自動車の中から、おすすめのモデルを5つご紹介します。用途や環境を考慮しながら自分にぴったりな車を探しましょう。
N-BOX:ホンダ
N-BOXはホンダが発売している軽ハイトワゴンです。室内空間の広さからファミリーカーとして人気を博し、大ヒットとなりました。シートは快適さを追求してデザインされており、後部座席に子どもを座らせてもロングドライブが苦にならないでしょう。家族でレジャーに出掛けるのにぴったりの車と言えます。
新車価格は144万8,700円(税込)~、中古車価格の相場は39万9,000円~189万5,000円前後です(2022年7月時点)。
(参考:『ホンダ N-BOX の中古車一覧』)
ジムニー:スズキ
ジムニーは1970年に発売されて以降、50年にわたって愛され続けてきたオフロード仕様の軽四輪駆動車です。FRレイアウトとラダーフレーム構造を採用し続けている本格的な4WDとなっており、険しい野外での運用を想定されているので安定性と耐久性が優れています。
新車価格は155万5,400円(税込)~、中古車価格の相場は39万9,000円~279万9,000円前後です(2022年7月時点)。
(参考:『スズキ ジムニーの中古車一覧』)
PRジムニーの最新在庫情報
タント:ダイハツ
タントはダイハツが2003年から販売しているスーパーハイトワゴンです。乗り降りしやすいのが特長で、シートの可動域が広いので車内空間を容易に移動できます。現行モデルは新プラットフォームの採用によって快適性が向上しました。
新車価格は124万3,000円(税込)~、中古車価格の相場は19万9,000円~209万9,000円前後です(2022年7月時点)。
(参考:『ダイハツ タントの中古車一覧』)
ハスラー:スズキ
ハスラーは愛嬌のあるユニークなデザインが特長の軽クロスオーバーSUVです。軽自動車規格でありながら走破性は高く、ポップな外観とは裏腹にオフロードでも活躍してくれます。減速時のエネルギーを電力に変換してエンジンをサポートするマイルドハイブリッドを搭載しており、高い燃費性能を実現しました。
新車価格は136万5,100円~、中古車価格の相場は59万9,000円~209万9,000円前後です(2022年7月時点)。
ワゴンR:スズキ
ワゴンRは燃費性能抜群のハイトワゴンです。マイルドハイブリッド搭載で軽ワゴン車の中でもトップレベルの低燃費と軽快な走行性を実現しています。比較的安価でありながら、後方誤発進抑制機能や後退時ブレーキサポートといった安全装備が充実しているのも特徴です。
新車価格は109万8,900円(税込)~、中古車価格の相場は9万9,000円~136万4,000円前後です(2022年7月時点)。
(参考:『スズキ ワゴンRの中古車一覧』)
PRお得な新旧ワゴンRが続々入荷!
※価格は支払総額
品質重視で軽自動車をお探しならネクステージへ!
今回の記事で紹介した軽自動車を、リーズナブルな価格で手に入れたい場合は、中古車販売のネクステージをぜひご検討ください。
ネクステージは全国に店舗があるため、軽自動車の在庫も豊富です。修復歴車のような車両の取り扱いは一切ないため、目当ての車を探しやすい環境が整っています。
最後に、ネクステージのサービスを紹介します。
軽自動車も豊富に取り扱い
ネクステージは全国に店舗を展開しており、豊富な在庫を取り揃えています。軽自動車を含めて幅広いジャンルの中古車を扱っており、年式やグレードなどさまざまな条件で探せるため、お気に入りの1台が見つけられるでしょう。
中古車の在庫を探している段階で、「他店舗に魅力的な在庫があるものの、遠方なので購入が難しい」といったケースがあるかもしれません。しかしネクステージでは、他店舗の在庫であっても、最寄りの店舗へのお取り寄せが可能です。
修復歴車なしなので安心
中古車の購入でトラブルになりやすいのが、修復歴車といった車両です。修復歴車は、ボディの骨格部分を損傷しており、1回以上修復された経歴を持つ車を指します。
他の中古車に比べて安く設定されているのが魅力ではありますが、その分購入後の不調も発生しやすいので注意が必要です。
ネクステージでは、修復歴車のような、トラブルの多い車両は一切取り扱っておりません。初めて中古車を購入するお客様でも、車を探しやすい環境が整っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
まとめ
かつて軽自動車(乗用自動車)は5ナンバーのみでしたが、現在は7ナンバーも使用されるようになりました。7ナンバーを狙う際は、希望ナンバー制度を利用して人気のある一連指定番号を希望するのが効果的です。お気に入りの軽自動車を購入してこだわりのナンバーを付ければ、より充実したカーライフを送れるでしょう。
ネクステージでは、バラエティー豊かな軽自動車を取りそろえています。こだわりを持って中古車をお探しの方は、ぜひネクステージへお越しください。