外車の新古車は激レア？新古車を入手する方法も紹介
外車を購入する際に、購入費用を抑えるために新古車の購入を検討している方もいるのではないでしょうか。新古車は国産車だけでなく、外車でもあります。国産車と比べると、外車の新古車を見つけることは難しいかもしれません。
事前に新古車の購入方法について理解しておくと、外車の新古車を見つけやすくなります。そこでこの記事では、外車の新古車を入手する方法についてご紹介します。この記事を読めば新古車とは何かを理解でき、希望の車種を手に入れる方法が分かるでしょう。
※目次※
・新古車は、未使用であるため安全な車であることがメリットだが、台数が少なくカラーなどを選べない点がデメリットといえる
・新車とほぼ変わらない状態の車を新古車といい、新車よりも安い価格でお得に購入できる
・外車の新古車を探すなら、全国の店舗から在庫の検索や取り寄せが可能なネクステージがおすすめ
なぜ新古車は入手困難なのか
中古車を購入する方のなかには、新古車を狙って購入する方もいるようです。一方で、新古車と中古車の違いがよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
新古車は、新車と中古車の中間の位置にあるともいえる車です。ここでは、新古車がどのような車なのか、また人気のある理由についてご紹介します。
新古車＝登録済み「未使用」車
新古車とは、登録済みの「未使用」の車です。基本的に車は、購入契約が完了した後に製造がはじまります。製造された車は、ディーラーが代理で陸運支局へ登録を行い、納車されることが一般的です。
ただし、カーディーラーは完全受注生産をしているわけではありません。人気車種などは、見込み発注をすることもあります。製造された車は、9か月以内に陸運支局へ登録しなければなりません。こうした背景で売れ残った車がディーラー名義で新車登録され、登録済未使用車、いわゆる新古車になります。
未使用と変わらないので大きなデメリットがない安全な車
新古車は、売れ残った新車が名前を変えた車といえます。機能面が新車に劣るという点はなく、買い手がつかなかったというだけで新車と同じ機能を備えています。
新古車と聞くと、小さな傷などがあってＢ級品だから新古車になったと考える方もいるかもしれませんが、事故などを起こして傷があるわけでもなくB級品でもありません。
デメリットは「色やグレードを選べない」
新古車にもデメリットがあります。それは、色やグレードを選べないという点です。売れ残った新車といっても、すでに車は完成しています。後から車のカラーリングやグレードを変えることはできません。
新古車は中古車と同じ現物限りの車です。新古車を購入したくても、人気車種の場合は新古車が少ない傾向にあります。希望の車種の新古車があったとしてもカラーリングやグレードの変更ができないため、車にこだわりがある方には大きなデメリットといえるでしょう。
外車の新古車の価格を見てみよう
外車は価格が高い傾向にあるため、価格を抑えるために中古車の購入を検討している方もいるのではないでしょうか。国産車に新古車があるように、台数は少ないものの外車新古車が中古車市場に出ることがあります。
外車の場合でも、新古車であれば新車を購入するよりもお得に購入できます。ここでは、外車の新古車について詳しくご紹介します。
プジョー 3008
SUVタイプ車ならではの力強い走りでありながら、エレガントさを感じさせるデザインが魅力です。プジョーのオリジナリティを感じるSUVタイプの車であり、走りとデザイン性を兼ね備えています。
新車価格はグレードによって異なります。最低価格は、3008 Allure（受注生産モデル）373万8,000円です。最高価格は、3008 GT BlueHDiの461万3,000円です。ただし、オプションの追加などでこの金額よりも高くなる可能性があります。
新古車価格は、たとえば2020年2月に販売されている3008 GT BlueHDiが347万9,000円です。中古車は、2017年モデルの中古車の場合、258万円~467万円ほどとなっています。
MINI クーパー クロスオーバー
MINIらしい丸みのあるフォルムとエクステリアにSUVタイプ車の魅力が加わった車種です。街中の走行からアウトドアまで幅広く活躍します。
新車の車両本体価格はグレードによって異なり、最低価格はONEの352万円となり、最高価格はCOOPER Sの473万円です。
新古車価格は、347万9,000円です。（クーパーACCペッパーPKG。2020年2月）中古車は、2017年モデルの中古車の場合、235万円~520万円ほどです。
国産普通自動車の新古車ならハイグレードモデルが狙える
外車よりも国産車のほうが新古車は多い傾向にあります。理由のひとつに、国産車のほうが外車よりも普及率が高いことが挙げられます。また、国産車を販売している各メーカーは国内で多くの種類の車種を販売していることも要因です。
ここでは、国産車の新車価格や新古車についてご紹介します。装備しているオプションなどにより金額は変わるため、参考価格ととらえて見てください。
広くて機能も充実、さらにお財布にやさしい：トヨタ｜シエンタ
トヨタから発売されているシエンタは、コンパクトサイズのミニバンタイプの車です。コンパクトでありながら車内は広く、ファミリー層に人気があります。3列シートと2列シートが選べることや、車種のバリエーションが豊富であることも人気がある理由です。
シエンタの新車価格は、最低価格がFUNBASE Xで180万9,500円、最高価格はG Cueroで257万9,500円です。新古車の価格は、144万9,000円~248万9,000円で、現行2015年式モデルの中古車の相場は、70万円~307万円ほどとなっています。
ホンダセンシング搭載で安心：ホンダ｜フリード
ホンダのフリードも、コンパクトサイズのミニバンです。安全運転を支援する「ホンダセンシング」システムが搭載されています。車の安全性を重視している方におすすめの車種です。
新車価格は、FF車の場合は最低価格がフリード B・Honda SENSINGで199万7,600円、最高価格はフリード＋ HYBRID CROSSTAR・Honda SENSINGで280万3,900円です。新古車の価格は、199万9,000円~233万9,000円、現行2016年式モデルの中古車の相場は107万円~261万円ほどです。
圧倒的な稼働力：トヨタ｜ランドクルーザープラド
トヨタのランドクルーザープラドは、「ランクル」の愛称で親しまれています。SUVタイプの車のなかでも、硬派なクロス・カントリー車です。しっかりとした足回りは、オンロード・オフロードともに力強い走りができます。車内はミニバン並みの広さがあり、使い勝手のよさも人気の理由のひとつです。
新車価格は、最低価格がTXで360万3,600円、最高価格はTZ-Gの546万2,600円です。新古車の価格は309万9,000円~459万9,000円、現行2009年式モデルの中古車の相場は173万円~663万円ほどです。
でかすぎる？ピックアップトラック：トヨタ｜ハイラックス
乗るだけで存在感のあるハイラックスは、個性をアピールしたい方にもおすすめです。ピックアップトラックなので、荷台を利用すればアウトドアやレジャーなどでも活躍します。見た目の大きさの印象どおり、パワフルな走りで険しい悪路に耐えられる点も魅力です。
新車価格は、最低価格がXで338万2,500円、最高価格は特別仕様車Z Black Rally Editionの403万4,800円です。新古車の価格は350万円~400万円で、現行2015年式モデルの中古車の相場は249万円~610万円ほどです。
ウィンタースポーツ好きにはたまらない：日産 ｜エクストレイル
運転する方と場面を選ばないことをコンセプトに作られたSUV車が日産のエクストレイルです。滑りやすい路面でのコーナリングをサポートする機能や、トルク配分の制御機能がついた日産独自の4WDシステムを搭載しています。快適な走りが楽しめる走行性能は、エクストレイルの魅力のひとつです。
新車価格は、最低価格が20Xi (2列)で304万5,900円、最高価格はAUTECH HYBRID i Package(2列)の379万9,400円です。新古車の価格は209万9,000円~275万9,000円となり、現行2013年式モデルの中古車の相場は73万円~375万円ほどです。
超高級ミニバンが新古車で登場：トヨタ｜アルファード
ヴェルファイアの姉妹車種であり、「大空間の高級サルーン」がコンセプトの車です。広い室内を最大限に活かしたロングシートスライドや低床フラットフロアなど、高級感の漂うゆとりある大空間が魅力です。
新車価格は、2WDの場合で最低価格はエントリーモデルであるX(2WD8人乗り)352万円、最高価格はHYBRID Executive Lounge S(2WD7人乗り)の742万1,000円です。新古車の価格は300万円~479万9,000円ほどで、現行2015年式モデルの中古車の相場は199万円~1,650万円です。
クロスオーバーSUV：トヨタ｜ハリアー
ハリアーは、根強い人気を誇るSUVタイプの車です。「トヨタセーフティーセンス9」を標準装備しており、安全性能の高さがハリアーの特徴のひとつです。燃費性能の高い最新エンジンを搭載し、安定した走りでドライブを楽しめます。
新車価格は、最低価格がELEGANCE（ガソリン車）で300万4,100円、最高価格はPROGRESS “Metal and Leather Package”／PROGRESS（ハイブリッド車）で468万9,300円です。新古車の価格は238万9,000円~349万9,000円で、現行2013年式モデルの中古車の相場は168万円~588万円ほどです。
あらゆるシーンで自由自在：スバル｜フォレスター
スバルのフォレスターは、ステーションワゴンに由来するSUVタイプの車です。スバルが販売しているSUVタイプの車のなかでも、悪路面での走りの性能の高さや地上高の高さなどからSUVらしさを感じさせます。
新車価格は、最低価格がTouringで286万円です。最高価格はX Edition(Premium特別仕様車)で317万9,000円です。新古車の価格は269万9,000円~329万9,000円となり、現行2018年式モデルの中古車の相場は240万円~318万円ほどです。
フロントフェイスが特徴的：トヨタ｜ヴォクシー
トヨタのヴォクシーは、力強さやかっこよさをコンセプトにデザインされた男性でも乗りやすいミニバンです。ハイブリットシステムを搭載しており、環境性能が高いことも特徴です。燃費性能の高いミニバンの購入を考えている方にもおすすめです。
新車価格は、最低価格はXの255万6,400円で、最高価格は特別仕様車HYBRID ZS 煌IIの344万3,000円です。新古車の価格は199万9,000円~299万9,000円で、現行2014年式モデルの中古車の相場は、170万円~345万円ほどです。
スタイリッシュなフォルム：マツダ ｜MAZDA3ファストバック
マツダのMAZDA3ファストバックは、スタイリッシュなデザインが印象的な車です。無駄を省いたシンプルなデザインは、デザイン賞など多数の賞を受賞しています。デザイン性だけでなく操作性の高い素直なハンドリングなど走行性能の高さも魅力です。
新車価格は、ガソリン車では最低価格が15S(2WD 6EC-AT)で222万1,389円、最高価格は20X Burgundy Selection(2WD 6EC-AT)で276万9,555円となっています。新古車の価格は259万9,000円~279万9,000円で、現行2019年式モデルの中古車の相場は218万円~369万円ほどです。
PR登録済み未使用車
※価格は支払総額
軽自動車ならメリットさらに満載
新古車は、普通自動車だけではなく軽自動車にも存在します。軽自動車の場合も、新古車を購入すれば購入価格を抑えることができます。
新古車は、新車同様のスペックとなり一般的な中古車とは異なるため安全な車といえます。軽自動車の新古車購入を考えている方は、新車価格や中古車価格の相場も把握しておくと比較もでき便利です。ここでは、5車種の軽自動車の価格をご紹介します。
軽自動車なのにSUVらしいSUV：スズキ｜ ジムニー
軽自動車のSUVタイプの車として根強い人気を誇る車が、スズキのジムニーです。オフロードや悪路も走破でき、走行性能が高い車といえるでしょう。きちんとメンテナンスを行えば、普通の軽自動車よりも長持ちする頑丈さも人気のある理由のひとつです。
新車価格は、最低価格がXG(4WD・5MT)で148万5,000円、最高価格はXC(4WD・4AT)の187万5,500円です。新古車の価格は179万9,000円~249万9,000円で、現行2018年式モデルの中古車の相場は169万円~378万円ほどです。
安全に特化した軽自動車：日産 ｜デイズ
日産のデイズは、高い安全性を求める方におすすめです。高速道路で車間距離を一定に保つ「プロパイロット」や、緊急時に直接オペレーターへ連絡ができる「SOS」コールなどが装備されています。事故にあった際などにすぐに助けを求めることも可能です。
新車価格は、2WD・ガソリンエンジンとした際の最低価格はSで129万6,900円、最高価格はハイウェイスターXプロパイロットエディションの159万6,100円です。新古車の価格は84万9,000円~149万9,000円で、現行2019年式モデルの中古車の相場は79万円~187万円ほどです。
人気No.1のスーパーハイトワゴン：ホンダ ｜N-BOX
軽自動車とは思えないほどの広い室内空間がN-BOXの魅力です。とくに後部座席の足元の空間が広く取られています。足を伸ばしても運転席まで届かない広さは、N-BOXのアピールポイントのひとつです。
新車価格は、FF車の場合は最低価格がN-BOX G・Honda SENSINGで141万1,300円、最高価格はN-BOX Custom G・EX ターボ Honda SENSINGで199万6,500円となっています。新古車の価格は109万9,000円~169万9,000円、現行2017年式モデルの中古車の相場は69万円~275万円ほどです。
カラフルなSUV軽自動車：スズキ｜ハスラー
スズキのハスラーは、コンパクトで丸みを帯びたフォルムやポップなカラーリングなどから個性をアピールできるSUVタイプの軽自動車です。ゆったりとした車内や安全装備、動力性を上げるために新開発された「R06D」を搭載している点も魅力です。普段使いだけでなく、アウトドアにも使いやすい軽自動車です。
新車価格は、2WDで通常カラーリングの場合、最低価格はHYBRID Gで136万5,100円、最高価格はHYBRID Xターボで161万2,600円です。カラーリングが2トーンカラーの場合は、さらに価格はアップします。
新古車の価格は79万9,000円~149万9,000円で、現行2019年式モデルの中古車の相場は116万円~200万円ほどです。
進化し続けるスーパーハイト：ダイハツ｜ タント
タントは、スーパーハイトワゴンの草分け的存在として人気のある車種です。軽自動車とは思えないほどの室内空間が広くとられています。スムーズで振動が伝わりにくいターボエンジンに燃費のよさ、安全性能の高さもあわせもつ魅力的な車です。
新車価格は、2WDで見ると最低価格がL（スマートアシスト非装着車）で124万3,000円、最高価格はカスタムRSセレクションで185万3,500円です。新古車の価格は109万9,000円~199万9,000円、現行2019年式モデルの中古車の相場は104万円~207万円ほどです。
新古車ができる理由と低価格の秘密
未使用車にもかかわらず、新古車が低価格であることに疑問をもつ方もいるのではないでしょうか。新古車には、価格が落ちる理由があります。ここでは、新古車の価格が落ちる理由と新古車ができる理由をご紹介します。
車は「登録する」と価格が落ちる
車は減価償却する資産です。減価償却とは、時間が経つほど価値は目減りし、耐用年数が過ぎると無価値になるという考え方です。
たとえば、新車は9か月以内に陸運支局へ新車登録をしなければなりません。この時点で所有者はディーラーとなり、減価償却の考え方から車の価値は下がり始めます。所有者ができると新車の価値は30％程度下がることとなり、未使用車であっても価格が落ちます。
新古車を作り出している車業界
各自動車メーカーのディーラーは、人気の車種を発注して在庫を確保します。ディーラーには本社から販売目標が定められていることも多く、販売台数をクリアするために見込み発注をするようです。
ディーラーの販売台数とは陸運支局に登録した台数のことを指し、目標の販売台数をクリアできる数量を見込み発注します。このような車業界の事情から、人気車種であることを見込んで多く確保して売れ残った在庫や、販売目標をクリアするために発注された車が未使用車の新古車となります。
外車の新古車はレア。希望の車種を新古車で手に入れる方法
日本の車業界の事情から、国産車の新古車は比較的手に入りやすいといえます。一方で、外車の新古車は少ないため、希望の車種が見つからないケースも多くあるようです。ここでは、「希望のものが見つからない」というデメリットを最小限に抑える方法を見ていきましょう。
新古車を多く取り扱っている中古車販売店を見つける
外車は日本車と仕様が異なるため、国産車の新古車を取り扱っている中古車販売店でも、外車になると取り扱っていない場合もあります。また、販売店には得手不得手があり新古車自体を取り扱っていないところもあります。そのため、外車の新古車を多く取り扱っている中古車販売店を見つけることが大切です。
ネクステージでは、2万台以上の在庫を保有しています。複数の外車メーカーの正規ディーラーでもあり、外車の新古車も取り扱っています。外車の新古車をお探しの際は、ぜひネクステージにご相談ください。
希望している新古車の条件を販売店に相談する
外車を取り扱っている中古車販売店を見つけたら、まずはスタッフに希望の車種について相談しましょう。欲しい車種やカラー、グレードがある場合はしっかりと伝えます。予算がある場合や希望価格なども忘れずに伝えましょう。
スタッフへ事前に相談しておくことで、希望の車種が入荷した際に連絡や取り置きをしてもらえるかもしれません。中古車市場では、一般的に新古車は4月・7月・10月・12月に多く出回るとされているため、その時期の前には相談しておくとよいでしょう。
まとめ
新古車は中古車全体の割合から見ると少ない傾向にあり、とくに外車の新古車はわずかです。そのため、外車の新古車を手に入れるには外車に詳しい中古車販売店を探しましょう。
ネクステージでは外車の新古車も取り扱っており、複数の外車メーカーの正規ディーラーでもあることから外車の知識も豊富です。また、全国に展開している店舗からご希望の車を取り寄せられるため、多くの選択肢から選べることも私たちの強みです。ネクステージへご相談いただければ、知識と経験ともに豊富なスタッフがご要望にお応えします。
