ツートンカラー車ってどんな車?メリット・デメリット、人気車種についても
ツートンカラー車は、単色使いよりも個性やファッション性を楽しめます。ツートンカラー車に興味があってもカラーバリエーションが豊富で、「どれを選ぶべきか分からない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ネクステージ独自のアンケートを交えながらこれまでのツートンカラー車の変遷をたどりながら、現在のツートンカラー車のトレンドについて紹介します。
ツートンカラーにするメリットとデメリット、現在の人気車種についても知ることで、自分に合った1台を選べるでしょう。
※目次※
6.ネクステージには品質にこだわった中古車が多数そろっています
・ツートンカラー車は国産車では昭和30年代から存在し、時代によってトレンドの車種やカラーバリエーションが違う!
・ツートンカラー車だからこその魅力もあれば、デメリットも存在する!ツートンカラー車の長所短所を考慮して購入を検討しよう
・品質にこだわった中古車を数多く取りそろえているネクステージは、ツートンカラー車の購入先としておすすめ!
ツートンカラー車の変遷
ツートンカラー車とは、その名の通り「ボディーカラーに異なる2色を使用する車」のことです。カラーバリエーションを誇る車種もあれば、カスタムオプションとしてツートンカラーを選べる車種もあります。
配色で印象ががらりと変わるツートンカラー車ですが、現在に至るまで国内外で多種多様な車種で展開されてきました。ツートンカラー車の変遷を追いながら、ツートンカラー車の特徴や現在ツートンカラーがよく見られる車種についても紹介します。
上質で高級感あふれる雰囲気
ツートンカラーは、最近生まれた塗装スタイルではありません。国産車におけるツートンカラー車の歴史は、昭和30年代までにさかのぼります。
ツートンカラーを採用した日産フェアレディ(S210系)やブルーバード(310系)などの登場を機に、ツートンカラー車に注目が集まりました。当時人気だった色調は、上質な印象を受ける淡い2色の組み合わせです。
ビビッドカラーでメリハリをつけた個性的なデザインというよりは、高級感の演出に注力したデザインといえるでしょう。ツートンカラーの配色も、ボディの上半分と下半分で異なる2色調を採用する傾向にありました。
ツートンカラーを憧れのものにしたマンハッタンカラー
昭和30年代に注目を集めたものの、その後のツートンカラー人気はしばらく下火の時代が続きます。しかし、1970年代に登場したある車種により、再びツートンカラー車のブームに火が付きました。
その車種とは、カラーバリエーションに「マンハッタンカラー」を組み込んだフェアレディZ(S130系)で、「マンハッタンカラー」とは、ブラックとシルバーを使い分けたツートンカラーで、重厚感を演出しているのが特徴です。
従来のツートンカラー車は「淡いカラーを組み合わせた上品で高級な雰囲気」だっただけに、マンハッタンカラーの斬新さはひときわ注目を集めました。
人気を集めた理由としてツートンカラーのデザイン性だけでなく、「スポーツカーならではのフォルム」も大きく関係します。「スタイリッシュなフォルム」と「重厚感のあるマンハッタンカラー」の組み合わせにより、多くのファンを魅了しました。
当時、フェアレディZは、「ツートンカラー車の憧れの存在」だったといえるでしょう。
ファッション性の強いデザイン
現代において話題を集めるツートンカラー車は、「独創的でファッション性の高いデザイン」を採用した車種です。代表例としては、プジョー250GTiが世に出て30周年となった2014年に登場した「プジョー308GTi」が挙げられます。
308GTiに2種類あるツートンカラー「クープフランシュ」のうち「アルティメット・レッド」は、リアドア付近までのボディ前部3分の2をアルティメット・レッドで、残る後部3分の1をシックなブラックで斜めに塗り分けたデザインです。
「スパッと切り落とす」を意味する「クープフランシュ」の通り、車体を斜めに切り落としたかのようなツートンカラーに仕上げられています。斬新かつユニークでありながら、華やかさを忘れないデザインは、フランス車らしさと相まって話題になりました。
軽自動車で人気に
現在、軽自動車のツートンカラーは幅広い層からの人気を集めています。軽自動車でのツートンカラーのトレンドは、「ルーフ部分の色を変えるスタイル」です。
また、パステルカラーやビビッドカラー、シックな色調など、幅広いカラーバリエーションも最近のツートンカラー車の特徴として挙げられます。多彩なカラーバリエーションによってキュートさやおしゃれ感を強調し、女性からも人気です。
軽自動車ならではのコンパクトなボディとキュートさを演出できるカラーデザインの相性が良いのも人気の秘訣といえるでしょう。
ツートンのような見た目やデザインで車を選ぶ人は多い!
車種を選ぶ理由をアンケート調査しました。最も重視されているポイントが「見た目やデザイン」で、3割近くの方が「見た目やデザイン」で購入する車を検討しています。
・白、パール……25.4%
・ブラック……20.0%
・シルバー、グレー……17.4%
・特にない、分からない……12.2%
・レッド、ワイン……9.4%
・ブルー……6.7%
・ブラウン、ベージュ……3.3%
・イエロー、オレンジ……2.7%
・グリーン、オリーブ……2.7%
・その他……0.2%
以上が人気カラーのランキングです。参考にしてください。
ツートンカラーのメリット
ツートンカラーは、現在に至るまでさまざまな変遷をたどってきました。現在、ツートンカラーは軽自動車でブームとなっています。キュートさやおしゃれ感が出せるのも魅力のひとつですが、その他ツートンカラー車ならではのメリットの存在にも注目してみましょう。
愛着が湧く
カラーラインアップにツートンカラーがある場合、いくつかの組み合わせが用意されているのが一般的です。既存のカラーバリエーションから好みの配色を選ぶ楽しさがあります。車種によってはオンリーワンのマイカーに仕上げられるのもツートンカラー車の魅力でしょう。
好みの配色を選んだ上でエクステリアアクセサリーをプラスして個性を出すなど、車種によっては、オプションの利用で自分だけのデザインに仕上げることも可能です。自分好みの色合いに仕上がった車種には、「自分だけの特別な車」として愛着が湧くでしょう。
また、数量限定のカラーを入手できた場合には、「珍しい限定カラーを持っている」といった特別感や、ちょっとした優越感も生まれることもあります。
特別感と愛着のあるマイカーは、乗車期間が長くなればなるほど「大切に乗ろう」「ずっと乗っていたい」と感じるようになるかもしれません。
乗車が楽しくなる
デザイン性やファッション性に富んだツートンカラー車では、毎日の服装でおしゃれを楽しむように、日常生活の中でのドライブに彩りを添えることもできます。自分だけのツートンカラー車、限定カラーならではの特別感がある車なら、なおさら気分が高まるでしょう。
ちょっとした移動でも車に乗りたくなったり、車でのお出掛けが今まで以上に楽しく感じられたりと、移動手段としてのマイカー以上の愛情が湧き、ドライビングの楽しさが広がります。
ツートンカラーのデメリット
愛着が湧いたり乗車が楽しくなったりとメンタルの部分でメリットが多いツートンカラー車ですが、デメリットも存在します。こだわりや個性をマイカーに反映する楽しさもありますが、デメリットを加味した上でツートンカラー車を選びましょう。
ツートンカラーを選ぶ際に注意しておきたいデメリットについて解説します。
塗装費がかかる
ツートンカラーでは異なる2色を使う性質上、単色より塗装に手間がかかるため、オプションカラー設定やハイグレードモデルのみの設定になってしまうのが難点です。オリジナリティを求めるほど、オプション料やアクセサリー料で別途料金が発生するでしょう。
ツートンカラーでは選ぶ色やプラスするアクセサリーにこだわればこだわるほど出費がかさむため、予算と相談する必要があります。限られた予算内でお気に入りの1台をデザインしたいのなら、譲れないポイントと妥協できるポイントをはっきりさせるとよいでしょう。
飽きる可能性がある
ツートンカラーでも、頻繁に使っていると飽きる可能性が否定できません。特に、ビビッドカラーでメリハリのある色調、個性的なデザインでは飽きやすい傾向にあります。毎日車を運転する方や飽きっぽい性格の方は、スタンダードカラーを選んだほうが無難かもしれません。
ツートンカラーの組み合わせやデザインにこだわって、これ以上ないほどのお気に入りの1台が完成した場合には、愛着から手放せなくなるという、ある種のデメリットも生まれます。車は長く乗るほど、故障リスクが高まるため維持費が高くなる傾向です。
愛着が湧いて手放せない車には維持費がかかることも念頭に置くとよいでしょう。
今ツートンカラーで人気の軽自動車
最近では、ツートンカラーは軽自動車で幅広く展開されています。そこで、軽自動車の中から厳選したツートンカラーが人気の車種3選を紹介します。
今回紹介する車種はバリエーションが豊富だったり、色の組み合わせから好みのデザインを選べたりと、ツートンカラー車ならではの魅力を最大限に楽しめるものばかりです。ツートンカラー車にチャレンジしたい方は、これらの車種から検討してみてはいかがでしょうか。
ダイハツ ムーヴキャンバス
ダイハツのムーヴキャンバスは、ツートンカラーの組み合わせが全7種類(全グレード共通)と豊富なバリエーションを誇ります。丸みのあるかわいらしいフォルムも特徴のひとつです。
カラーバリエーションの中でも、ミントカラーやピンクといったパステルカラーとホワイトを組み合わせた、明るい印象のツートンカラーは女性から人気を集めています。
淡い色調のツートンカラーと丸みのあるフォルムによって、柔らかなデザインに仕上げられているのが人気の理由でしょう。
また、かわいらしさを残しつつ、クールな大人っぽさを演出したいと考える方には、シックなグレーとメタリックな落ち着いた色調2種(レザーブルークリスタルシャイン・ファイアークォーツレッドメタリック)の組み合わせがおすすめです。
新車価格 |
149万6,000円~179万3,000円 |
ネクステージでの中古車の販売価格 |
78万2,000円~189万7,000円 |
(※価格:2022年8月時点)
スズキ ハスラー
スズキが販売するハスラーは、ルーフ部分からバックドアガラスの周りまで、異なる色を採用するツートンカラー車です。ツートンのカラーバリエーションは全6種類(全グレード共通)で、2種類のルーフカラー(ブラック、ホワイト)にそれぞれに異なる3色が組み合わされています。
ブラックのルーフカラーに用意されているカラーは、バーミリオンオレンジ、デニムブルーメタリック、フェニックスレッドパールの3種類です。
スクエアボディの存在感を引き立たせるカラー、ルーフカラーのブラックによるアクセントにより、かっこよさやおしゃれ感が魅力のデザインに仕上げられています。
一方、ホワイトのルーフカラーでのバリエーションは、アクティブイエローソフトベージュ2トーン、オフブルーメタリックソフトベージュ2トーン、クールカーキメタリックソフトベージュ2トーン、コーラルオレンジメタリックソフトベージュ2トーンといった4種類のカラーです。
スクエアボディとポップな色調が融合した、メリハリのあるデザインといえるでしょう。
新車価格 |
136万5,100円~181万7,200円 |
ネクステージでの中古車の販売価格 |
59万9,000円~212万9,000円 |
(※価格:2022年8月時点)
ホンダ N-BOX
ホンダのN-BOXは、全グレード合わせて5種類(標準モデル2種類、N-BOXカスタム3種類)のツートンカラーがあります。N-BOX標準モデルとN-BOX カスタムのツートンカラーは、それぞれ異なる印象の配色です。
ただし、2021年にツートンカラーが廃止になり、単色のみの設定になりました。今後復活する可能性もありますが、現在ツートンカラーを選ぶなら中古車限定になります。
N-BOX標準モデルのツートンカラーは、プラチナホワイト・パール&ブラウン、プレミアムアイボリー・パールⅡ&ブラウンの2種で、上品ながらもカジュアルな印象にまとめられています。
N-BOXカスタムのツートンカラーは、プレミアムクリスタルレッド・メタリック&ブラック、プラチナホワイト・パール&ブラック、ミッドナイトブルービーム・メタリック&シルバーの3種類です。黒とのハイコントラストが特徴的で、ルーフカラーだけがブラックというスタイリッシュな配色は飽きにくいデザインといえるでしょう。
新車価格 |
144万8,700円~181万1,700円 |
ネクステージでの中古車の販売価格 |
45万9,000円~220万6,000円 |
(※価格:2022年8月時点)
ネクステージには品質にこだわった中古車が多数そろっています
個性的ながらもデザイン性が高く、かわいらしさ、かっこよさ、スタイリッシュさなど、好みに合わせて組み合わせを選べるのがツートンカラー車の魅力です。しかしながら、ツートンカラー車は単色のみのスタンダードカラーよりも費用がかかるのがデメリットとして挙げられます。
「ツートンカラーに憧れるものの、予算を考えると厳しい……」と感じる方は中古車での購入を視野に入れてみましょう。特に全国に店舗を持ち豊富な在庫数を誇るネクステージでは、買取時の査定から整備まで品質にこだわって中古車を取り扱っています。
また、値段以上の良質な車を数多く取り扱っているのも強みです。ツートンカラー車も車種、グレード、カラーバリエーションを幅広く取りそろえているので、お気に入りの1台が見つかるでしょう。過去に人気を集めた限定カラーのツートンカラー車も見つかるかもしれません。
まとめ
ネクステージでは全国200店舗以上の店舗数を展開し、グループ全体での総在庫数は3万台(2022年8月現在)と圧倒的な数を誇ります。さらに、グループの在庫全てを公式サイト上で検索でき、気になる車が見つかれば最寄りの店舗に取り寄せることも可能です。
アンケート調査で、最も重視されたポイントは「見た目のデザイン」でした。「現行ラインナップでは気になるツートンカラー車が見つけられなかったものの、昔のあの車種のあのツートンカラー車が欲しい」「ツートンカラー車が欲しいけれど、新車価格だと予算内に収められなくて厳しいかも……」と悩んでいる方は、ぜひネクステージにご相談ください。