クーペとは？特徴やセダンとの違い、おすすめ車種を徹底解説！
クーペと聞いたときにどんな車を指すか、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。クーペタイプの車種を見ることで何となく納得できる部分はあれど、厳密な区分はないようにも感じられるかもしれません。
本記事では、クーペの特徴や魅力、クーペがおすすめな人、クーペのおすすめの車種について紹介します。この記事を読んで、クーペのことを理解して好みの車を探しましょう。
※目次※
・2ドアクーペが主流だったが、4ドアクーペの登場により利便性がアップ
・スタイリッシュなデザインと快適な走行性能が魅力
・優雅なドライブを楽しみたい人や多くの人から注目されたい人におすすめ
クーペとは？定義や由来
クーペとは車のボディタイプの一つなのですが、聞いたことはあっても実際にどのような車をクーペと呼ぶのか知らない方も多いのではないでしょうか。この段落では、クーペの定義について紹介します。また、なぜクーペと呼ばれるようになったのかや、クーペの歴史についても掘り下げていくので、クーペの基本的な知識として頭に入れておきましょう。
クーペの定義
クーペとは7種類ある車のボディタイプの内の一つで、一般的に認知されているクーペの定義は、「2人乗りの2ドアで車高が低いスタイリッシュな車」です。走ることを重視している車で、エンジンルームが広く風を切るような滑らかなボディになっています。
普段の生活の中でよく目にする車は4ドア（運転席、助手席、後部座席×2）が多いですが、クーペは基本的には2ドアタイプになっており、2人しか乗ることができません。社内のスペースは限られているため、人や荷物を運ぶことが目的の車ではないことを頭に入れておきましょう
クーペの由来
クーペはフランス語のフランス語「coupé（クペ）」から派生した言葉で、coupéは「切られた」という意味を表す形容詞です。このことから、coupéは車両の後方を切り落とした2人乗りの箱馬車を表すように使われるようになりました。
年月が過ぎいつの間にか、2人乗りの乗り物をクーペと呼ぶようになり、現代では2人乗りの2ドア車がクーペと呼ばれるようになったのです。
クーペの歴史
クーペの歴史は深く、1960年代には世界でクーペと呼ばれる車は登場しており、1961年発売のジャガーEタイプ、1964年発売のポルシェ911などが人気を博しました。日本で初めてクーペが登場したのは1932年製のダットサン10型で、1933年に日産自動車が創業してダットサンを継承し、1936年にダットサン15型を発売。
1960年にはマツダがR360クーペを発売し、軽乗用車の生産シェア64.8％を占めたほど人気を集めました。その後、1965年には日産自動車がシルビアを、1968年にはいすゞ自動車が117クーペを発売したことで、クーペの生産台数がトラックを抜いて自家用車として普及したのです。
クーペとは？セダンとの違いは？
クーペは2ドアのタイプが主流でしたが、現在は4人乗りの4ドアタイプのものもあります。この段落では、それぞれの特徴について紹介するので、どのようなクーペが市場にあるのかチェックしましょう。
ちなみに、クーペはセダンと形状が似ており、違いがよくわからない方も多いでしょう。後半ではセダンとの違いについても明記するので、クーペとセダンが判別できるようにチェックしてみてください。
クーペには2ドアと4ドアがある
「2人乗りの車＝クーペ」でしたが、実用性を求める人のニーズに応えるために4ドアの四人乗りタイプが登場しました。4ドアクーペは2ドアクーペの流れるような美しいフォルムを維持したまま後部座席と2つのドアを追加で備え付けたものです。
4ドアクーペと2ドアクーペのフォルムはほとんど同じですが、4ドアクーペは乗り降りや荷物の積み替えがスムーズに行えるようになり、利便性が増したことでクーペとしての新しいスタイルとして定着し、今では4ドアクーペが普及しています。4ドアクーペが普及したことから、「クーペ＝2ドア」ではなく「クーペ＝流れるような美しいボディスタイル
」と認識しておくと他車との判別がしやすくなるでしょう。
セダンとの違いって？
4ドアクーペが登場したことから、セダンとの違いが曖昧になり、どちらがクーペなのかわからない人も多いでしょう。セダンはクーペと比べて車内が広いのが特徴で、乗り降りがしやすく前後席でゆったりと座ることができます。
クーペはスタイリッシュでスポーティーなデザインに対して、セダンは乗り心地や快適さを追求したデザインになっているのです。したがって、見た目で判断するのではなく、車の目的で判断するようにしましょう。
クーペとは？魅力を分析！
クーペにはいくつもの魅力があります。クーペが他の車種に比べてどのような利点があるのか把握することで、どの車を購入するのかの判断基準にすることが可能です。この段落ではクーペのメリットについて3つ紹介します。デザイン性や操縦感、機能面について触れるので、クーペを購入するかどうかの参考にしてください。
スタイリッシュなデザイン
クーペの魅力はスタイリッシュなデザインです。クーペのほとんどのデザインは全高が1400ｍｍを切っており、流れるようなフォルムによってスピード感あふれるデザインになっています。
車の車高が1400mmを切ると、スタイリッシュでかっこよく見えるといわれており、クーペのデザインはかっこいい車の代表ともいえるのです。スポーツカーのようなかっこいいデザインを求める人にとってぴったりの車種といえるでしょう。
安定した操縦が可能
車高が低いデザインなので、安定した走りが売りです。車高が低くなるとその分、車体の重心の位置が低くなりどっしりと構えて走ることができます。車体の重心が低くなることで走行中のバランスが保たれ、操縦の安定性が高まるのです。
操縦の安定性だけでなく、助手席や後部座席に乗車する人への負担が軽減される点も魅力の一つです。重心が低いことで前後左右に身体が振られにくくなるため、乗り心地も良くなります。多少スピードが出ていたり風が強かったりしてもコーナーをスムーズに駆け抜けることができる点が特におすすめポイントです。
最新の技術が搭載されている
近年のクーペには高級クラスが登場しており、機能性も充実してきました。目的地入力やメッセージ読み上げ機能などのインフォテインメント機能や、クライメートコントロール（運転席と助手席で独立して温度設定できる機能）、 照明など最新技術が導入されています。
また、アクティブセーフティ装備（事故などの異常事態を未然に防ぐ技術）やパワートレーン（エンジンで発生した回転エネルギーを効率よく駆動輪に伝えるための装置）など凝った造りのクーペも続々登場している点も魅力の一つといえるでしょう。
クーペとは？乗るべき人はこんな人！
クーペの魅力だけでは、自分と相性が良いのか判断つかない人もいるでしょう。そこで、この段落ではクーペがおすすめな人の特徴について紹介します。クーペの魅力を知って興味を持っているが買おうか迷っている人で、該当する人は購入を検討してみてください。
優雅なドライブを楽しみたい！
優雅なドライブを楽しみたい人にはクーペがおすすめです。クーペは車体の重心が低く安定した走りができるので、ノンストレスでドライブを楽しむことができます。特にカーブの走りは快適で、身体が左右に振られないためシート上で踏ん張らずに済むのです。
収納スペースや乗車人数を削って快適な走行性能に寄った車なので、一人で思うままに運転したい人や大切な人とドライブを楽しみたい人は、クーペの購入を前向きに検討してみてください。
車のデザインで人目を引きたい！
クーペはデザイン性が売りの車なので、かっこいいビジュアルで多くの人目を引きたい人にもおすすめです。スタイリッシュな独特なデザインなため、運転中はもちろん、停車中でも多くの人の注意を引きつけることができます。
人から注目されることが好きな人や、自分の車を褒められたい人は、クーペに乗ってみましょう。家庭用とは別に車を所有したい人は、存在感があり目立ちやすい2ドアクーペを推奨します。
クーペとは？おすすめ車種を紹介
クーペといってもいくつかの車種が存在します。車種によって特徴や価格帯が異なるため、自分のニーズに合わせて選ぶことが重要です。今回はクーペの中でも特におすすめの車種を5つピックアップして紹介します。クーペの購入を決めた人の中で、どの車種にすれば良いか迷っている人は参考にしてみてください。
トヨタ86
トヨタ86はスポーツドライビングを楽しむための機能が豊富に搭載されており、直感的に操縦できる操作感が特徴的です。世界の路面で何度もテストを重ね、走りの気持ちよさを追求した車で、空気の流れを考え抜かれた美しくスポーティなデザインになっています。
年式や車の状態、グレードによって多少差はありますが、ネクステージの中古車価格の平均は214万円で、130万円～300万円を推移しています。クーペの中でも低価格で購入できる車種なので、なるべく少ない予算でクーペに乗りたい人におすすめです。
日産フェアレディZ
日産フェアレディZは伝統あるスポーツカーで、現行モデルは少し昔のものですが多くのクーペファンから愛されている車種です。日産車に多く搭載されているV型エンジンを採用しているので、最新の車種にも負けない馬力を持っています。
現在ネクステージで取り扱っている日産フェアレディZの価格帯は、一番安い車で170万円、2014年式で345万円です。トヨタ86に比べるとやや高めですが、多くの人から評価を集めている車なので、評判を気にする人は日産フェアレディZを購入してみてはいかがでしょうか。
マツダ・ロードスター
マツダ・ロードスターはライトウェイトスポーツの代表的なモデルで、現行モデルは2019年と新しく、最新技術が導入されています。特に特徴的なのは軽量化ボディで、全長3915mm、全幅1735mm、全高1235mm、ホイールベース2310mmとクーペの中でもスタイリッシュなデザインになっているのが魅力です。
ネクステージでは、2007年式の110万円が最安値で、高くても2016年式のマツダ・ロードスターを258万円で購入することができます。クーペの中でもお手軽に乗れる車種なので、コストを優先したい人におすすめです。
BMW Z4
BMW Z4は最高出力387psの直列6気筒のM ツインパワー・ターボ・エンジンによって、わずかな時間で停止状態から100km/hまで加速できます。そのため、ダイナミックな走りを実現し、スポーティーな俊敏性を楽しむことが可能です。
クーペの中でもハイスペックな車種なので、ネクステージが取り扱っている最安値でも479万円で、2020年式は519万円の価格になっています。予算に余裕があり、スポーティーな走りを楽しみたい人はBMW Z4の購入を検討してみてください。
アウディ TTクーペ
アウディ TTクーペは独特なフォルムが特徴敵で、ボディフレーム上部がアルミのコンポジット構造になっています。外板もアルミを使用しており、車両重量が1300kgと軽量化されているのが特徴です。5気筒エンジンにもかかわらず最高出力400馬力と、力強い走りを実現します。
ネクステージでは、2008年式ですが127万円で購入することができ、比較的新しい2017年式も300万円で手に入れることが可能です。スポーティーなアウディに乗りたい人は購入をおすすめします。
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まとめ
クーペの定義や魅力、おすすめの車種をメインに紹介しました。クーペは高い走行性能と安定性、また高級車としてのステータスも体現しているすばらしいボディタイプといえます。快適なドライブを楽しみたい人や多くの人から注目を集めたい人にはぴったりの車です。
クーペは多くの車種が登場しているため、市場には中古車種も豊富にあります。ネクステージでもクーペタイプの車を取り扱っているため、興味を持たれた方はぜひネクステージへご相談ください。
