ベンツのAクラスは壊れやすい?故障傾向や中古車購入時のポイント
「ベンツの車をはじめとする輸入車は、国産車に比べて壊れやすい」といった意見があります。確かに国産車は壊れにくいイメージがあるものの、実際のところどうなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、ベンツのAクラスの購入を検討している方に向けて、車種の特徴や壊れやすさなどを解説します。ベンツのAクラスに長く乗り続けるためのポイントなど、有益な情報もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・ベンツのAクラスは国産車に比べて壊れやすいと言われているが、実際には使い方やオーナーの主観的な部分によるところが大きい!
・ベンツのAクラスに長く乗り続けるポイントは「故障リスクの少ない車両を選ぶ」「リコール情報などを確認する」「修理費用を用意する」「保証を用意する」の4つ!
・ベンツAクラスの購入を検討しているならネクステージまで。正規輸入車専門店のユニバースも展開している!
ベンツのAクラスが壊れやすいというのは本当?
輸入車であるベンツは、国産車と比べて壊れやすいのか気になる方は多いでしょう。ベンツの購入を検討している方に向けて、実際に壊れやすいのかどうかを解説します。
ベンツのAクラスとは
Aクラスは、ベンツの中では比較的お手頃な価格でありながら、プレミアムコンパクトカーとして高い人気を誇るモデルです。直近では、2018年にフルモデルチェンジを実施し、現行モデルは4代目となっています。
MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)という対話型のインフォメーションシステムなど、次世代的な装備を多く備えているのが特徴です。グレードも複数あるため、予算やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力的でしょう。
壊れやすさの傾向
アメリカの民間調査会社であるJ.Dパワー社では、「自動車耐久品質調査」という調査を実施しています。新車購入後37か月年~54か月経過したドライバーを対象に、外装や走行性能など8分野における不具合の経験を聞き取り調査したもので、政府やメーカーから独立した客観的な調査です。
2019年の調査によると、日本におけるベンツ車の不具合の発生は、トヨタ・スズキ・ホンダなど日本のメーカーに比べると多いことが分かりました。
この調査では、100台の車あたりの不具合件数をポイントで表し、車の故障のしやすさの指標としてポイント数が小さいほど不具合が少ないことを意味していますが、ベンツは82ポイントと業界平均の72ポイントより低いものの、ほかの海外自動車メーカーよりはポイントが高く、輸入車の中では高い品質を保っていることが分かります。
この結果からも、故障率の感じ方はドライバーによりさまざまであり、Aクラスを含むベンツの車の故障は多いとも少ないともいい切れないでしょう。
(参考:『2019年日本自動車耐久調査(VDS)』J.D.POWER)
ベンツがよく壊れると思われやすい理由
ベンツの車は故障率が高いといわれますが、どこの国でも故障しやすいわけではありません。たとえば、2019年のJ.D.パワー社の調査によると、アメリカではベンツ車はホンダ車よりも不具合の指摘件数は少なくなっています。
ここからは、なぜ日本ではベンツの車が故障しやすいといわれるのか、原因として考えられるポイントについて見ていきましょう。
日本の環境に適していない
ベンツはドイツ車です。国産車と違い日本の環境を考慮して開発されているわけではありません。ドイツとは自然環境も違います。日本の高温多湿な夏の暑さは、ヨーロッパとは比べものになりません。信号が多く渋滞が発生しやすい道路事情、近距離走行の多さなども日本特有といえます。
たとえば、国産車ではゴムやプラスチックを素材に使っている部品は、暑い夏を想定して耐久温度を100℃以上に設定しています。しかし、ドイツ車ではより低い温度を想定して作られていることがほとんどです。このような違いが、国による故障率の差を生み出しています。
最新技術を搭載していること
国産車に比べベンツは最新技術をすぐに採用していることも、故障率が高いといわれる理由です。国産車の場合、車関連の最新技術が開発されると、テストや検証を何度も繰り返し精度をチェックした後に車へ搭載します。しかしベンツなどの輸入車は、いち早く最新技術を取り入れる傾向です。
最新技術はユーザーのカーライフを支える上で役に立つものばかりですが、最新であることから故障の多さもともないます。
ベンツのAクラスで壊れやすい部分
車には、経年による消耗などで故障する可能性の高いさまざまな箇所とそうでない箇所があります。一般的に故障しやすい定番箇所を理解しておくと、いざというときに役立つでしょう。
使用環境や年式などにより故障部分は変わりますが、トラブルが発生しやすい場所は共通しています。ここでは、ベンツのAクラスに特化して、故障しやすい部分を見ていきましょう。
エンジンオイル
車の故障のひとつにエンジンオイルの漏れがあります。オイルパンやタペットカバーのパッキンは、オイル漏れが特に多く見られる部分です。リアクランクシールやエンジンのオイルクーラーなどについての専門知識をもっていなければ、状況の見極めも難しいでしょう。
エンジンオイルが漏れてしまうと、電装部分などへもダメージを与えかねません。周囲に飛散すれば、さまざまなゴム製部品も傷める恐れがあります。にじんでいる状態のうちに、早めの対処を心がけることが重要です。
ブレーキパッド
ブレーキパッドは、消耗品の中でもっとも故障しやすいパーツのひとつです。ドイツにはアウトバーンがあり、日本での2倍もの速度で走ることも珍しくありません。高いブレーキ性能が求められるため日本車とは異なる構造になっており、ベンツのブレーキパッドは日本車と比較すると、磨耗が早い傾向です。
ブレーキパッドの磨耗具合は、センサーにより判断できます。ブレーキパッドの磨耗が限界値を超えると警告灯が点灯するので、交換時期が分かるでしょう。多くの場合、プレーキパッド・ディスク・センサーも、同時に交換します。
警告灯
エンジンやミッション、安全装置、電装部分などの異常を、点灯により知らせるランプが警告灯です。エンジンや安全装置の不調に関連する故障を、ドライバーに警告する役割をもっています。
警告灯が点灯している場合、車のどこかに何らかの異常が発生している可能性があります。不具合が発生している部分を特定して、適切な診断や修理を実施し、警告灯の点灯が消えた正常な状態にしましょう。
足回り
足回りに発生する故障としては、ブーツやブッシュ類の破損、ショックアブソーバーのマウントやバンプラバーの劣化などさまざまなものが挙げられます。エアサスの故障により車高が下がってしまったり、ABCオイル漏れが発生したりするなどの状況も考えられるでしょう。
足回りからギシギシしたきしみ音などの異音が聞こえてくる場合は要注意です。走行時の音だけで故障部品を特定することは、高い技術を必要とします。異音を感じたら、すぐに整備士などに確認してもらいましょう。
ベルト
ゴムでできているベルトは、走行距離が長くなることだけでなく、年数が経過することによっても劣化します。エンジンが作動している間は常に動いている部分です。ベルトに異常がある状態で車に乗り続けていると、ベルトが切れて走行不能の状態になる危険もあります。
テンショナーやガイドプーリーといった、ベルトの張力を調整する部分の故障にも注意が必要です。ベルトの抵抗が増したり、ベルトがガタついたりすることで、ベルトの交換時期を早めてしまいます。
ウインカー
ウインカーが点滅しない原因としては、ドアミラーウインカーの破損や電子系統の故障が考えらえます。ドアミラーウインカーの破損をそのままにしていると、雨水や汚れが入ってしまい内部の部品が傷みます。
ウインカーリレーの故障は、電子系統が原因の不具合のひとつです。リレーに不具合があると、スイッチのオン・オフがうまく切り替わりません。
ほかにも電子系統の異常として、電球切れや接触不良、アース不足、ヒューズ切れ、バッテリーの電圧不足などが挙げられます。バッテリーが劣化している場合も、エンジン始動からしばらくウインカーが点滅しないことがあるでしょう。
エアコン
最新のベンツは電子制御化が進んでいるため、エアコンの不具合を簡単に診断できなくなっています。コンプレッサーが常にオンの状態になっており、内部で切り替えを行っている車が多いため、テスターを使用して各センサーからの信号などを把握しながら故障を診断することが必要です。
エアコンが効かなくなる原因のひとつがガス漏れです。コンプレッサー本体の故障だけでなく、振動によって配管のつなぎ目に亀裂が入ったり、走行中の飛び石でコンデンサーなどが損傷を受けたりする場合もガス漏れが発生します。
バックアップバッテリー
バックアップバッテリーとは、サブのバッテリーのことです。国産車ではほとんど見られませんが、輸入車には搭載されていることが多く、ベンツでも近年のモデルは搭載しています。目的は、電子制御に関わる電源の供給やスターターモーターへの電源供給などです。
多くのベンツでは、バックアップバッテリーに不具合が発生した場合、メーターに「バックアップバッテリー故障」と表示されます。考えられる原因は、バッテリー自体の寿命や電装部分の異常です。
オルタネーター
オルタネーターとは、バッテリーに電気を供給するための部品であり、いわゆる「発電機」です。駆動中のエンジンの動力を利用してバッテリーを充電する、車にはなくてはならない部分となっています。
オルタネーターの発電時は高熱になるため、それによって経年劣化してしまうケースがあります。冬であればまだよいですが、夏場の発熱は非常に大きいため、注意が必要です。特に立往生してしまうと、レッカー移動費用などもかかり、費用が大きくかさみます。
壊れやすいのか気になるベンツのAクラスに乗るポイント
先ほど見た調査からもわかるように、ベンツのAクラスは「壊れやすい」とも「壊れにくい」とも言い切れません。そのため、ユーザーがどのように車を購入し、使用するかが大切になってきます。
安全に乗るためのポイントが理解できれば、より長期にわたってAクラスを愛用できるでしょう。ここでは、ベンツのAクラスに乗る際に意識しておきたいポイントを、4つのトピックに分けて解説します。
購入時は故障リスクの少ない車両を選ぶ
まず購入時は、故障リスクの少ない車両を選ぶようにしましょう。これは新車ではなく、中古車を購入する際に注意したいポイントです。中古車は新車に比べて購入後のトラブルが発生しやすいため、壊れやすい車両をあらかじめ避けるのが重要になります。
特に水没車や修復歴車は、故障リスクが高いため、絶対に避けましょう。中古車とは言え、車は高い買い物なので、なるべく品質の高いものを選ぶのがおすすめです。
リコール情報と整備状況を確認しておく
リコール情報や整備情報を確認しておくのも忘れないようにしましょう。リコールとは、欠陥が見つかった製品を生産者・メーカー側が公表し、無料で修理することです。日本国内では、国土交通大臣に事前届け出を行い、そこから回収・整理をします。
リコール対象車は、事故・トラブルを引き起こす可能性があるため、必ず情報をチェックしておきましょう。また中古車で購入した場合も、リコール対象車になるため、合わせて確認しておくのがおすすめです。
故障時の修理費用を用意しておく
新車・中古車に限らず、車はいつ故障するか分かりません。特に通勤に使っているなど、車が生活の一部になっている場合は、修理費用が払えないと不便になるでしょう。そのため、いざという時のために、修理費用を用意しておくのが大切です。
修理費用を捻出するためには、購入費や維持費を抑えるのがおすすめです。どのような方法でもよいので、とにかく金銭的な余裕を作っておき、トラブルがあったら即座に対応できるよう準備しておきましょう。
万が一の保証を用意しておく
故障や事故にあった際に、自己資金だけでは補えないケースもあります。万が一の状況のために、保証を用意しておくとよいでしょう。よく知られているのが、自動車保険です。強制加入となる自賠責保険に加えて、自由意志で加入する任意保険があります。
また中古車販売店で購入する場合は、店舗独自の保証サービスを受けられる可能性もあります。中古車を購入する際は、なるべく保証サービスが充実している業者を選ぶとよいでしょう。
ベンツAクラスに乗り換えるならネクステージへ!
ベンツのAクラスをお得に手に入れたい場合は、中古車の購入がおすすめです。中古車に抵抗がある方もいるかもしれませんが、「リーズナブルな価格で購入できる」「納車が早い」など中古車ならではのメリットも多くあります。
ベンツAクラスの購入を検討しているのであれば、中古車販売のネクステージをぜひご利用ください。
圧倒的な輸入車在庫台数を誇るユニバース
ネクステージは、全国に店舗を構えており、幅広い在庫を取り揃えています。これまでにはないコンセプトと品揃えの正規輸入車専門店「ユニバース」を展開しているため、お気に入りの1台を見つけられるでしょう。
ネクステージは、修復歴車など、トラブルの多い車両を一切取り扱っておりません。比較的故障リスクの少ない車両からお選びいただけるため、ベンツのAクラスを長く愛用できるでしょう。ぜひお気軽にご相談ください。
幅広い車種が対象の保証サービス
ネクステージは車を販売するだけなく、お客様のカーライフに寄り添うサービスを目指しています。例えばネクステージで購入する中古車には、無料保証が付帯しており、トラブルがあった際もスムーズに対応可能です。国産車だけでなく、輸入車も無料保証の対象となります。
また無料保証のほか、有料保証のご用意もあります。メンテナンスパック付き有料保証「サービスサポート」は、期間中の無料点検やオイル交換など、多数の特典をご利用可能です。
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まとめ
「ベンツAクラスの車は壊れやすい」といった意見もありますが、実際に故障が多いと感じるかどうかはオーナー次第といえます。長くAクラスに乗り続けるためにも、故障リスクの少ない車を選ぶなど、購入時から注意すべきポイントを意識しましょう。
ネクステージは、正規輸入車専門店ユニバースを展開しており、幅広い在庫を取り揃えています。無料・有料問わず保証も充実しておりますので、ぜひネクステージをご利用ください。
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