マカンに新プラットフォームが採用!ポルシェのSUVの種類や特徴をご紹介
「ポルシェ マカン」は「ポルシェ」という冠を持った高性能コンパクトSUVとして日本においても人気の高いモデルです。そんな「マカン」は現在次期型の開発が進行していて、次期型は電動化(電気自動車:EV)となり、それに合わせて新設計のプラットフォーム「PPE」を採用する見通しです。
本記事では、「PPE」プラットフォームとはどのようなものなのかを紹介すると共に、現行「マカン」の魅力を再確認したいと思います。
※目次※
4.プラットフォーム変更前のマカンを買うなら中古車も検討しよう
・コンパクトSUV「マカン」の記事型は電動化し新「PPE」プラットフォームを採用する
・現行「マカン」もポルシェらしい高性能で魅力的なSUV
・ポルシェの中古車を探す際は信用できる中古車ディーラーを選ぼう
ポルシェ マカンに新プラットフォームが採用される
ポルシェのコンパクトSUVとして人気の高い「マカン」はすでに次期型が控えていて、電動化、すなわちEV(電気自動車)をラインナップすることが決定しています。
EV化するには、それに対応した専用のシャシーが必要となります。そこで開発されたのが「PPE」というプラットフォームです。では、「PPE」とはどんなものでしょうか。
採用されるのはPPEプラットフォーム
「ポルシェ マカン」の時期型は電動化し、EV(電気自動車)になると言われています。ポルシェにはすでに「タイカン」というEVがラインアップされていますが、タイカンに続くEVが「マカン」になります。
EV化するには、エンジンの代わりにモーターを搭載すると同時に、大量のバッテリーを確保するスペースが必要となります。それを確保するためには既存のプラットフォームでは足りず、新規に設計する必要が出てきます。それが「PPE」という新しいプラットフォームというわけです。
PPEの大きな魅力は低コスト
次期型の「ポルシェ マカン」に採用する「PPE」プラットフォームは、ポルシェと同じフォルクスワーゲン傘下にあるアウディ車にも展開されると言います。さらにSUVにも乗用車にも流用が可能とのことで、「PPE」を使用したさまざまな車種が展開されるでしょう。
同じプラットフォームを使えば、車種単体の製作コストが抑えられ、車両価格を抑えることができることになります。現在はEVはガソリン車よりも高価な傾向です。その価格が抑えられればよりEVが身近な存在になるはずです。
ポルシェのSUVは2つのモデルがある
これまで世界の名だたる自動車レースで勝利を飾ってきたポルシェは、スポーツカーブランドとしての地位を確立しています。そのため、2002年に「カイエン」を発表し、スポーツカーとは異なるSUV市場に参入したときは世界中で注目を浴びました。現在、ポルシェは2種類のSUVを販売しています。各モデルの特徴をチェックしてみましょう。
ブランドイメージにインパクトを与えた「カイエン」
カイエンが誕生するまでのポルシェは、1963年に誕生した911だけを改良し続けるスポーツカー専門メーカーでした。911は2人乗りであり、舗装された道を走るスポーツカーであるため、道の整備が行き届いていない新興国での走行やファミリー層の利用には向いていません。
悪路走破性にも優れたSUVタイプのカイエンが登場したことによって、新興国やファミリー層などが販売の対象に加わりました。こうしたことから、カイエンはポルシェのブランドイメージを変えた車でもあります。
カイエンに続く小型SUVの「マカン」
カイエンがポルシェの長年培ってきたブランドイメージを塗り替えたのに続いて、2014年に日本では小型SUVであるマカンが販売開始されました。カイエンの弟分として登場したマカンは、カイエンよりもひと回りサイズが小さいことが特徴です。
マカンはコンパクトな車体の大きさなので、日本特有の細道の取り回しもしやすくなっています。スポーツカーにこだわり続けたポルシェが、カイエンの登場を経て、さらに実用性を重視して誕生させたのがマカンと言えるでしょう。
マカンとカイエンの違いとは
「マカン」と「カイエン」はポルシェのSUVですが、両車は別の車であり、パワートレインも別のものを使用しています。しかし全く違うかといえばそうではないのがポルシェ車の妙です。
しかし、ポルシェのSUVが欲しいと考えている方の中には、この2車種の違いがイメージしにくい方もいるのではないでしょうか。ここでは、マカンとカイエンはどこが違うのか、そしてどの部分が同じなのか、詳しく見ていきましょう。
スペックの違い
まずは簡単なスペックの違いを下記の表にまとめます。
|
マカン |
カイエン |
車体寸法(全長×全幅×全高) |
4,726x1,922x1,621(mm) |
4,920x1,985x1,695(mm) |
乗車人数 |
5人 |
5人(カイエンクーペは4人) |
駆動方式 |
四輪駆動:ポルシェ トラクション マネージメント(PTM) |
四輪駆動:ポルシェ トラクション マネージメント(PTM) |
タンク容量 |
65L |
75L |
ポルシェのSUVでも「カイエン」は兄貴分、「マカン」は弟分という棲み分けがなされています。当然スペックも異なり、搭載しているエンジンを例にとると、カイエンは最小2.9LのV6から最大4.0LのV8を搭載しています。
それに対してマカンは最小2.0Lの直4、最大2.9LのV6という構成になっています。当然馬力も違いが出てきますが、マカンが低性能かというと、そういうわけではありません。ポルシェの高性能のイメージを損なうことがないよう、それぞれのモデルに合わせた最適のチューニングを施し、オーナーを満足させてくれるのは間違いないと言えるでしょう。
走行性能の違い
カイエンとマカンは搭載するエンジンも異なり、走行性能も違うというともちろん限界走行で数値化すれば加速などの違いは出てきます。ちなみにマカンの最高グレード「マカン GTS」の0-100km/h加速のタイムは4.5秒、対してカイエンの最高グレード「カイエン ターボGT」の同タイムは3.3秒です。しかし普段のりの体感では、心配に及ぶほどの違いはないと言えます。
厳密にいえば、カイエンは後輪駆動ベースでマカンは前輪駆動ベースなので、それによる特性はあると言われるものの、全車にポルシェを冠している以上大きな優劣があってはブランドイメージが損なわれます。
カイエンでもマカンでも、アクセルを踏めば瞬時に加速しブレーキを踏めば安全かつ短距離で減速。ハンドルを切れば行きたい方向に思い通りに曲がるというポルシェ車らしい特徴は貫かれていると言えます。
見た目の違い
カイエンとマカンの見た目の違いですが、現行型で大きく違うのはボディサイズだけであり、両車には同用のデザインが用いられているのが特徴となっています。もっというと、フロントフェイスの左右端の上部に円形に近いライトがひとつずつあり、フロントフェイス下半分はグリルという構成は、「911カレラ」は「718ボクスター」にも用いられているデザインです。
すなわちボディサイズやその形に関係なく、ポルシェとして共通の意匠を用いているという事ができます。ポルシェらしいデザインといえば、多くの人が911をイメージするのではないでしょうか。この911のテイストをポルシェの全車に注入し、ブランドのイメージを統一しているといえます。
プラットフォーム変更前のマカンを買うなら中古車も検討しよう
マカンはポルシェの中でも人気モデルですが、グレードによっても価格の開きが大きいためよく吟味することが必要です。ちなみにポルシェを新車で購入するときは、国産車よりもはるかに多いオプション装備から、オーダーメイドのような1台を作ることができます。
しかしそれも有料のため、ベースの車体価格とのバランスを考えることが必要です。そんなマカンの価格帯をみていきましょう。
マカンの新車価格
マカンシリーズは、2023年3月現在で4つのグレードをラインアップしています(限定車を除く)。ベーシックは「マカン」で、次が「マカン T」、そして「マカン S」、最高級が「マカン GTS」となっています。GTSはスポーツ性能を極限まで高めたグレードでスポーツモデル顔負けの走行性能を誇ります。
しかし価格は1,000万円を超えるため、手軽に手を出せるとは言いづらいです。その分他の車に比べて希少性や趣味性、何よりポルシェのスポーツ車に対するこだわりを味わえるプレミアムなモデルになっています。「マカン」シリーズの新車価格の幅は下記を参考にしてください。
モデル |
新車価格 |
マカンシリーズ |
791万円~1,235万円 |
(2023年3月現在)
マカンの中古車相場
マカンだけではなくポルシェ車全般的に言えることですが、ポルシェ車は流通量が少なく、手軽に買い替えていくような車でもないため、中古車市場への流通量は限られます。
また、中古のポルシェ車も人気と競争率が高いため、良い程度の個体が入荷するとすぐに買い手がつきます。マカンは人気モデルのため、特にその傾向が強いように思います。マカンの中古車を手に入れたいなら、こまめに中古車のWEBサイトをチェックした方が良さそうです。参考までに、ネクステージでのマカンの中古車相場は、2023年3月現在で下記のようになっています。
モデル |
中古車相場価格 |
マカンシリーズ |
448万9,000円~749万9,000円 |
(参考:『マカン(ポルシェ)の中古車一覧|中古車の【ネクステージ】』)
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※価格は支払総額
ポルシェの中古選びのポイント
ポルシェの中古車を購入する際は、いくつか注意しておきたい点があります。例えば新車価格に比べて大幅に値段が低い個体が出て来た場合は、車体の修復歴や傷などの状態、そして走行距離をなどに問題がある可能性が考えられるでしょう。
手に入れたポルシェが万が一故障した場合、修理費は安くはありませんし、受け入れてくれる修理工場も限られます。ここではポルシェ車を中古で購入する場合のポイントを見ていきましょう。
履歴を確認する
中古車市場には、新車価格よりもかなり安い価格で購入可能なポルシェSUVもあります。ただし、安く購入しても後から修理費用が高くつくというケースがあることを覚えておきましょう。
購入を検討する際にはメンテナンス履歴を確認することが大切です。新車からのメンテナンス履歴は、整備記録簿で確認できます。さまざまな消耗品をきちんと交換しているかなどメンテナンス履歴がしっかりとしている車であれば、10万km以上の走行距離であってもさほど心配いりません。
車の状態を確認する
年式が古い中古車購入を検討する際には、消耗部品類が経年劣化している可能性が高くなります。たとえメンテナンス履歴がしっかりとしていたとしても、修理費用がかかることを予想しておくのが賢明です。
お得に購入した中古SUVは、消耗部品類の交換が必要なケースが多いことも予想できるため、ある程度の修理費用を用意しておきましょう。
ポルシェなどの外車SUVを探すならネクステージへ!
マカンをはじめとしたポルシェの中古車を購入する際には、メンテナンス履歴や車両状態の確認が必要です。しかし中古車の中には、メンテナンス記録簿が保管されていなかったり、事故車であったりする場合があります。
安心して車選びを行うためには、信頼できる販売店での購入が不可欠です。ネクステージをおすすめできる理由をご紹介します。
車選びの選択肢の幅が広がる
ネクステージは、全国に200店舗以上展開している大手の中古車販売店です。在庫台数3万台を誇り、これまでの中古車販売実績は豊富にあります。Webサイト上では、全国の在庫から条件を絞って探すことが可能です。
国産車に比べて流通が少ないポルシェSUVのような車でも探しやすく、お気に入りの一台が見つけられるかもしれません。
輸入車購入時にも保証サービスがある
ネクステージで購入いただいた中古車には、無料保証サービスを付帯しています。国産車だけでなく、ポルシェのような輸入車であっても同様です。充実した内容の保証を希望される方には、有料メンテナンスパック「サービスサポート」もご用意しています。認定中古車以外の輸入車にも適用可能です。お気軽にお問い合わせください。
まとめ
コンパクトSUVの人気が世界的に高まっている中、マカンも同様に高い人気を誇るモデルと言えます。ポルシ」の名を冠しているだけに、コンパクトSUVといえども隅々までポルシェのスポーツの遺伝子が注入され妥協なく仕上げらています。ポルシェ車は人生をも輝かせてくれる車です。それだけに中古車を選ぶ際もしっかりと品質管理がなされている店舗をおすすめしたいです。
中古車の販売・買取を行うネクステージでは、輸入車専門のスタッフが厳しい品質管理を徹底しています。さらにWeb上で簡単に探すことができ、気になる車は無料の見積もり依頼が可能です。中古車SUVの購入を検討する際は、ぜひお近くのネクステージにご相談ください。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
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