人気のポルシェはドイツと日本で販売価格が違う?ポルシェの魅力と人気車種5選
日本国外で生産された車は、輸入や仕様適合などの関係で価格を上乗せしてから国内に流通するケースが多く見受けられます。ポルシェも生産国ドイツと日本では販売価格が異なりますが、具体的にどの程度差があるのか知らない方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ポルシェにおける販売価格の取り扱いについてメーカーの歴史・理由とともに詳しく解説します。背景もきちんと把握することでより理解が深まるでしょう。後半では、人気の車種を5種類ピックアップしています。
※目次※
・車の設計やデザインを担う会社として設立したのがポルシェ。以降、現代までスポーツカーメーカーとして世界的な人気を博している
・ドイツと日本で販売価格が異なるのは、輸送や装備の変更が影響するため。日本で買うメリットも理解しておこう
・高級なポルシェ車を安い価格で手に入れるなら中古車がおすすめ。保証サービスも充実したネクステージへお任せ!
人気のドイツ車!ポルシェの魅力とは?
1930年代前半から車の開発を続けるポルシェは、現代でも世界的な人気を誇る有名メーカーです。スポーツカーモデルを多数展開し、独創的なボディデザインやパワフルなパワートレインにも注目を集めています。まずはメーカーの歴史と日本との関わりについて理解を深めておきましょう。起源から現在までの歩みを解説します。
ポルシェの起源
1931年、エンジニアのフェルディナント・ポルシェが車の設計事務所を設立しました。これが現在の車メーカー「ポルシェ」の起源です。創設当時は車の製造ではなくデザインが主な業務内容でした。車メーカーとしては1948年に記念すべき初のモデルである「356.001」が製造・販売されたといわれています。
1964年には、ポルシェのフラッグシップモデルである「911」の販売が開始され、スポーツカーブランドとして有名なメーカーになりました。丸型のヘッドランプを備えたフロントデザインは非常に特徴的で、50年以上モデルチェンジを繰り返す中でもポルシェのアイデンティティとして継承され続けています。
1952年に日本上陸
ポルシェが日本での販売を開始したのは1952年です。1970年代に訪れたスーパーカーブームの影響もあり、スポーツカーとしての知名度・人気ともに国内で高めていきます。その後はSUVモデルも販売が開始され、2019年には日本国内で新規登録台数が10年連続で増加し続けた唯一のブランドとなりました。
ポルシェ以外にも国内ではドイツ車が人気
日本では、ポルシェ以外に人気の高いドイツメーカーも複数存在します。2022年1月現在流通しているメーカーの代表格は以下のとおりです。
- ・メルセデス・ベンツ
- ・スマート(メルセデス・ベンツから派生したブランド)
- ・アウディ
- ・BMW
- ・フォルクスワーゲン
国産車ではあまり見られない重厚なボディデザインが、ドイツ車の特徴的なポイントといえるでしょう。大柄で頼もしい雰囲気や、耐久性の高さも人気の理由です。
ポルシェはドイツと日本で価格が違う?
ポルシェに限らず、多くの輸入車は生産国と日本での販売価格が異なることはご存じでしょうか。
これは日本で運転できる仕様への変更、輸入費用を賄うといったことが影響しています。どの程度金額差があるのか把握することで、車の購入を検討するひとつの指標にもなるでしょう。価格傾向を踏まえ、日本で購入する場合のメリットも解説します。
輸入車全般の価格傾向
基本的に輸入車は、国内ではなく生産国で購入する方が安く手に入れることができます。これは生産国から日本までの輸送費用や、日本の法律に車の仕様を適用させるための開発費用の影響です。
また、ベースグレードが生産国と日本で異なる場合にも注意が必要です。日本では装備の充実した車種の人気が高いことから、生産国ではオプションの装備であっても、日本では標準装備として搭載されている場合があります。実際に購入する際には、車種だけでなくオプションについても注意するとよいでしょう。
ドイツと日本の販売価格を比較
ポルシェの場合、日本の方が高額で販売されているモデルが複数あります。以下は「911 carrera」の日本・ドイツにおける販売価格と差額です。
- ・日本:1,359万7,222円
- ・ドイツ:約1,255万円(10万4,655.00ユーロ)
- ・差額:約104万円
購入価格だけを比較すると日本での購入は100万円以上高く、損しているように見受けられます。しかし、実際にトータルで掛かる費用を全て考慮すると、日本で購入する方が安く済む場合もあるでしょう。購入以外にもかかる費用についてきちんと計算した上で比較検討することをおすすめします。
日本でポルシェを買うメリット
日本国内での購入が適しているとされるのは、購入したあとの輸送と日本仕様への変更を個人で行う必要があるためです。具体的な費用は地域によって異なりますが、結果的に時間とお金を多く費やす可能性があります。
ディーラーから提供される保証サービスも、安心感を高めるために有益なメリットです。購入した店舗が国内にあることで気軽に相談することができます。メンテナンス面を考慮しても、日本で購入した方がよいといえるでしょう。
ポルシェの人気車種5選
2020年5月現在では、大きく分けて5種類のモデルが販売されています。グレードによってエンジンの種類や性能にも違いがあるため、どのような特徴を持っているかチェックしておきましょう。ここからは、各モデルにおけるベースグレードのスペックやコンセプトなどを項目に分けてご紹介します。
ポルシェ カイエン
新車価格1,000万円を上回る高級SUVモデルとして「カイエン(Cayenne)」が発売されました。ポルシェらしいフロントの個性は残したまま、車高の高さや全長の大きさで広いスペースを確保しています。4WDを採用したため、SUVの実用性とポルシェのパワフルな走行性も体感できるでしょう。
カイエンのスペック |
|
新車価格 |
1,096万円 |
ボディサイズ |
全長4,920mm×全幅1,985mm×全高1,695mm |
排気量 |
2,995cc |
最高速度 |
245km/h |
(参考:『カイエン(ポルシェ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ポルシェ 911
50年以上の歴史を持ち、現在でも変わらず多くのユーザーから人気を集めるスポーツカーが「911」です。2019年には8代目となる「The new 911 Carrera」が発売されました。時代に合った先進技術を搭載しながら独特なフォルムを守り続ける、伝統的な要素が詰まったモデルともいえるでしょう。
911 Carreraのスペック |
|
新車価格 |
1,429万円 |
ボディサイズ |
全長4,520mm×全幅1,850mm×全高1,300mm |
排気量 |
2,981cc |
最高速度 |
293km/h |
ポルシェ マカン
コンパクトタイプのSUVモデルとして発売されたのが「マカン(Macan)」です。ポルシェの中では比較的リーズナブルな販売価格を設定しています。全体的に丸みを帯びたフォルムも特徴的です。スポーティで俊敏な走りだけでなく、幅広いシーンで活用しやすい実用性も魅力のひとつでしょう。
マカンのスペック |
|
新車価格 |
754万円 |
ボディサイズ |
全長4,726mm×全幅1,922mm×全高1,621mm |
排気量 |
1,984cc |
最高速度 |
232km/h |
ポルシェ 718ケイマン
2人乗りのクーペタイプとして発売されたのが「ケイマン」です。現行モデルの3代目は「718 ケイマン」の名前で販売されています。爬虫類のワニを意味する車種名のとおり、全高が低く重みのあるフォルムが特徴的です。スポーツカーとしての魅力を堪能したい方にも適したモデルといえるでしょう。
718 ケイマンのスペック |
|
新車価格 |
729万円 |
ボディサイズ |
全長4,385mm×全幅1,800mm×全高1,295mm |
排気量 |
1,988cc |
最高速度 |
275km/h |
ポルシェ パナメーラ
大柄なボディサイズに設計され、4人乗りのスポーツカーとして「パナメーラ」が発売されました。全長5,049mm、ホイールベースは2,950mmで設計しています。存在感も存分に感じられ、ポルシェの高級感に加えてスポーティな性能も楽しめるでしょう。
パナメーラのスペック |
|
新車価格 |
1,249万円 |
ボディサイズ |
全長5,049mm×全幅1,937mm×全高1,423mm |
排気量 |
2,894cc |
最高速度 |
270km/h |
<h3>ポルシェ タイカン</h3>
タイカンは、ポルシェ初のEVモデルです。ボディタイプはセダンとグランツーリスモ(ステーションワゴン)の2種類となっています。800Vのバッテリーを積んだタイカンの航続距離は約310kmです。EVとはいえ、ポルシェらしいスポーティーな走りを味わえます。
タイカン(セダン)のスペック |
|
新車価格 |
1,203万円 |
ボディサイズ |
全長4,963mm×全幅1,966mm×全高1,395mm |
バッテリー総容量 |
79.2kWh |
最高速度 |
230km/h |
ポルシェをお得に乗るなら中古車がおすすめ!
ポルシェに乗りたいという方の懸念点には、価格が高くて手が届かないというものもあるでしょう。それでもポルシェを諦められないという方におすすめなのは「中古車」の購入です。
中古車と聞くと新車に比べて状態が悪い、保証の内容が充実していないという点を懸念する方もいると思いますが、実際にはどのような条件で車を購入できるかについてここではご紹介します。
よい状態の車が安く購入できる可能性がある
ポルシェのような高級車に分類されるモデルは、メンテナンスが丁寧に行われる傾向にあります。車検以外の点検や整備に手が行き届いた中古車を選ぶと、価格を抑えながら良好な車が手に入るかもしれません。
中古車の状態を詳しく知りたいという方は、販売店に修復歴の提示を求めることもできます。「前のユーザーがどのように車を扱っていたか」を確認することで、状態の悪い車を買ってしまうという事態を避けることができるでしょう。
業者によっては中古車にも保証が付く
中古車販売店によっては、中古車であっても新車同様に長期の保証をつけることができます。ただし、国産車に限る場合もあるため注意が必要です。車の状態が良いとはいっても、新車に比べると故障の頻度が高くなることは避けられないためきちんと確認しましょう。
ネクステージでは、ポルシェの中古車にも適用可能な保証サービスをご提供しています。希望に合わせて最大3年間利用できるサービスです。詳しい内容が知りたいという方は、お気軽にネクステージまでお問い合わせください。
まとめ
輸入車の販売価格は生産国ドイツと日本で比較した場合、100万円以上にもなる場合もあります。しかし、重要なのはトータルでかかる費用です。車の購入を検討の際は、購入費用や輸送費用・購入後にかかる維持費についてもきちんと考慮するとよいでしょう。
2022年1月現在ではポルシェから6種類のラインアップがあり、価格・スペックなどさまざまです。しっかりと情報を収集した上で自分の好みのモデルをみつけ、価格が高すぎる場合には中古車の購入も視野にいれるとよいでしょう。ネクステージでは人気車種を多数取り扱っていますので、購入や買い替えの際にはぜひご相談ください。
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