ベントレー ベンテイガの燃費を紹介!最高級のSUVの特徴もチェック
ベントレーは100年以上の歴史を持つイギリスの高級自動車メーカーです。同じイギリスのロールスロイスと双璧となるほどのラグジュアリーさが特徴で、どのモデルも職人によるハンドメイドで仕立てられています。
2015年、ベントレーは初のSUVモデルとなる「ベンテイガ」を発表し、発売するやいなや世界中から注目を集めました。日本国内でも2016年から販売が始まり、ベントレーとしては異例の販売台数を記録しています。この記事では、そんなベンテイガの特徴やエンジンラインアップ、燃費性能などを紹介します。
※目次※
1.イギリスの高級自動車メーカー「ベントレー」のSUV「ベンテイガ」
・ベンテイガはベントレー初のSUVモデル!
・高級SUVらしく、クラフトマンシップが随所に見られるベンテイガの仕立て
・流通量が少ないベンテイガを中古で検討するなら、ライバル車も含めて検討しよう
イギリスの高級自動車メーカー「ベントレー」のSUV「ベンテイガ」
欧州のラグジュアリーブランドに数えられるベントレーは、2015年にSUVのベンテイガを発表し、日本国内では2016年から発売が始まっています。
ベンテイガはベントレーらしいクラフトマンシップによって製造されたSUVで、これまでのベントレーの歴史を踏襲しつつ、モデルとしては新たなカテゴリーへの挑戦となりました。
まずは、ベンテイガとはどのようなSUVモデルなのか、由来や特徴などを深掘りしていきましょう。
由来は自然から作られた造語
「ベンテイガ」の由来は、スペイン領のカナリア諸島にある「Roque Bentayga(ロケ・ベンテイガ)」と言う岩山と、ロシアにある針葉樹林の「Taiga(タイガ)」を融合させ作られた造語です。
「険しい岩山からツンドラ地帯などあらゆる道を走れるベントレー」という意味を持たせ「ベンテイガ」と名付けられました。日本では2016年に発売されて以降、販売台数を伸ばしており、現在は新しいユーザー層獲得に力を入れています。
また世界初の最高時速300km/hオーバーのSUVであり、前代未聞の記録を出したことは日本でも話題となりました。
優雅なBラインのSUV
ベンテイガは、ベントレー史上初のSUVモデルです。最も目に付くフロント部分の「B」をモチーフにしたエンブレムがベントレーらしさを強調しており、高級感が漂います。
フロント部分の「B」に加え、この他にも4つのホイールや両サイドのウィングベントとリアのコンビネーションランプなど外装だけで10個の「B」を使用しています。
特に新興国の富裕層は、ブランドを保持していることの所有欲を重要視します。そのためブランドモチーフを多く使って、周りに所持していることをアピールできるようにすることは、所有欲を満たしつつ、ブランドイメージをアップさせようとする企業側の戦略ともいえるでしょう。
ベントレー ベンテイガの燃費はどのくらい?
2015年に発表されたベンテイガに搭載されていたエンジンはW型12気筒の6.0Lでした。その後、エントリーグレードとなるベンテイガV8が追加で導入され、2018年にはV型6気筒の3.0Lエンジンにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルも発表しています。
直近ではホイールベースを180mm延長させた「ベンテイガEWB」もラインアップされ話題となりました。
ベンテイガは3種類のエンジンタイプがある
ベンテイガのエンジンは3種類のラインアップがあり、発売当初から用意されているのがW型12気筒の6.0Lで、現在はV型8気筒の4.0LとV型6気筒3.0Lのプラグインハイブリッドも加わっています。W12気筒はフラッグシップモデルのベンテイガスピードに搭載されています。
ベンテイガのグレードごとの燃費
ベンテイガのオーナーで燃費性能を購入理由に挙げる方は少ないですが、ここでは3種類のエンジンと燃費を比較してみましょう。燃費はWLTPの数値となっていて、世界共通の測定方法により公開されています。
型式 |
W型12気筒ツインターボTSI |
V型8気筒ツインターボ |
Eモーター+V型6気筒ツインターボ |
排気量 |
5,945cc |
3,996cc |
2,994cc |
最大トルク |
900Nm/ 1,750-4,500rpm |
770Nm/ 2,000-4,500rpm |
700Nm |
燃料消費量 |
14.7L/100km |
13.0L/100km |
3.4L/100km |
以下がグレード別の使用エンジンです。
グレード |
ベンテイガ スポーツ |
ベンテイガS |
ベンテイガアズール |
ベンテイガオデッシアンエディション |
ベンテイガ |
使用する エンジン
|
W型12気筒ツインターボTSI |
V型8気筒ツインターボ |
V型8気筒ツインターボ |
Eモーター+V型6気筒ツインターボ |
V型8気筒ツインターボ |
ベントレー ベンテイガの特徴
ベントレーのエクステリア・インテリアデザインからは、他メーカーのSUVとはひと味異なる雰囲気が感じられます。ここからは、エクステリア・インテリアについて、主な特徴を詳しく見ていきましょう。
外観の特徴
まず目に留まるのは、大型のメッシュグリルではないでしょうか。フロントグリルの両側には、82個のLEDをあしらった、だえん形のヘッドランプが採用されています。現行モデルはマイナーチェンジ前の丸目デザインより、モダンでスポーティな印象です。
新型モデルでは、バンパー・フェンダー・ボンネットもベントレー最新デザインの新設計となっています。リアコンビネーションランプもだえん形が採用されており、アグレッシブさが高まりました。
内装の特徴
ベンテイガの内装には、高品質素材が採用されイギリスらしいモダンな雰囲気です。全て職人が手掛けるクラフトマンシップを貫き、多くの部分がオーダーメイドによって作られています。
ベンテイガスピードは、さらに優雅さを強調したデザインです。メーター回りのパネル・ルームランプ・ブレーキカバーなどを、自分好みにカスタマイズできることは魅力です。
新型ベンテイガでは、インフォテインメントシステムが一新されています。最新デジタルテクノロジー搭載ながらも、くつろげるラグジュアリーな雰囲気が特徴です。
ベントレー ベンテイガの歴史
2015年に発売がスタートしたベントレー初のSUVとなるベンテイガは、瞬く間に世界の富裕層に支持され販売台数を伸ばしました。
日本では2016年から発売がスタートしており、それまでベントレーの支持層ではなかったユーザーもベンテイガには興味を持ち、現在はベントレー販売の中心になっているモデルです。2023年4月の時点では、ベンテイガEWBを合わせると7グレードが国内で購入でき、エンジンは3種類です。
ベンテイガの発売の歴史
ベントレー ベンテイガは2012年ジュネーブモーターショー12に「EXP 9 F」ベースモデルを出展したのがはじまりです。ベントレーにとって久々にSUVを提案したもので、市場参入への可能性を模索した一台でした。
それから3年後の2015年9月、ベンテイガの6LW12ツインターボがフランクフルトモーターショー2015で市販版として公開されます。同年12月、日本でも注文の受付が開始されました。
2018年1月にはV8エンジンのベンテイガ、同年3月にベンテイガ ハイブリッド、2019年2月にベンテイガ スピードを発表し、ベントレーは徐々にSUV市場の拡大を図っています。
日本での販売
日本では、2016年6月にベントレー モーターズ ジャパンがベンテイガの日本導入を発表し、実車を公開しています。
2017年には限定車「オニキス エディション」が販売され、2020年には大幅改良が施された新型ベンテイガが登場しました。モデルチェンジを機に、さらにハイパフォーマンスモデルである「ベンテイガ スピード」が追加設定されています。
2021年11月には、ベンテイガのハイブリッドモデルの日本導入が発表され、現行モデルではガソリン・ハイブリッドの3種類から選択可能です。
ベントレー ベンテイガの販売金額の目安
職人によるハンドメイドで仕立てられた内装などベンテイガはラグジュアリーSUVとしての多くの魅力を持っています。それだけに販売価格は高価で、エントリーモデルでも2,400万円に達します。
ここにオプションを追加すると3,000万円に近づくプライスタグとなり、誰もが購入できるモデルではありません。ただ、中古車では比較的求めやすい価格帯のモデルも存在します。
2,000万円超えの最高級車
ベントレーは、モデルチェンジに合わせ価格設定を見直しています。2023年4月現在、現行モデルの新車価格は2,405万8,000円~3.573万9,000円です。ロールスロイス カリナンの新車価格には及ばないものの、メルセデス・ベンツ Gクラスやランボルギーニ ウルスとともに高級路線を貫いています。
また、オプション設定の豊富さは、ベントレーベンテイガの魅力です。安全性能パッケージに加え、エクステリア・インテリア・ホイールなど多岐におよびます。各オプション価格を計算した購入総額を確認しましょう。
中古車も流通している
ベントレー ベンテイガは、中古車市場での購入が可能です。ただし、流通量はさほど多くありません。良質な中古車の流通は、タイミングが関係します。そのため、気になる場合はこまめにチェックしましょう。
また、ベンテイガは内装を自分好みにカスタマイズできるため、中古車を選ぶ際にもどのような内装かをきちんとチェックすることが大切です。
ベントレー ベンテイガと一緒に検討したい高級SUV2選
ベンテイガは生産台数が限られているため希少車種であることは間違いないです。そのため中古車市場で流通する台数も少なく、タイミングが合わないと巡り合えないかもしれません。
ここでは流通量の多い輸入車のSUVをピックアップしているので、参考にしてみてください。
ランドローバー レンジローバー
ベンテイガとも比較対象になるのが、イギリスが誇るラグジュアリーSUVのレンジローバーです。イギリス王室も所有する由緒あるモデルながら、本格的なオフロード性能も兼ね備えています。
2021年に5代目へと移行し、レンジローバーとしては初の3列シートタイプもラインアップされました。
ランドローバー レンジローバー |
|
最高値 |
2,050万円 |
最安値 |
698万9,000円 |
ジャガー Fペイス
ジャガーもイギリスを代表する自動車メーカーで、2015年に登場したFペイスは同社として初めて生産されたSUVでした。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボチャージドディーゼルと、2.0L直列4気筒ターボチャージドガソリンエンジン、インジニウム2.0L4気筒ターボチャージドガソリンエンジン、3.0LV6スーパーチャージドガソリンエンジンです、なお、ハイパフォーマンスモデルの「SVR」は5.0Lスーパーチャージャーを搭載しており、SUVのスーパーカーとして注目されています。
ジャガー Fペイス |
|
最高値 |
1,558万9,000円 |
最安値 |
219万9,000円 |
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GLC
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まとめ
ベントレーらしいクラフトマンシップの詰まったベンテイガの魅力は、なんといってもその高級感です。ベントレーのブランドを一躍広めたのが同社初のSUVとなったベンテイガです。今後も高い人気を維持していくでしょう。
高級車SUVとしての地位を築くベンテイガですが、それでも限られた販売台数なので中古車市場で見付けることは難しいでしょう。ネクステージではベンテイガ以外のラグジュアリーSUVを多数取りそろえているので、ぜひWebから検索してみてください。
■ライタープロフィール
真鍋裕行
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作(雑誌、Web、アプリetc)に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。
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