中古車「フェラーリ テスタロッサ」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
テスタロッサは、フェラーリがかつて販売していたスポーツカーです。数多くある自動車の中でも非常に高価な車ですが、新車に比べて中古車は安く手に入りやすいといったイメージや旧車への憧れから生産終了車の購入を考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フェラーリ テスタロッサの特徴や中古車の流通状況、購入時のチェックポイントなどを紹介します。
テスタロッサのライバル車についても併せて紹介するので、スポーツカーを網羅的に探したい方も必見です。自分の興味や趣向にマッチした車を選び、快適で楽しいカーライフを送りましょう。
※目次※
1.中古車「フェラーリ テスタロッサ」は512BBiの後継車!
・テスタロッサはフェラーリが1980年代に生産・販売していた高級スポーツクーペ
・5Lクラスの水冷水平V型12気筒エンジンを搭載していて、最高出力287kW、最高速度290km/hと走行性能が高い
・生産終了から時間が経過しているため中古車の流通台数が少ない!フェラーリの中古車を探すならネクステージをチェックしよう
中古車「フェラーリ テスタロッサ」は512BBiの後継車!
テスタロッサは1984年に登場した512BBiの後継車
テスタロッサはフェラーリが製造・販売していた車で、512 BBiの後継車種として1984年に登場しました。走行性能を重視した車で、スーパーカーらしいフォルムも相まって1980年代の名車として知られています。
先代の512 BBiと比較すると、サイドインテークが大型化するなどいくつか改良されたポイントがあるのが特徴です。
数は少ないものの、2022年時点でも中古車も流通しています。高価な車で入手難易度が高いものの、スーパーカーを購入したいと考えている方は一度チェックしてみてもよいでしょう。
後継車種はフェラーリ 512TR
テスタロッサの後継車種は、1991年に生産が始まった512 TRです。512 TRの開発にあたっては車内空間を再設計し、より快適性が高い車に仕上がっています。
スポーツカーとしての走行性能を高めるために、エクステリアデザインを改良してエアロ性能を高めたのも特徴的なポイントです。
搭載しているエンジンは5LクラスのV12エンジンでテスタロッサと大きく変わっていませんが、最高出力が315kW、最高速度が313.8km/hと性能が上がっています。512 TRはテスタロッサを順当進化させた車といえるでしょう。
テスタロッサの中古車は少ない
生産終了してからかなりの時間が経過しているため、流通しているテスタロッサの中古車は少なくなっています。これから中古車を購入しようと考えている方は、販売されている全ての車を比較・検討するとよいでしょう。なお、テスタロッサの基本的なスペックは以下の通りです。
ボディタイプ |
2ドアクーペ |
ボディサイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,485mm × 1,976mm × 1,130mm |
エンジン |
水平V型12気筒縦置き |
排気量 |
4.943L |
最高出力 |
287kW |
最高速度 |
290km/h |
テスタロッサ以外のフェラーリのおすすめ車種
812GTS
フェラーリ製のコンバーチブルカーに興味がある方には、812GTSがおすすめです。6.5Lの65°V型12気筒NAエンジンを搭載しており、大排気量エンジンのパワーを活用した力強くスポーティな走りを楽しめます。
スポーツカーらしいワイド&ローのエクステリアデザインは健在で、走行時にスピード感を味わいたい方にもおすすめです。
最高速度が340km、停止状態から200km/hまでの加速性能が8.3秒と高い走行性能を発揮してくれるため、サーキット走行も十分に楽しめるでしょう。
296GTB
「296GTB」は、フェラーリが生産しているプラグインハイブリッドカーのひとつです。3Lクラスの120°V型6気筒エンジンとモーターを組み合わせることで、最大出力610kW、最大トルク740N・mのパワーを発揮します。
デザインはエアロ性能を重視したものになっており、高速走行時やコーナリング時にも安定した走りを見せてくれるでしょう。フェラーリのハイブリッドカーに魅力を感じる方や、高い走行性能を味わいたい方は、ぜひ296GTBを検討してみてはいかがでしょうか。
296GTS
296GTBをコンバーチブルカー化した1台が「296GTS」です。搭載しているエンジンや基本的な走行スペック、デザインコンセプト、エアロ性能は296GTBと変わりません。プラグインハイブリッドシステムも296GTBと同様に搭載しているため、エンジンとモーターを組み合わせたパワフルな走りを楽しめるでしょう。
状況に応じてルーフを開け、オープンカーとしての走りを楽しみたいのであれば、296GTSを選ぶのがおすすめです。
F8 Spider
シンプルかつスーパーカーらしいデザイン、120°V型8気筒4Lエンジンのパワーを生かしたスポーティな走りを楽しみたいのであれば、F8 Spiderを検討してみてはいかがでしょうか。
停止状態から200km/hまでの加速は8.2秒となっており、6.5Lクラスのエンジンを搭載した812GTSと同等です。ダウンサイジングしたエンジンを搭載していながら十分な走行性能を確保しているため、サーキット走行も楽しめます。
F8 Spiderもコンバーチブルカーなので、状況に応じてルーフを開けることで爽快感があるドライブを味わえるでしょう。
中古車「テスタロッサ」の特徴
5Lクラスの水冷水平対向12気筒DOHCエンジンを搭載
テスタロッサは、高い走行性能を確保するための十分なパワーを発揮してくれる5Lクラスの水平V型12気筒エンジンを搭載しています。これにより、最高速度290km/hを実現しました。スポーツカーとしてふさわしい高性能エンジンといえるでしょう。
エンジンのシリンダーヘッドが赤く塗装されているのもテスタロッサの特徴です。これは、テスタロッサという車名が「赤い頭」を意味するものであることに由来しています。
走行性能に優れた80年代のフラッグシップカー
スポーツカーとして求められる走行性能を確保し、力強い走りや安定した高速性能を楽しめます。テスタロッサは、車両の中心付近にエンジンを設置するMRレイアウトで設計しており、これは2022年時点でもスポーツカーとして一般的な設計です。
MRレイアウトは走行性能を高め、コーナリング時の安定性を高めると同時に車高を低くし、エアロ性能を高められるのがメリットといえるでしょう。
搭載している大排気量エンジンは、最大出力が287kWに達します。走行性能を重視する設計にすることで、当時のフラッグシップカーとしてふさわしい走りを見せてくれる車に仕上がりました。
エクステリアデザインはスポーツカーらしいワイド&ロー
テスタロッサのエクステリアデザインは、サーキット走行を重視したMRスポーツカーとして一般的なワイド&ローの作りです。全高が1,130mmと一般的なクーペと比較すると低く、エアロ性能を重視しています。
サイドに目を向けてみると、5枚構成のサイドフィンが目立つでしょう。サイドフィンもテスタロッサの特徴的なポイントで、エアロ性能を損なわないようにしながらパーツ類をきちんと冷却するために搭載しています。
十分な居住空間を確保
スポーツカーには走行性能を重視する反面、車内空間が狭く居住性に劣る車も存在します。しかし、テスタロッサは十分な車内空間を確保しているのも魅力です。居住性や積載性を重視した車に比べると狭いものの、快適に運転を楽しむために十分な空間を有しています。
高い走行性能だけではなく、長距離走行を快適に楽しめる車内環境を重視している方にもおすすめの1台といえるでしょう。
インテリアはシンプルで落ち着いてドライブを楽しめる
インテリアも高級スポーツカーらしく、シンプルで落ち着いていながらも上質な仕上がりです。シートには高級マテリアルとして知られているアルカンターラを使用しています。
高級車としてふさわしい上質な車内空間を実現しており、長距離ドライブからサーキット走行までさまざまなシーンで快適なドライブを楽しめるでしょう。乗る人にフェラーリの歴史を感じさせる重厚感がある作りなのも魅力です。
中古車購入時にテスタロッサと比較したいライバル車種5選
日産 GT-R
「GT-R」は日産を代表するスポーツカーです。国産スポーツカーを検討対象に含めている方にとっては、見逃せない車といえるでしょう。4WD車であるため、積雪路をはじめとしたオフロードもある程度走行できるのが魅力です。
4Lクラスの水冷V型6気筒エンジンを搭載しており、419kWの最大出力を発揮します。スポーツカーとして十分な性能を備えた1台といえるでしょう。
リアシートを設置していて最大4人乗車できるのもうれしいポイントのひとつです。快適性に問題があるため常時リアシートを必要とする方には向いていませんが、臨時で利用する場合は大きな問題にはならないでしょう。
(参考:『日産 GT-R』)
レクサス RC F
レクサスのフラグシップスポーツクーペに位置付けられているのが「RC F」です。5Lの水冷V型8気筒エンジンを搭載しており、354kWの最大出力を確保しています。
現行車種としてラインアップされている車で、エンジンの改良も進んでいるため同じ排気量でありながらテスタロッサより出力が大きいのが特徴です。
デザインはスポーツクーペらしくワイド&ローに仕上がっていますが、テスタロッサより全幅がやや狭めです。4人乗車も可能なため、ある程度の実用性を求める方にも向いています。
(参考:『レクサス RC F』)
PORSCHE 911 Carrera
走行性能を重視した高級スポーツカーを探している方には、「911 Carrera」がおすすめです。クーペ・カブリオレ・タルガの3車種をラインアップしており、好みに応じて車種を選べます。
ポルシェ車を特徴付ける水平対向エンジンを搭載しており、最高出力は283kW、最高速度は293km/hです。
シートにはホールド感が高いものを使用しており、高速走行時やコーナリング時でも安定したドライビングポジションを維持できます。ステアリングホイールから手を離さずにさまざまなシステムを操作できる機能も搭載しているため、快適なドライブを楽しめるでしょう。
BMW THE 4
「THE 4」は、より購入しやすい価格帯のスポーツクーペを探している方におすすめの1台です。グレードによって搭載しているエンジンが異なり、2Lの水冷直列4気筒と3Lの水冷直列6気筒の2種類をラインアップしています。
3Lのエンジンを搭載しているグレードは最高出力が285kWのため、走行性能を重視したスポーツクーペと同じようなフィーリングの走りを楽しめるでしょう。
(参考:『BMW THE 4』)
Lamborghini AVENTADOR LP 780-4 ULTIMAE
テスタロッサとよく似たスタイルの高級スポーツカーを探している方は、ランボルギーニの「AVENTADOR LP 780-4 ULTIMAE」を検討してみてはいかがでしょうか?6.5Lの60°V型6気筒NAエンジンを搭載しており、最高出力は574kW、最高速度は355km/hです。
全高が1,136mmと低く、よりスタイリッシュでスピード感をイメージさせるデザインに仕上がっています。MRレイアウトが多いスポーツカーとしては珍しく、4WDシステムを搭載しているのも魅力です。
フェラーリ テスタロッサの中古車価格相場
フェラーリ テスタロッサは中古車でも高価なため、どの程度の価格で流通しているのか気になる方も多いのではないでしょうか。以下にネクステージで販売中のテスタロッサの中古車価格をまとめました。
最低価格 |
- |
最高価格 |
- |
(2022年9月20日時点)
生産終了から時間が経過しており、当時多くの車両が販売されたわけでもないため中古車市場に流通している台数が少なく、ネクステージでの取り扱いはありません。テスタロッサの中古車を購入する場合は、定期的に中古車市場をチェックしておくことがおすすめです。
また、テスタロッサにこだわらずに高級スポーツクーペを探しているのであれば、ライバル車も検討対象に含めることも検討すると良いでしょう。
まとめ
フェラーリ テスタロッサは1980年代に生産されていた高級スポーツカーで、2022年時点でも一定の需要がある車です。高い走行性能と特徴的なデザインに魅力を感じている方もいるでしょう。
しかし、生産終了から長い時間が経過しているため、中古車の台数が少なく探すのが難しい状況です。高級スポーツクーペを購入したい方は、より自分にマッチした車を探すためにもライバル車を含めて検討することをおすすめします。
ネクステージでは国産車だけでなく輸入車のスポーツカーの中古車も多数販売しており、自分好みの1台を探すことが可能です。気になる車両を近くの店舗に取り寄せて試乗することもできるので、まずはWebサイト上で気になる1台を探してみましょう。