BMWZ4 ROADSTAR|カーライフ

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看護士として勤務している隣さん。患者さんと向き合う毎日はアッという間に過ぎていく。今が一番、時間の流れを早く感じる時期だと話す。隣さんは看護士の卵。だから優先順位のトップは仕事だ。休日に訪れる図書館も、普段の仕事に役立つ知識を勉強しに来ている。
「自然と集中できるあの空間が好きなんです。新生児や未熟児の赤ちゃんのことについて、自分なりにもっと勉強しておきたいことがあるので、レファレンスコーナーという場所で勉強してます。雑音のない場所に身を置くと頭に入りやすいし」。
看護士になるための資格取得、そのための勉強も大変だった。けれどその時期があったからこそ勉強が好きになったと隣さんは話してくれた。
「あの頃が人生で一番勉強した時期かな(笑)」

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清潔感ある白衣の上に見える淡い水色の聴診器。一見すると本当に「綺麗な首飾り」に見えなくもないこの大切な医療道具は、隣さんの毎日の仕事を支える欠かせないもの。小児科に勤務する彼女だが、そのキッカケは何だったのだろうか。
「いとこにも看護士さんがいたし、まわりの友人の中にも看護士を志す人は多かったんです。だから看護士という職業は身近にありました。小児科にした理由? ウ〜ン、私は新しい命を守る立場にいたかったということかな。もちろん外科も内科もどれも大事なお仕事なんですけどね」。
看護士という仕事はひとりの患者さんと真正面から向き合わないといけない。それゆえの大変さを、仕事を始めて間もない隣さんは感じている。
「仕事はやっぱり大変ですよ。患者さんに信頼してもらって病気やケガを治していかないといけないし、勤務には夜勤だってあるから生活のリズムも崩れてしまいそうになる。でも大変なのはわかっていたことだし、それに看護士をしている私のいとこは、人前で『疲れた』とか『仕事が大変』とは絶対に言わないんです。そんな姿を見てると、頑張ってるなぁって思う。弱音を吐かない姿、尊敬してます」。
目の前にお手本となる先輩がいることほど、心強いことはない。隣さんにとっての現在の期間は、きっといろんなことを吸収しているとても大事な時期なのだろう。看護士としても、ひとりの人間としても。
「私も笑顔でみんなと接することができる、これからもそんな看護士になれるように頑張ります! だからこそもっと毎日、頑張っていかなきゃいけないなぁとは思ってるんです」。
休日には自ら進んで図書館で勉強、それでもまだ足りないという彼女の熱意に脱帽した。

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実は隣さんが看護士を目指す、ひとつのキッカケになった出来事があった。
「去年になるんですが、自分にとってかなりの大失恋を経験したんです。もう数日間は立ち直れないような…。でも、何ヶ月かして時間が流れてようやく冷静になれたんです。そこから立ち直ってイチから頑張ろうと思った時に、自分に自信が持てるようになりたいなって思ったんです。パートナーと呼べる異性がいなくても、きちんと自分ひとりで自立できている、そんな女性になろうって決めたんです」。
つらい時期を経験した隣さん、自分に自信を持ちたいという延長線上にあったのが、看護士、そしてそれになるための資格取得だったというわけだ。
「それまでの私は、はっきり言い切ってしまうと何もなかった。そんな気がしたんです。だからこそ、パートナーがいなくても自分だけでやっていけるためのモノ(自信)が欲しかった」。では、それに気付くことができたというだけでも、今回の大失恋は彼女にとってプラスだったのでは?
「うーん、いまになればこそそう思えるけど…。大失恋直後はもうホントに何も出来なかったぐらいですから。けど、こうやって看護士として働けているのはあの事があったから。だからそうなるのは運命だったのかもしれませんね。」

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看護士にとって大切なものは知識? それとも経験ですか?
そんなイジワルな質問を投げかけてみた。「もちろん両方とも大事ですけど…」と話したあとで、続いたのは「患者さんの気持ちを理解してあげるのも、大切なことだと思います」と隣さんは答えてくれた。年齢も性別も違えば抱えている病気の軽度も違う、そんな患者さんの気持ちを1から10まで理解するのはひょっとしたら無理なことなのかも知れない。けれどいつか「私の気持ちと患者さんの気持ちが=(イコール)で結ばれたなら」と隣さんは願っている。同一線上で語るのは間違っているかもしれないけれど、恋愛も仕事でも、ひととまっすぐに向き合う。それがきっと隣さんの生き方の気がする。

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看護士にとって大切なものは知識? それとも経験ですか?
そんなイジワルな質問を投げかけてみた。「もちろん両方とも大事ですけど…」と話したあとで、続いたのは「患者さんの気持ちを理解してあげるのも、大切なことだと思います」と隣さんは答えてくれた。年齢も性別も違えば抱えている病気の軽度も違う、そんな患者さんの気持ちを1から10まで理解するのはひょっとしたら無理なことなのかも知れない。けれどいつか「私の気持ちと患者さんの気持ちが=(イコール)で結ばれたなら」と隣さんは願っている。同一線上で語るのは間違っているかもしれないけれど、恋愛も仕事でも、ひととまっすぐに向き合う。それがきっと隣さんの生き方の気がする。

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仕事に恋愛、そして隣さんを形成するいくつかのキーワードが「クルマ」と「エルビス・プレスリーの音楽」、そして「洋服」だ。
「クルマは好きですよ、前もBMWに乗ってたし。単純にオープンカーへの憧れっていうのもあったんです。最近は忙しくてあまりどこにも行けていないんですけど、幌を全開にして風を感じながら思いきり遠くまで行ってみるなんて最高ですよね。クルマで走っていると、すごくいいストレス発散になるんですよ。あ、クルマと音楽、洋服に関連するキーワードは、全部。ストレス発散につながるっていうことかな」。
R&B or ヒップホップ。いまの20代前半の女性に「好きな音楽のジャンルは何ですか?」という質問をぶつけると、大体この2つの中から答えが返ってくるケースが多い(あくまで所感ではあるけれど)。けれど隣さんの答えはズバリ「エルビス・プレスリー」。 「プレスリーもそうなんですけど、60年代の音楽全般が好きなんです。ジャンルでいうとロカビリーっていうとわかりやすいのかな。親が好きだったんですね、プレスリーを。だから小さい頃から家やクルマの中でよく曲が流れてました。そんな環境だったから、私も自然とプレスリー大好きになっちゃったんです」。
音楽を聴くのはもっぱらお店に備え付けられたスピーカーから。大音響で聴けばオールディーズのバンドサウンドは、また違って耳に届くのだろうか。
「'60年代の音楽が大好きな人が集まるお店が名古屋市内にあって、そこはよく行きます。音楽はストレス発散してくれるものだから、気分がいいと踊ったりもして。そのお店自体もすっごく面白くて、お客さんがみんなリーゼントで来たりとか。みんなが'60年代の音楽好き。そんな空間も居心地がいいんでしょうね」。

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イタリア料理 三雀庵

ちょっぴりいいレストランで食事と会話を楽しむのも欠かすことのできない大事な時間のひとつだ。
「結構、頻繁にレストランに行く方だと思います。美味しいものを食べると幸せな気分に浸れるし、心からリラックスできますから。他にも理由はいろいろとあるけれど、自分へのご褒美というのを口実に足を運んでるんです(笑)。レストランではゆっくり時間をかけて食べたいから、いつも決まってコース料理をオーダーしますね。お料理と一緒に大好きなワインを飲むことも大切! もちろん、そんな時に一緒に側にいてくれる友人も私にとっては欠かすことのできない存在です。美味しいものを食べたいっていうそれだけじゃなくって、そのひとに会って話しを聴いてもらったり、聴いてあげたい。そういうのも楽しいんでしょうね、きっと。ただ食べたいだけじゃないってことです!」。

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「洋服も大好きで、好きなブランドとかジャンルも幅広いんです。フリフリの付いてるようなガーリーなものから、ボーイッシュまで何でもOKって感じ(笑)。一着での着回しをあまり考えずに直感で洋服を買い揃えていくのは、日によっていろんなものを着たいという願望からです」。
 制服である白衣を着ない日は、いろんなスタイリングの隣さんが現れる。レストランへ向かうドレスアップしたときも、BMWのドライバーズシートに身を任せるときのようなアクティブなスタイリングの彼女もきっと、どっちも本当の彼女に違いない。
 答えを導き出す一番の方法は聴診器を当てて聴いてみることだ。彼女のことをいつも近くで見続けているZ4に。

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「病院の中ってみんなが素になれる場所だと思うんです。無防備でもあるけれど、ひとりの人間として身体も心も素直になれる、そういう場所じゃないですか。だからこそ看護士である私も素直な気持ちで、そして笑顔でみんなと接していける、そんな看護士さんになれたら嬉しいです。まだまだ勉強中ですけどね」。
毎日が勉強だという隣さん。ホッと一息付きたい時には、お気に入りの洋服に身を包みZ4のステアリングを握りリフレッシュするドライブへと繰り出すこともあるだろう。もう少しだけ時間が流れて、もっともっと成長した隣さんがカーステレオから聴くエルビス・プレスリーは、きっといつも以上にご機嫌なナンバーを聴かせてくれるに違いない。
「恋愛相談!? もちろん乗りますよ、これからも。その時にはもっと大人の解答だってできるはず!(笑)」

Photographs by Takayo Nishiwaki Text by Eiji Kito Creative Direction & Art Direction by Akihiro Imao

 

 

 

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