タントにチャイルドシートを取り付ける際のポイントとは?
子供が生まれた際に乗り換える人気車種として、「タント」が挙げられます。タントは、取り回しや燃費に優れ、広い室内空間をもっていることが魅力です。しかし、タントにチャイルドシートを取り付ける方法が分からない、という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、タントにチャイルドシートを取り付ける際のポイントを解説していきます。取り付け方が分かり、安心してタントに買い替えることができますので、ぜひチェックしてみましょう。
※目次※
・チャイルドシートは、子供を守る重要なアイテム!正しい取り付け方をしっかりと把握しよう
・タントは、室内空間の広さや便利な機能性など、子育て世代の方にとって利便性の高い車である
・タントに乗り換えるのであれば、ほぼ新車の「新古車」がおすすめ。タントの新古車を多数そろえているネクステージに相談してみよう!
チャイルドシートを購入する前に知っておきたいポイント
まずは、チャイルドシートの概要について知識を深めていきましょう。チャイルドシートはさまざまなタイプの製品が販売されており、積載する車によって相性の良し悪しもあります。さらに、チャイルドシートの取り付け数などに関する法規制もありますので、しっかりと確認して法律を遵守することも重要です。
チャイルドシートの種類
チャイルドシートには5種類存在し、子供の年齢によって以下のような種類に分かれています。
1 乳児用
乳児用は、新生児~1歳頃までの使用に適しています。特徴は、進行方向とは逆向きに設置することと、ベビーキャリーとしても使用できることです。
2 乳児・幼児兼用
新生児~4歳頃までの使用に適したチャイルドシートです。進行方向と逆向きにしたり、子供の成長に合わせて進行方向に設置したりすることもできます。
3 乳児~学童用
新生児~7歳頃まで使用することができますので、着用義務年齢の6歳未満までカバーできます。コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
4 幼児~学童用
1~11歳頃まで使用できます。進行方向に設置するのが特徴です。
5 学童用
3~11歳頃まで使用できるタイプで、比較的安価であることが魅力です。
選択を誤ると、事故の際に子供を守ることができません。子供の年齢に合わせたチャイルドシートを使用しましょう。
ドアタイプ別で使い勝手の良いチャイルドシートが異なる
スライドドアか普通のドアかによって、使い勝手の良いチャイルドシートが異なります。
スライドドアは、子育て世代の方に人気の高いタイプです。すぐ隣に壁や車がある狭い駐車場でも、快適に乗り降りできるところが魅力です。しかし、後ろから見るとドアが開いていることに気付きにくく、急に子供が飛び出して後続車と接触する危険性があります。
普通のドアは、開閉時にあまり力がいらないという利点があります。しかし、狭い場所では乗り降りしにくいことがデメリットです。ドアタイプも検討したうえで選びましょう。
5人乗りのタントでのチャイルドシート取付数
タントに大人2名と12歳未満の子供3名の計5人が乗車した場合、ケースによってはチャイルドシートの取り付けが免除されることがあります。
これは「道路交通法施行令」によって定められており、乗車定員の範囲内において、チャイルドシートを設置すると5人全員が乗れなくなる場合のみの特例です。しかし、乗車している子供全てが免除されるわけではなく、可能な限り多くのチャイルドシートを設置しなければなりません。
チャイルドシートの取り付け数に疑問を感じたら、最寄りの警察署に問い合わせるとよいでしょう。
タントへのチャイルドシートの取り付け方
子供が生まれてタントへ乗り換えて、いざチャイルドシートを取り付けようと思っても、取り付け方を把握していないと苦労することになります。実際の取り付けは、慣れていないとスムーズにいきません。また、取り付け方は全ての製品で同じではありませんので注意が必要です。基本的な部分を把握し、製品によって臨機応変に対応できるようにしましょう。
チャイルドシートを取り付ける座席を確認する
まずは、チャイルドシートをどの座席に取り付けるのかを確認しましょう。法律上は、チャイルドシートは前席後席関係なく、設置できます。
しかし、製品によって、取り付ける座席の位置は異なります。誤った座席に設置すると、事故の際に衝撃から子供を守れない恐れもあります。説明書をよく読み、指定されている設置場所を把握しましょう。
チャイルドシートにシートベルトを通しバックル部分を固定する
設置する座席が決まったら、シートベルトで固定します。その際、前向きのチャイルドシートの場合は、チャイルドシートの背もたれと座席の間に隙間ができていないかチェックします。隙間があると、事故の際に衝撃を受け止められなくなるので危険です。
隙間のチェックが済んだら、チャイルドシートの下部からシートベルトを通し、バックル部分を固定しましょう。
シートベルトをしっかり引っ張り動かないよう固定する。
シートベルトをチャイルドシート下部から通したら、シートベルトをしっかり引っ張りましょう。チャイルドシートが強力に固定されます。
前向きの場合のコツは、チャイルドシートの上に乗って座席の方へと体重を掛けることです。体重を掛けることで、より強固に固定することができます。チャイルドシートが動かないようにすることが重要です。
チャイルドシートのロック部分でシートベルトを固定する
チャイルドシートをシートベルトで強力に固定したら、最後にロックしましょう。チャイルドシートのロック部分にシートベルトを通せば、設置作業は完了です。設置後は、グラグラと動かないか確認しましょう。
ロックしないと、事故の衝撃でシートベルトが外れ、チャイルドシートごと飛び出してしまいます。忘れずにロックしましょう。
子供を乗せて肩ベルト・角度を調整する
確実に設置ができたら、次は実際に子供を乗せて、肩ベルトの位置や角度の調整をします。
前向きの場合、子供の肩の高さと同じか、肩よりも高い位置に設定しましょう。後ろ向きの場合は、肩よりも少しだけ低い位置に設定するようにします。長さは、鎖骨とベルトの隙間に指1本入るくらいの長さがベストです。
ベルトの位置や角度の調整が完了したら、最終的にしっかりと固定されているかを確認してましょう。
子供の誕生を機にタントに乗り換える人が多い理由
「スーパーハイトワゴン」にカテゴライズされるタントは、子育て世代の方にとても人気の高い車種です。人気の理由は、軽自動車という枠組みでありながら、利便性があり過ごしやすい点が挙げられます。では、具体的にはどういった部分が魅力なのかを解説していきます。
チャイルドシートを2台乗せてもまだ余裕のある車内空間
タントの最大の魅力として、チャイルドシートを2台乗せても余裕のある、広々とした車内空間が挙げられます。
タントの全長は3,395ミリメートル、全幅は1475ミリメートル、全高は1,755~1,775ミリメートルとなっており、軽自動車ながら室内空間が非常に広いことがわかります。おむつや日用品、レジャー用品など、荷物の多い子育て世代には魅力的な車です。。
全高が1,750ミリメートルと高いため、小さな子供なら車内で立ったまま着替えをすることができます。雨の日であれば、レインコートを着たまま車内で着替えられますので、雨に濡れることもありません。
チャイルドシートに加えてベビーカーも載せられる
子育て世代にうれしい利便性として、ベビーカーを乗せられることも挙げられます。車内空間が狭いと、ベビーカーを畳んで入れる必要があるため、使用する際や収納の際に手間がかかります。
タントは、後部座席を一番後ろまで下げることで、前席と後部座席の間に空間が生まれます。この空間に、大型のA型ベビーカーを畳まずに収納できます。車内から取り出したらすぐに子供を乗せられ、収納時はそのまま車内に入れられるますので、利便性が高いと言えます。
キーレス機能で両手が使えなくても大丈夫
キーレス機能が付いているグレードでは、両手がふさがっていても鍵を開けることができて便利です。買い物で荷物が多くて両手がふさがっているとき、小さな子どもを抱っこしているときなどに重宝します。
最もお手頃価格である「L」を除くグレードにキーレス機能の設定があります。「キーレス機能付きは外せない」という方は、グレードを選ぶ際に注意しましょう。
自動スライドドアで子供も乗り降りが楽
自動スライドドア機能があることで、子供の乗り降りが楽になります。開口部の広さと高さがあることで、小さな子供であれば頭を下げなくても、そのまま乗り降りできます。開口部が広いため、子供をチャイルドシートに座らせるのも楽に行えます。
自動スライドドアは、力をいれなくてもドアを簡単に開閉できます。ドアを勢いよく開けて、隣の車に傷を付けてしまうことがない点も魅力の一つといえます。
「スマートアシスト」機能でもしもの時も安心
タントには「スマートアシスト」機能が搭載されているグレードもあり、安全性と安心感が高まります。
スマートアシストとは、「事故の発生を減らすための安全装置」です。主な安全機能は以下のとおりです。
①誤発進抑制制御機能
時速10キロ以下において、急なアクセルワークを検知して車体が急発進するのを防ぐ装置です。ブレーキとアクセルの踏み間違いに効果を発揮します。
・車線逸脱警報機能
走行中に車線からはみ出そうなとき、ブザーやメーターで知らせてくれて、車線に戻るよう注意喚起してくれます。
・衝突回避支援ブレーキ機能
歩行者や前車に衝突の危険性が迫った場合、音とメーターで危険を知らせます。衝突の危険性が非常に高い場合は、自動的に軽くブレーキをかけます。
ただし、スマートアシスト機能は特定グレードのみの設定となりますので注意しましょう。
燃費、車体価格ともにリーズナブルで出費が抑えられる
タントは、低燃費でリーズナブルな価格であるため、出費を抑えて乗り換えることができます。最も安価なグレードは「L」の2WDで、122万400円(税込み)となっています。最も高価なグレードは「Xターボ 4WD」で、168万4,800円(税込み)です。
燃費は、JC08モードで23.8~27.2キロメートルとなっています。タントに乗り換えれば、購入時はもちろん、低燃費でランニングコストも抑えられるのがうれしいポイントです。
ほぼ同性能のN-BOXとの比較ではコスト面でタントが有利な結果
タントと同様に「スーパーハイトワゴン」に分類される車として、「N-BOX」が挙げられます。室内空間や利便性など、タントと非常に良く似た車ではありますが、コスト面においてはタントが有利な結果となっています。
N-BOXの場合、最も安価なグレードでも138万5,640円であり、タントよりも高価です。燃費性能は、車種における最高の燃費で、JC08モードで27キロメートルとなっています。
価格や燃費性能はタントの方が優れているため、コスト的にはタントに軍配が上がります。
まとめ
ここまでタントにチャイルドシートを取り付ける際のポイントや、タントの魅力についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。タントは広い室内空間や低燃費、さまざまな便利機能など、子育て世代に喜ばれる機能が満載の車といえます。
タントの購入は、「新古車」がおすすめです。新古車は、元々はディーラーの試乗車や展示車などであり、新車に近い状態の車を安く買えることが魅力です。
タントの新古車の購入を検討される場合は、ネクステージに相談するのがおすすめです。全国100店舗以上、総在庫数1万2,000台という圧倒的な在庫を誇り、タントの新古車も多数取り扱っています。購入の際は、ぜひネクステージにご依頼ください。