ダイハツロッキーとライズはどう違うの?共通点やお買い得な買い方を解説
ダイハツ「ロッキー」とトヨタ「ライズ」は、見た目が酷似している車です。メーカーが違うにも関わらず、なぜこのような類似性のある車が販売されているのでしょうか。
ここでは、ロッキーとライズの関係性や、それぞれのグレードの特徴を解説します。これら2種の共通点や相違点についてもそれぞれ解説しますので、ダイハツ ロッキーを知りたい、トヨタ ライズを知りたいとお考えの方はぜひご覧ください。
※目次※
・ロッキーとライズの関係性は?共通点と相違点について解説
・ロッキーとライズの特徴を各グレードごとに解説
・ロッキーをお得に買おう!購入方法を3種ピックアップしご紹介
ダイハツ ロッキーとはどんな車なの?
ダイハツでは、ロッキーという車を販売しています。このロッキーは、どのような車なのでしょうか。
ここではロッキーがどのような車なのかを3つの視点から解説します。注目の車としてトヨタのライズについても触れますので、併せてご覧ください。
(参考:『ロッキー(ダイハツ)の中古車一|新車・中古車の【ネクステージ】』)
小型なのに本格的なSUV
SUV車には、3ナンバーや軽自動車が多く存在します。そのような中で5ナンバー車両として登場しているのがロッキーです。
ボディサイズは、全長3,995mm、全幅1,695mm、全高1,620mmで設計されています。小型であるため取り回ししやすく、排気量は1Lと少ない点が特徴です。
車両自体は小型ですが、室内空間にはゆとりもあります。税金が普通車と比べて安く済むだけでなく、車両価格もお手頃です。このように、ロッキーは良いこと尽くめのコンパクトSUVと言えるでしょう。
ロッキーとトヨタ ライズの関係性
トヨタ ライズはロッキーのOEM車です。OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略称であり、開発製造を委託することを指します。この委託先がダイハツです。
兄弟車として、どちらも人気の車種として注目を浴びています。基本的な設計はロッキー・ライズ共に共通している点が特徴です。
(参考:『ライズ(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ロッキーは新型ハイブリッドモデルを発表
ロッキーの新型が、10月1日に発表されました。これにより、新たにハイブリッドモデルが追加設定されます。注目を浴びているのは「e-SMART HYBRID」と1.2Lエンジンです。
e-SMART HYBRIDでは、モーター駆動によるレスポンスの早い走りや燃費性能の向上を実現しています。
新開発された1.2Lエンジンは、このハイブリッドシステム用に最適化したエンジンです。新技術として高速燃焼を行う⾼タンブルストレートポートなどが採用されています。
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズ共通の装備や性能
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは兄弟車であるため、共通点が多数存在します。
では、その共通点にはどのようなものがあるのでしょうか。ここではロッキーとライズの共通装備や性能について解説します。
最新プラットフォーム採用
プラットフォームとは、骨格部分のことです。ロッキーやライズでは、コンパクトカー向けのDNGA-Aプラットフォームを採用しています。
「DNGA」とは「ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」の略称で、ダイハツおよびトヨタが設定した小型車用の新方針です。
ボディサイズはコンパクトに、室内空間には余裕を持たせるという方向性から、安定感や乗り心地を提供することをコンセプトとしています。上屋の軽量化やロール慣性の低減、ボディ剛性の強化などを実現している点が特徴です。
エンジンは1種類のみ
ロッキーおよびライズの共通点として挙がるのが、エンジンです。エンジンは1種類のみで、1L 直列3気筒ターボのみ搭載しています。ハイブリッドモデルは存在しません。
ロッキーやライズはボディが軽いため、初速の反応が早く力強い走りを魅せてくれます。低速での変速制御も細やかに行われるため、扱いやすさがある点も魅力のひとつです。
燃費の低さ
ロッキーとライズの共通点としては、燃費の低さも挙がります。この燃費性能に関わっているのが、DNGA-Aプラットフォームと新開発されたCVTです。
CVTは「Continuously Variable Transmission」の略称で、変速機の種類のひとつとして存在します。
このCVTにおいて、ダイハツはベルトとギヤの駆動組み込んだD-CVTを採用しました。これにより、WLTCモードで17.4~18.6km/Lという高燃費を実現しています。
ゆったりした室内空間
画像はロッキーの運転席です。
画像はロッキーの荷室です。
ロッキーとライズの共通点としては、室内空間の広さも挙がります。
前席頭上空間 |
120mm |
後席頭上空間 |
50mm |
前後席の間隔 |
900mm |
2車共に、全ての座席にゆとりを持たせることを実現しています。運転席のアイポイントは高く、視認性に優れている点も魅力のひとつです。後席は足元も広く設計されています。
ラゲージスペースは2段階設定が可能です。荷室容量は下段モードで最大369L積載することができるため、たくさんの荷物を積むことができます。
荷室床面長 |
755mm |
荷室幅 |
1,000mm |
荷室高 |
740mm |
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズの違いとは?
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは全く同じ車というわけではありません。では、どのような部分が異なっているのでしょうか。ここではロッキーとライズの相違点について解説します。
相違点を知ることで自身により適した車を選びたいとお考えの方はぜひご覧ください。
価格やグレード
ロッキーのグレードおよび新車価格は次の通りです。
グレード |
2WD |
4WD |
L |
170万5,000円 |
194万4,800円 |
X |
184万8,000円 |
208万6,700円 |
G |
200万2,000円 |
222万4,200円 |
プレミアム |
214万5,000円 |
236万7,200円 |
ライズのグレードおよび新車価格は次の通りです。
グレード |
2WD |
4WD |
X |
167万9,000円 |
191万8,800円 |
X“S” |
174万5,000円 |
198万4,800円 |
G |
189万5,000円 |
213万3,700円 |
Z |
206万円 |
228万2,200円 |
(2021年10月時点での情報です)
ボディカラー
ロッキーとライズで共通しているボディカラーは次の通りです。
共通カラー |
レーザーブルークリスタルシャイン |
マスタードイエローマイカメタリック |
ファイアークォーツレッドメタリック |
ナチュラルベージュマイカメタリック |
シャイニングホワイトパール |
ブライトシルバーメタリック |
ブラックマイカメタリック |
また、上記とは別にそれぞれ一色ずつカラーが用意されています。ロッキーはコンパーノレッドカラー、ライズはターコイズブルーマイカメタリックが用意され、それぞれ受ける印象が異なる点が特徴です。
他にもブラックマイカメタリックをルーフカラーにしたツートンカラー用意されています。
ロッキーのツートンカラー |
コンパーノレッド |
シャイニングホワイトパール |
ブライトシルバーメタリック |
ライズのツートンカラー |
ブライトシルバーメタリック |
シャイニングホワイトパール |
ターコイズブルーマイカメタリック |
フロントフェイス
画像はロッキーです。
画像はライズです。
ロッキーとライズで大きく異なる点のひとつにエクステリアがあります。分かりやすいのはフロントフェイスです。
ロッキーは中心に六角形のフロントグリル、ライズは台形のハニカムグリルでデザインされています。グリルのサイズが違うため、それぞれ印象が異なる点が特徴です。
小さめなグリルを持つロッキーはボディが引き締まって見えます。一方ライズはグリルのサイズも大きく、インパクトがある点が特徴です。また、バンパーのデザインもそれぞれ異なります。
ロッキーにはダイハツコネクトが装備
ロッキーとライズでは、それぞれが別のコネクティッド技術を搭載しています。コネクティッド技術とはICT端末としての機能であり、スマホや車などとの通信を行うための技術のことです。
ロッキーにはダイハツコネクトが搭載されています。つないでサポート・見えるマイカー・見えるドライブ・つないでケアなど、ユーザーサポートのための機能が豊富に搭載されている点が特徴です。
一方、ライズにはトヨタコネクティッドが搭載されています。マップオンデマンド・ハイブリッドナビ・オペレーターサービスなど、こちらもユーザーの状況に合わせた機能が搭載されている点が特徴です。
ダイハツ ロッキーのグレードは何が違うの?
ロッキーには4つのグレードが存在します。これらグレードにはそれぞれどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれのグレードの用途について解説します。各グレードの魅力を知りたい方はぜひご覧ください。
足回りの違い
画像は「X」です。
画像は「G」です。
ロッキーは、各グレードごとに足回りの違いがあり、上位グレードはワンサイズ大きいホイールを採用しています。また、ホイールデザインが異なる点も特徴です。
グレード |
詳細 |
L |
16インチフルホイールキャップ |
X |
16インチアルミホイール |
プレミアム/G |
17インチアルミホイール(切削) |
「プレミアム」と「G」の違い
画像は「G」です。
画像は「プレミアム」です。
ロッキー上位グレード「G」と最上級グレード「プレミアム」、この2種のグレードにおいては安全装備や灯火系装備が共通している点が特徴です。安全装備には次のような機能があります。
・全車速追従対応のアダプティブクルーズコントロール
・運転支援のレーンキープコントロール
・ダプティブドライビングビーム
灯火系装備としてはLEDヘッドランプなどがあります。分かりやすい異なる点として挙がるのがステアリングホイールやシート表皮です。プレミアムのステアリングホイールは本革巻・Gはシルバー加飾付ウレタンが装備されています。
プレミアムのシート表革には白ステッチ付きのフルファブリック×ソフトレザー調シート、Gは赤バイビンビング付きフルファブリックシートが装備されている点が特徴です。
外観デザインの質がアップした「X」
Xは、ベースグレードであるLよりも上質さを備えたグレードです。フロントグリルに採用されたブラックカラーは艶もあり、より洗練された印象となっています。
アルミホイール採用よる軽量化で燃費向上している点も特長のひとつです。
ファブリックシートはフロントに赤パイピングが付いています。Lに比べ、オプション装備が増えるため、必要に合わせたカスタマイズが可能です。
(参考:『ロッキー(ダイハツ)の中古車一|新車・中古車の【ネクステージ】』)
一番安いが安全装備は充実「L」
Lグレードは価格が抑えられたベースグレードです。廉価モデルではありますが、スマートアシストが搭載されています。一例として挙がるのが次のような機能です。
・衝突警報機能
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報
計17種類もの予防安全機能・運転支援機能がユーザーをサポートしてくれます。ライズの同グレードではこの機能は搭載されていないため、ベースグレードの安全性はロッキーの方が高いと言えるでしょう。
FFと4WDの違いは?
SUVであるロッキーは、アウトドア利用を考える方もいるでしょう。ロッキーの4WDは「ダイナミックコントロール4WD」を採用しています。街中から悪路まで、あらゆる路面への対応が可能です。
しかし、4WDという構造からFFに比べ車両重量は重く燃費性能は劣ります。とはいえ、4WDは雪だけでなく雨天時の走行安定性にも役立つため、使用環境に合わせて選びましょう。
なお、ロッキーには地域により寒冷地仕様が選べます。同時に、FFへもオプションで寒冷地仕様への変更が可能です。登坂・降坂・カーブでも安定した走行を可能にしてくれます。
ダイハツ ロッキーを少しでもお得に買うコツ
ダイハツ「ロッキー」の購入を検討している方の中には、費用面でお悩みを持つ方もいらっしゃいます。そのような時に、少しでも費用を抑える方法はないのでしょうか。ここでは費用面の負担を軽減するコツについて解説します。
価格の安い中古車を購入する
購入費用を抑えるには、中古車がおすすめです。中古車と言ってもその範囲は広く、古い年式のものもあれば現行モデルも流通しています。現行モデルの中古車は、中古車全体で見れば車体価格は高くなりますが、新車に比べ車体価格は安くなっています。
また、中古車には「未使用車」という新車に近い状態の中古車があり、それを選ぶことでよりお得に購入が可能です。新車にこだわりがないのであれば、ぜひ中古車も視野に入れてみましょう。
需要の少ない時期を狙う
車の需要は変動します。需要が低い時期は、その分価格が安くなっている可能性があるため、中古車購入を検討している方にとっては重要な時期のひとつです。
需要が低い時期としては、会社の決算期やボーナス期が挙がります。決算期は2月・3月・9月などです。この時期に合わせて売上向上を目指してセールを行ったり特典を付けるケースもあります。ボーナス期は6月や12月です。各企業はこの期間に合わせてキャンペーンを打ち出すケースもあります。
この他にも、新モデルが発表された場合については、現行モデルが旧型モデルとして扱われるようになるため需要が下がるケースが多い点が特徴です。
中間コストの少ないお店を選ぶ
企業が中古車を買取する場合は、買取った時の金額とコストを差し引いたうえでさらに利益も考慮して販売価格を計算する必要があります。
企業によっては買取から販売までの流れの中で複数の業者を通すことがあり、その際発生するのが中間コストです。
この中間コストが含まれている企業の場合は、販売費用が高いケースがあります。費用面を考慮したい場合は、中間コストを抑えることに成功した企業を選ぶことが大切です。
ネクステージでは中古車の買取や販売を自社で完結しているため、中間コストが発生しません。購入店の選択肢のひとつとしてご検討ください。
まとめ
ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは、5ナンバーの兄弟車です。基本設計は共通しており、SUV車としてどちらも注目を浴びています。最新プラットフォームが採用されているため、小型にも関わらず室内は広々としている点が特徴です。
コンパクトSUVとして魅力のあるロッキーやライズですが、費用面を考慮したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。費用面を考慮したい場合の選択肢として中古車があります。
ネクステージでは、ロッキーやライズをはじめ多くの中古車を取り扱っています。車選びからアフターサービスまで、中古車に関するご相談はネクステージまでご連絡ください。