タントは燃費が魅力！4WDと2WDとの違いは？ライバル車とも比較

全高が高く広い室内空間を持つ軽自動車のハイトワゴンとして2003年に登場したのがタントでした。使い勝手の良さによってすぐに人気車種となり、他車もハイトワゴン系の軽自動車をラインナップしました。

 

現行モデルは4代目となり、新規開発された「DNGA」プラットフォームを採用した第1弾モデルとしてお披露目されています。新プラットフォームにより乗り心地や静粛性が高まり、より快適性を増しています。

 

また、タントは燃費性能に優れていることでも知られていて、ターボの4WDモデルで20.0km/Lに迫る数値をマークします。ここではタントの魅力やライバル車との違いなどを解説します。

 

※目次※

1. タントの魅力は燃費の良さ！4WDと2WDのカタログ燃費は？

2. タントの実燃費の参考値をケース別に解説

3. タントは燃費以外にも魅力がたくさん！

4. 燃費が魅力のタント！新車価格と現在の中古車相場は？

5. タントの燃費をライバル車と比べてみると？

6. タントを中古車で買うならネクステージがおすすめ！

7.まとめ

 

 

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タントの魅力は燃費の良さ！4WDと2WDのカタログ燃費は？

タントの最大の魅力は優れた燃費性能です。これには効率的なエンジンとボディ設計が起因しています。小さな改良の積み重ねにより、燃費だけでなく優れた乗り心地や操縦安定性も実現されました。ここでタントのカタログ燃費やプラットフォームの詳細を見ていきましょう。

 

カタログ燃費

タントはすべてのラインナップに共通して優れた燃費を実現していますが、グレードや駆動方式によって多少異なります。以下はアイドリングストップ機能を搭載しているグレードのそれぞれのカタログ燃費をまとめました。ターボの4WDでもWLTCモード燃費で20.0km/Lに迫る数値をマークしています。eco IDLE非搭載車は、下記の燃費性能よりも少し劣っています。

（※2023年3月現在の燃費性能）

 

DNGAを採用

現行モデルのタントには、新規開発されたプラットフォームの「DNGA（ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）」が採用されています。アンダーボディやサスペンションの高剛性化、スプリングを柔らかくしたことで乗り心地と安定感がアップしました。アッパーボディは強度を上げたうえで大幅な軽量化を実現しています。

 

さらに、CVTとエンジンは気持ちのいいスムーズな加速を実現しました。高速道路や交差点、カーブや坂道など、あらゆるシチュエーションで安定した走りを実感できるでしょう。

 

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タントの実燃費の参考値をケース別に解説

タントのカタログ燃費は優れた性能を示しています。しかし、実際に運転するうえでは実燃費が大きな目安となります。実燃費は高速道路や街乗りなど、日常的な使用感に左右されるため、ここでタントの実燃費をケース別に見ていきましょう。

 

2WDと4WD実燃費はどれくらい？

ユーザーのレビューなどを見ると、タントの平均的な実燃費は2WDで約17.3km/L、4WDで約16.7km/Lです。いずれもカタログ燃費よりは数値が下がっています。また、カタログ燃費では4WDと2WDの差が1.3~1.6km/Lで、ほぼその程度のギャップが駆動方式の違いでついています。

 

エンジンタイプや個人の使用シチュエーションによる部分も大きいため、参考までに覚えておくと良いでしょう。

 

街乗りでの実燃費

ダイハツ タント（グレード X“SA3”、2017年式モデル）の街乗りにおける実燃費は約18km/Lです。交通量も多く渋滞も発生する街乗りでは、実燃費は低い数値となってしまいます。

 

タントにはアイドリングストップが搭載されているため、ガソリン消費を極力抑えることが可能です。しかし、アイドリングストップを行うためにはブレーキペダルの踏力を意識する必要があるため、あまりにも停止・発進が繰り返されるシチュエーションでは負担となってしまうでしょう。

 

郊外ドライブでの実燃費

信号も少なく傾斜もなだらかな郊外ドライブでは、約23km/L（グレード X“SA3”、2017年式モデル）と優れた実燃費を発揮してくれます。

 

タントはノイズや風の抵抗を抑えた静粛性の高い設計も魅力です。郊外ドライブでは悪路がつづく場合もあります。荒れた路面でスピードを上げて走行すると車内に振動が伝わってしまうため、ある程度不快に感じる部分もあるでしょう。しかし、軽自動車であることを考えると乗り心地は十分です。

 

高速道路での実燃費

タント（グレード X“SA3”、2017年式モデル）の高速道路における実燃費は約25km/Lです。停車がなく一定のスピードで走行しつづける高速道路では、非常に優れた燃費性能を発揮してくれます。

 

あくまで軽自動車のため、合流時の加速ではややパワー不足を感じるかもしれません。しかし、スムーズな加速と操縦安定性が実現されているため、一度本線に入れば安心感のある走行を維持してくれるでしょう。

 

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タントは燃費以外にも魅力がたくさん！

タントの燃費性能は非常に優れていますが、車を購入する際には燃費以外にも求める項目は多いはずです。タントは使い勝手の良い室内空間や高い安全性能など、燃費以外にも優れた魅力がたくさんあります。以下から詳細を見ていきましょう。

 

豊富なボディカラー

タントは全11色の豊富なボディカラーが用意されています。「ブラックマイカメタリック」のような落ち着いた色合いから「アイスグリーン」のような明るい色合いまでさまざまです。

 

さらに、XとXターボはツートーンも選択できます。自身の好みに合った個性的なスタイルで日常のドライブを楽しめるでしょう。

 

開口部が広く乗り降りしやすい

タントの使い勝手の良さを象徴する設計が「ミラクルオープンドア」です。助手席側の開口幅は1490mmと非常に広いため、大きな荷物の出し入れもスムーズに行えます。

 

さらに、助手席ドアやスライドドアの開閉に連動して自動で展開・格納する「ミラクルオートステップ」やドア側に約30度回転する「助手席ターンシート」により、年配の方やお子様も楽に乗り降りできるでしょう。介護や小さな子供の送り迎えで利用する方には嬉しい機能です。

 

積み下ろしも簡単な荷室

タントは荷室の開口高が大きいため、背の高い荷物も収納することが可能です。一方で荷室開口部までの高さが低く設計されています。重い荷物の積み下ろしも楽に行えるでしょう。

 

また、軽自動車のようなコンパクトな車は荷室の奥行きが小さいというデメリットがありますが、タントはシートアレンジも多彩です。リヤシートを倒せばより多くの荷物を積められます。自転車やカーペットのような縦に長い荷物も収納できるでしょう。

 

風切り音の低減で快適な室内空間

2019年より発売されている現行モデルは、新規開発した「DNGA」プラットフォームを採用しています。このプラットフォームは従来品よりも曲げ剛性を30％引き上げていて、衝突安全性に加えて音や振動を抑えています。

 

また、タントで長距離走行するユーザーも少なくないことから、車体形状の工夫やボディの隙間を見直し、さらに防音材を最適なところに装備することで風切り音の低減にも成功しています。これらの効果によって、新型タントは静かで快適な室内空間を生み出しました。

 

スマートアシストで安全性能も高い

タントはダイハツの予防安全技術「スマートアシスト」の対象車です。衝突回避をサポートする「誤発進抑制制御機能」「衝突警報機能」や、認識を支援する「先行車発進お知らせ機能」「標識認識機能」などが搭載されています。

 

そのほかにも運転負荷軽減や駐車をサポートする機能など、さまざまなシーンを想定した17種類の予防安全機能が搭載されています。事故を未然に防ぎ万一接触した場合でも被害を最小限に抑えてくれるため、安心して日常の運転を楽しめるでしょう。

 

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燃費が魅力のタント！新車価格と現在の中古車相場は？

タントは燃費の良さから維持費は抑えられます。しかし、予算を考えるためにも購入価格が気になるところでしょう。ここでタントの新車価格と中古車相場をご紹介します。これから購入する予定の方もぜひ参考にしてください。

 

全グレードの新車価格一覧

以下、タントのグレードごとの新車価格です。駆動方式でも価格が変わるため、比較しつつ参考にしてください。

（2023年3月時点の情報です）

 

中古車相場は？

新車価格に手が届かない場合は、中古車の購入をおすすめします。各グレードの中古車相場は以下のとおりです。過去のモデルも含まれるため、幅広い価格帯となっています。

（2023年3月時点の情報です）

（参考： 『タント（ダイハツ）の中古車一覧 - ネクステージ』）

 

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タントの燃費をライバル車と比べてみると？

タントのほかにも燃費に優れた軽自動車がいくつか存在します。その代表的な車がホンダ N-BOXとスズキ スペーシアです。これらのライバル車はタントとは別の魅力を持っています。ここでそれぞれの車の特徴と燃費を見ていきましょう。タントと比較しつつ、ぜひ車選びの参考にしてください。

 

ホンダ N-BOX

N-BOXは、広い車内空間と上質なデザインが大きな魅力です。スーパースライドシート仕様の助手席やスロープ仕様の荷室など、重い荷物の積載や介護まで幅広く生活をサポートしてくれます。ホンダ独自の安全運転支援システム「Honda SENSING」による高い安全性能も魅力です。

 

新車価格は144万8,700円~204万2,700円、中古車相場は29万9,000円~185万9,000円で販売されています。カタログ燃費はターボ車を除くFF車で21.2km/L（WLTCモード）です。タントはXターボ以外の2WD車で22.7km/Lであるため、わずかですがタントが優れています。（2023年3月時点の情報です）

（参考：『N-BOX（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

スズキ スペーシア

スズキ スペーシアは、女性にも人気の可愛らしい外観が特徴です。ボディカラーも豊富で、ツートーンカラーも含めると12色から選択できます。低床で天井が高い設計です。さらに、独立型のシートスライドで前後にもゆとりを持って過ごせるでしょう。

 

新車価格は131万2,300円~165万6,600円、中古車相場は約24万9,000円~159万9,000円です。マイルドハイブリッドによりカタログ燃費はグレードHYBRID Gで22.2km/L（WLTCモード）と優れていますが、タントよりも若干下回っています。（2023年3月時点の情報です）

（参考：『スペーシア（スズキ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』)

 

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タントを中古車で買うならネクステージがおすすめ！

ネクステージは全国に200店舗以上展開していて、総在庫車は3万台を超えています。

タントは人気の軽自動車なので、つねに豊富な在庫を用意しています。2023年3月現在では686台がWebから検索することができ、高年式で良質なモデルも数多く取りそろえています。予算に合わせた選択ができる状態となっているので、まずはWebページでお気に入りを見つけてください。

 

全国への店舗展開で多店舗からの取り寄せも可能

ネクステージは全国に200を超える店舗を展開しています。どの店舗の在庫車も、近隣の店舗に取り寄せられます。費用はかかりますが、陸送代は安価な設定となっているのでお気軽に相談してください。

 

中古車はコンディションがことなるので、実車を確認したほうが後悔することもないですし、納得した買い物ができるでしょう。

 

数種類の保証プランをご用意

ネクステージではフレーム修正などを行った修復歴ありの車や水没、メーター改ざんの可能性があるものなどは排除しています。したがって、店舗に並んでいる中古車はどれも自社の基準をクリアしているため、安心して車選びが可能です。

 

ネクステージでは品質にこだわった在庫車しか置いていませんが、万が一のトラブルに対して保証も用意しています。購入した車にはすべて無料保証が付帯していて、国産車の場合は3カ月または3,000km以内が保証の対象です。オプションですが有料にて延長保証を付けることもできます。保証はエンジンやトランスミッションなどほとんどの重要部品がカバーされているので安心です。

 

PRLA650系タント・タントカスタムの中古車

まとめ

発売開始から20年が経過するが、いまだに月別の販売台数ではトップに立つこともあるのがダイハツ・タントです。人気の理由としてはミラクルオープンドアやミラクルウォークスルーパッケージなど使い勝手の良さが挙げられますが、パワートレインの環境性能もそのひとつです。ターボモデルは2WDだと21.2km/Lの燃費性能を誇り、実燃費も悪くありません。

 

軽自動車のなかでも好評を得ているタントは中古車市場でも良質な車が見つけられます。ネクステージは豊富な在庫を保持しているので、中古車を探しているならばぜひWebページを覗いてみてください。

 

 

▼ライタープロフィール

真鍋裕行

出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで幅広くリポート。業務拡張につき2011年に会社を設立。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作（雑誌、Web、アプリetc）に取り組んでいる。メディアコンテンツの製作ではオーナーや協力者のコミュニティを作ることを考えるなど、単純な製作で終わらないことを心掛ける。また、近年ではレースチームのディレクターや PRも積極的に携わる。

 

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