【N-WGNカスタムの違い】N-WGNとの関係性やグレードごとの特徴を紹介
N-WGNはN-BOXから始まるNシリーズの1車種で、2013年11月に登場しました。N-BOXがスーパーハイトワゴンであるのに対して、N-WGNは全高がやや低いハイトワゴンです。N-BOXと同様に標準モデルに加えてスタイルの異なるN-WGNカスタムがラインアップされています。
N-WGNとN-WGNカスタムの違いはどうなのか、気になっている方もいるでしょう。この記事ではN-WGNカスタムを中心にその特徴やベースとなるN-WGNとの違い、新車価格および中古車価格を紹介します。中古車を探す際のチェックポイントもあわせて解説しますので、購入のための参考にしてください。
※目次※
4.N-WGNカスタムの新車価格と中古車価格の違いはどのくらい？
・N-WGNカスタムはホンダの軽ハイトワゴンのカスタム仕様。N-WGN譲りの使い勝手の良さに個性あるデザインを組み合わせている
・N-WGNカスタムのグレードはマイナーチェンジで整理され実質モノグレードとなり、NAエンジンかターボエンジンかの違いで選べる
・デザインや内容に納得できれば初代を含めた中古車もおすすめ。ネクステージなら高品質な在庫が豊富で保証も充実
N-WGNとN-WGNカスタムの違いとは？
近年の軽乗用車では通常モデルの他に、内外装をアレンジしたカスタムモデルと呼ばれるタイプが設定されることが多くなっています。N-WGNでもN-WGNカスタムというモデルがあり、通常のN-WGNとは違う個性を持っています。
ここではまずN-WGNについて紹介するとともに、N-WGNとN-WGNカスタムが具体的にどのように違うのかを解説します。
N-WGNは2013年に発売されたホンダの軽ハイトワゴン
N-WGNは2011年に登場したN-BOX以来、N-BOX+、N-ONEに続くNシリーズ第4弾として2013年に発売されました。軽自動車の新しいベーシックとして開発され、N-BOXのプラットフォームをベースにして全高を抑えたハイトワゴンです。N-ONEはハイトワゴンとしてはやや低い全高でしたが、N-WGNはクラスの標準的な高さとなっています。
N-BOXがベースとなっているだけあり室内は広く、Nシリーズとして初めての前後200mmのリアシートスライド機構やリアシート下に設置された傘や靴などを収納できる大型トレーなど、独自の工夫もあります。
N-WGNカスタムは専用装備が採用されたモデル
上質感や安心感を演出したN-WGNに対して、N-WGNカスタムは「アバンギャルド・エモーション」をテーマとして、強い押し出しと上質さを両立したエクステリアデザインとなっています。
インテリアでは、N-WGNは全体を明るいベージュにして開放的でクリーンな雰囲気ですが、N-WGNカスタムはブラックとバーガンディのツートンカラーとして、エクステリアのイメージに合わせた個性のあるものになっています。
N-WGNカスタムの特徴
N-WGNカスタムはN-WGNの広さや使い勝手を生かしつつ、N-WGNとは違う個性のあるデザインを持つモデルです。ここではN-WGNカスタムのエクステリアとインテリアの特徴について解説します。また、荷室の使い勝手についても説明しますので参考にされてください。
力強い印象を与えるエクステリア
N-WGNカスタムのエクステリアで目を引くのはフロント周りです。専用のフロントグリルに加えて、丸型ヘッドライトが特徴のN-WGNに対してN-WGNカスタムは9灯式フルLEDを採用し、スポーティーなイメージに加えて上質さをアピールしています。
他にもシーケンシャルターンシグナルやクリアレンズのテールライト、クロームのパーツを採用して、派手すぎない大人のN-WGNとなっています。
洗練された空間が広がるインテリア
インテリアはブラックをベースにチタンカラーのガーニッシュにより、華やかかつ洗練された雰囲気になっています。シートは専用のタイプで、造形もN-WGNとは違っています。表皮にはしっとりした質感で汚れやシワに強いプライムスムースを採用しています。
運転席側のドリンクホルダーや助手席側のインパネトレー、前席のフットレストにイルミネーションを装備し、N-WGNとは違うイメージとなっています。
シーンごとに使い分けられる荷室
N-WGNにはリアシート下やフロントシートバック、センターコンソールなどさまざまな収納スペースがありますが、大きな魅力はさまざまな用途に対応する荷室です。荷室の高さを初代から大幅に低くし、N-BOXと同等にしています。
また、ボードを使うことで荷室を上下に仕切り、別々のものを分けて積むこともでき、リアシートを畳んだときにほぼ段差のない空間を作ることができます。ボードを使わなければ低床化した荷室をフルに活用できます。
現行モデルのN-WGNカスタムのグレードごとの違い
2代目N-WGNカスタムの発売当初のグレードは、ベースグレードのG・Honda SENSINGと上級グレードのG・Honda SENSINGおよびそのターボ仕様がありましたが、2022年のマイナーチェンジの際にGグレードが廃止され、ホンダセンシングの標準装備化が定着したことからLとL・ターボに集約されました。ここではそれぞれのグレードの特徴を説明します。
Custom L
N-WGNカスタムは基本的にLグレードのみとなり、LとL・ターボの違いは主にターボの有無となります。N-WGNのLではホイールがスチールですが、N-WGNカスタムのLはアルミホイールとなるなどN-WGN全体での最上級モデルということになります。
エクステリアやインテリアにクロームメッキを採用し、メーターの色がブラックになるなど独自の個性を持ったデザインになっています。
Custom L・ターボ
L・ターボの違いはエンジンがターボ付きになることですが、それ以外にもいくつか違いがあります。まず、ターボエンジンの高出力に対応するために、リアスタビライザー（FF車のみ）が装備され、アルミホイールも14インチから15インチに変更されます。
インテリアでは、ステアリングホイールとシフトレバーが本革巻きとなり、パドルシフトが装備され、ターボエンジン車らしいスポーティーさが特徴となっています。
PRN-WGNカスタムの中古車
※価格は支払総額
N-WGNカスタムの新車価格と中古車価格の違いはどのくらい？
2022年のマイナーチェンジで、N-WGNカスタムは上級グレードのみとなりました。そのため、価格帯は上昇しています。それでもN-BOXと比べると、車体が小さくスライドドアではないこともあり、価格は抑えられている方です。
予算面で厳しいということであれば、中古車を検討するのも良いでしょう。ここではN-WGNカスタムの新車価格とともにネクステージでの中古車価格も紹介します。
N-WGNカスタムの新車価格
N-WGNカスタムにはターボの有無で2つのグレードがありますが、それぞれにFFと4WDがあります。Lグレード同士の比較では、N-WGNカスタムはN-WGNと比べて約25万円高くなっています。
N-WGNカスタムの新車価格は以下の通りです。2023年6月23日に、N-WGNを含む7車種の価格を7月27日に改定することが発表されました。以下の表は改定前後の価格をともに記載します。
|
グレード |
税込価格（2023年7月26日まで） |
税込価格（2023年7月27日以降） |
|
L（FF） |
164万8,900円 |
168万4,100円 |
|
L（4WD） |
178万2,000円 |
181万7,200円 |
|
L・ターボ（FF） |
174万9,000円 |
178万4,200円 |
|
L・ターボ（4WD） |
188万2,100円 |
191万7,300円 |
（2023年7月25日時点の情報です）
N-WGNカスタムの中古車相場
新車では予算オーバーしてしまいそうであれば、中古車も検討してみましょう。ネクステージのWebサイトで検索したN-WGNカスタムの中古車価格は以下の通りです。流通傾向としては、2代目はモデルチェンジしてからの期間が浅いためか少なく、初代の2014年~2017年式が中心となります。
|
世代、駆動方式 |
中古車価格 |
|
初代（FF） |
39万9,000円~124万9,000円 |
|
初代（4WD） |
71万9,000円~134万9,000円 |
|
2代目（FF） |
109万9,000円~161万4,000円 |
|
2代目（4WD） |
159万9,000円 |
（2023年7月25日時点の情報です）
（参考：『N-WGNカスタム（ホンダ）の中古車一覧｜中古車の【ネクステージ】』）
N-WGNカスタムの中古車を探す際のチェックポイント
中古車購入に際して自分の予算や好きなグレードを決めることがまず必要です。車の販売店では本体価格のみ表示されていることも多いですので、諸費用などを総合計した支払い総額がいくらになるかを確認するようにします。他にも覚えておきたいいくつかのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
年式や走行距離
予算内の車が見つかったら年式や走行距離を確認することができます。古くても状態が良い車もたくさんあることでしょう。しかし一般的に年式が古い車は環境性能の基準においてエコカー減税適用から外れていたり、消耗部品の交換等の整備費にお金がかかったりすることが多いようです。
走行距離においても同様で、特に10万km以上を超えるとエンジン回りの部品が消耗したりサスペンションがへたってきたりします。逆に年式の割には極端に走行距離が短い車にも注意しましょう。エンジンは定期的にかけていないと劣化しやすいからです。購入費と維持費のバランスを考えると良いかもしれません。
修復歴がないか・保証があるか
修復歴の有無はきちんと確認しましょう。事故などによりフレームが歪んでいるとどんなに修復していたとしても耐久性が悪く故障につながるからです。ただし修復歴の箇所によっては問題のない場合も少なくありません。詳細については販売店に確認することができます。
塩害や雪害、水没車などは金属部品の錆びが早く車の強度不足につながりますので注意しましょう。中古車販売店によっては保証付きの車もありますので検討材料にできます。
内装のシミや汚れなど
車内を見せてもらったり試乗させてもらったりできればなお良いでしょう。シートやフロアに汚れやシミがないか、喫煙による臭いはどうかなど内装のチェックを行うことができます。快適なドライブを楽しむためにも事前に知っておくことができれば満足のいく買い物をすることができるでしょう。
メンテナンス歴がある車を選ぶ
車の消耗部品交換歴やオイル交換記録等の整備記録があるかどうかも確認することができます。走行距離が多い車でも定期的にメンテナンスしている車であれば、走行距離が少なくてもメンテナンスされていない車よりは調子が良いということはよくあるものです。特にオイル交換は重要ですので確認しましょう。
安全装置や制御系の動作確認
中古車を購入する前には、Nワゴンに搭載されているホンダセンシング等の安全装置や制御系システムがきちんと動作するかを確認することも大切です。これは試乗してみなければ分からないこともありますが、販売店によってはきちんと教えてくれるところもあります。乗り始めてから修理すると余分にお金がかかりますので注意しましょう。
軽自動車は4月2日以降の購入がお得
車の所有者は必ず納める必要がある税金の中に自動車税があります。普通車の場合はいつ購入しても月割り計算が行われ残りの期間分の税金を支払うことが必要です。しかし、Nワゴンなどの軽自動車の場合は月割りでの計算はされず1年に一度きりの年額制となっています。
2023年7月現在の税制では毎年4月1日付けで軽自動車税が計算される規定です。そのため、4月2以降に購入するとその年の分の自動車税は改めて払わなくても良いということになっています。軽自動車を中古で購入するタイミングをいつにするか考えることもお得にお買い物するのに役立つでしょう。
ネクステージでN-WGNカスタムの中古車を探してみよう
N-WGNカスタムの中古車を購入しようと考えているなら、ネクステージで探してみませんか。ネクステージなら在庫が豊富で、検索条件も細かく設定できます。保証制度をはじめとしたさまざまなサービスなどメリットが数多くあります。
ここでは、ネクステージの販売体制や各種サービスを紹介します。中古車探しの情報として参考にしてください。
約3万台の豊富な在庫を取りそろえ
ネクステージは全国に店舗を展開しており、約3万台の豊富な在庫を取りそろえています。グレードやカラーバリエーションなども豊富で、さまざまなこだわり条件から探せるため、お気に入りの1台が見つけられるでしょう。在庫が少ないような希少な車も取り扱っています。
他店舗に気になる在庫があれば、最寄りの店舗へのお取り寄せも可能です。全国の在庫を対象にお取り寄せができるので、お気軽にご相談ください。
こだわり品質の車両と充実の保証
ネクステージは取り扱っている車両にこだわりがあり、トラブルリスクが高まる修復歴車や水没車などは事前に排除し在庫管理を行っています。そのため粗悪な中古車を見抜く自信がない方も車選びが楽しみやすい環境です。
また、購入後も充実したカーライフを過ごせるように、ネクステージで販売している車は多くの車両に無料保証が付いています。国産車も輸入車も対象となり、より充実した有料保証もあるので気になる方は最寄りのネクステージの店舗スタッフに相談してみましょう。
まとめ
N-WGNカスタムは使い勝手の良いN-WGNをベースに、精悍さと上質さを備えたモデルです。現行モデルは上級グレードのみで装備内容は充実しています。その分価格も標準のN-WGNに比べて高くなっていますが、内容を考えれば納得できるものでしょう。
2023年7月27日からは新車価格が上昇することもあり、中古車の存在感は上がってくるはずです。ネクステージでは豊富な在庫からこだわりの条件で希望の車を探すことができるので、一度Webサイトで検索をしてみませんか。
▼ライタープロフィール
岩本佳美
漠然と「車関係の仕事がしたい」という想いのもと、飲食業界から自動車メディア業界に飛び込むという破天荒な人生を歩んでいる。愛車がスバルのWRXということもあり、主にスバル系の記事をWebや紙媒体に寄稿。モータースポーツが大好きで、レース観戦はもちろん、サーキット走行や24時間耐久のカートレースにも出場するなど、自らも走ることでその楽しさや面白さなどを経験しながら情報発信している。
