ホンダ エリシオンは魅力的なのになぜ消えた?今後の復活にも期待できる!
ホンダ エリシオンは、現在は販売終了となっている大型のミニバンです。2013年に販売終了となっています。1代限りで販売終了した車でありながら、今なお多くの人に愛されている車です。
本記事では、魅力的なエリシオンについて特徴や消えた理由について解説します。また、現在エリシオンは復活の期待が高まっている状況です。なぜ復活の可能性があるのかについてもご紹介します。
※目次※
・エリシオンは2013年に生産・販売終了となったミニバン。終了の理由は売上が伸びなかったため。
・ラインアップは5種類あり、エリシオンだけでなくプレステージと呼ばれるグレードがあり、プレステージは機能が充実し走行性能も高い。
・エリシオンの中古車を探す際はネクステージがおすすめ。品質の高い中古車を豊富に取り揃えているため安心して選べる。
ホンダ エリシオンの基本情報をおさらい
ホンダ エリシオンは、低床プラットフォームにより見た目の低さが特徴的な大型のミニバンです。販売終了してから年月もたっているため、名前を知らない方も増えています。しかし、今なお人気を保ち、復活を待ち望む方が多い車です。ここでは、エリシオンの基本情報・消えた理由についてご紹介します。
ホンダ エリシオンとは?
エリシオンは、ホンダから発売されていたミニバンです。2013年までは、ホンダが日本市場で販売するフラッグシップミニバンでした。全長が長く低床・低重心である点が特徴であり、車内を広く快適に使用できることが魅力です。
2006年にマイナーチェンジを行い、最上級グレードの「プレステージ」がラインアップに追加されました。モデルチェンジ歴は以下の表のとおりです。
エリシオン |
エリシオンプレステージ |
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2004年5月~ |
発売開始 |
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2005年9月~2006年11月 |
マイナーチェンジ |
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2006年12月~2008年11月 |
マイナーチェンジ |
2007年1月~ 2007年8月~2008年11月 |
販売開始 マイナーチェンジ |
2008年12月~2009年8月 |
マイナーチェンジ |
2008年12月~2009年8月 |
マイナーチェンジ |
2009年9月~2010年10月 |
マイナーチェンジ |
2009年9月~2010年10月 |
マイナーチェンジ |
2010年11月~2012年5月 |
販売終了 |
2010年11月~2012年5月 |
マイナーチェンジ |
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2012年6月~2013年10月 |
販売終了 |
ホンダ エリシオンが消えた理由
エリシオンは、2013年10月で日本国内においての販売が終了しています。同じミニバンタイプである、トヨタのヴェルファイアとアルファードと比較して、エリシオンの売上は伸び悩みました。
エリシオンの売上が伸び悩んだ理由として考えられていることは、ホンダが考えたミニバンの価値と当時のユーザーのニーズが一致しなかったことです。ユーザーのニーズに応えるために、プレステージをラインアップに追加しましたが、イメージを覆すことができず、プレステージの売上も伸びませんでした。
中古車相場・当時の新車価格
エリシオンとエリシオンプレステージの当時の新車価格・2022年8月現在の中古車価格は次のとおりです。
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グレード |
駆動方式 |
新車価格 |
中古相場 |
エリシオン |
エリシオン G AERO |
2WD |
297万円 |
29万9,000円~59万7,000円 |
4WD |
328万5,000円 |
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HDD NAVI Special Package |
2WD |
330万円 |
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4WD |
361万5,000円 |
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エリシオンプレステージ |
エリシオンプレステージ S |
2WD |
334万円 |
39万9,000円~69万9,000円 |
4WD |
359万2,000円 |
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エリシオンプレステージ SG |
2WD |
394万5,000円 |
||
4WD |
419万7,000円 |
|||
HDD NAVI Special Package |
2WD |
365万5,000円 |
||
4WD |
390万7,000円 |
エリシオンのエントリーモデルであるELYSION G AEROであれば、300万円以下で購入ができました。プレステージはエリシオンよりも価格は高めに設定されています。新車価格が最も高いのは、ELYSION PRESTIGE SGの4WDです。
最後に発売されていたのが2013年ということもあり、新車価格と比較をすると中古車価格が大幅に安い傾向にあります。年数は経過していますが、中には走行距離が短い中古車もあり、新車に近い車両もあるでしょう。
(参考:エリシオン(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
(参考:エリシオンプレステージ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】)
ホンダ エリシオンのラインアップ
エリシオンは、通常グレードの他に「プレステージ」と呼ばれる上級グレードのモデルがあります。エリシオンは2種類、プレステージは3種類のラインアップがあり、車体が底床かつ低重心であることが特徴でした。7人乗りと8人乗りのタイプがあり、家族連れや大勢で車を利用する方におすすめの車です。こちらでは、エリシオンのラインアップを紹介します。
1.エリシオン
エリシオンには「ELYSION G AERO」と「ELYSION G AERO・HDD NAVI Special Package」の2種類のラインアップがあります。
ELYSION G AERO・HDD NAVI Special Packageは、ELYSION G AEROよりも機能面が充実し、地デジ対応の高機能ナビゲーションが搭載されているのが特徴です。
下記の表は、2つのラインアップのスペックをまとめたものです。どちらも2WDと4WDが展開されています。
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ELYSION G AERO |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
乗車定員 |
8名 |
8名 |
燃費(JC08) |
9.9km/L |
9.5km/L |
|
HDD NAVI Special Package |
|
駆動方式 |
2WD |
4WD |
乗車定員 |
8名 |
8名 |
燃費(JC08) |
9.9km/L |
9.5km/L |
2.エリシオン プレステージ
プレステージには「ELYSION PRESTIGE S」「ELYSION PRESTIGE SG」「ELYSION PRESTIGE S・HDD NAVI Special Package」の3種類のラインアップがあります。インテリアが上質になっているだけでなく、パワースライドドアが搭載されているなど、エリシオンよりも装備が充実したことにより乗り心地が快適になったことが特徴です。
下記の表は、3つのラインアップのスペックをまとめたものです。プレステージは全種類の乗車定員が7名になっています。
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ELYSION PRESTIGE S |
|
駆動方式 |
FF |
4WD |
乗車定員 |
7名 |
7名 |
燃費(JC08) |
9.9km/L |
9.5km/L |
|
ELYSION PRESTIGE SG |
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駆動方式 |
FF |
4WD |
乗車定員 |
7名 |
7名 |
燃費(JC08) |
8.2km/L |
7.8km/L |
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HDD NAVI Special Package |
|
駆動方式 |
FF |
4WD |
乗車定員 |
7名 |
7名 |
燃費(JC08) |
9.9km/L |
9.5km/L |
ホンダ エリシオンにおける内装の魅力
エリシオンの特徴は、車体が底床かつ低重心になっていることだけではありません。シートアレンジの種類が豊富であるため、荷室を広く使うことが可能です。大型のコンソールボックスなどの収納スペースが充実しています。HDD付きカーナビも搭載していますので、機能面も魅力的です。こちらでは、ホンダのエリシオンにおける内装の魅力について紹介します。
1.多彩なシートアレンジが可能
エリシオンは7人乗り、8人乗りともに3列シートを搭載しています。3列目のシートを使わない場合は、折りたたむことで荷室を広く使用することが可能です。
2列目のシートと3列目のシートをフルフラットにすれば、靴を脱いでくつろげるスペースを作ることができます。遠くに出かける際や、アウトドアの際にも役に立つ内装です。
2.充実した収納スペース
エリシオンは収納スペースが充実しています。下記は収納スペースの例です。
・グローブボックス
・フロントアッパーポケット
・サングラスボックス
・ドアポケット
・カップホルダー
カップホルダーは、スライドドアと3列目シート用に設置しています。助手席の前に設置してあるグローブボックスは、車検の資料や財布、小物などを入れておく際に役に立つ収納スペースです。
3.HDD付きカーナビ
エリシオンに搭載しているカーナビシステムは、8インチワイドの大きなディスプレイが特徴です。画面が大きくてナビが見やすいのはもちろん、地デジを視聴できます。
20GBのHDDによるサウンドコンテナ機能も搭載しており、車内で音楽を楽しむことも可能です。現在地や目的地までの道を確認するためだけでなく、他の機能も充実しています。
ホンダ エリシオンの走行・燃費性能
エリシオンは低重心で安定した走りができるだけでなく、搭載しているエンジンが2種類あり、300馬力のパワーを生み出すなど力強い走りができるのが特徴です。燃費性能に優れ「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しています。
エリシオンの走行性能と燃費性能を紹介します。車両の走りや燃費などが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
1.走行性能
エリシオンに搭載されているエンジンは2種類あり、300馬力のパワーを生み出す「V6 3.5ℓ VTECエンジン」とパワーと低燃費を両立した「DOHC i-VTECエンジン」です。
「V6 3.5ℓ VTECエンジン」は低速域から高速域まで力強くスムーズに加速します。「DOHC i-VTECエンジン」は高精度な空燃比制御システムを搭載し、環境性能にも優れていることが特徴です。
2.燃費性能
エリシオンは、国土交通省から「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しています。環境性能が高く、CO2の排出量の抑制にも貢献している車です。
エリシオンとプレステージのすべてのラインナップを比較しても、燃費に関しては、どのラインナップラインアップもJC08モードで7.8km/Lを超えています。エリシオンは燃費性能が高いだけでなく、環境面に配慮した車です。
ホンダ エリシオンと他のミニバンを比較
エリシオンは大型のミニバンであるため、同様なサイズの大型ミニバンと目的や使用用途が重なる傾向があります。その中でも、特にライバル車として比較されるのが、アルファード・オデッセイ・エルグランドです。それぞれのサイズとの比較も含め、特徴をご紹介します。
トヨタ「アルファード」
アルファードは、エクステリアのダイナミックなデザインと優雅なインテリアが特徴のミニバンです。センターグリルの形状と加飾が高級感を与えてくれます。また、木目調のインテリアデザインは質感と見た目の高級感をさらに高め、上質なシートにより居心地の良い空間に作られている点が魅力です。
走行性能も高く、トヨタ独自の燃料噴射システムを採用したエンジンを搭載し、さらに優れた燃費性能も備えています。
下記はエリシオンの「ELYSION G AERO」と、アルファードのエントリーモデル「X」を比較したものです。
|
ELYSION G AERO |
X |
全長(m) |
4.845 |
4.945 |
全幅(m) |
1.830 |
1.850 |
全高(m) |
1.790 |
1.935 |
地上高(m) |
0.150 |
0.160 |
サイズはアルファードの「X」が「ELYSION G AERO」よりも大きめです。地上高は「ELYSION G AERO」のほうが低くなっています。乗り降りがしやすいミニバンを選ぶのであれば、エリシオンがおすすめです。
(参考: 『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ「オデッセイ」
オデッセイは重心が低く設計されており、セダンのような心地よい安定した走りを可能としています。また、走行シーンに合わせて3つのハイブリッドシステムを切り替えるため、燃費を押さえて効率的な走りが可能です。また、パワーシートの運転席・助手席やオットマンが付いた2列目シートにより、車内では快適に過ごせます。
下記はエリシオンの「ELYSION G AERO」と、オデッセイのエントリーモデル「ABSOLUTE」を比較したものです。
|
ELYSION G AERO |
ABSOLUTE |
全長(m) |
4.845 |
4.855 |
全幅(m) |
1.830 |
1.820 |
全高(m) |
1.790 |
1.695 |
地上高(m) |
0.150 |
0.145 |
全高を除いて、「ABSOLUT」のほうがサイズは大きくなっています。全高の差は95mmですが、地上高は5mmしか異なりません。「ELYSION G AERO」のほうが高さはあるため、室内空間が広くなっています。
(参考: 『オデッセイ(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ニッサン「エルグランド」
エルグランドは、先進の安全性能を豊富に搭載した車です。長距離の運転でも、運転手の負担を軽減できるようにさまざまな運転支援システムを搭載し、快適な運転が楽しめます。車内は室内高が1,300mm程あるため、どの席に座ってもくつろげる点も大きな魅力です。3列目シートも1列目・2列目と同じように、高いフィット感のあるシート構造なので長時間の走行でも快適に過ごせます。
下記はエリシオンの「ELYSION G AERO」と、エルグランドの「250 Highway STAR S」を比較したものです。
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ELYSION G AERO |
250 Highway STAR S |
全長(m) |
4.845 |
4.965 |
全幅(m) |
1.830 |
1.850 |
全高(m) |
1.790 |
1.815 |
地上高(m) |
0.150 |
0.150 |
「250 Highway STAR S」が、地上高以外を全て上回るサイズとなります。地上高が同じであるため、「250 Highway STAR S」のほうが車内は広い空間です。広さだけでなくコンパクトさも求めたい方には「ELYSION G AERO」がおすすめです。
(参考: 『エルグランド(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ エリシオンは新型オデッセイとして復活?
現在、エリシオンの復活の可能性が高まっています。オデッセイとして名前を改め、上級ミニバンとして復活するのではないかという噂です。現在でもエリシオンは中国で販売され、マイナーチェンジなども行われていることから、上級ミニバンとしての国内での復活が多くの人から期待されています。
エリシオンは今も中国で販売されている
エリシオンは、現在も中国では販売されており、2021年12月にはマイナーチェンジも行われたばかりです。国内で販売していたかつてのオデッセイよりも、上質な仕様となっています。シート素材は豪華な作りで、日本では設定が無かった電動ダブルサンルーフなども搭載することが可能です。
これらの状況から、中国の上質なエリシオンを新規モデルとして国内で販売したほうがインパクトがあると考えられます。そのため、オデッセイが従来通りの仕様で復活する可能性は低く、オデッセイの名称でエリシオンが復活する可能性が高いとの見込みです。
中国で販売されているエリシオンの特徴
中国で、現在も販売されているエリシオンの仕様をご紹介します。
仕様 |
|
全長×全幅×全高(mm) |
4,951×1,842×1,711 |
ホイールベース(mm) |
2,900 |
最低地上高(mm) |
124 |
最小回転半径(m) |
5.4 |
最大出力(kW/rpm) |
107/6,200 |
トルク(N・m/rpm) |
175/3,500 |
乗車人数(人) |
7 |
総排気量(L) |
1.993 |
ホンダ エリシオンの中古車をお探しならネクステージへ
エリシオンは、今なお多くの人から復活が期待されている魅力ある大型ミニバンです。現在は生産終了しているため、新車を購入することができません。しかし、中古車であれば購入が可能です。中古車をお探しの際は、ネクステージをご利用ください。
品質の高い車両のみ取り扱いのため安心して選べる
ネクステージでは、中古車の品質にこだわって仕入れを行っています。そのため、事故車や水害車などの粗悪な車両は決して扱いません。専門のバイヤーによって、徹底した厳選を行っているため、問題が起きやすいモデルなども排除しています。
また、納車新車・登録済未使用車以外の全車両を対象に法定点検整備を実施し、車の状態に合わせて予防点検整備を実施していることが特徴です。納車直後のトラブルや、部品交換などを心配することなく自分に合った車をお選びいただけます。
豊富な在庫からこだわり条件で探せる
ネクステージは、全国に200店舗以上を展開しています。3万台にも及ぶ、品質にこだわった中古車を取りそろえているため、希望の条件の車を見つけることが可能です。ぜひ最寄りの店舗で、希望条件をもとにお探しください。
万が一、最寄りの店舗に希望条件の車が無い場合は、全国の在庫の中から条件に合った車を探していただけます。お気に入りの車が見つかった場合は、最寄りの店舗に取り寄せて実際に見ていただけるので、安心して選ぶことが可能です。
中古車だからこそ安心の保障をご用意
中古車は購入後の故障が不安と感じる方もいます。ネクステージでは、そのような不安を感じることなく乗っていただくために、充実した保証を準備していることも特徴です。特にミニバンの場合、ファミリーカーとして、長く使うことを考えている方も少なくありません。
ネクステージでは、長く安心して乗り続けていただくために、10年保証をご用意しています。さらに、低年式の車を対象とした保証付きメンテナンスパックのNextageサポートもご用意しているため、どのような車でも不安なく選んでもらうことが可能です。
まとめ
エリシオンはすでに販売が終了した車です。生産終了から年月が経っていることから、比較的安価で中古車購入できるのが魅力的です。販売終了車とはいえ、シートアレンジができ、収納スペースが多いなど内装が充実しています。走行性能も燃費性能も優れていますので、ミニバンの購入を検討されている方におすすめの車です。
エリシオンをお探しであれば、品質が高い中古車を取り扱うだけでなく、保証サービスも充実しているネクステージへお任せください。弊社の公式サイトにアクセスすると、日本全国の店舗の在庫状況が確認できます。ぜひネクステージにご相談ください。