フリード ハイブリッドの概要！ライバル車シエンタと燃費／スペックを比較

人気のミニバン、フリードのハイブリッドモデルの燃費が気になる方は多いのではないでしょうか。また、車選びの際にはライバル車とも比較をすることでしょう。今回は、フリードハイブリッドの概要を確認すると共に、ライバル車であるシエンタについても紹介します。

 

フリードとシエンタのスペックや、ハイブリット車として重要な「市街地」「郊外」「高速道路」の実燃費とカタログ燃費（WLTCモード）、年間ガソリン代を比較しました。その他にも中古車価格や目安、ハイブリット車の燃費をよくするポイントについても触れています。

 

※目次※

1.フリード ハイブリッドの概要

2.シエンタ ハイブリッドの概要

3.フリード ハイブリッド VS シエンタ ハイブリッドの燃費を比較

4.ハイブリッド車の燃費を良くするポイント

5.フリード ハイブリッド・シエンタ ハイブリッドの中古車相場

6.品質の高い中古車をお探しならネクステージにお任せください！

7.まとめ

 

 

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フリード ハイブリッドの概要

フリードハイブリッドは「使いやすいゆとりの空間」「コンパクトなボディサイズ」「スタイリッシュなデザイン」をテーマに多機能なコンパクトミニバンとして2008年5月に誕生しました。

 

2008年（下半期）にミニバンモデルの販売台数1位を獲得した人気車で、2019年のマイナーチェンジでは様々な改良が加えられています。

（参考：フリード（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

マイナーチェンジでグレード構成変更

2019年10月にマイナーチェンジしたフリードですが、新たにクロスオーバーグレードである「CROSSTAR Honda SENSING（クロスター）」が加わりました。これによりＧタイプ（HYBRID G Honda SENSING）のみだったハイブリッドのグレードタイプは2つに分かれ、グレードの選択肢が広がります。そのためマイナーチェンジ前よりもハイブリッド車が選びやすくなりました。

 

他にもマイナーチェンジでは改良が加えられ、安全支援システムである「Honda SENSING」が全タイプ標準装備となり、システム面では新たに「後方誤発進抑制機能」が追加されています。またオリンピック、パラリンピックに備えて英語表記の標識に対応するなど、標識認識の性能も向上しました。

 

またパワートレイン「1.5L i-DCD（ハイブリッド）」自体に変化はありませんが、新たなモデルでは排ガスのクリーン化と燃費消費率が向上しています。新たに追加されたCROSSTAR Honda SENSINGはガソリン仕様車を選択することが可能です。

 

室内空間の特徴

フリードはコンパクトなボディサイズながら「広い室内空間」を持っています。ハイブリッド車は仕様上どうしてもガソリン車よりもシステムが大掛かりになるため、室内空間が犠牲になってしまいがちです。

 

しかし、フリードのハイブリッド車はその問題点を「システムの小型化」により解決しました。広い室内は1列目シートから3列目シートまで十分な広さがあり、足を組んでも余裕ができるほどの空間を確保しています。

 

また、簡単に折りたためる座席はお休みモードやロングラゲッジモードなど多彩なシートアレンジが可能になりました。室内空間の寸法は「室内長3,045mm×室内幅1,455mm×室内高1,275-1,285mm」となり、様々な用途に合わせた使い方ができる車です。

（参考：フリード（ホンダ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

走行性能・静粛性

ホンダ フリードの良さは走行性能にも現れています。伸びやかな加速を実現するために「SPORT HYBRID i-DCD」システムを取り入れ、多人数が乗車してもパワー負けしないために1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジンには高効率CVTが搭載されました。

 

他にもブレーキ操作ステップダウンシフト制御の導入により、長い坂道では自動でエンジンブレーキが効き、カーブなど減速の際には加速に備えた制御を行います。そのため走り出しも軽快で、スムーズな走行は乗り心地の良さにもつながっているのです。

 

一方フリードの静粛性ですが、こちらも非常に静かで車体には効果的に遮音材が配置されているため、高速走行をしている際でも大声を上げることなく会話を楽しむことができます。

 

フリード ハイブリッドのスペック

広い車内空間と優れた走行性能を持つフリードハイブッド車のスペックは以下となります。（スペック表はHYBRID G Honda SENSING（FF）のものです）

主要燃費向上には「ハイブリッドシステム」「アトキンソンサイクル」「可変バルブタイミング」や「アイドリングストップ装置」「電動パワーステアリング」等の対策がとられました。

 

フリード ハイブリッドには4WDがある！

フリードのハイブリッド車にはFF以外にも「4WD」が設定されています。4WDの車高はFFの1,710mmよりも25mmほど高い1,735mmです。普段はFFで走行し、悪路など荒れた路面では4WDに切り替わるので、肝心の走行性能はFFと比べオンロードでの差はほとんどなくスムーズな街乗りを楽しむことができます。

 

また、システムの軽量化により4WDでありながら低燃費も実現しており、雪道や坂道の走破性も問題ありません。肝心な乗り心地は、揺れの吸収もFF同様早くフラットな乗り心地を演出しています。

 

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シエンタ ハイブリッドの概要

シエンタは2003年にトヨタより発売され、「小粋でユースフルな7人乗り」をテーマに機能性、実用性の高さから高い評価と人気を獲得しました。フリードと同じ5ナンバーサイズのコンパクトなボディと広い室内空間を持つなど、特徴が似ていることからフリードと比較されることが多い車両でもあります。

 

2008年に一度生産が打ち切られるものの8ヶ月後の2011年5月には販売が再開され、2015年には2代目シエンタが誕生しました。

（参考：シエンタ（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

2015年2代目からハイブリッド登場

シエンタのハイブリッド車は2015年に発売された2代目シエンタ（現行モデル）から登場し、「ユニバーサルでクールなトヨタ最小のミニバン」をコンセプトに発売されました。

 

その後2018年にマイナーチェンジが行われ、2列シート車である「FUNBASE」がラインアップに加わりました。トヨタはもともとハイブリッド車に定評があり、今回のマイナーチェンジでも注目を集めていましたが、期待通りにハイレベルな低燃費を実現しています。

 

室内空間の特徴

2代目シエンタはフリード同様ナンバー5のボディサイズを維持しつつ、広い室内空間を実現しています。シートアレンジも多岐に渡り、特にセカンドシートを格納し後席の全てをラゲージとして活用できるフラットラゲージモードは車中泊など様々な方法で活用できるので大変便利です。

 

ラゲージスペースには床下収納ボックスが備わっており、濡れた荷物の収納にも活躍します。収納も充実し、助手席のアッパーボックスからマルチユーストレイ（4WDのみ）など、豊富で機能的な収納が数多く備わりました。

 

災害時でも電気製品が使用できるように、車内にはアクセサリーコンセント（ハイブリッド車にメーカーオプション）と充電用のUSB端子が備わっています。

（参考：シエンタ（トヨタ）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）

 

走行性能・静粛性

シエンタは燃費効率に優れさらに高いエンジン効率を実現できる1.5Lエンジン（1NZ-FXE）を搭載しています。またハイブリッド車における車体の重さをインバーター、コンバーターともに小型化することにより軽量化も図りました。

 

走行性能は良好で、ブレーキペダルからクリープ現象に至るタイムラグはほとんどなく、加速も非常にスムーズです。EV走行からハイブリッド走行への切り替えも滑らかで、嫌なもたつきもありません。

 

静音性も優れており、スタート時はモーターで進むのでエンジン音は比較的静かです。また、EVモードを選択すればモーターのみで走行が可能なため、夜間や早朝も静かに走ることができます。

 

シエンタ ハイブリッドのスペック

シエンタ ハイブリッド（Gグレード駆動方式FF）のスペックは以下のようになっています。

主要燃費向上には「ハイブリッドシステム」「アイドリングストップ装置」「電気式無段変速機」「充電制御」「可変バルブタイミング」「電動パワーステアリング」等の対策が取られました。車両総重量は1,765kg、排気量は1.496Lです。

 

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フリード ハイブリッド VS シエンタ ハイブリッドの燃費を比較

フリードとシエンタはボディサイズから特徴まで似ている要素が多く、大きな違いは走行性能や安全装備、3列目シートになります。もう1つの重要な要素として、燃費の詳細を比較しましたのでぜひ参考にしてください。

ハイブリッド車を選択する理由には燃費効率の良さがあるため、燃費の比較は重要な項目です。フリードとシエンタのカタログ燃費、実燃費の比較を解説します。

 

カタログ燃費

フリードハイブリッドとシエンタハイブリッドの燃費を実際に比較してみましょう。どちらもグレードGのWLTCモードでの比較です。フリードのFFには6人乗りと7人乗り仕様があるため区別しています。

カタログ燃費を比べてみると、シエンタが0.2km/Ｌほど勝っているのが分かります。また、フリードの6人乗りと7人乗りには違いはなく、乗車人数での変化はほぼありません。

 

実燃費の目安

続いて実燃費について比較していきましょう。乗車人数で燃費への影響が無かったフリードは今回、駆動方式で分けてあります。

 

実燃費はあくまで目安ですが「市街地」「郊外」「高速道路」それぞれの実燃費は以下の表のようになりました。（燃費はWLTCモードでの計測値です）。

カタログ燃費に続き、実燃費でもシエンタがフリードよりも勝りました。市街地では22.7 km/Lと、シエンタの実燃費はカタログ燃費とほぼ変わらない数値を出しています。

 

年間ガソリン代の目安

年間ガソリン代の目安について見ていきましょう。フリード（4WD）の年間ガソリン代は8万8,744円になります。続いてフリード（FF）の年間ガソリン代は8万2,237円と4WDと比較して6,507円安くなりました。

 

シエンタの年間ガソリン代は7万7,325円とフリード（FF）と比較して4,912円安くなっています。そのため、燃費の良さで車を購入する場合はシエンタがおすすめです。（年間ガソリン代は年間走行距離10,000kmとして算出）

（2021年3月時点での情報です）

 

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ハイブリッド車の燃費を良くするポイント

実燃費の比較でも見られたように、市街地や郊外、高速道路では燃費に違いが生まれました。条件の違いはもちろんですが、走行方法の違いでも燃費は変わります。では実際燃費を良くするポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。

 

ここからはハイブリッド車の燃費を良くするポイントについて紹介します。

 

不必要な荷物は載せない

燃費をよくするポイントには「不必要な物は載せない」ことです。10kgの荷物を載せて50km走行すると、15ccの燃費が無駄になると言われています。

 

そのため、使用しない際にゴルフバッグなどの重い荷物を載せたままにしていると燃費が落ちてしまうので、極力不必要なものは車に載せないようにしましょう。

 

発進時のアクセルの踏み方

ハイブリッド車の燃費をよくするポイントには「発進時のアクセルの踏み方」があります。燃費は発進時のアクセルワークによって大きな差が生まれると言われており、燃費を良くするためには外せない要素です。

 

発進時はアクセルを強く踏み込まず、ゆっくりと徐々に踏み込んでいきましょう。AT車ではクリープ現象をうまく利用することで燃費を向上させることができるので、ゆっくりと加速していくことを意識してください。

 

停止時は回生ブレーキを活用

停止時も燃費を抑えるポイントになります。信号待ちなど停止することが分かっている時は、アクセルオフだけではなく発電を促すためにも軽くブレーキを踏み続けましょう。

 

ハイブリッド車は回生ブレーキ使い、上手にエネルギーを変換・回収することで燃費の向上を図っています。そのため、エネルギーを生み出す回生ブレーキを上手に活用できれば燃費を向上させることが可能です。

 

タイヤの空気圧の確認

ハイブリッド車の燃費を良くするためにはタイヤの空気圧を確認することも大切です。車のタイヤは運転時や停止時にも自然と空気が抜けていきます。空気が抜けると道路に触れるタイヤの接地面が多くなり、抵抗が大きくなるためその分多くのエネルギーが必要です。そのため燃費性能も徐々に低下します。

 

空気圧の低いタイヤは無駄なエネルギーを消費するため、タイヤの空気圧はこまめに確認しておきましょう。また、抵抗の小さいエコタイヤを使うことでも燃費を向上させることができます。

 

一定のスピードで走る

走行時に一定のスピードで走ることも燃費を良くするポイントです。ハイブリッド車はモーター走行を続けているとバッテリーの電気が切れてしまいます。

 

バッテリーの充電が切れると強制的にエンジンを動かして発電をはじめるため、無駄なエネルギーを消費しないためにもモーターを動かしすぎないように一定のスピードで走行しましょう。

 

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フリード ハイブリッド・シエンタ ハイブリッドの中古車相場

フリードとシエンタはコンパクトミニバンを売りにしているライバル車でもあります。どちらも人気が高く機能性も十分であるため、購入する際どちらにするべきか迷ってしまいます。

 

特徴や燃費を確認した後に中古車相場を把握し、具体的な購入イメージを描いていきましょう。

 

フリード ハイブリッド

フリードハイブリッドの中古車相場は約50万円から240万円です。中でも100万円台のものが多く、駆動方式のほとんどが「FF」です。車体カラーはブラック系のクリスタルブラック・パールとホワイト系のプラチナホワイト・パールが多くありますが、人気のカラーは揃っています。

 

走行距離は約5kmから9万kmと幅広いものの、比較的状態の良い中古車が揃っています。

（2021年3月時点での情報です）

 

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※価格は支払総額

 

シエンタ ハイブリッド

シエンタハイブリッドの中古車価格帯は約20万円から200万円台です。車両は100万円台のものが非常に多い印象ですが、60万円台と比較的手に入りやすい値段でも走行距離が約2万kmと少なく、車検も「有り」といった条件の良い中古車も見られます。

 

現在、シエンタの中古車は予算に合わせた車両が手に入りやすい環境にあると言えるでしょう。

（2021年3月時点での情報です）

 

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中古車を購入する場合、少しでも質の高い車両を購入したいものです。、どうしても「購入した後に綻びが出るのではないか」と不安で手が出せない人もいるのではないでしょうか。

 

折角安く購入できた中古車でも、購入後に修理が多く最終的には新車を買った方が安かったといった事態に陥ってしまえば元も子もありません。そういった事態の備えにおすすめとなるのがネクステージです。

 

ネクステージでは購入前の車両の説明を徹底しており、修復歴のある車は取り扱ってはいないため、品質の良い中古車が数多く揃っています。

 

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まとめ

5ナンバーでありながら広い室内空間を持つフリードとシエンタには共通点が多く、ボディサイズやホイールベースもほぼ変わらないため、購入を考えている場合は迷ってしまう人もいるでしょう。

フリードとシエンタの燃費比較ではカタログ燃費、実燃費ともにシエンタが勝っていましたが、フリードにはハイブリッド車でありながら4WDの設定があり、室内長では510mmほどシエンタより広くなっています。

 

燃費を重視するならシエンタを、雪道など悪路を走ることが多い地域ではフリードを検討するのがおすすめです。ネクステージではフリード・シエンタともに各グレード・カラーの在庫を豊富に揃えています。

 

品質の良い中古車のみ取り扱っているため、安心してネクステージをご利用ください。

 

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