フルモデルチェンジした新型N-BOXがついに登場!進化した点を見てみよう
N-BOXは、累計販売台数200万台を達成した人気の軽自動車で、軽四輪車の新車販売台数は6年連続で1位を獲得しています。これまでN-BOXは数々のマイナーチェンジが行われてきましたが、この秋にいよいよフルモデルチェンジを迎え、3代目が登場します。
この記事では、3代目となる新型N-BOXの特徴を紹介するとともに、過去のモデルの特徴やマイナーチェンジ箇所なども振り返ります。中古のN-BOXの購入を検討する際も参考になる構成になっています。
※目次※
1.2023年にフルモデルチェンジした新型N-BOXが予約開始!
4.フルモデルチェンジのタイミングは狙い目な中古車が見つかりやすい!
5.N-BOXの中古車価格をネクステージでチェックしてみよう!
・今年秋に登場する3代目N-BOXの特徴を紹介
・初代・2代目も多くのマイナーチェンジを行い、進化を続けてきた
・モデルチェンジを控えた今が中古車の狙いどき
2023年にフルモデルチェンジした新型N-BOXが予約開始!
ハイトールワゴンは、軽自動車のひとつのカテゴリとして定番となっています。そのジャンルにホンダはN-BOXで参戦し、大ヒットモデルとなりました。そのヒットを裏付けるように、今年秋に3代目が登場することが決定しています。
N-BOXとは、いったいどのような特徴を持った軽自動車なのでしょうか。簡単におさらいをしてみましょう。
2011年にNシリーズ第一弾として登場したN-BOX
N-BOXは、軽自動車規格いっぱいのボディサイズを持つハイトールワゴンとして、さらにホンダの新世代の軽自動車「Nシリーズ」の初モデルとして2011年12月に発売となりました。
コンセプトは「軽自動車の概念を超える広さ・快適さ」としました。軽自動車なので、乗車定員は4名までですが、室内寸法を広くとることで軽自動車であることを忘れるような広さを実現したとのことです。
広い寸法を実現させた秘訣は、センタータンクレイアウトの採用です。ガソリンタンクを床の中央部に配置することで、従来タンクを置いていたスペースを室内空間として確保することができました。
また、新開発のエンジンやトランスミッション、アイドリングストップ機構を採用したことで、燃費性能も当時クラストップ級を誇ったようです。そんなN-BOXはヒットモデルとなり、2017年に2代目に進化しました。
3代目N-BOXの予約が始まった
ホンダのハイトール軽ワゴンとして市民権を得たと言えるN-BOXは、今年秋に3代目が登場します。それに先立ち8月に先行予約が始まりました。
3代目は、より箱感を押し出したレトロなデザインを取り入れています。グレードは基準車の「N-BOX」と高級グレードの「N-BOXカスタム」の2機種を用意しています。
これまでの圧倒的な室内空間の広さというコンセプトを踏襲しながら、「ホンダ・センシング」といった運転支援システムも搭載しています。
フルモデルチェンジで上質さを磨き上げた新型N-BOX
フルモデルチェンジで3代目に進化するN-BOXは、個性を際立たせ、使い勝手をさらに向上するグレードを設定しています。ハイトールワゴンは、街乗り用途に選ばれる傾向があります。そんなファミリーユースに適している新型の進化したスタイルをみていきましょう。
新たなスタイルの登場
新型N-BOXには、基準車とカスタムの2機種の用意があることは先に触れました。さらに基準車には「ファッションスタイル」、カスタムには「コーディネートスタイル」の設定があります。
「ファッションスタイル」の特徴は、オフホワイトに塗装した「電動格納式リモコンドアミラー」「アウタードアハンドル」、カラードの「フルホイールキャップ」を設定することで、ボディに2トーンカラーのようなアクセントを加えている点です。
「コーディネートスタイル」は、「ダーククロームメッキ加飾」を施した外装装備、「専用14インチのアルミホイール(ターボは15インチ)」「パワースライドドア」「本革巻きステアリングホイール」「左右独立式センターアームレスト」といった見た目も機能も上げる装備を加えています。
さらに使いやすくなった室内空間
N-BOXにおける魅力のひとつは室内空間の広さです。新型はその広さをそのままに使い勝手を向上しています。例えば、後部ドアの近くにくぼみを設けて子供やお年寄りの乗降のしやすさに配慮している点です。
それ以外にもインパネ上端をフラット化して広く見やすい視界を確保したり、7インチのTFT液晶メーターを装備したり、大型のグローブボックスやサイドポケット(後席)を採用し手回り品などを出し入れがしやすく効率的に収納することができるよう、随所に機能的な工夫を加えています。
フルモデルチェンジ前のN-BOXも改良を重ねている
N-BOX現行モデルは2代目です。N-BOXのフルモデルチェンジは過去に一回のみですが、マイナーチェンジが何度か行われています。ここでN-BOX初代・2代目それぞれの歴代マイナーチェンジ内容を見ていきましょう。
初代モデル
N-BOX初代モデルは約6年間で4回のマイナーチェンジが行われました。主な内容を以下からご参照ください。
生産時期 |
主なマイナーチェンジ内容 |
2011年11月~2012年11月 |
- |
2012年12月~2013年11月 |
・燃費を向上 ・N BOXにターボ仕様車とModulo Xを追加 |
2013年12月~2015年1月 |
・燃費をさらに向上したことでエコカー減税の免税対象となる ・安全性を強化 |
2015年2月~2015年10月 |
・内外装のデザインと使い勝手を変更 ・快適装備を追加 |
2015年11月~2017年8月 |
・UVカット・赤外線軽減ガラスなど、さらに装備が充実 ・新たなベーシックタイプとして「C」タイプを追加 |
2代目モデル
2017年9月のフルモデルチェンジにより2代目N-BOXが誕生しました。それから現在まで4回のマイナーチェンジが行われています。
生産時期 |
主なマイナーチェンジ内容 |
2017年9月~2019年10月 |
・「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトにフルモデルチェンジが行われる ・新たなプラットフォームとパワートレインを開発 ・先進の安全システム「Honda SENSING」を採用 |
2019年10月~2020年12月 |
・「Honda SENSING」の性能を向上 ・快適機能の標準装備化 |
2020年12月~ |
・デザインを変更 ・「Honda SENSING」にパーキングセンサーシステムを追加 |
2021年12月~ |
・パーキングブレーキを電子制御化しオートブレーキホールド機能を付加 ・N-BOX誕生10周年記念として特別使用車「スタイルプラスブラック」を設定 |
フルモデルチェンジのタイミングは狙い目な中古車が見つかりやすい
できる限り費用を抑えてN-BOXを購入するなら中古車がおすすめです。この時、フルモデルチェンジの前後どちらが適切なのでしょうか。以下から中古車を購入するコツとタイミングを解説します。
新型発売後のタイミングが狙い目
マイナーチェンジやフルモデルチェンジで新型が出た場合、前モデルのN-BOXが中古車として市場に多く出回ります。良質な中古車が見つかる可能性が上がるため、購入するならモデルチェンジ後がおすすめです。
特にフルモデルチェンジはそれまでの現行型が旧型となり、中古車価格が下がる傾向にあります。新型発売後は大きな狙い目として覚えておきましょう。
登録(届出)済未使用車を探す
中古車にはさまざまな年式・品質の車が流通しています。「長く乗れる中古N-BOXが欲しい」「最新装備を搭載したN-BOXに乗りたい」「新車は買えないが少しでも新しいN-BOXが欲しい」という方もいるでしょう。
このような場合は登録(届出)済未使用車をおすすめします。登録(届出)済未使用車は登録して以降使用していない中古車です。新車に近い状態の車を新車よりも安く購入できるため、前述のようなニーズを持つ方は積極的に探してみましょう。
N-BOXの中古車価格をネクステージでチェックしてみよう!
マイナーチェンジの前後にかかわらず、現状の中古車相場の理解は重要です。ここでは中古車販売店ネクステージの在庫を基にN-BOXの中古車価格をご紹介します。初代と2代目それぞれ紹介しますので、これから購入予定の方はぜひ参考にしてください。
初代モデル
N-BOX初代モデルの中古車相場は、約30万円~120万円です。初代の新車時の販売価格が約120万円~に対して、中古車では最初のフルモデルチェンジ前のモデルが100万円以下で購入できます。旧型のため経年劣化を不安に思うかもしれませんが、多くの在庫が走行距離5万km以内です。(2023年9月時点の情報です)
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧』)
2代目モデル
N-BOX2代目モデルの中古車相場は、約50万~180万円です。2代目の新車時価格は約140万円~200万円であるため、こちらもお得に購入できます。2020年11月のマイナーチェンジ前のモデルであれば100万円以下で購入可能です。(2023年9月時点の情報です)
(参考:『N-BOX(ホンダ)の中古車一覧』)
まとめ
いよいよ3代目の発売になるN-BOXですが、過去のモデルも頻繁に改良を重ねて魅力を高めています。現行モデルは快適な室内スペース、低燃費で伸びのある走りを実現するi-VTECエンジンなど、独自の特徴を持つ軽自動車として人気を獲得しています。
フルモデルチェンジを控えた現在、N-BOXの中古車が狙い目です。比較的新しめで、さまざまなグレードやカラーが豊富にそろっている今、中古車販売店に在庫を問い合わせてみてはいかがでしょうか。
▼ライタープロフィール
北野晶夫
オートバイ雑誌と自動車WEB媒体の編集部員を経験後に独立し、フリーの記者・編集者となり現在に至る。
新車取材のほかチューニングカーやレースの取材等も行う。写真撮影も行い、撮影・執筆・編集と一連の制作を担当することが多い。読者のカーライフを応援できる記事づくりがモットー。
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いかがでしたか。今回の記事が中古車購入を検討しているあなたの参考になれば幸いです。
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