ステップワゴンの最低地上高はゆとりがある!選ぶ魅力やライバル車との比較
ホンダのステップワゴンは、室内空間の広さ、高い走行性能、低床設計による乗り降りのしやすさに定評があるミニバンです。ファミリーカーとして活用されることもあるステップワゴンですが、車体の最低地上高が低いのではないかと気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回はステップワゴンの最低地上高に注目し、選ばれる理由をライバル車との比較を交えつつ紹介します。購入を検討されている方におすすめの情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.最低地上高の高さが魅力のステップワゴンはいくらで買えるの?
・ホンダのステップワゴンは最低地上高が確保された設計となっており、雪国などでの走行もしやすくなっている
・ステップワゴンは最低地上高だけでなく、外観や内装、燃費までもこだわっている
・中古車の流通も多い車種であるため、新車よりも安く買いたいときはネクステージをチェックしよう
ステップワゴンの最低地上高は150mm
乗り降りのしやすさを左右する「最低地上高」は、車検時の保安基準でも規定されているだけでなく、機械式駐車場を利用する際も一定以上の高さが求められることがあります。
ステップワゴンの最低地上高は150mmに設計されており、最低基準よりも余裕を持ったつくりとなっています。そこで、まずはこの「最低地上高」について解説していきます。
最低地上高は基準が定められている
最低地上高とは、車両で一番低い箇所から地面までの距離を指します。かつては最低地上高の低い「シャコタン」と呼ばれるようなローダウン車が人気の時代もありました。
車の設計上、傾斜や段差のある道路を通過する際に、車の底面を傷つけない程度の最低地上高が設けられています。最低地上高が低い車は乗り降りしやすいですが段差に弱く、車検の保安基準では最低地上高は9cm以上であることが定められています。
段差のある道路も雪道も走りやすい
ステップワゴンの外観は、再度のドアが左右に開閉する「わくわくゲート」と呼ばれる低床のドアが設計されています。
低床=最低地上高の低いという意味ですが、ステップワゴンの最低地上高150mmが確保されており、段差や雪道などの悪路でも走りやすい設計です。参考までに、ホンダが公表しているグレード別のステップワゴンの最低地上高データは以下の通りとなっています。
グレードタイプ |
最低地上高(m) |
|
0.155 |
|
0.150 |
(2022年5月現在)
最低地上高にゆとりがあるステップワゴンの特徴
最低地上高にゆとりのあるミニバン選びで検討したいステップワゴンには、見た目や使い勝手にもこだわりが詰まっています。
そこで、最低地上高以外のステップワゴンの主な特徴をご紹介します。用途や車選びに重視したい要素と照らし合わせながら見ていきましょう。
エクステリアはこだわりの美しさ
ステップワゴンのエクステリア(外観)は、開発者の美しさへのこだわりが体現されているのが特徴です。乗車中の居心地や視界の良さを重視しているのが特徴で、ベルトライン(窓の下端ライン)にこだわったボディに厚みのあるデザインに仕上がりとなっています。
ホンダが公表しているグレードタイプ別の車両サイズは以下の通りです。
グレードタイプ |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
|
4,760×1,695×1,840 |
|
4,735×1,695×1,855 |
(2022年5月現在)
また、ボディカラーは高級感のある配色となっており、フォレストグリーン・パールやオブシダンブルー・パールといった個性的なカラーも揃っています。
インテリアは快適さを高めた設計
ステップワゴンのインテリア(室内)に関しても、乗車中の快適さを高めた工夫が随所に施されています。ステップワゴンの特徴である最低地上高の低い低床設計が、ファミリーでも快適な室内空間の広さを実現しているのです。
3列あるシートのどこに座っても乗車中に快適さが得られるよう、電源やテーブル等の工夫が施されています。なお、ホンダが公表しているグレードタイプ別の室内サイズ(客室内寸法)は以下の通りです。
グレードタイプ |
客室内寸法 長さ×幅×高さ (mm) |
|
3,220×1,500×1,405 |
|
3,220×1,500×1,425 |
(2022年5月現在)
3つのモードを組み合わせた走行性能
ステップワゴンのうち、ハイブリッドシステムである「e:HEV」搭載のタイプは、シーンに応じた3つのモード切り替えによってガソリン消費を限りなく抑えた走行が実現可能です。速度を問わずなめらかな加速性と静粛性に優れた走行ができます。
ドライブモード |
主なシーン |
EVドライブモード |
発進時、街中走行時はバッテリーのみで駆動 |
ハイブリッドドライブモード |
パワーが必要な加速時、坂道はバッテリーとエンジンを併用 |
エンジンドライブモード |
高速道路走行時などはエンジンのみで駆動 |
(2022年5月現在)
燃費も高くなっている
自動車メーカー各社とも燃費に関しては注力していますが、ステップワゴンは燃費性能に関しても優れているのが特徴です。
e:HEVモデルでは2つのモーターによってパワフルかつ低燃費を実現し、ガソリン車ではターボパワーを加えたVTECターボエンジンを採用しています。ホンダが公表しているグレードタイプ別の燃費性能データおよび燃費性能対策項目は以下の通りです。
|
e:HEV SPADA G・EX HondaSENSING
e:HEV SPADA G HondaSENSING |
SPADA HondaSENSING(FF)
G・EX HondaSENSING(FF)
G HondaSENSING(FF) |
JC08モード km/L |
25.0 |
15.8 |
WLTCモード km/L |
20.0 |
13.6 |
市街地モード(WLTC-L) km/L |
18.8 |
10.3 |
郊外モード(WLTC-M) km/L |
21.7 |
14.3 |
高速道路モード(WLTC-H) km/L |
19.5 |
15.2 |
主要燃費向上対策 |
ハイブリッドシステム アトキンソンサイクル アイドリングストップ装置 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
直噴エンジン アイドリングストップ装置 自動無段変速機(CVT) 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
|
SPADA Cool Spirit HondaSENSING(FF/4WD)
SPADA HondaSENSING(4WD) |
SPADA Cool Spirit HondaSENSING
G HondaSENSING(4WD) |
JC08モード km/L |
15.0~15.4 |
15.0~15.2 |
WLTCモード km/L |
13.0 |
13.0 |
市街地モード(WLTC-L) km/L |
10.0 |
10.0 |
郊外モード(WLTC-M) km/L |
13.5 |
13.5 |
高速道路モード(WLTC-H) km/L |
14.6 |
14.6 |
主要燃費向上対策 |
直噴エンジン アイドリングストップ装置 自動無段変速機(CVT) 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
直噴エンジン アイドリングストップ装置 自動無段変速機(CVT) 可変バルブタイミング 電動パワーステアリング |
(2022年5月現在)
最低地上高の高さが魅力のステップワゴンはいくらで買えるの?
ステップワゴンは、最低地上高以外にも魅力が多く使い勝手のいい車種です。そのため、ステップワゴンを購入する場合は、どのくらいの価格で流通しているのかが気になる方もいるのではないでしょうか。
そこで、最新のステップワゴンの価格をご紹介します。価格はグレードや搭載オプションによって異なりますので、中古車を探す際は特に、求めるオプション品を見極めることでよりお得に購入できるのを覚えておいてください。
ステップワゴンの新車価格
ホンダ ステップワゴンのメーカー希望小売価格(税込)は、以下の通りです。
タイプ |
メーカー希望小売価格(税込) |
G・Honda SENSING(FF) |
2,714,800円 |
G・Honda SENSING(4WD) |
2,956,800円 |
G・EX Honda SENSING(FF) |
2,919,400円 |
G・EX Honda SENSING(4WD) |
3,139,400円 |
(2022年5月現在)
このように、新車の場合は270万円以上の価格となっています。また、購入する際は車両価格のほかに手続きにかかる諸費用などもかかることを考慮しておくことがおすすめです。
ステップワゴンの中古車価格
新車よりも安い価格でステップワゴンを購入したいという方は、中古車を検討するとよいでしょう。中古車は年式や車の状態、人気色などの傾向によって様々な価格で販売されています。そこで、ステップワゴンの最新の中古車価格相場を紹介します。
なお、検索機能の性質上2008年以前のモデルに関しては複数世代のモデルを一括しているほか、一部世代に重複を含む情報の可能性もあります。また、2022年春に発売予定の6代目に関しては中古車情報を割愛させていただきます。
世代 |
中古車価格 |
初代・2代目・3代目(2008年以前) |
259,000~799,000円 |
4代目(2009年~2015年) |
229,000~1,449,000円 |
5代目(2015年~2022年) |
1,089,000~2,859,000円 |
(2022年5月現在)
ステップワゴンの歴代モデルの最低地上高は高いの?
現行のステップワゴンは最低地上高に注目しても高さに余裕がある設計となっていることが分かりましたが、歴代のステップワゴンも気になるところです。
ここでは、メーカーが公表している主要諸元表を参考にステップワゴンの歴代モデルサイズをまとめてみました。
2017年~2019年モデルのスペック
まず、主要諸元表にて公表されている2017年~2019年モデルのスペックは以下の通りです。
車両タイプ |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
最低地上高(m) |
2.0L DOHC i- VTE C+i- MMD |
4,760×1,695×1,840 |
0.155 |
1.5L DOHC VTEC TURBO
|
4,760×1,695×1,840(FF) 4,760×1,695×1,855(4WD) |
0.155(FF) 0.150(4WD) |
1.5L DOHC VTEC TURBO
|
4,690×1,695×1,840(FF) 4,690×1,695×1,840(4WD) |
0.155(FF) 0.150(4WD) |
最低地上高は現行モデルと大差なく、0.150m~0.155mとなっています。この年代は低燃費への配慮も行われており、ハイブリッド車はWLTCモードで20.0km/L、JC08モードで25.0km/Lという燃料消費率を出しています。
2015年~2017年モデルのスペック
主要諸元表にて公表されている2015年~2017年モデルのスペックは以下の通りです。
車両タイプ |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
最低地上高(m) |
FF
|
4,735×1,695×1,840 |
0.155 |
4WD
|
4,735×1,695×1,855 |
0.150 |
こちらの年式は、状況に合わせて後ろのドアの開閉パターンを変えられる「わくわくゲート」が採用されているモデルです。後方からの乗り降りやちょっとした荷物の積み下ろしが行える設計となっており、利便性の向上が期待できます。
最低地上高が高いミニバンはステップワゴンだけ?
ホンダのステップワゴン以外にも、最低地上高にゆとりをもった設計のミニバンが販売されています。
室内空間の広さを重視する方、ホンダのステップワゴンが気になるという方は、以下にご紹介する車種もおすすめです。車選びの際の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
トヨタ ヴォクシー
トヨタ自動車が販売、2016年8月より販売されているヴォクシーのハイブリッドグレードである「S-G 2WD」に注目した場合、気になるスペックは以下の通りです。
定員 |
8 |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,695×1,730×1,895 |
車両重量(kg) |
1,640 |
最低地上高(m) |
1.4 |
室内サイズ 室内長×室内幅×室内高(mm) |
2,805×1,470×1,405 |
最小回転半径(m) |
5.5 |
燃費(WTLCモード・km/L) |
23 |
メーカー希望小売価格(税込) |
3,090,000円~ |
中古車価格相場(税込) |
249,000~4,366,000円 |
(2022年5月現在)
ステップワゴンに比べて少し最低地上高が低くなっていますが、最低基準値よりも余裕を持った地上高が設定されています。また、人気の高い車種であることから中古車の流通も多くなっているため、希望の年式や価格帯を見つけやすいのも魅力のひとつです。
(参考:『ヴォクシー(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 セレナ
日産自動車が販売、2016年8月より販売されているセレナの「X 2WD」グレードに注目した場合、気になるスペックは以下の通りです。
定員 |
8 |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,685×1,695×1,865 |
車両重量(kg) |
1,650 |
最低地上高(m) |
1.6 |
室内サイズ 室内長×室内幅×室内高(mm) |
3,060×1,480×1,380 |
最小回転半径(m) |
5.5 |
燃費(WTLCモード・km/L) |
13.2 |
メーカー希望小売価格(税込) |
2,576,200円 |
中古車価格相場(税込) |
249,000~4,158,000円 |
(2022年5月現在)
ゆったりと乗れる空間に仕上がっているセレナは、家族で乗っても使いやすい設計となっています。多彩なシートアレンジにも対応しているのも魅力でしょう。
(参考:『セレナ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 デリカD:5
三菱自動車が販売、2020年12月より販売されているデリカD:5の「M」グレードに注目した場合、気になるスペックは以下の通りです。
定員 |
8名 |
車両サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,800×1,795×1,875 |
車両重量(kg) |
1,930 |
最低地上高(m) |
185 |
室内サイズ 室内長×室内幅×室内高(mm) |
2,980×1,505×1,310 |
最小回転半径(m) |
5.6 |
燃費(WTLCモード・km/L) |
12.6 |
メーカー小売希望価格(税込) |
3,913,800円 |
中古車価格相場(税込) |
379,000~4,387,000円 |
(2022年5月現在)
力強い走りと上質なデザインを兼ね備えたデリカD:5は、普段使いだけでなくキャンプなどのアクティブな使い方でも活躍する一台です。
(参考:『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
中古車なら希望の最低地上高を叶える車の種類が広がる!
車の購入で乗り降りのしやすさや価格面を重視する場合、中古車であれば選べる選択肢も増えておすすめです。中古車を購入する場合は、信頼できる販売店選びも意識しておきたいところです。
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まとめ
今回はホンダのステップワゴンに注目し、車内の快適性に大きく関係する「最低地上高」を中心に人気のステップワゴンの魅力を解説してきました。乗り降りしやすく、ゆったりとした車内空間とステップワゴンはファミリーや年配の方が利用される際にも活躍します。
中古車であれば価格面でお得に購入できますが、信頼できる販売店で購入するのは欠かせません。ネクステージなら、中古車を多数取り扱うだけでなく購入後のカーライフをサポートする充実の保証制度を備えています。ネクステージで販売中の車両はWeb上で確認やお問い合わせができるので、気軽にチェックしてみましょう。