レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

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レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

レクサスはトヨタがグローバルに展開しているプレミアム(高級)ブランドになります。世界に先駆けてレクサスブランドが導入されたのが北米で、1989年のことでした。

 

当時はフォードやGMのプレミアムブランドが高級車として認知されて、それを欧州メーカーが追っていました。レクサスは高い質感や走行性能などによって瞬く間にプレミアムブランドの仲間入りをし、2005年から国内でも展開が始まったのです。

 

※目次※

1.レクサスの歴史

2.レクサスはメーカー?ブランド?

3.レクサス全車種 ~初代から現行車まで~

4.レクサスの中古市場動向

5.まとめ

 

■POINT

・レクサスは1989年に北米でスタートしたプレミアムブランド

・国内展開は2005年からで、近年では支持を受けて販売台数も上昇

・中古車でも価値が落ちづらく、人気のRXやLXなどは高値で推移する

 

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レクサスの歴史

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

レクサスは1989年に北米でスタートしたトヨタ自動車の高級(プレミアム)ブランドになります。北米で大衆車として認知されていたトヨタ車の商品価値を向上するために作られた「レクサスブランド」は日本国内では2005年から展開されています。

 

レクサス誕生のキッカケ

トヨタ自動車のプレミアムブランドとなるレクサスは、日本国内ではなく北米で1989年に導入されました。当時の日本車はコストパフォーマンスの高いモデルとして人気を集めていましたが、高級車の部類ではなく大衆的なブランドとして認知されていました。ホンダが1986年にプレミアムブランドのアキュラを北米で展開し、それを追ったのがレクサスでした。

 

アメリカではフォードのリンカーン、GMのキャデラックという2大プレミアムブランドがありますが、欧州のメルセデスベンツやBMW、アウディを好む人も当時からいて、それらのユーザーに食い込んだのがレクサスになります。

 

日本市場における展開

日本国内でレクサスブランドが展開されたのは2005年からです。第1弾のラインアップとなったのは、小型セダンのIS、中型セダンのGS、ハードトップコンバーチブルのSCの3車種でした。翌年には満を持してラグジュアリーセダンのLSが導入され、国内でのレクサスブランドが構築されていきました。

 

国内の自動車メーカ-がプレミアムブランドを展開することを疑問視する目もあり、ブランド展開がスタートして数年は販売台数が伸び悩みましたが、2010年代に入ると認知度も上昇し、2021年の国内販売台数は5万台を突破しました。

 

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レクサスはメーカー?ブランド?

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

レクサスはトヨタ自動車のひとつのブランドであってメーカーではありません。アメリカではひとつの自動車メーカーが複数のブランドを持つことは普通で、ラグジュアリーやSUV、トラックなど車種の方向性によってブランドを別けています。欧州ではメルセデスベンツのAMGやBMWのMのようにスポーティなモデルのみの扱うブランドを持つ傾向があります。

 

レクサスはトヨタ自動車のプレミアムブランドで、ライバルメーカ-はメルセデスベンツやBMW、アウディなどになります。海外ではホンダがアキュラ、日産がインフィニティとしてレクサスに対抗するプレミアムブランドを展開していますが、日本国内には導入されていません。プラットフォームやパワートレインはトヨタ車と共有のものが多いですが、レクサスならではの作り込みで商品価値を上げています。

 

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レクサス全車種 ~初代から現行車まで~

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レクサスはLSからスタートしましたが、ブランド誕生から30年を数え、今ではセダンやクーペ、SUVなど多彩なモデルをラインアップしています。近年ではFと名付けられたスポーツモデルも用意されていて、レクサスブランドの幅を拡げています。

 

セダン

LS

レクサスが展開する中のフラッグシップとなるのがLSです。LSはラグジュアリーセダンの略で、レクサスを象徴するモデルとなります。北米でのレクサスブランドの展開とともに発売されたのがLSで、現行モデルで5代目となっています。

 

日本国内では4代目から販売されていた、専用のプラットフォームや最新の技術を採用するなどフラッグシップに相応しい仕立で、現行のLS500には新規開発された3.5Lエンジンと10速のオートマチックが組み合わされています。

 

ES

GSの販売終了にともないLSにつぐセダンとなったのがESになります。北米ではLSを展開した1989年に発売が始まり、現行モデルで7代目となります。レクサスブランドのセダンの中ではもっとも販売されてきた車種で、販売台数からみると中核のモデルといえます。

 

現行モデルは国内でも販売されていて、量産車としては初めてデジタルアウターミラーを採用したことで話題となりました。歴代モデルともにFFベースというのも特徴のひとつです。

 

IS

レクサスのセダンの中ではもっともコンパクトなモデルがISになります。ISはIntelligent Sportの頭文字を取ったといわれ、Sはセダンではなくスポーツを指しています。北米で1999年から発売されていた初代は、国内ではアルテッツァの名称で販売されていたモデルです。

 

レクサスブランドが国内展開された2005年からISはラインアップされていて、現行モデルの3代目も発売されています。3代目は2013年にデビューしたモデルで、2016年と2020年に2回のマイナーチェンジを経て現在にいたっています。

 

HS

2009年に日本国内で発売が開始されたHSは、レクサスブランドとしては初のハイブリッド専用車種です。パワートレインは2.4Lエンジンにプリウスと同様のTHS-Ⅱのハイブリッドシステムを採用しています。当時はセダンタイプの中で唯一のFFベース車となっていました。

 

2013年にはマイナーチェンジにより、レクサスの象徴となるスピンドルグリルを採用しより高級感を増したデザインとなりました。2018年に発売を終了しているので、現在はラインアップにないモデルです。

 

GS

2020年に販売が終了したが、それまではLSにつぐセダンとしてラインアップされていたのがGSです。北米で1991年に発売開始となったGSは、国内ではスポーティセダンとして人気を得ていたアリストと同じモデルとなります。

 

レクサスが国内展開された2005年に登場した3代目から日本では発売され、2012年に4代目へと進化したのです。GSは走行パフォーマンスと高級感を兼ね備えたモデルで、LSにはないドライバーズカーとしての性能を持っていました。

 

GSF

レクサスのスポーツモデル「F」の中の一台がGS Fになります。2012年にフルモデルチェンジした4代目のGSをベースにしていますが、エンジンはV型8気筒5.0Lを採用し、ボディも専用の溶接などを行うことで剛性を高めています。足まわりやインテリアも専用になっていて、Fモデルらしいスポーティな仕上がりです。

 

5.0LのエンジンはLSに採用したモデルをベースに、ヤマハとトヨタが共同開発しスポーティに仕立てています。IS FやRC FのFモデルも同様のエンジンを搭載しています。

 

ハッチバック

CT

レクサスブランドでは初となるハッチバックモデルで、なおかつハイブリッド専用車となっていたのがCTになります。ボディサイズは日本国内でラインアップされるレクサス車のなかではもっとも小型でエントリーモデルとなりました。

 

パワートレインはプリウスと同様となっていて、プレミアムモデルのハッチバックの中では圧倒的な省燃費性能を誇っています。2011年から国内で発売されたCTですが、2022年に販売が終了しました。

 

クーペ/コンバーチブル

LC

レクサスのフラッグシップとなるのがセダンのLSだとすると、クーペモデルの最上級に位置しているのがLCです。エンジンはV型8気筒5.0LとハイブリッドのV型6気筒3.5Lの2種類となっています。

 

5.0LエンジンはFモデルのRC FやGS Fと同等でLC専用にチューニングされ、10速のオートマチックトランスミッションが組み合わせられています。ソフトトップで覆われたコンバーチブルもラインアップしていて、国内最上級のオープンカーといえます。

 

RCF

レクサスのFモデルとしては IS Fに続く第2弾として発売されたのがRC Fになります。すべてのFモデルにはトヨタとヤマハが共同開発したスポーティモデルのV型8気筒5.0Lエンジンが搭載されていて、RC Fも同様です。

 

スペックは、最高出力が351kW(477PS)、最大トルクが530N・mとなっています。RC Fは現在発売されている唯一のFモデルで、「RC Fパフォーマンスパッケージ」「RC Fカーボンエクステリアパッケージ」「RC F」の3タイプとなります。

 

RC

レクサスは北米でのブランド展開当初からクーペモデルを用意してきましたが、2010年代のはじめは一時期セダンとSUVのみとなったときがありました。RCが2014年に発売されたことで、一時期レクサスのラインアップから外されていたクーペモデルが復活しました。

 

パワートレインはV型6気筒3.5Lと直列4気筒2.5Lのハイブリッドが用意されています。RCからはFモデルのRC FやレースカーのRC F GT3などスポーティに富んだ派生モデルが登場しています。

 

SC

SCは北米で1991年に発売開始されたクーペモデルで、同車種は国内では3代目のソアラとして親しまれていました。2001年のフルモデルチェンジにともないSCとしては2代目となり、日本国内では3代目と同じくソアラとして発売が続きました。

 

2代目のSCは、それまでのクーペタイプからハードトップのカブリオレとなり、よりスペシャリティ感が増しています。レクサスブランドが国内展開された2005年に、マイナーチェンジされたモデルがSCの名称で発売され、2010年の販売終了まで日本で販売されました。

 

IS C

2005年のレクサスブランドの国内展開時からラインアップされていたミドルクラスのセダンがISで、その2代目ISをベースにオープントップとされたのがIS Cになります。2009年から国内での発売が始まったIS Cは、ベースのISに対して2ドア化されていて、ルーフは電動開閉式のメタルトップを採用しました。

 

2013年にISは3代目にフルモデルチェンジしましたが、IS Cは販売を続け2014年まで日本国内で販売されていました。

 

SUV

LX

圧倒的な走破性によって世界的に支持されているトヨタのランドクルーザーをベースに、レクサスが仕立てたモデルがLXになります。1996年に北米で発売されたのが初代のLXでベースはランドクルーザー80系でした。

 

2代目のLXはランドクルーザー100系がベースで2007年まで発売され、同年にフルモデルチェンジを受けて3代目のLXとなりました。3代目のLXはマイナーチェンジした2015年以降に日本国内でも発売が開始され人気を博します。現行モデルのLX600は2022年に発売が開始されますが、世界中からオーダーが殺到し注文を停止しています。

 

GX

ランドクルーザーをベースにしたのがLXですが、GXは兄弟車種となるランドクルーザープラドがベースとなっています。ベースはランドクルーザープラドですが、エクステリアとインテリアはGX専用のプレミアムなものに置き換えられていて、レクサスブランドの商品性を保持しています。

 

2002年の初代が登場し、現行モデルは2009年から発売されているGX460になります。国内で生産されていますが、日本国内では販売されたことがなく海外専用車となっています。

 

RX

レクサスの量販車種として世界各国で人気となっているのがミドルサイズSUVのRXです。RXの初代は北米で1998年に発売が始まり、質感や手頃なボディサイズによって発売直後から多くのセールスを記録しています。国内ではハリアーとして親しまれ、トヨタとしても量販モデルとなりました。量販車種らしく発売開始から4回のフルモデルチェンジを経て、現行モデルは5代目です。

 

2022年から発売されている5台目は、プラグインやハイブリッド、コンベンショナルなガソリンモデルなど幅広いラインアップとなっています。

 

NX

グローバルで量販車種となったRXの弟分となるのがNXです。全長は4630~4640mmとRXより250mmほど短くなっていて、全幅も立体駐車場などを意識した1845mmに抑えられています。

 

Premium Urban Sports Gearというコンセプトのように都市型のSUVになります。初代は2014年に発売が始まり、2021年に現行モデルへフルモデルチェンジされました。現行モデルはレクサスブランドとしては初のプラグインハイブリッドを用意するなど、8タイプのグレード展開となっています。

 

UX

レクサスのエントリーモデルとなるのがコンパクトSUVのUXです。2018年に日本で発売が始まったレクサスブランドの中では新しい車種になります。ベースとなっているのはトヨタCH-Rですが、他のモデルと同様に専用の内外装で仕立てられています。

 

パワートレインは直列4気筒2.0Lのハイブリッドとガソリンの2タイプが用意されていて、派生モデルとしてレクサス初の電気自動車となる「UX300e」が2020年に発売されました。

 

ミニバン

LM

レクサスブランド初のミニバンとなるのがLMになります。国内では販売されていませんが、中国やASEANの国などに向けたモデルでアルファードがベースとなっています。ミニバンは中国や東南アジアでも人気を誇るタイプとなっていて、レクサスブランドからの導入が待たれていました。

 

2019年にワールドプレミアされて、2020年に中国市場などで発売が始まっています。グレード展開は販売している国によって異なりますが、4人乗り、7人乗りがあります。

 

Fパフォーマンス

LFA

国内販売価格3750万円で世界限定500台と、すべてがプレミアムなスーパースポーツカーがレクサスのLFAです。LFAはレクサスのスポーツモデルに付けられた「F」の最高峰に位置しています。

 

LFAは5年以上の開発期間を経て2009年にワールドプレミアされ、2010年から生産が開始されました。シャシーは専用のカーボンモノコックを採用し、パワートレインも専用開発になります。日本国内では165台が販売される予定でしたが、最終的には200台を超えるモデルが流通しました。

 

IS F

レクサスのFモデルとして初めて発売されたのがIS Fになります。Fとはトヨタが所有する富士スピードウェイに由来していて、サーキット走行なども許容するスペシャルモデルです。

 

2007年に発売が開始されたIS Fは、V型8気筒5.0Lエンジンや足まわりパーツ、インテリア、エクステリアなど専用に開発されたパーツが多数搭載されていました。2013年にベースとなった2代目のISがフルモデルチェンジしましたが、IS Fは2014年まで販売され役目を終えました。

 

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レクサスの中古市場動向

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

国内では2005年に展開が始まったレクサスは、トヨタのプレミアムブランドとして認知されています。発売当初はラインナップも少なく販売台数は伸びませんでしたが、RXなど人気車種の導入で認知度も上昇していきました。

 

人気が集まるとともに中古車市場でも価値が上がっていき、レクサスのモデルはセダン、クーペ、SUVに関わらず高値で買い取られています。そのため中古車価格も高くなっていて、年式や走行距離に対して高く感じるかもしれません。希少なモデルやグレードではプレミアムな価格が付くことがあり、人気の高さを表しています。

 

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まとめ

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

高い質感や走行性などによって国内のブランドの中でも人気となるレクサスは、中古車市場でも購入を希望するユーザーが多くなっています。

ネクステージでは、オーナーの納得する価格を一発で提示することを心掛けていて、顧客満足度も第1位を獲得しています。レクサスの車を売りたい、乗り換えたいと考えている人は、ぜひネクステージを訪れてみましょう。

 

■この記事の執筆者

レクサスはメーカー?ブランド?そのコンセプトから魅力まで徹底解説

真鍋裕行
モータージャーナリスト
出版社勤務を経て2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立し、自動車雑誌、ウェブサイトなどに原稿を寄稿。自動車ジャーナリストとしての自動車メディアへの寄稿は続けつつ、メディアコンテンツの製作に取り組んでいる。

 

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