デミオはどこで買えるの?購入時のポイントやマツダ2との違い
2019年にマツダ「デミオ」が「Mazda(マツダ)2」へと車名を変更し、生まれ変わったことをご存知でしょうか。デミオといえば、マツダを代表する車種であるとともに、コンパクトカーの代名詞ともいえる車です。
1996年に初代デミオが発売されて以降、3度のフルモデルチェンジを行いながら、よりユーザーに愛される車へと成長してきました。
今回の記事では、デミオの購入を検討している方に向けて、車種の特徴や魅力を解説します。中古車相場などの情報もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・デミオはマツダのベストセラー&ロングセラー車。2019年には「Mazda2(マツダ2)」に車名を変更している!
・デミオの現行モデル「マツダ2」は、皮シートの導入やアイストップの採用など、独自の試みが多数!
・デミオ(マツダ2)をお得に手に入れたい場合は中古車の購入を検討してみよう!ネクステージなら豊富な在庫からお気に入りの1台を選べる!
マツダのデミオに乗りたい!
デミオはマツダから販売されているベストセラー・ロングセラー車です。2019年7月には「デミオ」から「Mazda2(マツダ2)」に車名を改められました。
この記事を読んでいる人の中には、デミオの概要が気になっている方も多いでしょう。そこでこちらの項目では、デミオの基本情報や中古車価格を解説します。(相場情報は2022年2月時点のものです)
デミオとは?
2019年7月18日にマツダのベストセラーコンパクトカー「デミオ」は、「Mazda(マツダ)2」に車名を変更しました。マツダは車名を続々と変更しており、「アクセラ」は「Mazda(マツダ)3」に、「アテンザ」は「Mazda(マツダ)6」になっています。海外の車名は「数字とアルファベット」で共通化されているため、デミオもアクセラもデザインや装備を一新したタイミングで、車名が世界共通のものに合わせられました。
デミオの中古車価格
ネクステージでは、デミオの中古車を9万9,000円~146万7,000円で取り揃えています(2022年2月時点)。デミオは歴史の長い車なので、探せば2000年代や2010年代初頭の車もあります。
最も安いのは2002年式の9万9,000円で、走行距離は4.6万kmです。一般的に年式が古ければ古いほど、走行距離が長ければ長いほど、中古車価格は安くなります。しかし、もちろん中古車としての質は落ちてしまうので注意しましょう。
(参考:『デミオ(マツダ)の中古車一覧』)
デミオの歴史を見てみよう
デミオは、1996年に発売された初代からマツダ2に車名変更するまでに、5~7年周期で3度のフルモデルチェンジが行われました。どのフルモデルチェンジでも、デミオは大ヒットを記録し、よりユーザーのニーズに合ったコンパクトカーへと成長していきます。今回はデミオの3度の転機を覗いてみましょう。
(参考:『デミオ(マツダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
マツダの危機を救った初代デミオ
1996年、「マツダ店」や「アンフィニ店」などの多チャンネル展開の失敗などにより、マツダは経営難に陥っていました。危機を救ったのが、1996年8月に誕生した自由形ワゴンの初代デミオです。
初代デミオは、「1300SOHC/1500SOHC」エンジン搭載で、シートの跳ね上げや後部座席のリクライニングなど多彩なアレンジが可能で、日常からレジャーまで使いやすい新しいジャンルのコンパクトカーでした。同年10月には「RJCニューカー・オブ・ザ・イヤー」、11月には「日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞」を受賞し、コンパクトカーの代表格として成長していきます。デミオは大ヒットを記録し、「マツダの救世主」と呼ばれることもありました。
スポルトなどのグレードが作られた2代目デミオ
1度目のフルモデルチェンジは、初代発売から6年後の2002年8月です。「走る楽しさ」がもたらす「解放感」と「心地よいインテリア」をテーマに、クラストップレベルの安全性能と走行性能に加え、1ランクアップした上質な室内空間を整えた、新しいスタンダードのコンパクトカーに生まれ変わりました。
また、多様なライフスタイルに合わせて選べるように、アクティブ&スポーティーな印象を表現した「SPORT(スポルト)」、明るい室内空間でくつろぎを感じさせる「Cozy(コージー)」、毎日楽しく使えるシンプルなスタイルを提案した「Casual(カジュアル)」の3つのモデルを発売しました。
13Sが登場!3代目デミオ
1度目から約5年後の2007年7月に、2度目のフルモデルチェンジが行われました。室内空間や走りやすさを追求した2代目とは違い、3代目の一番変化したのはボディスタイリングです。ボディはセミトールワゴンスタイルから、前モデルよりも約100kgの軽量を実現したハッチバックスタイルに変えられ、見ただけで乗りたくなるデザインを追求しました。
機種は「13F」「13C」「13C-V」「13S」「15C」「SPORT」の6種類で、中でも13C-Vは、新開発の「MZR1.3Lミラーサイクルエンジン」と「CVT(自動無段変速機)」を搭載し、燃費が23.0km/Lと旧型モデルと比較して約20%燃費を改善しています。
1300ccから1500ccへ排気量がアップした4代目デミオ
3度目のフルモデルチェンジは、2度目から約7年後の2014年9月です。マツダのデザインテーマである「魂動-Soul of Motion」を表した躍動的なボディに安全性を最優先した新世代HMIとマツダの新世代技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」を搭載し、海外でも通用するモデルへと進化しました。
機種は1300ccが3種類と1500ccが3種類あり、排気量がアップされた1500ccモデルが多く作られています。同年10月には「2014-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を、11月には「2014年度グッドデザイン金賞」を受賞しました。
デミオの現行モデル「マツダ2」の魅力
「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」がコンセプトのマツダ2は、デミオをさらにバージョンアップさせた5ドアハッチバック車へと生まれ変わりました。乗り心地や操作安定性だけでなく、ボディのカラーリングなどのエクステリアデザインにもこだわりを見せています。デミオとの違いとマツダ2の魅力に迫ってみましょう。
こだわりのエクステリア
マツダ2のボディカラーは、マツダ独自の塗装技術「匠塗 TAKUMINURI」を使用しており、鮮やかさと艶感が魅力です。特に「ソウルレッドクリスタルメタリック」は、シェード(光が当たらず影になる部分)には深みを持たせ、ハイライト(光が反射する部分)はより鮮やかに映るようにし、マツダのデザインテーマ「魂動」を際立たせるカラーになっています。
ボディカラーは白や黒、くすんだブルー、赤などの最大で11種類です。
皮シートの導入
マツダ2は、モダンなデザインに少しの遊び心をプラスした、上質で洗練された内装に進化しました。インテリアの種類は、デミオにはなかった国内コンパクトカーで唯一の白本革のシートも誕生し、レザー2種類とクロス3種類の計5種類があります。
きめ細かな対策で、会話のしやすい静粛性のある空間を実現しました。
後部座席の乗り心地への配慮
マツダ2は、操作性がアップしたレバーやスイッチ、使いやすいラゲッジルームや収納スペースなどを装備し、快適なドライブのための機能性も充実させました。また、運転席や助手席のみならず、後部座席の乗り心地にもこだわっています。
後部座席のシートには振動吸収ウレタンを使用し、包み込まれるようなフィット感が魅力的です。後部座席の左右にはアシストグリップが標準装備されているので、快適な姿勢を保つことができます。
車中泊もできる室内空間
マツダ2は、280Lのしっかりとした荷室を確保しながら、5人乗りモードでもゆったりくつろげる広い車内空間が特徴です。ひとつシートを倒して4人乗りモードにすれば、絨毯やサーフボードといった長い荷物も積め、シートを2つ倒した3人乗りモードにすればさらに大きな荷物を乗せることが可能です。
後部座席すべてを倒した2人乗りモードにすれば、車中泊も可能な広さです。オプションのラゲッジフラットボードを使えば、シートと荷室の段差がなくなるので、さらに快適な車中泊ができます。
アイ・ストップの採用
2014年以降に発売されたデミオの最高ランクの燃費は、WLTCモードで19.8km/Lでした。一方マツダ2の2WD(FF)の燃費は19.0~19.8 km/Lなので、以前のデミオとさほど変化はありません。
しかし、マツダ2では、停車するとエンジンが自動的に止まり、ブレーキを離すと瞬間再始動する「i-stop(アイ・ストップ)」を採用するなど、アイドリングのストップと燃費向上に貢献しています。
引き継がれたタイヤサイズ
マツダ2のタイヤが採用しているのは、横浜ゴムの「BluEarth-GT AE51」です。「BluEarth-GT AE51」は、新開発のブルーアースGT専用構造になっており、軽量で高剛性が高いのが特徴で、操作安定性が高く低燃費を実現しています。
マツダ2の15Dに使用されているタイヤのサイズは、185/65R15 88Sで、2014年発売のデミオの15Dのサイズと同じです。ホイールのサイズも両者とも5.5Jx15 ET40です。
ガソリン車の価格
グレードごとのガソリン車の価格は以下の通りです。
グレード |
価格(2WD) |
価格(4WD) |
15C |
150万8,650円 |
172万8,650円 |
15S |
162万2,500円 |
184万2,500円 |
15S Smart Edition |
164万7,500円 |
186万7,500 |
15S Proactive |
169万4,000円円 |
‐ |
15S Proactive Smart Edition II |
174万8,500円円 |
196万8,500円 |
15S Black Tone Edition |
179万8,000円 |
201万8,000円 |
15S Proactive S Package |
190万3,000円 |
212万3,000円 |
15S Sunlit Citrus |
196万9,000円 |
218万9,000円 |
15S L Package |
209万円 |
231万円 |
15S White Comfort |
216万7,000円 |
238万7,000円 |
(2022年2月時点の情報です)
ディーゼル車の価格
ディーゼル車のグレードごとの価格は以下の通りです。
グレード |
価格(2WD) |
価格(4WD) |
XD |
190万3,000円 |
212万3,000円 |
XD Proactive |
199万1,000円 |
221万1,000円 |
XD Black Tone Edition |
206万5,000円 |
228万5,000円 |
XD Proactive S Package |
215万6,000円 |
237万6,000円 |
XD Sunlit Citrus |
222万2,000円 |
244万2,000円 |
XD L Package |
245万8,500円 |
267万8,500円 |
XD White Comfort |
249万1,500円 |
271万1,500円 |
(2022年2月時点の情報です)
お買い得なデミオを探すなら中古車を検討しよう!
「マツダ2を購入しようと思っているが、価格が高くてなかなか手が出ない」と悩んでいる方もいるかもしれません。デミオ(マツダ2)をお得に手に入れたい場合は、中古車を検討してみると良いでしょう。
中古車に抵抗がある方も多いかもしれませんが、価格や納車スピードなど、中古車購入ならではの魅力も多くあります。ここではデミオを中古車で購入する方法を解説します。
デミオの中古車の購入方法
中古車のデミオを購入する方法は、販売店やインターネット、中古車雑誌などがあります。手軽に探したい場合は、まずインターネットで検索してみると良いでしょう。
インターネット検索には、自分のこだわり条件で探せるメリットがあります。例えばネクステージのホームページに「エアロ」と入れて検索すると、カスタム車の検索が可能です。
ネクステージでは、純正フルエアロのデミオ XDツーリング(2016年式、走行距離3.6万km)を、114万9,000円で取り扱っています。
デミオの中古車を購入する時の注意点
中古車を購入する際、年式や車種、修復歴、走行距離など比較検討する項目がたくさんあり、そこだけを注視してしまいがちです。しかし、データだけで中古車を選ぶと、「思っていたのと違う」ということにもなりかねないので、やっぱり目で見て試乗することが大切です。
ドアの開け閉めやエンジンのかかり具合、自動ブレーキやエアコンなどの搭載機器も実際に触って確かめましょう。デミオに限っていえば、後部座席と荷室のスペースを狭く感じる人もいるので、チェックすることをおすすめします。
ネクステージで探してみよう
ネクステージは全国に店舗を展開しており、幅広い中古車を取り揃えています。カスタム車を含めデミオの取り扱いも豊富なので、お気に入りの1台が見つけられるかもしれません。
ネクステージでは、事故車や修復歴車のような、粗悪な車両を事前に排除しています。そのため、初めて中古車を購入するお客様でも、安心してご利用いただけます。気になる在庫があれば、他店舗からのお取り寄せも可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。
PRお手頃な価格の中古車も!
※価格は支払総額
まとめ
かつて経営難に陥っていたマツダの救世主となったデミオは、2019年マツダ2として生まれ変わりました。24年間の歴史の中には、3度のフルモデルチェンジを経験し、より時代に沿ったユーザーに愛される車へと成長し続けています。
現在も市場に数多くの中古車が出回っていることを見ると、人気は衰えていません。長く愛されているデミオを、ぜひネクステージでチェックしてみてください。