マツダ ビアンテのサイズは大きい?室内空間の広さや魅力を解説!
近年におけるSUV人気が高まる前、日本ではミニバンの人気が非常に高い時期がありました。今もなお一定の需要を保つミニバンですが、SUVに人気が分かれ始めたタイミングでマツダ ビアンテが登場しています。どのような特徴を持つ車なのか、興味をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、マツダ ビアンテの特徴やサイズに焦点を当てて解説します。同等のサイズ感のミニバンも紹介しますので、重視したい条件と照らし合わせて検討してみましょう。
※目次※
5.マツダ ビアンテの他にも!サイズ感もおすすめミニバン5車種
・2008年に登場したマツダ ビアンテは、3ナンバーサイズのミドルクラスミニバンでゆとりある室内空間が魅力。
・マツダ ビアンテは、多彩なシートアレンジや安全性の高いボディが特徴で中古車市場でも注目されている。
・マツダ車も含め、良質な中古ミニバンは在庫が豊富なネクステージで探してみよう。
マツダ ビアンテはどのような車?
2000年代に入り、国内でのミニバン人気が高まる中、数多くの自動車メーカーがミニバンを販売しました。マツダも2008年に、ミニバンの中でも最も売れているミドルクラスに ビアンテを投入しています。
マツダらしさを表現しているのは、切れ長のフロントヘッドライトが特徴的な独特のデザインです。残念ながら、マツダは、2017年9月末に生産終了した旨を発表しています。リーズナブルな価格の中古ミニバンをお探しの方は、ビアンテの魅力を再確認してみましょう。
マツダ ビアンテのサイズは?
ミニバンを購入する際の注目ポイントは、サイズ感ではないでしょうか。自分の運転技術に見合った車体サイズか、乗車人数や荷物の大きさ・量にふさわしい室内空間および荷室サイズかなどを検討する必要があります。マツダ ビアンテのサイズについてチェックしてみましょう。
マツダ ビアンテの車体サイズ
トールタイプのミドルクラスミニバン ビアンテの車体サイズは、全長4,715×全幅1,770×全高1,835~1,855(mm)です。多人数が乗車する機会が多いことを念頭に置いたミニバンゆえに、ゆとりある室内空間を目指して全幅を広げ、3ナンバーサイズに設計されました。
それでも、最小回転半径は5.4mに抑えており、車体サイズの割には小回りが利くよう設計されています。
マツダ ビアンテのタイヤサイズ
マツダ ビアンテのタイヤサイズは205/60R16、ホイールサイズは6.5J×16+50です。ミニバンにはちょうど良いサイズが使用されています。快適な乗り心地とコーナリングの安定した走りを両立できる、適度な太さのタイヤです。
爽快な走りを追求しているマツダのこだわりが、タイヤ選びにも表れています。自分らしくカスタムしたい場合、ホイールサイズを7.0J×16にできるため、購入後に検討してみましょう。
マツダ ビアンテの室内空間のサイズ
ビアンテの室内サイズは、室内長2,990×室内幅1,545×室内高1,350mmです。2008年のデビュー当時としては、クラス最長の室内長および室内幅、クラストップレベルの室内高を誇っています。
大型三角窓やサイドウインドウの形状を工夫することにより、実際のサイズより広く開放的な雰囲気を味わえる室内です。プレマシーと共用プラットフォームを採用した全幅を生かし、徹底的に室内居住性の向上を追求していることが伝わります。
マツダ ビアンテの荷室容量
マツダ ビアンテはすでに生産終了しているため、公式カタログを閲覧できません。しかし、実際のオーナーが荷室サイズを測った寸法によると、荷室の最大幅127cm・奥行き108cm・開口部天地112cmとなっています。
乗車定員8名が乗車した場合でも、クラストップレベルの荷室容量を確保可能なサイズです。ライバル車よりも車幅が広いため、左右方向のスペースを活用できます。
サイズ以外も注目!マツダ ビアンテの魅力は?
マツダ ビアンテの魅力は、車体サイズや室内サイズだけではありません。さまざまなドライブシーンを想定して設計されたこだわりが感じられます。代表的なビアンテの魅力は、下記の通りです。自分のライフスタイルやドライブシーンを思い浮かべながら参考にしてみてはいかがでしょうか。
多彩なシートアレンジ
ビアンテのシートは、「リビングモード」「ウォークスルーモード」「ラゲッジモード」の3種類を楽しめます。
リビングモードでは、2列目シートと3列目シートを最後部までスライドさせることで、2列目の足元空間が最大863mm確保可能です。2列目シートを左右にスライドして分割すると、通路の空間ができるウォークスルーモードになります。
ラゲッジモードは、3列目シートのチップアップ・スライド機能と組み合わせることにより、荷物の大きさや長さに合ったスペースの確保が可能です。
快適な走行性能
マツダ ビアンテ最終モデルには、2.0L直列4気筒DOHC16バルブエンジンが搭載されています。駆動方式は、FFとフルタイム4WDの2種類です。FFの最高出力は151PS/6,000rpmで、4WDの場合は144PS/6,200rpmを記録しています。
マツダ独自のスカイアクティブ技術を取り入れたエンジンモデルも選択可能です。専用サスペンションが開発され、フロントにはマクファーソンストラット・リアはマルチリンク方式が採用されています。制振剤や吸音材などにより、ロードノイズを抑え、振動特性の最適化が実現しました。
安全性の高いボディ
ビアンテには、マツダの高剛性・安全ボディが採用されています。正面衝突だけでなく、側面および後面オフセット衝突なども視野に入れた、あらゆる方向からの衝撃に対応できるボディです。
頸部衝撃緩和フロントシートやクラッシャブルブレーキペダルなど、万が一の際に乗員を守り、衝撃をできる限り軽減する装備が搭載されています。また、エネルギー吸収構造を採用したボンネットは、歩行者が衝突した際に被害を軽減する設計です。
マツダ ビアンテの中古車価格相場
2023年4月現在、ネクステージにおけるマツダ ビアンテの中古車相場価格は、約30万円~75万円です。2009年式~2014年式までのモデル、合計14台の在庫があります。
ビアンテが登場したタイミングは、ミニバンからSUVへ人気が移行していた期間でもあったため、新車販売台数が伸び悩みました。そのため、中古車市場への流通台数が少なめの傾向です。
リーズナブルな相場価格のため、ゆとりあるサイズ感のミニバンをお得に購入するチャンスでもあります。
マツダ ビアンテの他にも!サイズ感もおすすめミニバン5車種
マツダ ビアンテは、車幅が広い3ナンバーサイズのミニバンで、家族や友人と多人数でドライブする際にちょうどいい大きさの車です。荷物をたくさん積めるため、アウトドアや旅行の際にも重宝するでしょう。ここからは、ビアンテのライバル車ともいえる、おすすめのミドルクラスミニバン5車種を紹介します。
トヨタ アルファード
大型グリルのダイナミックなデザインが特徴のトヨタ アルファードは、高級感のある堂々とした印象を与えます。質感高い室内空間は、ラグジュアリーなデザインです。走行性能も優れており、ギヤ比設定範囲の広さや新開発の高性能かつ小型トルクコンバーターなどにより、思い通りの走りを体感できます。
車体サイズは、全長4,935~4,950×全幅1,850×全高1,950mmです。ガソリン車とハイブリッド車を選べます。2023年4月時点におけるネクステージの中古車相場は、約60万円~522万円です。
(参考:『アルファード(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
トヨタ ヴェルファイア
トヨタのミニバンでは、アルファードと兄弟車のヴェルファイアも人気があります。両車の主な違いは外観デザインで、ヴェルファイアのフロントマスクは、アルファードよりクールな印象です。
振動や騒音を抑える高剛性ボディに加え、エンジンルームと室内の間にはノイズを低減するサンドイッチ鋼板を採用しています。そのため、静粛性が高く走行中でも会話しやすい環境です。
車体サイズは、全長4,935~4,950×全幅1,850×全高1,950mmで、ガソリン車とハイブリッド車を選べます。2023年4月時点におけるネクステージの中古車相場は、約55万円~530万円です。
(参考:『ヴェルファイア(トヨタ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンは、ホンダ独自の技術e:HEVを搭載しています。2モーターハイブリッドシステムで、電気自動車とほど近い感覚です。日常生活におけるほとんどのシーンではモーター走行が可能かつ、走行シーンに合わせて走行モードを切り替えられます。
ボックスタイプの外観は、何でも積めてどこへでも安心して行けるようなイメージでデザインされました。車体サイズは、全長4,800~4,830×全幅1,750×全高1,840~1,855mmで、ガソリン車とe:HEV車を選べます。2023年4月時点におけるネクステージの中古車相場は、約20万円~350万円です。
(参考:『ステップワゴン(ホンダ)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産 エルグランド
日産は、より安全でエキサイティングな新しい未来を目指した「ニッサン インテリジェント モビリティ」をエルグランドにも取り入れています。
エルグランドは、ダイナミックとラグジュアリーの両立を目指し、低重心ボディを採用しました。ロー&ワイドなプロポーションで迫力を増しつつ、室内は上質な雰囲気に仕上げています。
車体サイズは、全長4,965×全幅1,850×全高1,815mmです。ガソリン車のみ設定されています。2023年4月時点におけるネクステージの中古車相場は、約36万円~340万円です。
(参考:『エルグランド(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
三菱 デリカD:5
三菱 デリカD:5は、ミニバンとSUVそれぞれの良さを融合させたオールラウンダーミニバンとして人気があります。走行性能の高さや広い車内空間に加え、充実した装備内容が高評価です。
例えば、マルチアラウンドモニターは、死角になる可能性が高いアングルを画面に表示してくれます。バック時や車線変更時に障害物がないかをチェックできるのは便利です。
車体サイズは、全長4,800×全幅1,795×全高1,875mmで、ガソリン車の4WDのみ設定されています。2023年4月時点におけるネクステージの中古車相場は、約45万円~450万円です。
(参考:『デリカD:5(三菱)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
サイズの大きいミニバンも多数!中古車ならネクステージ
ミニバンを選ぶ際は、乗車人数や荷物の量・大きさ・走行シーンなどを想定して考慮することが大切です。ライフスタイルが変化する可能性が高い場合は、中古車購入が便利という声も聞かれます。中古車購入を検討する際は、大手中古車販売店ネクステージをご利用ください。
ネクステージは中古車在庫が3万台
ネクステージは、全国に200以上店舗展開しており、全店舗で取り扱っている総在庫数は3万台を誇ります。ミニバンだけでも、数多くの車種・グレードをバリエーション豊富に仕入れているため、自分にぴったりの車を探しやすい環境です。
ネクステージのWeb検索ページでは、全国の店舗にある在庫の中から、希望条件を絞って簡単に探せます。気になった車は、最寄りのネクステージ店舗にお取り寄せして、実車確認が可能です。
高い品質へのこだわり
ネクステージでは、車種別の専属スタッフが毎日徹底的に調査し、職人技ともいえるこだわりの仕入れをしています。高い品質の車のみ取り扱っており、どのお客様にも満足いただけるサービスの提供がモットーです。
修復歴車など、トラブルリスクが高い粗悪な車両は一切在庫していません。仕入れ前はもちろん、納車前にも専門メカニックによる徹底的な点検・整備を実施しています。
まとめ
車のボディタイプにおける需要は、時代とともに変化してきました。近年、SUV人気が続いていますが、現在でもファミリー層を中心に根強いミニバンファンがいます。ビアンテは、3ナンバーサイズでゆとりある室内空間が魅力で、マツダらしいこだわりが詰まった車です。
現在は生産終了しており新車購入はできません。中古車市場でお得に購入可能なミニバンです。この機会に、在庫が豊富なネクステージで購入を検討してみるのはいかがでしょうか。
この記事の執筆者
田村陽子
自動車ライター
熊本県在住。これまで、国産車・輸入車・軽自動車・普通車など、20種類以上の車に乗った経験を活かしてクルマ系メディアでの執筆活動を行っている。車両整備士や車好きの友達が多く、情報交換により日々知識を向上している。