三菱のスポーツカー6選!名車の特徴や歴史を見てみよう
三菱自動車は「GTO」や「FTO」「ランサーエボリューション」など、数多くのスポーツカーを発売してきました。2022年11月現在、スポーツカーはラインアップされていませんが、中古車市場では根強い人気となっています。購入を検討している方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、三菱が販売していたスポーツカーを6選紹介します。それぞれの特徴や歴史も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
・三菱では2022年11月現在、スポーツカーがラインナップされていない
・三菱のスポーツカーには「GTO」や「ランサー」など、長年愛されてきた名車がある
・中古車を探すなら、在庫数が豊富で徹底した品質管理を行っているネクステージで探そう
三菱のスポーツカーは生産終了を迎えている
三菱自動車では、2022年11月現在18種類の車種が販売されています。ラインアップとしては、SUVが4種、ミニバンが2種、コンパクトカーが3種、軽自動車が6種、商用車が3種で、スポーツカーはラインアップされていません。
かつては「GTO」や「ランサーエボリューション」などの世界ラリーで優勝するほどの優れたスポーツカーが販売されていました。しかし、2015年まで販売された「ギャランフォルティス」以降、スポーツカーは誕生していません。
三菱のおすすめスポーツカー6選
三菱のスポーツカーは、パワーのあるエンジンの搭載や軽量化と操縦の安定性を考えた装備や素材の採用、空力性能を考えたフォルムの設計などで進化し続け、こだわりの走行性能で長年愛され続けてきました。
そこでここでは、三菱が発売してきた中で特におすすめのスポーツカーを6選紹介します。
GTO
GTOは、1990年10月に発売されたスーパー4WDスポーツカーです。エンジンには、最高出力280PSを発揮する新開発のV6の3Lツインターボと、電子制御可変吸気システムを採用したノンターボが設定されました。
また、GTOは国産車で初めてアルミ製の4ポット異径対向ピストンブレーキキャリパーを採用したモデルでもあります。何度かのマイナーチェンジを経て、2001年に販売は終了しましたが、2022年11月現在でも中古車市場で根強い人気を誇る車です。
FTO
FTOは、GTOの弟分として1994年10月に発売されました。「1994~1995日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したモデルです。気軽に楽しめるスポーツカーというコンセプトで誕生しました。当時の三菱には珍しい丸みのあるデザインが特徴です。
上級グレードにはV6の2LMIVECエンジンが搭載され、当時のスポーツカーではクラス最速のマシンと呼ばれていました。また、マニュアル感覚でシフトチェンジが楽しめる日本初のスポーツモードも採用されています。
ランサーエボリューション
ランサーエボリューションは1992年10月に発売されました。販売後に即完売するほど人気を博したモデルです。1973年2月に発売を開始した「ランサー」の名を受け継ぎ、1991年発売の5代目ランサーをベースに誕生しました。
軽量でコンパクトなランサーをベースに、4G63型の2LインタークーラーターボエンジンとVCUセンターデフ方式フルタイム4WDが搭載された戦闘力の高いモデルです。大開口のフロントバンパーや大型のリヤスポイラーなどで空力性能も追及され、ラリーカーとしての高い運動性能が実現されました。
エクリプス
エクリプスは、1990年2月に販売が開始されました。ロー&ワイドなシルエットとタイヤのロードハガー感覚での躍動感、グラスイメージのキャビンの未来的なデザインが特徴です。また、有名な映画で採用されたことで、より人気が高まりました。
1995年に発売された2代目も、ロー&ワイドなフォルムと丸みのある躍動感に満ちたデザインが特徴です。最高出力230PSを誇る2Lインタークーラーターボエンジンや4輪のマルチリンクサスペンションが採用されたことにより、剛性感としなやかさを併せ持つ走行性能が実現されました。
ギャランフォルティス
ギャランフォルティスは、2007年8月に「安全・環境・快適」性能を備えた走りを楽しむグローバル基準の上級スポーツセダンとして誕生しました。
高剛性で衝突安全性能の高いプラットフォームと、高出力で優れた燃費性能を持つ新開発の2Lアルミブロックエンジンを搭載しています。このエンジンは2007年10月に発売された「ランサーエボリューションX」のベースになりました。ランサーよりも高級感のあるモデルです。
スタリオン
スタリオンは、三菱のスポーツカー第4弾として1982年に発売されたモデルです。直線的なボディラインと先進的で特別感のあるデザインが特徴で、映画やドラマに登場したことでも人気となりました。
また、4輪のベンチシーテッドディスクブレーキやストラット式独立懸架リヤサスペンションの採用など、高速走行に備えての安全性と乗り心地が向上されています。1984年には、量産車では国内初となる空冷式のインタークーラーターボが採用され、当時の最新鋭の技術の搭載により、スピードと低燃費が両立されました。
三菱の名車スポーツカーと言えば「GTO」
三菱GTOは、1970年から1977年にかけて販売されていた三菱「コルト ギャランGTO」の後継モデルとして誕生しました。
GTOとは、イタリア語のGran Turismo Omologato(グランツーリスモ・オモロガート)の略で「レースに出場する正式の資格があるグランドツーリングカー」の意味です。なお、海外向けには「3000GT」の名前で販売されていました。
根強いファンが多い「本格派のスポーツカー」
三菱GTOは、海外メーカーのスポーツカーのような本格的な外観とスペックです。国産スポーツカーがブームだった1990年に登場し、数度のマイナーチェンジを行って、2001年まで生産されました。
スタイリッシュでダイナミックな見た目と、警察のパトカーやレースで使用されたほどの高い走行性を兼ね備えています。「直線番長」との愛称でも親しまれました。当時から根強いファンがたくさん付いていましたが、現在に至るまでも高い人気を誇る名車です。
当時のスペック
GTOの最終モデルには、3LのV6自然吸気エンジンと3LのV6ツインターボエンジンがあります。ここでは、最高出力が当時の自主規制の最高上限値(280PS)となった「GTO ツインターボ」のスペックを紹介します。
車体サイズ 全長×全幅×全高(mm) |
4,600×1,840×1,285 |
室内サイズ 長狭×幅×高さ(mm) |
1,570×1,510×1,070 |
車両重量(kg) |
1,680 |
乗車定員(名) |
4 |
トランスミッション |
6MT |
駆動方式 |
フル4WD |
排気量(L) |
2,972 |
迫力ある外観
三菱GTOは、北アメリカ市場での成功を意識して開発されたこともあり、スタイリッシュでありながら強烈なインパクトの外観デザインが目を引きます。ボディはビッグサイズ、重心は低く設計され、鋭敏な目つきと精悍(せいかん)なフェイスが特徴です。
「直線番長」の異名通りのクールな迫力は、いかにもスポーツカーらしく仕上がっています。そのため、本格派のスポーツカーが好きな愛好家の間では、現在でも衰えない人気です。
運転に集中できる内装
三菱GTOの内装は、運転席の周囲が自然に包み込まれる感覚で、しっかりと囲まれていることが特徴です。そのため、運転手が集中しやすいようになっています。
また、コックピットには視認性に優れた大型のメーター・クラスター・パネルや、運転席に正対して3つのサブメーターが配置されました。レバーやボタンの配置はスポーツカーらしく、シフトチェンジも楽にできるように設計されています。マニュアル車が好きな方は、運転を心ゆくまで楽しめるでしょう。
三菱GTOのマイナーチェンジを振り返る
三菱GTOは、1990年から2001年に至るまでの新車販売期間に、大きく4回のマイナーチェンジがありました。2022年11月現在、中古車として三菱GTOを探す際には、以下のいずれのタイプであるかも選ぶポイントになるでしょう。ここでは、マイナーチェンジによるモデルの変化や特徴を紹介します。
【前期型】1992年1月発売モデル
三菱GTOの1回目となるマイナーチェンジは1992年1月です。発売されたモデルは「前期型」と呼ばれています。前期型の主要な変更点は次のとおりです。
・ホイール直径が17インチ(約43cm)化
・両ドアミラーが電動格納式に(当時は革新的な先端技術)
・運転席が電動モーターで駆動するパワーシートに
・エアコンの冷媒ガスが代替フロン(R134a)に(「オゾン層保護法」(1988年制定)による環境規制に対応)
【中期型】1993年8月発売モデル
三菱GTOの2回目となるマイナーチェンジは1993年8月で、発売されたモデルは「中期型」と呼ばれています。主要な変更点は次のとおりです。
・ヘッドライトが4灯固定式のプロジェクタータイプ(光をレンズで拡大照射する方式)へ(前期型以前は車体内部に格納できるリトラクタブル式)
・エンジンシリンダーの技術的な仕様改良によってトルクが向上
・マニュアルトランスミッションの変更(ツインターボモデルでは5速から6速に)
・助手席のエアバッグが追加装備(世界的な自動車安全意識の高まりに対応)
【後期型】1996年8月発売モデル
三菱GTOの3回目となるマイナーチェンジは1996年8月で、発売されたモデルは「後期型」と呼ばれています。主要な変更点は次のとおりです。
・ツインターボモデルのホイール直径を18インチ(約46cm)に拡大
・フロントバンパーとリアスポイラーでの空気流を制御するエアロパーツデザインの変更
・可動式のアクティブエアロパーツの廃止
・ドアロックを施錠・解錠できるキーレスエントリーがキー一体型に
・カーオーディオの改良
【最終型】1998年8月発売モデル
三菱GTOの4回目となるマイナーチェンジは1998年8月で、発売されたモデルは「最終型」と呼ばれています。最終型の主要な変更点は次のとおりです。
・大型のリアスポイラーの装着で車体後方の空気流を整え、ドレスアップ効果と走行安定性、燃費の向上
・フロントランプのコンビネーション化(車幅灯および前部方向指示灯(ウインカー)などがひとつのユニットに)
・車体の軽量化(車両重量が約5%減)
三菱スポーツカーの中古車を探すならネクステージ!
三菱自動車で販売していたスポーツカーを中古車で購入するなら、ネクステージがおすすめです。人気の高いGTOの他に、ランサーエボリューションやギャランフォルティス、エクリプスなども探せます。
ここでは、三菱のスポーツカーをネクステージで探すメリットや魅力について紹介するので、参考にしてください。
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(2022年11月時点)
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まとめ
三菱のスポーツカーは、スピードやパワーだけではなく、走りを楽しめるデザインや装備も魅力です。2022年11月現在はスポーツカーのラインアップはありませんが、中古車市場ではかつてのスポーツカーが根強く人気となっています。
ネクステージは、豊富な在庫数で気になるモデルが見つけやすいことが魅力です。他メーカーの最新スポーツカーや人気のモデルも取り扱っているため、Webサイトで車両検索を行い、気になる車があれば詳細ページからお気軽にお問い合わせください。