中古車「三菱 プラウディア」の賢い購入方法や探し方を徹底解説!
「プラウディア」は、三菱自動車が生み出した国産プレミアムセダンです。マイカーとして利用する三菱自動車のセダンを検討しているうちにプラウディアの存在を知り、中古車で購入しようと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、プラウディアがどのような車なのか、中古車で購入するならどのグレードがおすすめなのかを紹介します。動力性能やデザインについても詳しく解説するので、ぜひご参考ください。
プラウディアのライバル車についても解説するので、購入前に一通りチェックすることで自分にマッチした車を選びやすくなるでしょう。
※目次※
2.中古車「三菱 プラウディア」の250VIP以外のモデル紹介
・プラウディアはデボネアの後継として開発された三菱自動車のプレミアムセダン
・初代は1年間、2代目は4年間しか製造されておらず、希少性が高く中古車市場に出回っている台数が少ない
・これからプラウディアを入手する難易度は比較的高いため、ライバル車を含めて検討するのがおすすめ
中古車「三菱 プラウディア」のおすすめモデルとは?
2000年に登場した三菱の高級セダン
初代プラウディアはデボネアの後継車種として2000年に登場し、2001年に生産終了した車です。わずか1年しか生産されておらず、売れた台数も少ないため中古車もほとんど存在していません。
その後、2代目プラウディアが2012年に発売され、こちらは2016年に生産終了しています。プラウディアという車名は「Proud」と「Diamond」を組み合わせたもので、上級車として製造されたという意味を込めて命名されました。
なお、初代・2代目ともに兄弟車のディグニティとともに製造・販売されていた車です。2台目プラウディア・ディグニティはいずれも日産からOEM供給された車で、三菱のオリジナル社ではない点も併せて覚えておきましょう。
おすすめモデルは250VIP
これからプラウディアの中古車を購入するのであれば、2012年~2016年に販売されていた2代目プラウディアのうち、「250VIP」がおすすめです。基本的なスペックを以下にまとめましたので、ぜひご参考ください。
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,950mm × 1,850mm × 1,510mm |
車両重量 |
1,740kg |
最小回転半径 |
5.6m |
燃料消費率 |
11.2km/L |
エンジン |
水冷V型6気筒DOHC |
排気量 |
2.495L |
2代目プラウディア 250VIPは日産・フーガのOEM車で、スタイリッシュで高級感があるデザインとブラックを基調にしたインテリア、上質な走りが魅力の車です。
ハイクオリティな車ですが、すでに生産終了しているため中古車でしか購入できないのがデメリットといえるでしょう。なお、販売期間中にモデルチェンジや改良は実施していません。
中古車「三菱 プラウディア」の250VIP以外のモデル紹介
250
「250」は、2.5Lクラスのエンジンを搭載しており、ベースグレードに位置づけられています。上位の250VIPではインテリアに本革シートが採用されていますが、250では合成皮革&ジャカードとダウングレードされているのが特徴です。
その分販売価格が安価なため、リーズナブルなプラウディアを探している方におすすめといえるでしょう。基本的な走行性能に大きな差はありませんが、250はECOペダルや先進安全運転支援装置などの装備を搭載していません。
370 4WD
プラウディアには、3.7Lエンジンを搭載したグレードにのみ4WD車がラインアップされています。豪雪地帯で乗る場合など、悪路走破性を必要とする方は370 4WDを選ぶとよいでしょう。
インテリアのデザインはベースグレードの250に準じており、合成皮革&ジャカード素材のシートを使用しています。また、他のグレードに搭載されているコンフォートサスペンションは搭載していません。
370VIP
プラウディアの最上位グレードとして位置づけられているのが、「370VIP」です。2WD車のみの設定ですが3.7Lクラスのエンジンを搭載しているため、力強い走りを楽しめるでしょう。
最上位グレードの車にふさわしく、シートのマテリアルにはプラウディアでは唯一セミアニリン本革を使用しています。他にも電動サンシェードやアームレスト内蔵リモコンなど、利便性を高める装備を搭載しているのも魅力です。
価格が上がっても高級感や走行性能を重視したいと考えているなら、370VIPを選ぶと満足できるでしょう。
初代プラウディア(全グレード)
2000年~2001年に販売されていた初代プラウディアも隠れた名車としておすすめです。「A仕様」「B仕様」「C仕様」の3グレードがラインアップされており、いずれも3.5Lクラスのガソリンエンジンを搭載しています。
2代目とは異なりOEM車ではなく、三菱自動車オリジナルの高級セダンです。路面状況に応じて自動でギアを制御するなど、運転負荷を軽減する装置を搭載しているのも魅力的といえるでしょう。
わずか1年しか生産されていなかったため、中古車市場に出回っている台数が少ないのがデメリットです。初代プラウディアが気になっている方は、中古車市場で見つけ次第状況をチェックすることをおすすめします。
中古車「三菱 プラウディア」の特徴
エンジンは2.5Lと3.7Lの2種類
2代目三菱 プラウディアは日産 フーガのOEM車で、4つのグレードをラインアップしています。
2.5Lクラス |
・250 ・250VIP |
3.7Lクラス |
・370 4WD ・370VIP |
このように250と250VIPは2.5Lクラスのエンジンを、370 4WDと370VIPは3.7Lクラスのエンジンを搭載しています。どちらも可変バルブタイミング機構付V型6気筒エンジンとなっており、高級車ならではの滑らかな走りとなっています。
トランスミッションには「スポーツモード7速AT」と呼ばれるものを採用しており、指定燃料はハイオクガソリンです。燃料代や税負担を軽減したい方は2.5Lエンジン搭載車を、走行性能を重視したい方は3.7Lエンジン搭載車を選ぶとよいでしょう。
高級感があるエクステリアが魅力
プラウディアは上級グレードに位置づけられているため、エクステリアデザインにもこだわっていて高級感があります。2代目プラウディアは高級セダンらしいロングノーズ&ショートデッキ設計になっており、流線型でスタイリッシュな印象です。ボディカラーは以下の4色です。
通常カラー |
・スーパーブラック ・ブリリアントシルバー |
オプションカラー |
・クリスタルホワイトパール ・ディープブロンズ |
塗装面の最上層にはスクラッチシールドを施しており、軽度の傷であれば自然に修復してくれるのも魅力です。
ロングホイールベースを採用したことで広々とした車内空間を実現
キャビンスペースを拡大するために、2,900mmのロングホイールベースを確保したのもプラウディアの魅力です。初代プラウディアのホイールベースも3,080mmだったため、ロングホイールベースはプラウディアの特徴的なポイントといえるでしょう。
キャビンが広くなったことで前部座席・後部座席共に居住性に優れ、多人数でドライブを楽しむときにもおすすめの車です。「居住性に優れていて快適なセダン」というテーマで車を探している方は、プラウディアを検討してみてもよいでしょう。
インテリアデザインは全体的に落ち着いた印象
インテリアデザインや使用しているマテリアルはグレードによって異なりますが、いずれも上質で高級感があります。インテリアカラーはブラックまたはブラウンをベースにしており、そこに木目調または銀粉本木目のオーナメントパネルを採用しているのが特徴的です。
いずれも落ち着いた仕上がりで、快適なドライビング空間を演出してくれるでしょう。シートのマテリアルはグレードによって異なり、具体的には以下の通りです。
250・370 4WD |
合成皮革ネオソフィール&ジャカード織物 |
250VIP |
本革 |
370VIP |
セミアニリン本革 |
上位グレードはもちろん、ベースグレードでも品質がよく高級感があるマテリアルを使用しています。
中古車購入時に検討したいプラウディアのライバル車種5選
レクサス LS
グレード |
LS500h “EXECUTIVE” 2WD |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
5,235mm × 1,900mm × 1,450mm |
搭載エンジン |
水平V型6気筒DOHC |
排気量 |
3.456L |
燃料消費率 |
13.6km/L |
ホイールベース |
3,125mm |
最小回転半径 |
5.6m |
「LS」シリーズはレクサスのフラグシップセダンに位置づけられており、高級セダンを探している方にとっては有力な選択肢のひとつです。上質で高級感があるデザインと乗り心地のよさ、静粛性が高い走りを楽しみたい方に向いています。
ハイブリッド車もラインアップされており、プラウディアより燃費性能がよいのも魅力といえるでしょう。フラグシップカーで高価な1台ですが、高級車を検討しているなら見逃せません。
(参考:『LS(レクサス)の中古車一覧』)
トヨタ クラウン
グレード |
Advanced |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,930mm × 1,840mm × 1,540mm |
搭載エンジン |
水冷直列4気筒 |
排気量 |
2.393L |
燃料消費率 |
15.7km/L |
ホイールベース |
2,850mm |
最小回転半径 |
5.4m |
「クラウン」はトヨタを代表する車種のひとつで、1955年から販売され続けているロングセラー車です。エンジンは2.4Lクラスと2.5Lクラスの2種類で、いずれもハイブリッド車です。
クラウンは人気が高い車であるため中古車市場に出回っている台数が多く、旧モデルを購入したい方も比較的容易に入手できるでしょう。国産有名セダンを検討している方は、ぜひクラウンをチェックしてみてはいかがでしょうか。
(参考:『クラウン(トヨタ)の中古車一覧』)
MAZDA MAZDA6 Sedan
グレード |
20S PROACTIVE |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,865mm × 1,840mm × 1,450mm |
搭載エンジン |
水冷直列4気筒DOHC |
排気量 |
1.997L |
燃料消費率 |
15.0km/L |
ホイールベース |
2,830mm |
最小回転半径 |
5.6m |
「MAZDA 6」はセダンとワゴンの2車種をラインアップしており、スタイリッシュなデザインとガンメタリックで上質な印象の塗装が魅力的な車です。マツダらしいデザインの車といえるでしょう。
ガソリン車だけではなくクリーンディーゼル車もラインアップしており、ディーゼル車ならではのパワーがある走りを楽しみたい方や燃料代を節約したい方にもおすすめです。
VOLKSWAGEN Arteon
グレード |
TSI 4MOTION R-Line |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,870mm × 1,875mm × 1,445mm |
搭載エンジン |
水冷直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ |
排気量 |
1.984L |
燃料消費率 |
12.7km/L |
ホイールベース |
2,835mm |
最小回転半径 |
5.5m |
「Arteon」は2017年に販売開始したフラグシップセダンで、車高が1,400mm台前半と低めでスタイリッシュな印象です。2Lクラスのターボエンジンを搭載しており、走行性能も十分といえるでしょう。
ラインアップは全て4WD車で、積雪路や悪路を含めてさまざまな路面状況で高い走破性とグリップ力を発揮してくれます。ACCやレーンキープアシスト、緊急ブレーキなどの安全性能も標準搭載です。
BMW THE 3シリーズ
グレード |
318i Sedan Standard |
車両サイズ (全長 × 全幅 × 全高) |
4,715mm × 1,825mm × 1,440mm |
搭載エンジン |
水冷直列4気筒DOHC |
排気量 |
1.998L |
燃料消費率 |
13.4km/L |
ホイールベース |
2,850mm |
最小回転半径 |
5.3m |
「THE 3」はBMWのDセグメントカーで、主力車種に位置づけられています。プラウディアと同じようなサイズ感の車ですが、最小回転半径が小さいため小回りが利き、狭い道を走る機会が多い方におすすめです。
BMEらしいスタイリッシュなデザインも魅力的な車といえるでしょう。THE 3にはガソリン車・ディーゼル車・PHV車がラインアップされているため、好みに応じて選べるのもうれしいポイントです。
(参考:『3シリーズ(BMW)の中古車一覧』)
三菱 プラウディアの中古車価格相場
ネクステージでは、2022年8月18日時点で三菱 プラウディアの在庫は存在しません。すでに新車販売が終了していて流通台数が少ないため、購入を検討している場合は積極的に中古車市場をチェックしておくとよいでしょう。中古車価格の傾向は新車購入時よりも安く、100万円を下回る車両に出会えることもあります。
世代 |
初代 |
2代目 |
最低価格 |
- |
- |
最高価格 |
- |
- |
(2022年08月現在)
プラウディアの中古車を購入しようと考えていた方は、ライバル車を含めて検討するとよいでしょう。ライバル車にはトヨタ クラウンやレクサス LS、BMW THE 3など人気が高い車も多く存在しており、それらの車は中古車市場にも多く出回っています。
まとめ
三菱 プラウディアは2000年~2001年および2012年~2016年に販売されていたプレミアムセダンです。ハイクオリティなエクステリア・インテリアが特徴的で動力性能にも優れるなど、国産高級セダンとして魅力的ですが、すでに販売終了していて入手するのが難しいという難点があります。
これからプレミアムセダンの購入を検討している方は、ライバル車を選択肢に含めるのがおすすめです。ネクステージでは多種多様なプレミアムセダンを取り扱っていますので、車をお探しの方はぜひこの機会にご利用ください。