なぜパジェロは生産終了した？ファンから愛された歴代モデルを振り返ろう
三菱 パジェロは、パリ・ダカールラリーで活躍するなど、国内外で人気を集めたSUVです。人気度も高く、日本を代表する本格SUVでありながら、なぜ生産終了してしまったのでしょうか。
この記事では、パジェロが生産終了した理由に加え、歴代モデルや中古車相場を紹介します。パジェロに関する情報の他に、三菱が現在販売しているSUVについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※目次※
3.海外専用モデル「パジェロスポーツ」は発売が継続されている
・パジェロは、1982年から2019年まで生産されていた人気のSUV。
・SUVブームの火付け役になったにもかかわらず、販売台数の落ち込みにより生産終了。
・パジェロの中古車を探す際には、SUV専門店のあるネクステージがおすすめ。
パジェロはなぜ生産終了することになった？
パジェロは、1982年に販売を開始し、2019年には国内向けの生産が終了しています。初代モデルから人気を集めたにもかかわらず、なぜ生産終了してしまったのでしょうか。ここでは、パジェロの誕生から販売終了までの歴史を紹介します。
パジェロは37年の歴史を作った三菱の看板モデル
パジェロの初代モデルが誕生したのは、1982年です。副変速機（トランスファー）を搭載した本格SUVでありながら、内装や乗り心地にもこだわった車として人気を集めました。現在のSUVブームの火付け役となった車でもあります。
人気の高さから、初代モデルは60万台を超える販売台数を記録しました。パジェロの人気が上昇する1990年頃、トヨタやホンダがフロント駆動のSUVの販売を開始します。初代モデルからリア駆動を貫いてきたパジェロとは対照的です。リア駆動のパジェロに比べ、フロント駆動のSUVは、オンロードでの乗り味や走行安定性、使い勝手に優れています。
トヨタやホンダのSUVに対抗するべく、三菱はフロント駆動のSUV「アウトランダー」や「エアトレック」を販売しました。アウトランダーとエアトレックの誕生から、さらにパジェロの販売台数が減少します。
2019年には販売不振を理由に国内生産が終了
アウトランダーやエアトレックの登場を機に、パジェロの販売台数は落ちていきました。2010年には、1か月700台ほど売れていたアウトランダーに対し、パジェロは200台ほどと人気が逆転しています。その後も、パジェロの販売台数が戻る兆しは見えませんでした。2018年のパジェロの販売台数は、50台~60台まで減少しています。
2019年4月、ファイナルエディションが発表されました。ファイナルエディションの販売も、2019年8月で終了します。2021年7月には、海外向けのパジェロも生産を終えました。
生産終了した歴代パジェロを振り返ろう
37年の歴史を築いてきたパジェロには、どのような特徴があるのでしょうか。ここからは、初代モデルから最終モデルの4代目まで、それぞれの特徴を紹介します。パジェロの歴史をさらに知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
初代パジェロ
パジェロの初代モデルは、2.5Lのディーゼルターボエンジンや、3.0LのV型6気筒ガソリンエンジンが設定されていました。
初代パジェロが起こしたSUVブームにより、特に20代や30代といった若い世代から多くの人気を集めます。誕生の翌年の1983年には、世界で最も過酷なモータースポーツ「パリ・ダカールラリー」で初優勝を果たしました。パリ・ダカールラリーでの活躍もあり、さらにパジェロの人気が増していきます。
2代目パジェロ
2代目パジェロは、歴代モデルの中でも最も販売台数の多かったモデルです。2代目からは、キャンバストップスタイルの「Jトップ」もラインアップに加わっています。Jトップは、18インチの大径ホイールや、電子制御式のリアデフロックを装備し、オフロード性能を高めたモデルです。
また、マルチモードABSも新たに採用されました。マルチモードABSの採用により、走行状況を問わず安定した制動力を確保しています。
3代目パジェロ
3代目へのモデルチェンジで、大きく変わった点はフレーム構造です。先代までのラダーフレーム構造から、ビルトインラダーフレーム構造へと変わっています。
ビルトインラダーフレーム構造とは、ラダーフレームとモノコックボディを溶接させたものです。ビルトインラダーフレーム構造としたことで、ボディの剛性化や操縦安定性、乗り心地がアップしています。
（参考：『パジェロ（三菱）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
4代目パジェロ
3代目に採用されていたビルトインラダーフレーム構造は、4代目へと受け継がれています。4代目から変わった点は、ボディ素材に高張力鋼板の使用・溶接部位の拡大・構造用接着剤の使用などです。これらの変更により、先代モデル以上の高いボディ剛性を得ています。
また、4代目パジェロは、歴代モデルの中で販売期間が最も長かったモデルです。パジェロの生産終了発表後、37年の歴史の集大成として、700台限定の特別仕様車「パジェロ ファイナルエディション」が販売されました。特別仕様車には、電動ロングサンルーフやルーフレールが標準装備されています。
（参考：『パジェロ（三菱）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
海外専用モデル「パジェロスポーツ」は発売が継続されている
日本国内でのパジェロは生産終了しましたが、歴史ある車名が消えたわけではありません。海外にはパジェロの車名を受け継ぐ「パジェロスポーツ」が存在します。海外専用モデルのため、現時点で日本国内での販売はありません。
パジェロの車名を引き継ぐ日本未発売モデル
パジェロスポーツのベースは、かつて販売していた本格SUV「チャレンジャー」です。1996年に初代パジェロスポーツの販売が開始されました。日本国内でのパジェロの生産終了後も、パジェロの車名を引き継ぐ海外専用モデルとして、タイなどでの販売が続いています。現在、販売しているパジェロスポーツは、2019年に誕生した4代目です。
たくましくこだわりが詰まったスポーティーSUV
パジェロと同様に、パジェロスポーツでもラダーフレーム構造が採用されています。外からの衝撃に強いラダーフレーム構造の特徴を生かした、悪路走破性の高さが魅力です。力強さを感じられるのは、構造だけではありません。フェイスデザインコンセプト「Dynamic Shield」にあるように、外観からも迫力と力強さを感じられます。
内装は、機能性や快適性が両立しているデザインです。先代モデルでも使われた金属調フレームデザインが用いられているほか、カラー液晶ディスプレイも備わっています。
生産終了したパジェロ以外の三菱のSUVもおすすめ
パジェロは生産終了してしまいましたが、三菱には他にも魅力的なSUVがあります。現在、三菱がラインアップするSUVは、3車種です。ガソリンモデル以外に、PHEVモデルもあります。それぞれの車種の特徴を紹介しますので、参考にしてください。
アウトランダーPHEV
アウトランダーは、5人乗り・7人乗りが選べるSUVです。車内には最大出力1,500Wの100V電源が備わっています。ノートパソコンの充電だけでなく、電気ケトルやヘアドライヤーの利用も可能です。
センターコンソールのダイヤル操作で、未舗装路用や凍結路用、ぬかるんだ路面用など7つの走行モードを切り替えられます。
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車体寸法（全長×全幅×全高・mm） |
4,710×1,860×1,740~1,745 |
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室内寸法（全長×全幅×全高・mm） |
1,920~2,450×1,520×1,240 |
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エンジン |
2.4L DOHC 4気筒エンジン |
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燃費（WLTC・km/L） |
16.2~16.6 |
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新車価格 |
462万1,100円~548万5,700円 |
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中古車相場 |
約79万円~369万円 |
（2022年12月時点の情報です）
（参考：『アウトランダーPHEV（三菱）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
エクリプス クロスPHEV
エクリプス クロスは、クーペのようなスタイリッシュなデザインが特徴です。スタイリッシュなデザインに、SUVらしい高い走破性を兼ね備えています。他の車種とは異なり、PHEVモデルとガソリンモデルがあるのが特徴です。ガソリンモデルには、ターボが備わっているため低速域から力強さを感じられます。
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ガソリン |
PHEV |
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車体寸法 （全長×全幅×全高・mm） |
4,545×1,805×1,685 |
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室内寸法（全長×全幅×全高・mm） |
1,890×1,490×1,240 |
1,890×1,490×1,190 |
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エンジン |
1.5L DOHC 4気筒ターボエンジン |
2.4L DOHC 4気筒エンジン |
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燃費（WLTC・km/L） |
12.4~13.4 |
16.4 |
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新車価格 |
278万3,000円~330万円 |
386万3,200円~465万800円 |
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中古車相場 |
約187万円~309万円 |
約373万円 |
（2022年12月時点の情報です）
（参考：『エクリプス クロスPHEV（三菱）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
RVR
RVRは、三菱が現在ラインアップする中で、最もコンパクトなSUVです。最小回転半径は5.3mと、狭い市街地を走行する機会の多い方でもスムーズな運転ができます。走りを楽しめる「6速スポーツモード」を搭載しているのが特徴です。ステアリングホイールにあるパドルシフトの操作で、マニュアル車のようなスポーティーな走りを楽しめます。
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車体寸法（全長×全幅×全高・mm） |
4,365×1,770~1,810×1,630~1,640 |
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室内寸法（全長×全幅×全高・mm） |
1,865×1,480×1,260 |
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エンジン |
1.8L SOHC 4気筒エンジン |
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燃費（WLTC・km/L） |
12.8~13.8 |
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新車価格 |
214万3,900円~250万3,600円 |
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中古車相場 |
約94万円~119万円 |
（2022年12月時点の情報です）
（参考：『RVR（三菱）の中古車一覧｜新車・中古車の【ネクステージ】』）
生産終了したパジェロを探すならネクステージへ！
パジェロスポーツは、海外で販売が続いているものの、日本での販売は発表されていません。生産終了したパジェロに乗りたい方は、中古車を探しましょう。中古車を探す際には、全国に展開するネクステージがおすすめです。ここでは、他店にはないネクステージの魅力を紹介します。
SUV専門店があるから中古車を探しやすい
ネクステージは、さまざまなメーカーのSUVを多く取り扱う専門店「SUV LAND」を展開しています。SUV LANDは、他の中古車販売店とは異なり、キャンプ場や自然の中で車選びをしているかのような雰囲気を味わえるのが特徴です。
SUVの圧倒的な品揃えを誇るSUV LANDでも、お近くの店舗に条件に合った車がないことがあるかもしれません。ネクステージグループなら、気になる車が遠方の店舗にある場合でも、取り寄せが可能です。気になる車がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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※価格は支払総額
低年式の車にも対応した保証がある
ネクステージで販売している車には、年式や走行距離に関係なく無料保証を付帯できます。無料保証の保証期間は、納車後3か月もしくは3,000kmです。
より保証内容を充実させたい方は、有料保証のサービスサポートをおすすめします。サービスサポートは、オイル交換やロードサービスなどの特典が付いている点も魅力です。
サービスサポートの加入条件に満たない低年式の車には、低年式の車ならではの保証やサポートが充実している「Nextageサポート」があります。
まとめ
パジェロは2019年で生産終了しました。生産終了した理由は、アウトランダーやエアトレックなどの新たなSUVが誕生したためです。中古車市場には、パジェロの歴代モデルが流通しています。
パジェロの中古車を探す場合には、ネクステージをご利用ください。ネクステージのWEBサイトでは、年式やグレード、各種装備などの条件検索ができます。気になる車が見つかった場合には、WEBサイトから簡単に在庫状況や見積もり依頼ができますので、お気軽にお問い合わせください。
