日産がリストラした車とは?発売終了の理由や後継車情報
日産は2019年度事業構造改革計画の中で、車種数の20%削減(69から55車種)を2023年度までに行うと発表しました。このため人気車種であった「ジューク」「キューブ」「ティアナ」は生産終了を余儀なくされ、国内市場の再強化を図るべく新しいモデルが発表されています。
ユーザーの中には日産の車が気になっているが、リストラ車となった理由が知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは販売終了となった車種と考えられる後継車などについて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
※目次※
・日産が生産終了を行った理由は、国内シェアの低迷と日本市場の再強化を図るため
・リストラ車「ジューク」「キューブ」「ティアナ」から後継車「キックス」「キューブ」「ティアナ」へバトンタッチ
・リストラ車の購入はネクステージへおまかせ。豊富な品揃えと確かな技術が魅力的
日産が車を次々とリストラした理由
2020年頃から「ジューク」「キューブ」「ティアナ」といったモデルが次々と生産終了となりました。また、同時期に廃止となることや長い間改良が進んでいない車種が多いことも何か原因があるのでしょうか。
ここでは日産がリストラをした理由についてまとめましたので、以下から確認しましょう。
国内シェアの低迷
日本国内で取り扱っている全体需要を見てみると、2019年度は前年比4.2%減の504万台で販売台数も前年度と比べて10.3%減で53万4,000台と市場占有率が減少しています。
ノートやセレナなどは順調に販売台数を伸ばしているのですが、今回の3車種を含めて長い間フルモデルチェンジを行っていない車が数多く存在しているのはご存知でしょうか。
これは日本国内の優先順位が下がってしまったことで新型車の開発や現行車の改良が停滞し、次々と終了となった可能性が考えられます。また生産終了した背景には、国内市場において再度生産能力や商品ラインナップ効率化を図る目的もあるでしょう。
取り扱い車種の入れ替え
もう一つの理由として日産側が国内で取り扱う車種を切り替えるため、現行車種を終了したことが背景にあります。
日産は既に「ジューク」「キューブ」「ティアナ」の販売を終了しました。2023年度までに現行の69車種から55車種以下にすることを発表しているため、さらなる生産終了が考えられるでしょう。
また12車種の新型車を取り入れることも合わせて発表しているので、今後日産では国内市場への新しい挑戦が始まることとなります。2019年に行われた東京モーターショーではSUVの「アリアコンセプト」と軽自動車の「IMk」を発表し2021年に発売予定です。
日産が決断したリストラ車種とは?
コンパクトSUVの「ジューク」、角に丸みがあり可愛らしい雰囲気の「キューブ」、広い室内が魅力的な「ティアナ」は2019年から2020年7月にかけて生産終了となりました。
日産が同時期に決断したリストラ車にはどのような特徴があるのでしょうか。ここではスペックや燃費などと合わせて紹介していきますので参考にしてください。
ジューク
ジュークはコンパクトカーでありながら、SUVの力強さや安定感を兼ねそろえたモデルです。個性的で大胆な構成デザインのため、発売当時は反響を呼びました。ジュークには2WDに3種類、4WDは2種類と計5種類のグレードがあります。
2019年9月にフルモデルチェンジが行われましたが、海外のみ販売が行われているモデルです。
15RX V Selection |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4135mm×1765mm×1565mm |
燃費(JC08モード) |
18.0km/L |
駆動方式 |
2WD |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 直列4気筒 |
最高出力 |
84kW/114PS |
総排気量 |
1498cc |
(参考: 『ジューク(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
キューブ
2018年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞したキューブは、その名の通りフォルムが可愛らしく「和」をイメージしたデザインのため女性や若者などに親しまれてきました。
11色のボディカラーと7色のシートデザインから選ぶことができ、自分好みの一台をカスタマイズが可能です。またインテリアはジャグジーをイメージした室内を採用し、前席よりも後席のヒッポポイントを高く設定することで開放感も高めた仕様となっています。
15X V Selection |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
3890mm×1695mm×1650mm |
燃費(JC08モード) |
19.0km/L |
駆動方式 |
2WD |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 水冷直列4気筒 |
最高出力 |
82kW/111PS |
総排気量 |
1498cc |
(参考: 『キューブ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ティアナ
ティアナはモダンなデザインと存在感をアピールするフロントグリルが特徴的で、50代や60代以上の方に人気のあるプレミアムセダンです。
世界初の「コネクトブッシュ」を採用し、2種類のブッシュに別の役割を持たせることによって、操縦の安定性を図るとともに乗り心地の良さを追求したモデルです。
XVナビAVMパッケージ |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4880mm×1830mm×1470mm |
燃費(JC08モード) |
14.4km/L |
駆動方式 |
2WD |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 直列4気筒 |
最高出力 |
127kW/173PS |
総排気量 |
2488cc |
(参考: 『キューブ(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産がリストラした車の後継車とは?
日産がリストラした車の中には人気や歴史のあるモデルが存在していました。しかし国内での販売台数が減少したことにより、設計上の問題や販売台数が少ない車種が生産終了に追い込まれたことが考えられます。
ここでは「ジューク」「キューブ」「ティアナ」の後継車とされている「キックス」「ノート」「スカイライン」についてまとめましたので、参考にしてください。
キックス
キックスは2020年グッドデザイン賞を受賞しており、ボディのカラーバリエーションが豊富な他、インテリアにはイメージカラーのオレンジとダークブルーを採用しています。
性能面では「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」や「e-POWERシステム」を搭載し、ドライバーが快適かつスムーズに操作が行えるようにしました。ジュークの後継車と言われているキックスは全長が若干大きいものの、他のサイズは同等です。
X |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4290mm×1760mm×1610mm |
燃費(WLTCモード) |
21.6km/L |
駆動方式 |
2WD(前輪駆動) |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 水冷直列3気筒 |
最高出力 |
60kW/82PS |
総排気量 |
1198cc |
新車価格 |
275万9,900円 |
(参考: 『キックス(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
ノート
キューブの後継車と言われているノートは新世代の電動パワートレインと呼ばれ「ガソリンで発電し100%電動モーターで走る」という特徴があります。またモーター出力とトルクの向上により力強い走りを体感すること可能です。
室内環境ではラゲッジスペースにたくさんの荷物を積めるよう設計し、スーツケースは最大4つまで積めます。ラゲッジランプも搭載されているので、暗闇の中でも荷物が積める点は便利だと言えるでしょう。
X |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4045mm×1695mm×1520mm |
燃費(WLTCモード) |
28.4km/L |
駆動方式 |
2WD(前輪駆動) |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 水冷直列3気筒 |
最高出力 |
60kW/82PS |
総排気量 |
1198cc |
新車価格 |
218万6,800円 |
(参考: 『ノート(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
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※価格は支払総額
スカイライン
スカイラインは1957年に誕生し60年以上の歴史を誇り、日本人にとって長い時間愛され続けているセダンです。ボディカラーは落ち着いた6色を基調とし、モデルによってインパネやシートバリエーションが異なります。
高速道路ではナビ連動ルート走行と同一車線でのハンズオフ機能「プロパイロット2.0」を世界で初めて搭載しました。
GT TypeP(V6 TURBO) |
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ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4810mm×1820mm×1440mm |
燃費(WLTCモード) |
10.0km/L |
駆動方式 |
2WD(後輪駆動) |
乗車定員 |
5名 |
エンジン |
DOHC 筒内直接燃料噴射V型6気筒 |
最高出力 |
224kW/304PS |
総排気量 |
2997cc |
新車価格 |
468万2,700円 |
(参考: 『スカイライン(日産)の中古車一覧|新車・中古車の【ネクステージ】』)
日産のリストラ車種はネクステージで買える!
ここまで日産の生産終了となった車種について紹介しましたが、希望の車種は新車購入が出来ないため中古車販売店で買い求める必要があります。
ネクステージは豊富な品揃えの他、専門知識を持つスタッフが多数在籍しておりますので、お客様の要望をもとにご希望の中古車を提供いたします。
高品質なサービスを受けられる
ネクステージは車の種類別にハイレベルなスタッフを配置しており、圧倒的な車の台数を誇っていることをご存知でしょうか。中古車を販売するにあたり、徹底した調査を元に人気モデルを仕入れているので欲しい一台が見つかります。
また新車と違い、中古車を購入することに不安を感じるお客様もいらっしゃるでしょう。そのためお客様が中古車選びで疑問や不安を感じることがないよう、クオリティの高いサービスが受けられるよう日々取り組んでいます。
購入後も安心の保証付き
ネクステージの他、SUVLAND・UNIVERSEで販売している国産車(3ヶ月または3,000km)輸入車(1ヶ月/走行距離無制限)が購入後も受けられるサービス「無料保証」が付いてくるので安心です。
無料保証だけでは物足りないという方向けにメンテナンスパック付きの「有料保証」や、長く車を愛用したい方向けの「10年保証」など取り揃えているため、万が一に備え購入後の安心材料となるでしょう。
日産のリストラ車種の中古車相場
ここまで日産のリストラ車種や後継車について紹介してきましたが、「ジューク」「キューブ」「ティアナ」は、どのくらいの価格で中古車市場へ出回っているのでしょうか。
ここではそれぞれの価格帯や特徴などについて紹介しますので、購入の際の判断材料にしてください。
ジュークの場合
クーペ×SUVクロスオーバーのコンセプトと見た目のスポーティさと想像以上の走行性能を持ち合わせているため、熱心なファンが存在していたほどでした。
ジュークの中古車相場は約60万~100万円程度で、年式は2011年~2017年のタイプが取り揃えてあります。比較的お求めやすく走行距離も3万km前後と短いものが多いため、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
(2021年3月時点の情報です)
キューブの場合
車内スペースを重視したキューブは前後の動きで操作可能な「電制シフト」やメーターとナビゲーションを一体化させた「統合型インターフェースディスプレイ」を搭載し、美しさや機能性を持たせました。
キューブの中古車相場は約30万~60万円程度で、年式は2010年~2014年のタイプが取り揃えてあります。走行距離は3万km~5万km前後のものが多く、お求めやすい価格帯です。
(2021年3月時点の情報です)
ティアナの場合
ティアナは2003年に「上品で居心地の良さを体感できる」をコンセプトとして販売された高級セダンです。
快適装備は「パワーオットマン付き助手席パワーシート」や「前席エアコンディションシート」など人間工学に基づいた設計となっているため、心地よさを体感できるでしょう。ティアナの中古車相場は約120万円で、駆動方式は2WD(FF)モデルのみとなっております。
(2021年3月時点の情報です)
まとめ
日産のリストラ車は同時期に販売終了となったことから、現在は新車で購入することはできません。また今後も車種を廃止すると発表している以上、現行モデルは減少していくことが考えられます。
しかし中古車であれば、生産終了の車種も購入することが可能ですので、選択肢の一つとして覚えておきましょう。ネクステージは車種別専門店の他、熟練のスタッフもおりますので不明点などあれば気軽にお問い合わせください。